ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • デスチェアの殺人 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上巻に続いて下巻もスラスラと読めてしまう、先が気になって仕方がない内容。
    散りばめられたヒントをもとに展開を予想するも、それを大きく上回る内容をぶつけてくるもんだからとにかく楽しい。ミスリードと徐々に見えてくる、繋がってくる全体像には思わずハッとさせられる。ポーの性格というか人となりを考えると若干察せられる部分はあるものの、最後のネタバラシには鳥肌が立った。

    描写は胸糞悪いで片付けられるレベルを超えていると言っても過言ではないくらい重苦しいものになっているんだけど、それを凌駕する面白さがある。いや、この重苦しさこそこのシリーズの醍醐味なのかもしれない。

    ティリーとの友情も健在。エステルとの

    0
    2026年06月19日
  • ミカエルの鼓動

    Posted by ブクログ

    壮大な医療ストーリー。医者がここまで葛藤しながら生きているのか、本当のことはわからないけれど、この本に出てくる2人の意医師は本当に素晴らしい。中盤から後半の、心が震えるような、泣きたくなるのを我慢するような、西條の心の機微は見応えがあった。
    これを描ける柚月裕子が最高すぎる!

    0
    2026年06月19日
  • 月夜行路

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    主人公夫婦は会話が足りないですね。
    あんなメッセージ見たら私でも家出する。
    元彼を探すの?なんて思ったけど、結果的には真相がわかって良かった。
    我慢してないでいろいろワガママ言うのも時には必要なのかな。

    0
    2026年06月19日
  • ロリータ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    『ロリータ』って名前はとっても有名だし、
    「ロリコン」、正式には「ロリータ・コンプレックス」という言葉が、この作品をもとに後から生み出された事はなんとなく知っていました。

    でも文学として、どういう内容の作品なのかは全く知らず。

    ロリータ・コンプレックスという言葉が、この作品をもとに生まれてきているというからには、おじさんが幼女を性的対象として見る話なんだろうなぁ、とは思っていました。

    でもどうしてそんな気持ち悪いし、許しがたい設定の話が、世界文学として成り立つのか?
    背表紙には「世界文学の最高傑作」とまであるぞ?と、もう気になりすぎて気になりすぎて、先へ先へと読んでいたら、約550ページ

    0
    2026年06月19日
  • デスチェアの殺人 上

    Posted by ブクログ

    この手の構成はどこかで読んだことがあって比較的好きなタイプだったんだけど、海外ドラマライクなワシントンポーシリーズとの親和性は凄まじい。

    解説でも言及されているとおり、各章の最後で”ほのめかし“を入れることでとにかく続きを読みたいという気分にさせる。

    章1つ1つの内容は短めになっていて、捜査の時間軸とカウンセリングの時間軸を行ったり来たりするんだけど、捜査の内容をカウンセリングパートで整理してくれるおかげで誇張抜きにスラスラ読める。そして何より読み進めるのが楽しい。本当によくできている。

    冒頭ですぐにポーとエステルが婚約していてにっこりした人は少なくないだろうな。

    0
    2026年06月19日
  • ヨモツイクサ

    Posted by ブクログ

    物凄いエンタメ。モンスターパニックが基本だが、ミステリーとホラー、そこに作者得意の医療を絡め、説得力があるSF、激しいラストバトルのアクションパート、そして作品を締め括る展開と、完成度の高い一大エンタメ大作が出来上がってる。グロ描写もふんだんにあり、人が死ぬショックが大きい部分も多く、誰でもが受け付ける内容ではないかもしれないが、ただでは終わらせない意気込みも感じるし、久しぶりの知念実希人作は大満足でした。

    0
    2026年06月19日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    誰も入る隙のない2人で完結された空間に感無量。
    変えられない運命を嘆きながらも、やはり間歩から離れずに、男たちを最期まで支えたウメは、銀堀にはなれずとも確かに喜兵衛の手子だったと思う。
    胸が引き裂かれそうな闇の中でも、"おなご"として、母として、ひたむきに強く生き抜いたウメは
    とても美しく輝いていました。

    0
    2026年06月19日
  • 名前探しの放課後(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    号泣しました。なんでこんなに泣いてんだ、前が見えねぇ、って思いながら後半はずっとうるうるしてた。全てを覆された衝撃とあすなを助けたいって思う気持ちの強さに胸打たれたのかも、しれない。

    0
    2026年06月19日
  • 思い出の修理工場

    Posted by ブクログ

    ピピを軸に、登場人物それぞれの立場や感情が丁寧に描かれていて、児童向けの読みやすさがありつつもテーマはしっかり重たい作品だった。モノの修理を通して「思い出」と向き合う視点が一貫していて、読んでいるあいだずっと問いかけが続く感覚がある。現代的な小道具や社会の空気感の描写も効いていて、ファンタジー要素との混ざり方がうまい。やさしい語り口の中に痛みや葛藤もきちんと入っていて、読後は前向きさと余韻の両方が残る。わかりやすい構成なのに単純化しすぎず、仕事・記憶・つながりを考えさせられる一冊だった。

