ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 余命一週間の探偵として

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    面白かったー!一気読み。
    ホリージャクソン本当に裏切らない。
    「殺された」探偵が、自分を殴り殺した犯人を探すミステリー。

    犯人はわかりやすかった(と思う)が、
    そこに至るまでの過程と、ミステリーとは思えない切ないラストがよかった。

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    2026年07月17日
  • 命の砦

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    私は介護施設の現場に当時いて、何が正解かわからない中、利用者の命を守るためにどういう判断をすべきなのか、本当に困ったこと思い返された。
    それは病院においても同じで、いや、さらに厳しい状況にあったことを本書で目の当たりにし、改めての衝撃と、ただ戦い続けた人たちの思いやぶつかり、娘の言葉など、たくさん刺さるものがあった。
    後世に残して欲しい本である。

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    2026年07月17日
  • 墓じまいラプソディ

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    「一本につき20円」
    「安すぎて請け負えず」
    くっ、足元見やがって!
    「じゃぁ40円」
    「その奮発、心躍る!5分後に置き配」
    ふたりのやり取りが面白すぎてちょっとダメだわー関係性が愛らしすぎて足踏みしたわ(´・∀・`)女って異常なほど金に気遣う場合あるから、ここまでしっかり決めちゃうのは逆にアリ。
    夫婦別姓、寺や住職の事情、墓じまいや時代の流れ。色んな人物の視点から様々なトピックが描かれています。小説を通して楽しみながら本当によく勉強になる一冊でした。
    古いや新しいが、イイとかワルイとか、なんでも安易に語れるものじゃないですね。
    やはり、諸行無常です!色即是空という言葉も素晴らしいですね。

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    2026年07月17日
  • 俺ではない炎上

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    さすが浅倉秋成
    やられた!
    真実を知った上で2週目を読むと、たしかにいたるところに伏線が張られていることに気付く
    この巧みな書き方が浅倉秋成の真骨頂だなと思った

    どんでん返しだけではなく、上手な比喩で情景や心理がイメージしやすかったり、スピード感のある文章でスラスラ読めたりするのも高評価

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    2026年07月17日
  • すみれ荘ファミリア

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    平和そうな話も、凪良ゆうの手にかかると不穏でとんでもない話になってしまう…ドロドロといっても過言ではない。

    自転車で跳ねてしまった相手が作家で手が痛くて仕事できないという。下宿を営んでいるので、空き部屋に入ってもらい、文字を口述筆記することになった。轢かれた人は芥一二三。和久井の離婚して別々に住んでいる弟のような気がする。

    美寿々はPMSがひどい。夜ご飯がいるのは芥だけだったので、居酒屋に行く。

    妻が亡くなった後、妻の両親は娘を連れ去った。隼人はテレビ番組の制作会社に勤務している。

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    2026年07月17日
  • 砂の女(新潮文庫)

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    突然、生活の全てを砂の箱庭に押し込まれるような話。
    不条理がもたらす不自由さは、私達の生活を狭めているのではなく、規定しているだけなのではないか。読み手の価値観にもよると思うが、僕はこれも一つの幸福なのかもと思った。
    文体も魅力的。砂のモザイクの中から少しずつ情景が浮かび上がるような体験はこの文体あってこそだと思う。この文体に見惚れて以来、安部公房作品を読み漁っている。

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    2026年07月17日
  • 傲慢と善良

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    一気に読み終えてしまった
    私は婚活をしている訳ではないのだけど、真実の状況に近い空気を感じることがあって、共感してしまった
    アラサーになるのに親からは子供の時から変わらず何もできないと思われていて、だけど結婚だけは急かされる感じ。


    善良であるがゆえに自分を見失い、自分の生き方が分からなくなる。
    けれど、傲慢さは残ってるゆえに、生き方に不満がある。
    だけど自分の生き方が分からないから行動もできない。

    ちょっとくらい善良さは失ってもいいから、自分の人生を自分自身で決めて生きるよう思った

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    2026年07月17日
  • 婿どの相逢席

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    ネタバレ

    恋仲のお千瀬の家に逆玉で婿入した鈴之助は、若旦那として入ったはずの逢見屋で、世間とは真逆の女将が取り仕切る家で暇人になってしまう。女が家を取り仕切る厳しい家訓の中で絡まり合った家族の仲を、少しずつ解いていく話。
    頑なだった大女将、女将、義父、義妹たちとその関係者たちの関係がふわりと解けていくのはとても心が温まる。

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    2026年07月17日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    プロローグでこの作品は絶対好きだと確信した。

    死刑執行の日から始まる物語。便箋で桜の花びらを届けた人は誰か、刑務官は悲しい表情をしているのは何故か、幸乃はどんな罪を犯したのか。

    冒頭から先が気になるポイントが多く、気付けば幸乃という女性の人生にのめり込むように読み続けてしまった。早見さんの作品をもっと読んでみたい。

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    2026年07月17日
  • 人間たちの話

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    『人間たちの話』が1番好き。
    水金地火木土天海冥
    「海冥、冥海」どっちだったっけ?と迷ってたのに、今度は「冥」がなくなったと言われても、「海」で止めるとなんか気持ち悪い。
    世代によって「当たり前」が違うのも面白い。
    恐竜が好きなこともあって、新しい発見によってそれまでの当たり前があっさり書き換わってしまう感覚に共感した。

