ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 下町ロケット

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    感動しました。
    こんな熱くなれる仕事ができるのは幸せです。お金がどんなにあっても比べ物にならない素晴らしい時間だと思う。
    失敗してもその時間は宝物。
    子供達にもそんな仕事をして欲しいと思った。
    そして自分も若い頃がむしゃらに仕事をした時間は宝物だなと久々に思い返した。

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    2026年10月10日
  • スピノザの診察室

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    エチカを読んでみたくなって、その下巻を注文してしまった。
    上巻から読むと挫折しがちだから、下巻から読むのがよい、というレビューをみかけたから。

    陽だまりの中で心が凪いでいくような、そんな気持ちを味わいながら読んだ。
    登場人物がみないきいきと感じられ、あたたかく、人間というものの弱さも良さもいとおしくなるような思いがした。
    とてもよい本だった。

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    2026年10月10日
  • 線は、僕を描く

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    水墨画を通して、主人公が少しずつ自分と向き合い、成長していく姿が印象的。線一本に込められた思いや、何かに夢中になることの素晴らしさに心を打たれ、何かに真剣に向き合いたくなる一冊。

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    2026年10月10日
  • 今夜、世界からこの涙が消えても

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    ネタバレ

    原作の友人の綿矢目線からの作品で。
    自分はこちらの方が切なさがあり、綿矢の心の角藤があり、泣けました(泣)
    友達の恋人を好きになり、その恋人が亡くなる(泣)
    それが忘れられないでずっと引きづる。
    後輩に好きな人に似た人が居て、告白されるけど、結局断る。
    でも、最後は、、、
    切なさ過ぎる(泣)
    超お勧めです。
    前作を読んでからの方がよりのめりこめます。

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    2026年10月10日
  • 光と糸

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    目を覆いたくなるほどの人の暴力性と闘い続けているハンガンさん。分量からいくと暴力よりは稀に違いないだろう人間の優しさや美しさは、小さ過ぎて鼻息で簡単に吹き飛ぶからこそ、強く強く信じて、美しい人の存在を守っているんだと感じた。
    人の暴力性を諦めるほうが、傷付かず、合理的で、コストもかからないだろうに、ハンガンさんは簡単なほうを選ばない、信念の人なんだと思う。
    庭の観察記録からも人柄が想像されて、温かい気持ちになれた。

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    2026年10月10日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    初めて自分で選んで手に取った小説。

    読んでいる時間が癒しの時間に感じるようなお話。

    自然の美しさ
    私たちにとって本当に大切なこと
    自分の足で人生を生きること

    そんなものを感じさせてくれた。

    梨木香歩さんの小説を他にも読んでいきたい。

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    2026年10月10日
  • 君のクイズ

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    とても面白かったです。競技クイズのストイックな世界をうまく物語で興味を惹きながら紹介してもらいました。
    設定が素晴らしくよくて、謎・疑問の残るクイズ判定に悔しさをいだく主人公が、その事態を乗り越えようと、対戦相手の人と為り(なり)に踏み込みながら紐解いていく、という風変わりなミステリー仕立てです。
    君のクイズ、というタイトルも深くて、対戦相手のクイズへの向き合い方への相いれなさを感じました。本当は2人は超近いところにいる気もしますが…。

    世界をクイズで見る人たちは、無意識に情報を身体に染み込ませるのかもしれませんね。生きているあいだ出会うすべてのものが知識に、またクイズの問題になり得る。そして知識教養が増えれば増えるほど、またわからないこと(=問題や知識となる)が広がっていく。まぁ果てしない。。

    この主題とは違うけれど、教養や趣味があればあるだけ、世界は面白く、楽しく感じられることが多いんだなぁ、ということも感じました。私は歴史とスポーツ分野を知りたいなぁ。興味もったらちょっとでいいから見たり調べたりしたほうがいいですね。すぐ忘れるんやけどね。

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    2026年10月10日
  • 探偵小石は戻らない

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    ネタバレ

     前作同様に"事前情報なし"と銘打たれたシリーズ二作目である本作も最後まで翻弄されっぱなしだった。「一連の事件はどのようなものなのか?」「蓮杖と小石の関係はどうなるのか?」これらが終盤で収束し鮮やかな伏線回収と共に迎えるラスト一行に完全にノックアウトされた。

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    2026年10月10日
  • りこうすぎた王子

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    ネタバレ

    プリジオ王子は、王さまからも家来からも誰からも嫌われている。
    とてもりこうで、物事をよく理解している。そして知らない者に感じ悪く指摘するのだ。

    なぜそんなにりこうなのかというと、プリジオ王子の洗礼式の時に、妖精たちが祝福に来たのだが、皇太后様が妖精を全く信じておらず、妖精を無視してやりすごしてしまった。数々のプレゼントも無視し、それに怒った一番最後の妖精が、「りこうすぎる王子になれ」と呪いをかけてしまったのだ!