    0
    2026年06月19日
  • リバース

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まじかまじかまじかまじか!!!!!!!星100つけたいくらいものすごく面白い小説だった!!!
    最後の最後まで犯人は予想できなかったし、あの終わり方でも納得するくらいの途中展開だったけどそうきたかーー!きつー!
    コーヒーを淹れる、飲む描写が凝っていて、自分はただ美味しそうだな〜飲みたくなるな〜と思っていたけどまさか、コーヒーが最後繋がるなんて思ってもなかったよ(⁠●⁠_⁠_⁠●⁠)

    古川も深瀬も、広沢に特別な友人だと思われていたという部分に、すごく胸がしめつけられたのに…(⁠〒⁠﹏⁠〒⁠)

    深瀬はこれからどうするんだろう!?
    個人的には、関係が修復された美穂子には、伝えられないんじゃないかと

    0
    2026年06月19日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初から引き込まれる話だった。

    辛いシーンが多く、
    読むのが苦しくなる箇所もあったが
    かおりの望む方へ、
    明るい希望がもてる方へ終わった事で
    読み終えて良かったーーと
    安堵しました。

    辛い過去を引きずりながらも
    縁する人に恵まれて
    力強く生きていくかおりに
    共感ももてた。

    熟柿という言葉が
    この物語の掉尾を飾るに相応しい
    ラストだった。

    0
    2026年06月19日
  • カフェーの帰り道

    Posted by ブクログ

    大正、昭和のカフェーの女給たちの物語。それぞれに悩みはある中で強くたくましく生きる姿が印象的。戦時にもかかる時代のため、辛い出来事もあるけども、前に進む彼女たちの姿に胸を打たれる。
    人と人が支え合って生きてきた時代、マスターやご近所さんなどつながりが感じられた。

    0
    2026年06月19日
  • 傲慢と善良

    Posted by ブクログ

    傲慢さと対比しての善良さ。結婚に向けての対比される心のあり方。いずれも結婚には遠い存在。失踪事件でそのまま行くかと思えば、第二章で予想外の「転」回。構成の妙。刮目した。

    0
    2026年06月19日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さきがけの正体が徐々に明かされ、月が2つになり、天吾の世界と青豆の世界が段々重なっていく過程が面白かった。また、青豆の友達のあゆみが意外と役に立つ登場人物で良い。ギリヤーク人の情報が物語でどのような役割を果たすのかも気になる。
    おばあさんの所に来た女の子は大丈夫なのかな…?3を読むのが楽しみ

    0
    2026年06月19日
  • すべてが円くなるように

    Posted by ブクログ

    真珠にまつわる短編集。読みやすい。
    作者は色んな世界が身近な環境に長くいるのだろう。旅行すら国内に限定してしまう私には眩しく感じた。
    最後だけ宣伝的だったけど、確かにパールのネックレス欲しくなったから、効果あり。

    0
    2026年06月19日
  • 吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日

    Posted by ブクログ

    本当は星を付けることさえおこがましい。
    吉原を花魁として生き抜くという過酷な戦いにあるさなかにいた人が文字という武器を持っていてくれたことに感謝することしか出来ない。それを読む術を現代に生きる我々が当たり前にそなえていることも。あと表紙が好きすぎる。こうの史代さんの描く着物の女性ってちょっと竹久夢二感ありますよね。

    0
    2026年06月19日
  • ファイア・ドーム 下

    Posted by ブクログ

    最後、2人の関係だったり数年後の子供たちの様子を書き切らず含みを持たせて終わることで、読者それぞれで想像が膨らませることができるようになっていて良かった。上下巻通して登場人物の立場になって色々考えてみたが、現実では考えなくていいようにこう言う不幸が起こらないことを願う。
    久しぶりに辻村深月さんのミステリー作品を読むことができて大満足。

    0
    2026年06月19日
  • ファイア・ドーム 上

    Posted by ブクログ

    被害者家族、加害者家族、関係者、新聞記者の4目線から構成される。どの人物の立場で考えてみても私もそう考えてしまうなと思った。犯人以外の人物が皆いい人なのにこういう状況を作り出す無意識の無責任な噂話が罪深い。

    0
    2026年06月19日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

    Posted by ブクログ

    本格的SFでは「三体」の次が、これだった
    いや~おもろい!すごい! 終わり方も、完璧!
    相変わらず細かいところまで、よく考察されて書かれているのには驚く
    のうえで、こいれだけの感動的な物語
    大森望氏も三体の次に読むならこれしかない!といっていたが、正に!という感じでした。

    0
    2026年06月19日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    映画見る前に絶対に原作を読みたい!と思い、急いで読み始めたけど、面白すぎてすぐに読み切ってしまった。こんな面白い作品が20年近く前の作品なんて信じられない。もっと早く読みたかった!
    物語として面白いのはもちろん、今現在の介護の状況にもリンクしていて、凄く考えさせられた。初めの方は四肢が欠けた老人の姿を想像して思わずゾッとしてしまい、流石にダメでしょ…なんて思っていたのに、読み進めるうちにだんだんとAケアの有効性や効果に気持ちが傾くのが自分でも分かって、なんともいえない気持ちに襲われた。
    漆原医師の人間性についても凄く興味深くて自分なりに色々考えさせられた。確かに思うところは沢山あるけれど、漆原

    0
    2026年06月19日