    それから、ずっと心のどこかにあった感覚が自分だけではないんだと思えて、ネタバレにもなるし言葉にするのは難しいんだけど、深いところでも共感した作品だった。

    表題作以外ではこの2作が好き。

    『宇宙ラーメン重油味』
    さすがラーメン。宇宙でも人気らしい。
    面白すぎるパワーワード

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    2026年07月17日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    久しぶりに読みたくなって再読
    何度読んでも多田と行天の魅力にハマってしまう
    ふたりとも不器用で過去にトラウマを持っているけれど、敢えてそのことを否定せず、そのまま受け入れて生きている
    それが「幸福は再生する」ということなのかもしれない
    しをんさんの軽妙な筆致が愉快で、とても楽しく読むことができました

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    2026年07月17日
  • おらおらでひとりいぐも

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    ひたすら桃子さんの内面世界の描写が続く、脈略の無い物語だが、どんどん引き込まれてしまった。夫に先立たれた哀しみの果てに、聞こえてくる夫の声、見知らぬ人たちの声、たくさんの桃子さんの姿が通りすぎていく。
    人の期待に応え続ける人生を辞めて自由に生きようとする桃子さん。夫に会いたいと呟く桃子さん。期待などしていないはずの娘からの電話の声に高揚する桃子さん。地球46億年の歴史と自身の人生を重ねる桃子さん。人に触れたくて来た病院の待合室で自己嫌悪になる桃子さん。どんなに足が痛んでも夫の墓まで歩き続ける桃子さん。全部の桃子さんが矛盾なくありのままの桃子さんなんだと思う。一人きりで生き続けていくということは

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    2026年07月17日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

    教育虐待を受けた末に、母親を殺害してしまった娘の話。
    壮絶な人生で、最終的には殺害してしまったものの、逆によくここまで耐えてきたなと思った。
    読む前は大学受験の期間だけ強要されたのかとかしんどかったら家出すれば良いのにとか思っていたが、興信所まで使って連れ戻されるとは衝撃的だった。小学生の頃から辛い思いをし、ようやく大学生になれて普通の母娘として過ごせたと思ったのに、助産師にならない娘なんて家族じゃないと言われたらそりゃ誰だって傷つく。最後の引き金を引いたのは母親だ。これまで育ってきたエピソードを読んでいても娘のことを自身のステータスの一種としてしか見ていなかったのではないかと感じる。
    彼女は

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    2026年07月17日
  • 灯をともす言葉

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    #灯をともす言葉
    #花森安治
    #河出文庫
    #読書記録

    暮らしの手帖の創刊者が語る言葉。
    反戦本です。
    とても良いと思いました。
    やはり戦争を知っている方々が語る言葉に耳を傾け
    同じ過ちを繰り返さない方にしないと。
    大事にすべきは経済成長ではなく
    庶民の日々の暮らし。
    ささいな喜びや美しさを
    心に留めて丁寧に暮らしたい。

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    2026年07月17日
  • 怪蒐

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    物語の最後の10数ページの展開が想像してたのと違っていて「おーっ」て言いそうになった。
    怖いだけでなく話しとして引き込まれていく感じがして面白かった。

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    2026年07月17日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    数年前に買ってたこの作品を、今更ながらに読みました。犯人はあれかこれかと考えながら進めてましたが、最後で期待を裏切られた…そうきたか〜って感じ。
    人によっては犯人の動機が薄いって思う方もいるかもしれませんが、これもまた人間味があって良いなって思いました。
    人ですからね、なんでも出来るし何をするか分からない恐ろしい生き物ですからね…

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    2026年07月17日
  • マンダラチャート

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    ネタバレ

    いや~驚きました。読後 首のところがぞくぞくした。『あきらめたら 試合終了ですよ』って安西先生の言葉がそのあと浮かぶ。あー。とっても面白かった。ちなみに 主人公の年齢とほぼ一緒です(笑)

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    2026年07月17日
  • 六人部屋の十三年間

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    面白かった。入院するような病気や怪我をしないにこした事はないけれど、もし今後入院することがあれば、本書を携えて入院したいと思った。病院で二人部屋が意外と地獄なのは、経験者でないと分からないことだと感じた。私は大学時代に学生寮に下宿していたのだが、健康な若者時代であっても二人部屋は今でも軽くトラウマが残る。そもそも、密な集団生活が私には向いていなかったのかもしれないが。

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    2026年07月17日
  • 地上の楽園

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    ネタバレ

    思っていたよりずっとずっと地獄だった。
    衝撃的な内容に星5ではあるのだけど、万人にはお勧めできない。
    今年読んだ本の中で一番辛い内容だった。

    自分は世代ではないので詳しくはないが、テレビで金日生生誕80年記念の万景峰号のニュースを見た覚えがあり、その船乗せられた物資が現地の人の少しの助けになったのだろうか…… と思いを馳せた。
    その後、航行は無くなってしまい、困った人もたくさんいただろうと思うと胸が痛い。

    今、北朝鮮の地方の貧困層はどんな暮らしをしているのか、知る術があまりに限られている。

    作中の勇太は脱北して生き延びることができたが、北朝鮮ではあのあとソ連が解体し、支援が止まったり、大

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    2026年07月17日
  • たゆたえども沈まず

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    ゴッホ展に行く前に、
    繋がりのある小説に浸っていようと読み始めた
    (読み切ることは少し間に合わなかった‥!)

    「たゆたう」

    音と意味することがぴったりに思えて、
    タイトルが心地よく残る

    なんとなく少し身構えてこの小説を手に取り、
    フィクションではないかのように読み終えた

    実際に絵を観ながらも、物語からのイメージがつながったりとより一層楽しかったかも

    見る人の連想に任せて
    伝えたいことを乗せている、

    「木の根」

    直接的ではなくても、
    少しずつ深く響きながら、含まれた想いを乗せて静かに届くって本当にあるように思う

    はかなくとも
    共鳴するような心で見る人に届く

    ひとの胸を打つってす

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    2026年07月17日