ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 禁忌の子

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    始めはストーリーの進みがゆっくりと感じた。
    ヒントになりそうな状況などを丁寧に描いてくれているからだろう。
    ミステリーを読む際は、自分でも推理をしながら読み進めるようにしているが、今回ばかりは見当すらつけられなかった。
    真相には、「この発想はなかった!」と口にするほど驚いた。医療✕ミステリー、恐るべし。
    進めば進むほどストーリーに引き込まれるので、後半は次々とページが進んだ。

    生まれてくる子供に罪はない。
    でも親も人間で、感情がある。
    登場人物達の気持ちに説得力があり、どの言い分も感情も、私の脳を揺さぶり胸を締め付ける。

    ふと伊坂幸太郎著の「重力ピエロ」に登場する泉水や春、その父母を思い出

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    2026年05月29日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    とても良かった。
    語彙力がなくて言語化が難しいけど、貴彦と優美と亮は間違いなく家族だったし、みんなで過ごしていた時間はすごく尊いものだった。

    圧倒された。

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    2026年05月29日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    2023年本屋大賞2位の作品。本著者は初読みです。

    スパイ×音楽と異色の組み合わせ、JASRACとヤマハの著作物使用料徴収を巡る実話を元にしたフィクション作品とのことで、興味津々で思わず手に取ってしまいました。

    主人公の橘は、勤務先の全日本音楽著作権連盟の上司から、音楽教室の潜入捜査を命じられるところから物語はスタート。潜入の目的は著作権法の演奏権侵害の証拠を掴むこと。

    少年時代にとある事件をきっかけに習っていたチェロから遠ざかっていた橘は、嫌々ながらも任務のためチェロ講師、浅葉のもとに通い始める‥

    序盤からかなり面白い。
    橘と浅葉の師弟や、チェロ仲間との関係は、橘の過去のトラウマや他

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    2026年05月29日
  • 法廷占拠 爆弾2

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    面白かった!一作目の期待値そのままに二作目。こういう続編って一作目を超えるの難しいと思うけど、これは面白かった。前作はほぼ取調室の個室、今回は法廷に場所が変わる。それも時系列に沿っていて現実味というか、自然な流れと受け止めて物語の世界へ入り込むことができた。
    読書体験の面白さは現実では考えては行けないことを自由に考えても良いことだと思う。なので、凶悪犯「スズキタゴサクにまた会える」期待してしまうのも良しとする。私が彼の変な魅力にやられているのか。それとも私が変態なのか。彼がどんな扱いを作内で受けても許してしまうのは、私の中の残忍性が出そうで怖かった。


    所々の文章もさすが!裁判長の「そちらへ

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    2026年05月29日
  • かわいそうだね?

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    中編二編
    「かわいそうだね?」
    自分の彼氏が元カノを家に居候させる話

    アメリカ育ちの隆大はリベラル的で、困ってる人は助けてあげなけれはいけないという考えから元カノ、アキヨを居候させるという
    主人公樹里恵は抵抗しつつも結局受け入れてしまうーー

    どうなる?話なんだろうと思いながら読むと、主人公は自分の思う道に進む方を自分の意思をもって選んでた

    樹里恵は、かわいそうだから助けてあげると、うそぶいてたときの胡散臭い自分より、損得の計算せずに本心をぶつける自分のほうが、よほど好きだと言ってて、その行動力は痛快だった。これから泣いたり後悔したりするかもしれないけどそれは今じゃないとニコチン一服。自分

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    2026年05月29日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    ネタバレ

    いい意味で単純でとても読みやすかった。
    タイトルから「なぜ?」となり、読み解きやすかったです。当然、夫なわけないのですが、それでもそう信じているなにかがある、とは思っていましたが、まさか‥でした。
    この世のすべてが平等とはいえないけど、幸せを望むことは、誰にでも平等にできることだから。とてもすっと入る言葉でした。
    戸籍もなく、自分の存在を示すものがない。そんなもの、自分だったら等の昔に諦めてしまっていたと思う。願わくば、主人公が幸せであってほしいとそれだけです。

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    2026年05月29日
  • カフネ

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    うーん、良く書けていますね。

    粗筋とかを書くのは私の趣味でないけど、一気に読んでしまいました。

    最後にちょっと涙ぐんでしまいました。

    私の基準では泣ける映画と本は良い作品です。

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    2026年05月29日
  • サラバ! 上

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    エジプトの描写が五感全て感じられるとてもリアルな描写だな~と感じながら読んでいたのですが、西加奈子さん実際にエジプトで暮らしていたことがあったのですね!納得。

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    2026年05月29日
  • 妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語【単行本版】

    購入済み

    報われた気がする

    なんだか自分まで報われた気になりました、ちゃんとしたレビューにはなってないかもしれませんが、ありがとうございました。

    #泣ける

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    2026年05月29日
  • 斜め45度の処世術

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    基本的に「エッセイ」というものは、高評価になりがちだよね
    なぜかと言うと、そもそも「エッセイ」というものを手に取るのは大好きな作家さんであることが多いからだ
    大好きな作家さんの考えてることは大好きだから大好きな作家さんなのであり、即ち「エッセイ」も面白い
    超面白い

    と思ってあらためて自分の本棚を振り返ってみたら、そうでもなかった
    うんこれぞ「THE思い込み」

    いやでも小川哲さんのエッセイは超面白かった
    なぜ超面白かったのかをちょっと考えてみた

    考えた結果は「すこぶる塩梅がいいから」
    塩加減だな

    ご本人が述べている通りで、このエッセイは小川哲さんの「変な部分」を抽出して出来ている
    だが、

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    2026年05月29日
  • アナヅラさま

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    話の展開が早く、複数の視点を変えながら進んでいくのでハラハラ感が増し、あっという間に読み進めてしまいました。
    主人公たちのキャラクターが魅力的で、しっかり作り込まれていたのでシリーズ化もあるのかなと途中は思っていましたが、どうでしょうか…。
    この作品を教えてくださった方に感謝です。
    とてもおもしろかったです!

