ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    前半は読書の歴史の話であり、正直タイトルから期待していた内容ではなく退屈に感じる部分も多い。しかし、この予期しなかった偶然である情報こそが知識であり、自分から遠く離れた他社の文脈を知ることこそが読書である。意図的かどうかは分からないが、複線回収をされた気分であった。
    自分の文脈を1つのことに集約させ、何かにコミットすることは楽であり、それは実際は逃げなのである。だから、仕事に全集中するのではなく、半身で働き、様々な文脈に触れてこそ人生は豊かになる。
    本を読みながら、この本を読み切れる人は現代にはきっと少ないのだろうと悲しくなった。しかし、話題にはなっていたので、もしかしたら今後の日本も広がって

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    2026年03月27日
  • やっぱり好き! 京極夏彦サーガ

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    ネタバレ

    2026/3/11 D magazineにてDL。
    2026/3/12〜3/27

    京極夏彦好きには堪らない内容。
    各シリーズの登場人物や相関などがまとめられていて、京極作品を読む際には横に置いておきたい内容。D magazineなのでいつか読めなくなるなぁ。本買っておくか。

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    2026年03月27日
  • グレタ・ニンプ

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    ネタバレ

    すごくクセの強いイカつい主人公!とファーストインパクトが強烈でした。自分や赤ちゃんを、守るための手段として強くありたいと思う姿にほろっときました。
    出産〜子育てを通して人として強くなっていくママかっこいい!
    綿谷りささんの今回の作品はエナジードリンクを飲んでるような気分になります。読み終わった後スカッとしていて、溌剌な気持ちになる。現代のリアルな子育てについて書いてあって、取材や緻密な打ち合わせが行われていたんだろうな…と思いました。

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    2026年03月27日
  • 十戒

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    ネタバレ

    長すぎず短すぎず、分量がいいですね。
    登場人物の紹介が割とあっさりで、誰やねんって途中でなるけど、割とスッキリ読める。
    途中で若い女性が怪しいなぁ、と思ってずっと読み進めているが、実は犯人は亡くなった人の中からだったという面白い展開。しかし、帰るとき結局女性が犯人なんかいってなるどんでん返し。
    最後の「じゃあさよなら。」
    なんとも言葉にできないあの衝撃、最高でございます。
    最後の小説紹介見たらまーた面白い。
    もう1回見直したくなるような傑作でございます。

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    2026年03月27日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

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    ネタバレ

    非常に面白い作品でした。
    自分らしさを貫く成瀬を色んな人の目線で描いた作品です。
    最後の短編では、成瀬の主観で描かれていて、これまでの話で常に前向きなように見えた成瀬が人間関係に悩みほかのことに手がつかない様子があり、成瀬も同じ人間なんだなと思いました。

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    2026年03月27日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    いかにも最近流行っているロマンス詐欺❣️だと思ったが毒婦木嶋佳苗と言う現実の犯罪が下敷きにあるのだと参考文献をみてなるほどと思いました。およそ20年前週刊誌を賑わせた女性だと直ぐ思い出した。美人でも無い太った女性に何故こんなにも騙されたのか不思議な気持ちだった。
    作者のButterの使い方が上手い❗️
    色々なrecipeが作中に登場しますが小道具として最高の活用なのである。素晴らしい‼️
    梶井真奈子はbutterを使いまくれと里佳を煽り雑誌記者の記事を書くと言う功名心に火が着きまんまと術中にハマり里佳や親友の伶子も操られ最悪の結果になる。作者は様々な登場人物を使い里佳や伶子を追い詰めて行く過程

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    2026年03月27日
  • マーダーボット・ダイアリー 上

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    再読作品です。はじめて読んだのは2年前かな。とても好きなSFです。

    去年、2025年5月にApple TV+にてドラマが配信されて、すごく良いドラマだったので「原作を読み返したいな~」と思ってたのですが、読み返すのが遅くなって今になってしまいました。

    上巻に中編が2編、下巻に中編が2編、それぞれ収録されている本です。はじめて読む人は上下巻一気に揃えなくても、上巻に収録されている「システムの危殆」をまず読んでみて、マーダーボットの独特なキャラクターを味わってみるのも良いのかもしれません。

    主人公は人間ではなく、自分のことを「マーダーボット」と呼んでいる人型のAIロボット。マーダーボットは自

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    2026年03月27日
  • お探し物は図書室まで

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    司書の小町さんがセレクトした、本と付録の羊毛フェルト。それらによって人生に行き詰まった人たちの運命が少しずつ動いていく…

    日常に悩みを抱え、人間関係も上手く行かず、全方位行き止まりのような状況に陥ったとき、手足を引っ込めた亀のように、殻に閉じこもりじっとしてしまいがちだ。もうこれ以上、何も受け付けたくないと。
    しかし本作の登場人物たちは、なにかに導かれるように小町さんのところへ赴き、そこでセレクトしてもらった本を手に取る。ドミノの初めのコマをそっと押したときのように、そこから静かに流れるように運命が動き出していく。いろいろなことが上手く行かなくなったとき、亀のようなスピードでもいいから目の前

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    2026年03月27日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

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    かわいらしい、ほっこりする。

    短編の集まりなのでやはり読みやすい。
    でも一人のお客さんに対するストーリーをもっと読みたいと言う気持ちもある。

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    2026年03月27日
  • さよならドビュッシー