    そして、ファイヤードレイクという、プリジオ王子は全く信じていない怪物討伐を、弟たちが行くように仕向けて断り、弟たちの死をきっかけに王さまがプリジオ王子を見限り、城を捨ててしまったのだ。

    正しすぎるが腹立つプリジオ王子。
    全く好きになれない!!
    同情もしないし、面白いな、と思うこともなく、はて、最後まで読みきれるかな、と不安になった。

    王子はある日恋をしたのだ!
    今までに起きたことのない気持ちに気がついたのだ。

    するといきなり、「かくれぼうし」、「千里ぐつ」、「フォルトゥナタスの財布」が、まさか妖精からの贈り物だったことに、気がついた。信じていなかった妖精のことも、いるのだとわかったのである。

    恋をして非科学的なものを急に信じれるなんて!
    誰からも嫌われている王子だからこそなのか。

    死んだものを生き返らせる「ライオンの泉」を使い、お城の老猫を一旦殺し、焼き、生き返らせたときには、涙も流したのだ。
    (やっていることむごい)

    それで、二人の弟も生き返らせたのだ。

    最後も良かった。
    りこうすぎると嫌われると知った新妻の「りこうじゃなくなりますように」というお願いに対して、王子はその願いを是非とも叶えようとするのだが……

    一筋縄では行かない王子だが、相手のことを思いやるようになり、それでも飄々と生きていく。
    それが意外でもあり、面白いと思った。


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    2026年10月10日
  • 暗鬼

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    乃南アサが描く人間関係や心理描写が好きです。
    『暗鬼』はそれを堪能できる、個人的には大変好みの作品でした。
    嫁ぎ先の家族の気味悪さ…
    常に人の目があり、逃げ場のない心細さ…
    主人公、法子の精神が追い込まれていく過程で、こちらのメンタルも削られます。
    ホラーではないけれど背筋が寒くなるような怖さがあり、晴れることのない疑問、やるせない鬱展開がとてもリアルです。
    続きが気になってどんどん読んでしまいました。

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    2026年10月10日
  • きみの友だち

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    10年以上前に読んだ本ですが、いつか再読したいと思い、手元に残していた1冊です。
    久しぶりに読み返してみたら、すっかり惹き込まれました。
    学生時代の友人関係における微妙な心の機微が丁寧に描かれていて、共感するところがたくさんありました。

    読む年代によって、登場人物への思いや物語の捉え方も変わるのかもしれません。
    ラストも泣けました。思春期真っ只中の子どもにもぜひ読んでもらいたい1冊です。

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    2026年10月10日
  • だから殺し屋は小説を書けない。

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    すごく面白かった!割と序盤から一気に読み進めてしまった。これまでにも同じような構成はあったと思うけど、綺麗にストーリーが流れていく感じ、アクションや暴力の描写は痛々しくも、美しい空間を想像できました。登場人物の名前がなんだか儚くて、でも覚えやすいからそこのストレスがなく良かった。配役を設定しながら読むのも楽しかったな。映画化されたら観に行きたい。

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    2026年10月10日
  • こんなはずじゃない ホラー傑作選

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    面白かった!小林泰三さんの「攫われて」がめちゃめちゃ好きで、二度読みしたら「ああ!言っとるやんけ!」ってなった。こういうホラーミステリが読んでて一番楽しい。そんな最高のホラーがたくさん詰まった傑作選だった。

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    2026年10月10日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

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    どれも短く、たいへん読みやすい。
    クスッと笑ってしまうシーンも多く、読んでいて楽しい。サクッと完読。

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    2026年10月10日
  • 幸村を討て

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    歴史ミステリという、今まで読んだことのないジャンル。
    これが最高に面白かった!