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    2026年05月29日
  • それいけ! 平安部

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    「それいけ!」「平安部!」のセリフを一緒に言いたくなるほど本の世界観に持って行かれたとこが、おすすめポイント。わたしもよく、ここにいてもあんまり存在感ないしなぁと思うことがある。この気持ちがあいかと、主人公も感じてるとお互いに打ち明ける場面がある。同じことを思っている人がいて心が軽くなった!

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    2026年05月29日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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    啓三と夏江を中心にそれぞれの感情がリアルに描かれていて興味深かった。
    ルリ子の衝撃の死から陽子を引き取るという決断までハラハラする内容が続いて気づいたら読み進めていた。啓三の「汝の敵を愛すことを一生の課題にする」という考えが面白いと思った。
    ラストの啓三の船の事故は読んでいるだけでつらくて涙が出た。若者にライフジャケットをあげた宣教師がとても印象的だった。

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    2026年05月29日
  • 氷点(上)

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    啓三と夏江を中心にそれぞれの感情がリアルに描かれていて興味深かった。
    ルリ子の衝撃の死から陽子を引き取るという決断までハラハラする内容が続いて気づいたら読み進めていた。啓三の「汝の敵を愛すことを一生の課題にする」という考えが面白いと思った。
    ラストの啓三の船の事故は読んでいるだけでつらくて涙が出た。若者にライフジャケットをあげた宣教師がとても印象的だった。

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    2026年05月29日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    面白かったー!最近小難しい本読むこと多かったけど、こういう現代の肩の凝らないものも楽しいなぁ。すごく身につまされる話だけど、そこは垣谷さん、とても軽やかでほのぼのして楽しかった。都会の希薄な人間関係に慣れた主婦が義母の遺品整理に直面して困惑するも家族や友人や隣人と付き合いを深めていく中で故人を偲んだり自分の生活や生き方を見直したり一歩踏み出したりしていく様子に元気をもらえた。独り言も会話もテンポ良く、自分の周囲にもありがちな雰囲気に思わず笑っちゃうし、人間観察や描写が上手い。次は墓じまいを読もう。

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    2026年05月29日
  • 赤と青とエスキース

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    短編小説かと思って読んでいたらすべてがつながっていたことがわかった時に鳥肌がたった。
    様々な人物を取り巻きつつ、時代を超えて描かれる物語がとても鮮やかだった。
    絵画は時がたつにつれてそのまわりの物語や価値が生まれるということが納得できる作品だった。

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    2026年05月29日
  • あの子は一番

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    ネタバレ

    朝日奈あすかさんの本は何冊か読んだけど、その中でも上位で好きかも。
    立場が似てるのもあって主人公の言動に触れる時に胸がギュッとなる感覚があった。自分も年の離れた弟がいて、可愛いのにかっこつけて優しくできなかったこともあるし、お母さんの前でしっかりしたできる自分を演じたいのも、お母さんを喜ばせたくてたくさん頑張っているのに弟には甘いように見えてしんどいのも理解できる。
    真琴ちゃんは本当にいい子。だけど精神年齢が大人すぎるので、描かれてないだけで本当は何か抱えているのかもしれない。男女ともに仲良くする描写と同時に一人で本を読んでいる描写もあるし、一年程度で転校するなら家庭環境に何かあるかもしれない

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    2026年05月29日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    ネタバレ

    1つ私の中に大きく残っているのは里佳の彼氏誠の存在だった。
    終盤、誠が好きなアイドルの恵の体型変化について、自己管理ができていないと評価し、もっとストイックだと思ってたとファンを辞めようとしていた。それに対し里佳は、

    「恵ちゃんが頑張らないから心が離れたんじゃないよ。単に、大勢の人が批判しているような女の子を一人で応援する勇気がないだけなんだよ」
    「私にアイドルが好きだって一度も言わなかったのも、大の大人が小さな女の子に騒いでることを知られるのが、恥ずかしかったからでしょ」

    と指摘していた。

    これは、誠が里佳に体型について注意していたことと通じる。太っていることは恥ずかしい、ましてやそれ

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    2026年05月29日
  • トンネルの森 1945

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    まだ9歳の少女が、我慢しなくてもいいようなことを我慢して、経験しなくてもいいようなことを経験していく姿に、悲しさと怒りが込み上げました。

    戦争がどれほど理不尽で、無意味なものか…

    角野栄子さんの実体験から生まれた物語だからこそ、戦争を二度と起こしてはいけないという思いが深く残ります。

    これから先も、何十年と読み継がれてほしい一冊です。

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    2026年05月29日
  • 月の立つ林で

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    良かった~。最後うわって声出そうになりました。繋がっていく話、人脈、未来。上手いなって思いました。新月の話も勇気貰えました。私も頑張ろうって思える、優しい寄り添うようなお話でした。

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    2026年05月29日