小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
始めはストーリーの進みがゆっくりと感じた。
ヒントになりそうな状況などを丁寧に描いてくれているからだろう。
ミステリーを読む際は、自分でも推理をしながら読み進めるようにしているが、今回ばかりは見当すらつけられなかった。
真相には、「この発想はなかった!」と口にするほど驚いた。医療✕ミステリー、恐るべし。
進めば進むほどストーリーに引き込まれるので、後半は次々とページが進んだ。
生まれてくる子供に罪はない。
でも親も人間で、感情がある。
登場人物達の気持ちに説得力があり、どの言い分も感情も、私の脳を揺さぶり胸を締め付ける。
ふと伊坂幸太郎著の「重力ピエロ」に登場する泉水や春、その父母を思い出 -
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2023年本屋大賞2位の作品。本著者は初読みです。
スパイ×音楽と異色の組み合わせ、JASRACとヤマハの著作物使用料徴収を巡る実話を元にしたフィクション作品とのことで、興味津々で思わず手に取ってしまいました。
主人公の橘は、勤務先の全日本音楽著作権連盟の上司から、音楽教室の潜入捜査を命じられるところから物語はスタート。潜入の目的は著作権法の演奏権侵害の証拠を掴むこと。
少年時代にとある事件をきっかけに習っていたチェロから遠ざかっていた橘は、嫌々ながらも任務のためチェロ講師、浅葉のもとに通い始める‥
序盤からかなり面白い。
橘と浅葉の師弟や、チェロ仲間との関係は、橘の過去のトラウマや他 -
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面白かった!一作目の期待値そのままに二作目。こういう続編って一作目を超えるの難しいと思うけど、これは面白かった。前作はほぼ取調室の個室、今回は法廷に場所が変わる。それも時系列に沿っていて現実味というか、自然な流れと受け止めて物語の世界へ入り込むことができた。
読書体験の面白さは現実では考えては行けないことを自由に考えても良いことだと思う。なので、凶悪犯「スズキタゴサクにまた会える」期待してしまうのも良しとする。私が彼の変な魅力にやられているのか。それとも私が変態なのか。彼がどんな扱いを作内で受けても許してしまうのは、私の中の残忍性が出そうで怖かった。
所々の文章もさすが!裁判長の「そちらへ -
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中編二編
「かわいそうだね?」
自分の彼氏が元カノを家に居候させる話
アメリカ育ちの隆大はリベラル的で、困ってる人は助けてあげなけれはいけないという考えから元カノ、アキヨを居候させるという
主人公樹里恵は抵抗しつつも結局受け入れてしまうーー
どうなる?話なんだろうと思いながら読むと、主人公は自分の思う道に進む方を自分の意思をもって選んでた
樹里恵は、かわいそうだから助けてあげると、うそぶいてたときの胡散臭い自分より、損得の計算せずに本心をぶつける自分のほうが、よほど好きだと言ってて、その行動力は痛快だった。これから泣いたり後悔したりするかもしれないけどそれは今じゃないとニコチン一服。自分 -
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基本的に「エッセイ」というものは、高評価になりがちだよね
なぜかと言うと、そもそも「エッセイ」というものを手に取るのは大好きな作家さんであることが多いからだ
大好きな作家さんの考えてることは大好きだから大好きな作家さんなのであり、即ち「エッセイ」も面白い
超面白い
と思ってあらためて自分の本棚を振り返ってみたら、そうでもなかった
うんこれぞ「THE思い込み」
いやでも小川哲さんのエッセイは超面白かった
なぜ超面白かったのかをちょっと考えてみた
考えた結果は「すこぶる塩梅がいいから」
塩加減だな
ご本人が述べている通りで、このエッセイは小川哲さんの「変な部分」を抽出して出来ている
だが、 -
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ネタバレ朝日奈あすかさんの本は何冊か読んだけど、その中でも上位で好きかも。
立場が似てるのもあって主人公の言動に触れる時に胸がギュッとなる感覚があった。自分も年の離れた弟がいて、可愛いのにかっこつけて優しくできなかったこともあるし、お母さんの前でしっかりしたできる自分を演じたいのも、お母さんを喜ばせたくてたくさん頑張っているのに弟には甘いように見えてしんどいのも理解できる。
真琴ちゃんは本当にいい子。だけど精神年齢が大人すぎるので、描かれてないだけで本当は何か抱えているのかもしれない。男女ともに仲良くする描写と同時に一人で本を読んでいる描写もあるし、一年程度で転校するなら家庭環境に何かあるかもしれない -
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ネタバレ1つ私の中に大きく残っているのは里佳の彼氏誠の存在だった。
終盤、誠が好きなアイドルの恵の体型変化について、自己管理ができていないと評価し、もっとストイックだと思ってたとファンを辞めようとしていた。それに対し里佳は、
「恵ちゃんが頑張らないから心が離れたんじゃないよ。単に、大勢の人が批判しているような女の子を一人で応援する勇気がないだけなんだよ」
「私にアイドルが好きだって一度も言わなかったのも、大の大人が小さな女の子に騒いでることを知られるのが、恥ずかしかったからでしょ」
と指摘していた。
これは、誠が里佳に体型について注意していたことと通じる。太っていることは恥ずかしい、ましてやそれ