    全6章で構成され、徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永と、名だたる武将たちがそれぞれ主人公を担います。
    同じ出来事でも、語り手が変われば見えてくるものも変わる。それぞれの立場や思惑が少しずつ明らかになり、点と点がつながっていくような構成がたまらない。

    そして何より印象的なのが、敵味方関係なく、揃いも揃って叫ぶ「幸村を討て」という言葉。

    なぜ、彼らは幸村を討とうとするのか。
    それぞれの章を読み進めるたびに、この言葉に込められた意味が少しずつ変わっていきます。歴史上の出来事を知っていても、こんなふうに物語を楽しめるのかと驚きました。
    ⁡
    各章最高に楽しめましたが、個人的に心に残ったのは南条元忠の章。
    南条と忍びとの関係が描かれることで、武将としての立場だけでは見えてこない人間らしさや、そこにある思いが伝わってきました。戦国の世を生きる人々にも、それぞれの事情や大切にしているものがある。そうした部分に触れられたからこそ、胸にくるものがありました。

    もちろん6つの章だけではなく、章と章の間に挟まれる真田家の回想も良い。
    真田家、特に幸村と信之の2人については、本書を通してそのすごさを知ることができました。自分たちの信念を持ち、時代に翻弄されながらも、それぞれの生き方を貫こうとする姿。真田家が何を目指し、どんな夢を抱いて生きてきたのかを知ることで、2人への尊敬の念が深まっていきます。

    そして、忘れてはいけないのが徳川家康のすごさ。
    それぞれの武将の話を聞き、複雑に絡み合った思惑の中から真相を暴きかけるその洞察力と、物事の裏側まで見抜こうとする姿には驚かされました…。
    ただ、そんな家康をもってしても、思いどおりにはならない真田家の恐ろしさ。
    家康のすごさが描かれるからこそ、幸村や信之のすごさも際立つ。単純な敵味方の構図では語れない、それぞれの武将の力量や信念がぶつかり合うところも、本作の大きな魅力だと思います!

    そして、読み終えた今、もっと知りたくなったのが大坂の陣そのもの。
    歴史上の出来事として知っていたはずなのに、その背景にある人間関係や、それぞれが抱えていた思惑を知ることで、歴史の見え方が変わりました。実際の大坂の陣では何が起きていたのか、ほかの武将たちはどんな思いで戦っていたのか。もっと深く知りたくなりました。

    歴史ミステリとして真相を追う面白さ。
    そして、武将たちの思惑や生き方に触れ、心を動かされる面白さ。
    この2つを存分に味わえた一冊。

    歴史上の人物たちが、教科書の中の存在ではなく、それぞれの信念や葛藤を抱えた一人の人間として見えてくる。

    今村翔吾さん、やっぱりすごい!

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    2026年10月10日
  • 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

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    わ〜〜〜 全章すきでした
    切ない終わり方もすっきりとした後味でもどれも心地いい、わたしの心まで新たにしてくれる感覚

    (生意気ですが)本を丸ごと好きになりたいあまり、少し厳しい目線で言うとするなら、各章の最後の一文だけ余計に感じた

    その前の文でわたしは結構満足でした

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    2026年10月10日
  • 流星の絆

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    ネタバレ

    最後の大どんでん返しというかショックを受ける結末だった。ただシーが幸せになれそうで終わったのでそこはよかった。おもしろくて一気に読んでしまった。
    ドラマを見ていたけど、だいぶ忘れてしまってた。

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    2026年10月10日
  • 正体

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    ネタバレ

    冤罪をテーマにした本は久しぶりだった。視点がいろんな人から書かれるので飽きずに読めた。スキップみたいに跳ねながらすれ違った真犯人のことももっと知りたい。

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    2026年10月10日
  • のっけから失礼します

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    2026.10.10
    今日は「銭湯の日」だそうだ。強引というか味があるというか。
    さて、本書は星5つ。若い人には伝わらない部分もあるのかもしれないが、1970年生まれにとっては「ジャストミート」(古いな)と作風を真似てみる。
    何がよいって、まったく気取りがないこと。怠惰な日常生活を余すところなく披露してしまってよいのかと読んでいるこちらが心配になるほど。ところ構わず笑いのタネが忍ばせてあるため、外で読むのは禁止です。わたしは早朝の通勤電車で読み始めたものの、周りの乗客に迷惑をかけることを恐れてそっとカバンに戻しましたから。

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    2026年10月10日
  • 博士の愛した数式

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    ・ラストのフレーズに驚かされた
    ・数字の偉大さや人々をつなぎ合わせる力を感じる
    ・登場人物の魅力(博士、家政婦とその息子)
    ・設定の面白さ(80分しか記憶がもたない数学の博士)

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    2026年10月10日