小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ100年後に地球が滅びると分かっているのに、直接自分たちの世代には関係のない人々の想いが丁寧に描かれている。心のどこかにいつも「どうせ世界は滅びる」という言葉が住みついていて、それが逃げ道になったり、後押しになったり、自分の都合のいいように使われてしまう。
でも本当は、地球がいつか滅びることなんて、もともと決まっていたことなのかもしれない。それがただ100年後になっただけ。大人はその重みを心で受け止めることが難しいけれど、子どもは生まれたときからその前提で生きているから、むしろ余計な制約を感じない。6章の未来くんの言葉には、子どもだからこその純朴な確信が込められていて、胸を打たれた。
もう一度 -
Posted by ブクログ
題名のとおり、甲子園出場を目指す高校球児の母の話しで、もう本当に面白かったし何度も目頭が熱くなりました!
高校球児を扱った作品は映像漫画小説多々ありますが、この母目線の没入感といったら。
高校球児にはどう頑張ってもなり様もないですが、その母となると急にリアリティが出てきて、自分の子供を見るような目線になっちゃって…私だけですか?
一気に読ませて頂きました。
爽やかな読後感も、とてもよかったです。
この作家さんのお話読んだことなかったのですが、ドラマ化されたロイヤルファミリーもそうなんですね。
人物描写やエピソードが少ないわけではないですが、メインの流れがスピーディーで、ある程度作中の時間が -
Posted by ブクログ
「実力のあるエッセイ漫画家は文章力にも秀でている」
長いことマンガを読んでいてそんな傾向があるなと考えてはいたのですが、さくらももこさん、才能があり過ぎるにも程があるでしょう。
かつて「まる子」だった子供が成長して「さくらももこ」として「あの家族たち」と自分のその後を文章で書く。しかも『ちびまる子ちゃん』特有のユーモアと毒はそのままに。読者の多くはあらかじめ予備知識がありイメージしやすいというアドバンテージはありますが、それこそが作者の才能と努力で勝ち取ってきたもの。賞賛こそあれ文句などあるわけがない。
ここ数週間、病院の待ち時間対策として本書を再読していたのですが、これがまあ危険極まりな -
Posted by ブクログ
面白かった…。個人的にミステリーが大好きですが、事件に区切りがついて希望の光が見える被害者遺族の最後の姿に涙が出たのは初めてです。
記者の視点、被害者遺族の視点、加害者家族の視点、噂に振り回された第三者の視点、それぞれの視点から事件の全容が明らかになっていく様がとても丁寧に書かれており、人によってはなかなか進まないので退屈に感じるかもしれませんが、私はどんどん物語にのめり込んでいきました。
噂という娯楽の恐ろしさ、そして当たり前のように忘れ去り、人を傷つけた自覚の無さ、自分にも心当たりがありすぎて…SNSもそうだけれど、面白おかしくだけではない、もっと周りの事を考えて発言していきたいと感じま -
Posted by ブクログ
ネタバレ事件の犯人と思われる少年が病院に運び込まれた。その犯人とは主人公である女性医者の婚約者を殺害し遺体をバラバラにした挙句、婚約指輪をつけた左手を持ち去ったと考えられている「真夜中の解体者」と考えられる人物であった。しかし、その少年は自分が犯人ではないと言っている。自分の婚約者を殺害した犯人を殺したいと考えている主人公はこの少年が本当に犯人なのか疑問に思う。そして、最後にたどり着く犯人は果たして誰なのか。真犯人は誰なのか。最後に明かされる驚愕の真実とは?って感じの紹介文を書きたくなる内容でした。最後の最後に騙されたというか、あーーー、あーーー!あーーー見たいな感じでした(笑)面白かったです。
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