ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を

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    人の心を読む力を持つ医師・天久翼が、訳あり患者が集まる神酒クリニックで診療にあたる医療ミステリー。

    本格的な謎解きの緻密さを楽しむというより、全体がひとつの“仕掛け”として組み上がっていくタイプのエンタメ作品。
    個々のキャラクターや情報が無駄なく配置され、それぞれの役割が噛み合いながら、最後に一気に収束していく展開が心地いい。
    段取りよく進んでいく流れと、迷いなく核心に踏み込んでいくテンポの良さが、この作品の魅力だと感じた。

    天久翼の読心という能力は強力だが、それが物語の推進力となり、ためらいなく真実に迫っていく痛快さにつながっている。
    その一方で、浮かび上がるのは人が

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    2026年04月17日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    これは小説ではなくあくまでもあかりさんが紡いだ手紙。
    あかりさんがこれまでの人生で感じていた思いや苦しみ、葛藤が読み手の僕にもひしひしと伝わってきました。この本に評価というものをつけてしまうこと自体良いことなのかどうか、この星5はおもしろかったというあまりにこの本の重みと噛み合わない単純な感想に向けた星5ではないことだけは伝えておきたいです。

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    2026年04月17日
  • ペンギンは空を見上げる

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    著者の小説『同じ星の下に』に感動を受けたので、この本もずっと気になってました。小学生の子が目標に向き合う姿が丁寧に描かれています。意外な事実に驚きましたが、あとがきを読んで著者の想いをうかがい知ることができました。

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    2026年04月17日
  • 容疑者Xの献身

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    ネタバレ

    今まだ読んでる途中。
    流石東野圭吾さん、読みやすすぎて止まらない。

    最近いろんな本を読んでると、尚更こんなに読みやすいわかりやすいの凄すぎる気がしてきた……恐れ多いです。
    これを読んでると頭の中に福山雅治がいる。

    『思い込みはいつだって敵だ。見えるものも見えなくなってしまうからな』という湯川の言葉が良かった。

    そしてラストスパート!
    純粋な深い愛で、本当に辛かった。切なくて苦しくて。

    トリックにもびっくりしたし東野圭吾さん天才すぎる…なにこの深い純愛物語。

    靖子は全く違う3人に愛されたのだなと思った。

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    2026年04月17日
  • 美人薄命 〈新装版〉

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    何歳になっても好きな気持ちはあっていいんだなぁって感じた一冊でした。戦争時代の恋と現代の恋、違うことも多いけど好きな人に対する純粋な思いはずっと続いていくもの。どうしても忘れられない人、自分の心の中で少しだけ美化した世界にいてください。思う気持ちは自由ですよね。とても素敵なおばあちゃんと青年でした。

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    2026年04月17日
  • アフターブルー

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    納棺師、それも損壊が激しい遺体の修復を手掛けるだなんて凄いなと頭が下がる思いだった。
    自分自身は人の死とは今のところは縁遠いが、保護猫活動で猫の死に触れる機会はこれまで多くあった。遺体というのは生きて眠っている状態とは明らかに様子が違っていて、遺体というそれだけでも強烈な物悲しさを発揮し、例えよく知らない子でも涙を誘う。死因や年齢も様々で、幼く理不尽な非業の死ともなると悲しみに胸を鷲掴みにされる。簡単に慣れてしまえるものではない。激しい感情の波は心身を容易く疲弊させてしまう。
    だから長く納棺師の仕事を続けられるというのは本当に凄いことだと思う。そして死が常に傍にあるからだろうか。登場人物達はお

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    2026年04月17日
  • 影の系譜 豊臣家崩壊

    匿名

    購入済み

    豊臣秀吉が天下人となったあたりから、その晩年、また死後、大坂の陣で豊臣家が滅ぶまでを
    秀吉の実の姉ともを中心に描いた作品。

    秀吉には姉とも、弟小一郎、妹あさひ(本名は違うらしい)がいるが、
    男子ができたのはともだけだったようで、
    ともの息子は3人とも秀吉の養子となるが
    いずれも悲劇的な末路をたどることになり、その経緯が詳しく描かれていた。

