小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
結婚したいと思っているが、ままならない人生にもがいている桃子。
桃子は、喫茶「雨宿り」の料理人として働いている。店長の雨宮や常連客の黒田と「元カレごはん埋葬委員会」の桃子は一応会長ということで人の話を聴く側である。
いろんな悩みを抱えている人の話を聴いて、美味しいものを作り、お店のメニューに加えている。
連作短編集だが、どれも心に響いてくる。
女性の心理がよくわかっているなぁと感心するほど。
それぞれのレシピ付き。
①プロポーズ未遂の洋風茶碗蒸し
②ググれよ男のさっぱり煮
③推しに捧げたカルボナーラ
④二股男の不合格オムライス
⑤脈なしを悟った牡蠣フライ
⑥ママがいない日の塩胡椒チャーハン -
Posted by ブクログ
ネタバレ私はこの小説以上に心を振り回されるものを知らない。
徐々に詳細が明らかになっていく25年前の誘拐殺人事件と、児童誘拐事件がどう繋がって(関わって)いくのか…まさかの展開、因果関係、予想外の伏線回収があって読み手が止まらなくなってしまう。
残忍な事件が多数起こり、心が抉られるけど、その中でも人の優しさが散りばめられていて、「あぁ…さすがは辻村さんだ…」となった。
噂とはなんて無責任で残酷なものなんだろうと思う。
何よりもグロいのが、その噂を口にしている人々に当事者意識はなく、「私はその噂を本心では信じてはいなかった」という感覚と、一歩外に出たらその噂の存在すら知らない人が多数いること。
噂を単 -
Posted by ブクログ
大学生になった成瀬に会えて嬉しい。
島崎にもまた会えました。
視点を変えての六編、おもしろかった!!
実はAudibleで聞きましたが、成瀬や島崎、個性的な面々の声が耳元から聞こえてきてなかなかの臨場感。脳内イメージの登場人物の輪郭がよりくっきりした気がします。(「成瀬×Audible」相性いいかも)
そして実はこの本、聞きながら散歩してまして、一人ニヤニヤしてる怪しい人になってた。
成瀬を眺めていると何が起きるか、どんな出会いがあるのか予測がつかない。
でも、その分からないのが楽しい!
人にどう思われようと動じない、いつだって自分らしく周りに流されない成瀬が格好よくて好き。
一見ぶっき -
Posted by ブクログ
芸術に貴賤はない。だから歌う
シリーズ3作目は、テッサ・ダールの革命からさらに進んだ時代。
戯曲執筆を任された、兄・リーアンが選んだ題材、テッサ・ダールの物語。
テッサの真実を知るために、弟・アーロウと一緒に旅に出る。
テッサ・ダールの勇姿が禁忌とされてしまった世界の中で、彼ら双子が目にするもの。
長い長い歴史の中で差別に苦しむ人々。いくら文明が進んでインフラが整えられていたりしても
レーエンデ国という歴史を踏んでいきながら感じる「人種差別」。
現代でも報道が流れるたびに改めて「世界平和とはどの人種も関係なく手を取りあう」ことが難しいのだろうかと疑問に思ってくる。
「芸術に貴賤はない」
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