小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ物語の構造が面白い。そのお話もどう進んでいくんだろうと思うんだけど、どのお話にも入っているドラマの展開も気になる。タイトルにハッシュタグがあるのはそういう意味かと合点がいく。
ままならないキッチン、ままならない人生…五十五歳の女性。夫は退職してボランティアで海外へ。子どもたち二人は独立。寂しさと人生の苦みを感じた。最後は「理想」の冷蔵庫ではなく、自分の欲しい冷蔵庫を買おうと新宿に向かう。読後感「前向き」
半殺し…社会人五年目。恵比寿で彼氏と同棲。何かにつけて彼女のすることなすことに難癖。同棲時に持ち込んだ「テレビ」にも難癖。最後は「自分の人生の計画を立てよう」と踏ん切りをつける。読後感「さ -
Posted by ブクログ
ネタバレ辻村深月の本が好きで、ずっと追いかけています。
時に青く、時に明るく、そしてどこか仄暗い物語が大好き。
そして、この本、ファイア・ドーム、初めは文庫になったら読もうかな位の気持ちでしたが、大好きな「火車」に並ぶ名作との感想を見ていてもたってもいられず購入した。
凄かった。圧巻の人間ドラマ。細かい伏線が回収される気持ちよさだけではなく、ラストまでどういう結末になるのかが分からない展開にひたすら読み進めてしまった。
上巻では、25年前の誘拐殺人事件とひき逃げ事件2つの事件の噂が25年経った今でも人を傷つけている様を描き、さらに新たに発生した失踪事件でも無遠慮で無神経な噂がいかに人を傷つけているか -
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ネタバレ何か劇的なドラマがある訳では無い。振り返ってみればやっていたことはひたすら歩いていただけ。それでも、読んだ後に確かに残る充実感があった。まさに青春小説といって間違いない。
歩行祭なんて行事は無かったのに、まるで自分が経験したかのように懐かしい気持ちになった。戻れないあの頃の幼さを思い出して、切なくもなった。温度感が凄くいい作品。
「だけどさ、雑音だって、おまえを作ってるんだよ。雑音はうるさいけど、やっぱ聞いておかなきゃなんない時だってあるんだよ。」
「前に進むということすら苦痛になり、表情を繕うことすらできなくなる。」
「始まってみればあっというまで、心に残るのは記憶の上澄みだけ。終わって -
Posted by ブクログ
子が、自身の置かれた環境に、状況に、そしてその背景に。幾つかの違和感を覚え、間違い探しに勤しむしかないのならば、それは、子よりも大きな存在の仕業である。そして、ようやく問題を見つけ出す事ができた子が、取り得る選択肢はたったの一つ。乏しい力を持って、精一杯の反抗を見せるのみ。ましてや、同じ場に居た同士の中で、その子、たった一人しか気付いていないならば、なおさらだった。
ジニは、革命家の卵であると自身を位置付けた。そうするしか、自身を、友人を、大切に思う彼を、守る方法はなかったから。避けられるから頑張ろう、なんて言うのは机上論で、避けられないから我慢しよう、なんて言うのは身勝手。世の中そんなもん。
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