    ともは秀吉の兄弟姉妹の中で一番長生きで、
    豊臣家滅亡後も93歳まで生きていたそうだけど、
    兄弟姉妹、またその家族は、本当に秀吉に翻弄されたのだなと思いました。

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    2026年04月17日
  • それでも光に手を伸ばす【電子限定特典付き】

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    TikTokの切り抜きで流れてきた言葉が印象的で思わず購入しました。

    改めて読んでみるとお守りのような、沈んだ心に柔らかく差し込む光のような言葉がたくさん散りばめられていました。

    個人的に好きなフレーズは「心に春を呼んでしまったなら、もう何も知らなかった頃の自分には戻れない。」です。

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    2026年04月17日
  • 野の春―流転の海 第九部―(新潮文庫)

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    『流転の海』全巻で毎日芸術賞

    とうとう第九部まで読み終わってしまった。
    達成感というより、まだ読み続けたいという思いが強い。
    1巻目を読み始めた時は、熊吾に対する嫌悪感が強く、すぐにリタイアするものと思っていたが、宮本輝の読みやすい文章にも助けられ、ゴールインしてしまった。

    数多くの裏切りにも会い、晩年は落ちぶれてしまった熊吾だが、無償の親切を施した、たくさんの人たちから、大将、大将と慕われたことも事実。

    また、幼少の頃から、さまざまな悪所(ストリップ劇場、競馬、祇園のお茶屋、キャバレー、パチンコ屋など)を連れ回され、熊吾なりの人生訓を教え込まれ、人生勉強をさせてもらった伸仁(宮本輝)が

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    2026年04月17日
  • 薔薇の名前[完全版] 下

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    面白かった…。最近読んだ「百冊で耕す」に読書の醍醐味は空気に浸ることというような記述があったけど、まさにその醍醐味を存分に味わうことができる極上の空気を持つ作品でした。「過ギニシ薔薇ハタダ名前ノミ」……痺れる。
    「生真面目な行為の胡散臭さを嗤う」ことが人々が共通して持つ真理を失くしてしまうことになるという考えは、「これが正解だ」と決して言うことができなくなった近年の流れの出発点のように思える。
    アリストテレスの詩学第2部やミケーレ、オッカムのウィリアム、「マルゲリータ」など実際の出来事や人物との繋がりも面白い。(解説読まんとわからんかったが)
    「覚書」で作者が告白している「一人の修道僧を毒殺し

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    2026年04月17日
  • 法廷占拠 爆弾2

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    ネタバレ

    4.9
    いやーー満足感がすごい!映画「爆弾」を見てから読むとより一層既存の人物の攻防戦に飲み込まれていき圧倒されました。
    前作のタゴサクのような無邪気➕狂気ではなく今回の立てこもり犯である柴咲はルールに厳格➕歪んだ思想というある意味正反対のかなり厄介な天才でした。僕はキレキレの頭脳の持ち主が好きなのでこの作品はとてもありがたかったです。
    印象に残っているシーンは毎度お馴染みの心の形を当てた時と啓一と柴咲との謎の熱い友情の2つです。

    次こそ打倒タゴサク頑張れ類家!!

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    2026年04月17日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ネタバレ

    いや~ 平井 太郎さんのエピソードが面白いなぁ〜
    岡本一平、田谷力三って、もしかして〜
    Google ポチポチ 、、、
    うわっ!! 実在の人物だ!! しかも本当に後援会を作ってる!!

    あれ!? これは、ノンフィクションだったけ!?
    違う!? やっぱりフィクションだわ!?
    いや! もうノンフィクションとしか思えない!

