小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
やっと読むことができたこの作品。
読む前から決めていたことは、静寂の中で一人で読むということ。
すっかり春になってしまったけれど、寒い雪の日だったら尚、良かったなと思う。
散文詩のような短い文章に加えて写真もあるので、文章のボリュームは少ない。それなのに読者に色々なことを考えさせ、想像させる力はすごい。
感覚的に受け止めたものを言葉にするのがとても難しくて、なかなか感想を書く手が進まないので困ってしまうけれど…
今、感じているのは、「白」が決して無色ではないのだということ。「白」という色が持つ圧倒的な力を感じて、それに包まれている気分になっている。 -
Posted by ブクログ
素晴らしいファンタジー小説というのは、必ず現実世界の写し鏡であると言う
そう言ったのは十四世紀の馬泥棒ヒマーワリ・メーロンだが、まったくその通りだと思う
「求めるのは平和ではなく、勝利であろう」
作中、平和のために力を貸してほしいと請う者に返された言葉です
ガーンと来た
グゥワワワーンと来た
現実のこの世界で平和のためという大義を持って戦争を始めた人たちに今一度問いたい
まぁ、問うたところでなんの悪びれることもなく、響くこともないのだろうとも思うが
そしてもうなんかもうやっぱそう来るかー!というベタ展開、かつ人が死に過ぎだよぅ
もう!
そして第4巻は作者のリフレッシュ期間のために -
Posted by ブクログ
本作は国際霊柩送還士エアハースの人々、海外で亡くなった人、または日本で亡くなった外国人とその遺族について書いてある。
まず、エアハースで働く人たちに敬意を払いたい。今までにここまで人に対し、真摯に向き合って考え抜いて仕事をしている人たちの話を聞いたことがなく、自分の仕事への向き合い方に少し恥ずかしい気持ちになった。
私は長く海外に住んでいて、外国のお葬式などにも参加経験があり、それぞれの国や家族によって故人を弔う方法や気持ちは違うんだと言うことを認識してから日本の葬儀などに疑問を持っていた。お葬式って本当にいるの?日本にはお葬式の後に初七日、49日法要、1周忌、3周忌などなど、故人を弔う期間が -
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私の知りたいのは お静はどうなって死んだのか?
ちゃんと看取れたのか?
ということです。
うぽっぽ終活指南を先読むと もうお静は死んでいる。
最新刊の 迷い蝶 を読み
うぽっぽも ただの捨て子ではなかったのか!
うぽっぽの母親はどうなったのか?
産まれた妹は お静なのか?
自分とお静は兄弟なのか?
といろんな疑問が出てきて
起こる事件も大物が絡む
ただ この本の終わりにも お静は生きている。
仏壇に入る前の話しが知りたいんだけどね。
作者様 こんなに長いシリーズ読んでるんだから
落とし前は きちっとやってもらわなきゃいけませんよ。ほんとにもう! -
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ワシントン・ポーシリーズ5作目 上巻
押花を添えた謎めいた殺人予告、監視体制下の毒殺、連続殺人事件の捜査をするはずが、ポー馴染みの病理医エステル・ドイルが殺人容疑で逮捕され…。
片や捜査の目をかいくぐる連続毒殺事件、片や密室殺人の並行する2つの事件を追って奔走するポー。ストーリーが気になるのはもちろん、仕事とはいえ2つの事件を股に掛け、フル回転すぎるポーの働きぶりに倒れやしないかと勝手に心配になる私(謎目線)
思うように操作が進まず苦悩するポーと変わらず支えてくれるティリー、そしてカムバックしたボス フリン。シリーズが進み登場人物も増えて、事件も最難解で残虐だけどこの3人の会話は互いに『わか -
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全部の話が面白くて、温かくて、みんなに勧めたい本になりました。本当に選べなくて、下記6つのストーリーの中の5つが好きでした。
ミント邸みたいなひっそりとしたところにぜひ行きたい!!まあぶるみたいな喫茶にも行きたい!とカフェ欲が高まります笑
仕事に疲弊する私のもとに届いた、
高校時代の親友からの15年ぶりのメッセージ。
思い出のルノアールで、ウィンナーコーヒーを飲みながら作るのは、
大谷翔平の人生設計ばりのプランニングシート?
――朱野帰子「痛い人生設計を作る、ルノアールで」
昭和初期に建てられた洋館で週末の夜だけ
イブニング・ティーが楽しめる「ミント邸」。
名物は極上のホットケーキとマダム -
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ただただ真面目に実直に、一生懸命生きている山田太郎と、人生の一時期に彼と関わった8人のお話。
面白かった。でも笑いながら読んでたら、不意打ちを食らってぐっとくる。
どの章も「面白いなー」「いい話だなー」でも読めるけど、8人のうちの誰かは強烈に読み手に刺さると思う、その誰かは人によって違うだろうから、読み終わった人たちと語らい合いたくなる。
一生懸命生きているのになんかうまくいかない、器用に乗りこなせない、自分ばっかり損をしている気がする、そういう人の救いになる本だと思う。
最後の一行を読み終えた後すぐ2周目行きたくなるのが水沢作品の凄いところ。
2周目読みながら答え合わせする楽しみも残されて -
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旅学(たびがく)という知らない言葉がタイトルに
使われている本書を新聞の広告欄で見かけた時は、理由は不明だが、筆舌し難い高揚感等の複数の気持ちが入り混じっていたことを思い出す。
本書は、CAとして知り得た旅学にまつわる40の
エピソードを6章の構成にて紹介している。
ここで、旅学の意味について、今一度触れておく。
★旅から学ぶこと
★アイデンティティの再確認
★自己肯定感を増やしつつ未来開拓力を養成
いわゆるドッグイヤーが「大量生産」されたので、
学ぶべきところや参考になる点は、数え切れない。
日頃から感謝する気持ちを持ち続けることは、
つまり、『感謝の貯金』は、心のゆとりにつながり -
Posted by ブクログ
長編小説だが、短編小説のように視点が変わり1話1話読みごたえがあり、けれどどのお話も巧妙に繋がりを持たせてあり、とても楽しめた。
自分にもいつか必ず訪れる、大切な人の死。その時自分は、何を考えるのだろう。
この小説でいろんな登場人物の想いに触れ、人との関係性や人生というものについて、大切なことを教えてもらったように思う。
いつかその時が来たら、自分は素敵なぎょらんを受け取れるほど、満足できる関係性で人生を歩んでいくことはできるだろうか。
日々の積み重ねをもっと大切に過ごしていこうと思えた作品。
町田その子さんの小説はいつも爽やかな読後感で大好き。
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