小説・文芸の高評価レビュー
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2018年・2019年ボーイング最新鋭旅客機737MAX連続墜落事故とそれに起因する経営危機をもたらしたものは何か?
ボーイングはかって「技術力」「品質の高さ」「進取の精神」で知られていた。
今日、ボーイングは資本主義・株主主権に屈服した。
その結果、短期利益至上主義はかって誇った企業文化を蝕み長期的な企業価値を劣化させた。
その究極は事故と経営危機で、取り返しがつかない。
米国の資本主義は「株式至上主義」に変質に、世界経済をどこに導いていくのか?
2026年AIを起爆剤とした特定企業の株式時価総額はまさにビッグバンの様相であるが、その行く末は判らない。
日本の経済・株式市場もまさにその共犯に -
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ネタバレユーモアミステリ、本格ミステリ短編集。
①足を踏まれた男
居酒屋『吾朗』。
つみれ、私。
→比喩表現などの文章も面白い、東川節。
兄、なめ郎。
沙織「私、BBQで、何かを踏んだの。たぶん、板倉先輩の足」
いてて、と板倉先輩、靴紐を結ぶような格好をしていた。手を差し出したら、振り払われた。
沙織「私はね、本当は板倉先輩の足なんか、踏んでないの。私は無実なのよ」
傍に落ちていた石ころを踏んだ。
快運堂。開運グッズのお店。兄に勧められ、つみれは行くことに。
そこに行く途中で会った巡査。「一昨日、石材店に泥棒」
何も盗まなかったらしい。
快運堂ではなく、怪運堂だった。
つみれ推理 -
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ネタバレ日常の些細なしあわせ、ほろ苦さ、理不尽さを描いたエッセイ。
淡々とした筆致なのに、読んでいると情景が自然に浮かんでくる。派手な出来事が起こるわけではないけれど、生活の中にある小さな光や違和感、少し笑える瞬間が、ちゃんと本の中に残されていた。
生活は、特別な出来事だけでできているわけではない。
むしろ、あとから思い出すのは、少し変な会話だったり、誰かと食べたものだったり、どうでもいいような理不尽だったり、なんとなく見た景色だったりする。
この本を読むと、そういう日常の細部を、もう少しちゃんと見てもいいのかもしれないと思う。
仕事に疲れている時、生活はただ消耗するだけのものに感じることがある -
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ネタバレ英雄譚的な部分、それでも綺麗事だけで終わらないリアルさを感じました。
晁蓋が亡くなり、盧俊義が捕まってしまう、そんな絶体絶命の状況で変わっていく人を巧みに描いています。
また、善悪ではない、人の感情のグラデーションを緻密に描くところに感情移入してしまいます。
個人的には、敵方の聞煥章の次の言葉が印象に残っています。
こうあるべきって理想に逃げてしまう自分を振り替えさせられたようでハッとしました。
「国家がこうあるべきだというのは、逃げにすぎん。ありとあらゆる方法で、直面している現実を切り開くのが、われらのなすべきことだろう、李富?」 -
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ネタバレ最後は少し感動したな。太宰治が好きならこの作品がハマる人は多いと思う。
メグミと咲良の対比もよかった。光と闇がある。けれど、闇も真っ暗じゃない。夜目がきけば見えてくる光がある。光の中は眩しいから何も見えない、だから退屈なのかもしれない。リョウの眼は暗闇を見ることに才能があったのだろう。
こういう題材はどこか汚さや心の自虐性を強調される作品も多いけど、この作品は違う。心のあり方について1人の若者がひと夏を過ごす青春小説。だからこそ瑞々しく弾けるような明るさもどこかにある。読んでいて不思議な気分になる。
最後、少し感動したのは自分でもよくわからない。ただ、そこに純粋な心を感じたのかもしれない -
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ネタバレイヤミスなのかもしれないけど、最後は驚きの方が大きい。まさか表紙のコーヒーが鍵だったとは。
死んだ友人の過去を遡り、真実に辿り着く流れがおもしろくて、一気に読んでしまった。遡れば遡るほど広沢が良いやつすぎて、また余計に悲しみを誘う。
最終的には深瀬のコーヒーが原因だったかもしれないけれど、村井がタクシーを呼べば、浅見が酒を飲まなければ、谷原が村井を説得すれば、って考えていくと、みんなのせいだよなーとも思える。
読んでる途中で「これドラマで見たことある」って気づいたんだけど、内容が全然違ってたので楽しめた!
初の湊かなえ作品だったけど、とても面白かった。 -
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棚刺しで目があって借りた。初読の作家さん。
闘病中の方が身近におられる人には読むのはしんどいのではないやろうか…
と、思うような本やった。わからんけど…。
(わたしの)年齢が年齢やからかもしれへんけど、ある意味すんごい「死」を感じる話やったなあ。
あっ、わたしにも残された時間なんて少ないな
と、また思った。最近ほんま、こればっかり感じてしまう(笑)。
しかも今までとその解像度が違う。
老いは病気ではないけど、作中で翔太が感じてたように
「未来があるのが当たり前」
の、「前提」がぼんやりと見えているくらいの解像度?
未来があるのが当たり前と思っていない、まではいってないけど、
「この -
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著者の文部科学大臣賞を受賞した作文を読んでから、ずっと読みたいと思っていた本。とにかく文章が上手くて、スルスルとあっという間に読み終えた。彼の文章は何故こんなに読みやすいのか?以前読んだ韓国小説『アーモンド』と似ている。エゴを感じさせず、押し付けがましくない空気感が心地よい。
内容も深い。徹底した内観と淡々とした自己分析が素晴らしい。読んでいる方が胸がチクッとするようなことにも、容赦なく踏み込んでいる。見たくないものを見たり、認めたくないものを認めたり、ということを繰り返す中で、著者が凄まじいスピードで成長していく。それを読んで、すごく元気が貰えた。そして何より自分自身の内観も捗った。
藤田さ -
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ネタバレ短編がいくつか入っている中で「眠り」が良かった。歯科医の旦那とその子供を持つ女性。側から見れば幸せな立場だが、女性は孤独を感じている。そんな彼女は最近ずっと眠れておらず、それと因果の有無は不明だが、だんだんと精神に支障をきたしていく、そんなお話。
孤独を感じているときの思考回路、金縛りの体感、不眠からくるせん妄などが、当事者目線で描写されていて、それがリアルで、とても良かった。
統合失調症って多分こんな感じ、私も片足を突っ込んだことがあるから、ウォーこれこれ、という感覚だった。
感覚が研ぎ澄まされていくほど、脳ミソはおかしくなっていく、あるいはその逆。これは本当。
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