    大正から昭和にかけて激動の時代を鮮やかなにえがかれていて、乱歩と千畝がそれぞれに悩みながら生きている姿が時に痛々しく、時に清々しい。

    時代が、二人を取り巻く人々が、乱歩と千畝の人生に影響をあたえていくたびに、気をもみ、そして、胸をつまらせてしまう。

    「愛・命・運・縁・恩

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    2026年04月17日
  • 世界ひと皿紀行 料理が映す24の物語

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    楽しい。一つが短くて読みやすいし、説明わかりやすいし、写真も多め。外国で観光で食べるものと、その国の家庭で食べるものはかなり違うんだろうな。ヨーグルト料理食べたい。

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    2026年04月17日
  • スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫

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    別の短編集めた本に載ってたのが面白かったので、読んでみたよ。
    面白かったけど、私には製菓に対する知識がなさすぎるな…。そして化学も苦手なのだよ。説明されたら理解はできるのでまあ。
    推理要素とお菓子、おいしくてよいね。推理は難しくなさそうに見えるのだが知識ないのでふんふん聞いてる感じでした。ただ最後の話は絶対これだろ、と思っていたのにまんまと手のひらの上だったのに驚かされた。そして前に戻る羽目になる展開。

    少しずつ、本当に少しずつ、前に向かっていく主人公は応援したくなる。おいしいけれど、それだけではない。一歩を踏み出す勇気を褒めてあげたいお話。

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    2026年04月17日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    ずっと積読してたが、やっとここに来て読めた!
    この現代における問題が描かれているという前評判を前提に読んだので、とても楽しく読めた。街灯の星?が一番印象的だった。

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    2026年04月17日
  • 十戒

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    ネタバレ

    閉じ込められた舞台での殺人事件…!ドキドキしながら読ました!犯人はまったく予想できませんでしたが、今思うと序盤から綾川さんが冷静で大胆すぎましたね…!

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    2026年04月17日
  • 流浪の月

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    とても複雑な想い。普通って何なんだろう、常識って一体。本人にしか分からない真実、なのに世間から勝手に解釈される事実。いくら訴えても信じてもらえない。思い込みとインターネットの恐ろしさ。更紗と文の2人の繋がりには誰も分かり合えない。この2人をそっと見守ってあげて欲しい。静かな幸せがそこにあればいい。

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    2026年04月17日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    最近の子供は物語を読めない?!
    言葉の中身を理解できない子供が増える実態、そのルポルタージュの結果は…

    この本を私が読んだ感想は、いろんな大人が都合を子供に押し付けた結果なのだと思う。
    教育機関、SNS、家庭環境…
    ままならない事もあるので、親とか先生とか特定の大人を責めても問題は解決しない。
    どの環境においても、どの要因も歯車の一つでしかないので、どれかが上手く回らないと好転は期待できない。
    ただ、やはり言葉を一つでも多く知ること、直接的に人と関わる機会を得ることで国語力は身につくものであることは想像通り。
    それを、どの段階でどうやって身につけるかで人生変わるなと…。
    国語力は社会を生きて

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    2026年04月17日
  • 大地の子(四)

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    やっと再開できた妹あつ子(玉花)の命が途絶える場面は涙なしでは読めなかった。いつか日本に行ってみたいと願って叶わず40年の短い生涯を終えたあつ子が可哀想。そして、松本耕二と陸一心が親子だとわかってからの二人の心の葛藤も想像し難いほどのものだが山崎豊子の豊かな文章で表現されていて心を打った。
    現地取材に3年、連載期間5年、取材から完結まで8年がかりだそうだが、まさに大作だし、徹底した取材に裏付けられた山崎豊子の作品は小説だけどルポルタージュのような錯覚を覚える。
    読み応えがあり、大大大満足です。

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    2026年04月16日
  • 青の純度

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    面白かった。
    ●非常によく練られた物語だった。
    ●当時のラッセンの絵を思い出す。
    ●まさか、それをモチーフに、こんな壮大な嘘の物語なんて、話の冒頭では想像出来なかった。
    ●この物語は個性的なキャラクターが多くいて、特に最初は、主人公の年老いたキャリアウーマン、凄く地味なキャラクターだと思っていたら、巧みな取材能力でヴァレーズに関する核心に迫り、海玲の大麻クッキーなど巧妙な手口を見破るなど、想像できないキャラクターで、対する大麻クッキーなど、巧妙な手口を使う海玲やゴーストライターのグラントササキなど、癖のあるキャラクター盛り沢山で、ストーリーを終盤まで盛り上げている。
    ●ラストも最初は物足り

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    2026年04月16日