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    とてつもなく辛い状況で、苦しみながら必死に闘う主人公の姿に力を貰える作品でした。音楽の要素、タイトルの意味、最後に分かる伏線…後味の悪さもなく、最後まで楽しめました。

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    2026年03月27日
  • 百年の時効

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    ネタバレ

    本を手に取った時は、500ページ越えの圧巻に思えたが、読み始めると勢いよくページが進み気が付いたら読み終わっていたってくらいに没頭する。昭和に起こった事件が奇跡的に時効がなくなり平成、令和と捜査官がそれまでの捜査ノートや資料を引き継ぎ執念的に犯人を追い詰めていく。ある一家の殺人事件を調べると過去に起こった函館一家殺人事件に繋がる。そこからが面白い。人物相関図から欠ける謎の人物、理解を超えた動機、そして進化していく科学捜査DNA鑑定。篤い刑事たちの些細な盲点までも疑問で終わらせない探求心。
    そして火種は満州の地での結束にまでたどり着く。途中阪神大震災やオウム真理教などの実際の事件なども入り込み時

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    2026年03月27日
  • 殺し屋の営業術

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    タイトルに惹かれて読んだ。
    展開が早くポップな書き方で読みやすかった。
    もっとヘビーな展開を求めてたので少し残念だけど、成瀬シリーズと同様にアニメ作品感があって読みやすい作品だった。
    続編が出るみたいなので続編も追いたい。

    小説とか読む習慣がない人でも読める作品と感じた。

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    2026年03月27日
  • 私たちの世代は

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    何年後かに、コロナ禍を過ごした子どもたちが大人になる頃にもう一度読みたい。読みたいというより広めたい。
    大人でもしんどい部分が多かったのあの閉塞した日常を思い出した。

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    2026年03月27日
  • 汝、星のごとく

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    この本を呼んでいると、田舎の海沿いの情景や田舎特有の雰囲気が思い浮かぶ。2人の男女の視点から描かれており、歳を経るにつれての2人の心情や関係性の変化、2人を取り巻く環境の違いなど、物語にすっと入り込んで読むことができた。

    2人の家族関係は決して良いものではなかったため、感情移入しすぎて辛くなるシーンもあったが、さらに物語に惹き込まれていった。

    自分の家族、恋人、夢、環境、仕事など、年齢を重ねていくうちに抱える問題や悩みについて考えさせられるお話だった。
    今年の秋に実写映画化されるそうなので、とても楽しみ!

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    2026年03月27日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    よくあるサクセスストーリーかなと読み始めたが、陸上部フィールド競技だった自分にとって、長距離側の視点での物語はあまりにも新鮮で青春で眩しかった。一人一人の苦悩や背景に想いを馳せながら、落ち着いた気持ちで読み進めることができた。登場人物の名前が似たり寄ったりで、たまにどれが誰だっけ?と混乱したが、家に置いておきたい一冊となった。そして走りたくなった。

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    2026年03月27日
  • 真田太平記(十二)雲の峰

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    長い物語が終わりました。
    12巻に渡る長編でしたが、最初から最後まで一貫して同じ濃さで綴られており、どこにも緩みが無かったことが何より素晴らしい。
    それぞれ個性が異なるけれど共通して芯が通っている真田親子の魅力と、それを支える家臣たち、それに対して豊臣や徳川の突出した魅力の裏にある瑕疵、他の大名達の日和見的な行動の対比が面白かったです。
    現在でも真田家が人気があるのがよく分かりました。今年中には是非上田へ旅行したいです。

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    2026年03月27日
  • ブレイクショットの軌跡

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    面白かった!
    前二作を読んでたから、日本の現代を舞台に作者がどう描くか読む前から興味があったが期待以上。事件と人間の両方を描ける作者の力量に感服した。
    経済や戦争の箇所で、ところどころ難しく理解が及ばなかったのは私の力量不足。

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    2026年03月27日
  • 春の星を一緒に

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    とんでもなく素晴らしい読書体験だった。
    感想を書いているのが読んですぐのため、多くを語りたくない気持ち。。

    『満点のゴール』を読んだ時の記憶はだいぶ薄れていたため、読み返したい気持ちにはなったが、この話だけでも完結していた。

    物語に入り込めるちょうど良い長さのお話で、読後も幸せが尾を引くかんじ。

    京都の海沿いの綺麗な景色が目に浮かぶようだった。
    丹後半島、ぜひ行ってみたい。

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    2026年03月27日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    血の繋がりこそ本ものの証なのか、過ごした時間が本ものの証なのか?事実が知らされず、家族にずっと騙されていた「自分」は果たして本ものなのか?本ものの家族なのか?
    物語中盤でしきりに「わたしは本当にこの家の家族なのか?」を疑っていたゆい子の立ち位置が、事実を知ってショックを受けるラストのゆい子とリンクして鳥肌が立った。
    ラストのゆい子の描写が読んでて辛かった。嫌な読後感とともに家族について深く考えさせられた物語だった。

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    2026年03月27日
  • 冤罪の深層 追跡・大川原化工機事件

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    改めて事件の詳細を知り、ここまで酷い冤罪は見たことも聞いたこともない。公安刑事の出世欲エゴと、検事にあるまじき未必の故意は刑事罰を与えるべきレベル。こんなお粗末な公安架空ストーリに巻き込まれた企業・個人には、かける言葉もない。さらに民主主義国家とは思えない人質司法の闇も深い。

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    2026年03月27日