あらすじ
あなたの短歌に胸を撃ち抜かれる準備はできている。人気歌人の思考回路を明かし、投稿者と腕を磨きあう。
全く新しい短歌エッセイ
入部希望殺到の好評連載、「群像短歌部」待望の単行本化!
選歌+講評+競作による
すごい一首の解体新書
短歌の詠み/読みの補助線を引く
短歌部発足にあたって
1.テーマを決めて短歌を募集。僕もみなさんと同じテーマで短歌をつくります。
2.採用歌のなにが「すごい」のかを言語化します。
3.僕の短歌の発想→推敲→完成までを詳細に記録します。
4.選者として、プレーヤーとして、腕を磨きながら投稿の場を楽しみます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ユニークな視点で、凝った短歌を詠まれる木下龍也さんの短歌本。
木下さんの短歌批評と、テーマ詠についてご自身がどのように捉え、どう推敲して作っているのかその過程まで伝えてくれる神本。
ふつう「読み物として面白いが何より短歌の勉強になる1冊でした。
愛萌さんが本著について書評も書いていました。
検索したら出てくるのでそちらもぜひ。
Posted by ブクログ
現代短歌を、詠みたい/読みたい、と思ってる方におすすめ!
あるテーマを決めて短歌を募集し、その中から、歌人・木下龍也さんが「すごい」と思った短歌を講評。
木下龍也さんも同テーマで短歌を制作。
短歌を思いついたきっかけから、何度も推敲した短歌とその過程を惜しげもなく開陳。
詠む者/読む者としては、たいへんありがたい書物。
読者投稿の短歌の講評は、ときに1ページまるまる使っていることもあり、読み応えがある。講評された方も嬉しいだろうなと思う。
短歌の読み方がわからない、という方も、木下さんの補助線に従って読み進めれば、よさがわかってくるかもしれない。
推敲過程は、ふだん人目にさらされないものだから、こうやって見せていただけると、なるほどと参考になるともに、木下さんも人の子なんだ、と安心する。
そういえば、亡くなった歌人・笹井宏之さんも、12回だか17回だか、推敲していた、というのを聞いたことがある。
サッと書いた一筆書きに見えるうつくしい書でも、たくさんの習作が必要なように、やはり推敲は大事なのだ。
読むのも読むのも、一首について、かなり練り込まれており、木下さんに比べたらわたしなどは、何も考えてないのに等しいよな、と思ってしまうのが副作用。
プロの歌人の方では、青松輝さんがベテランちというYouTuberネーム?で、自作の解説を一首2、30分掛けて解説されていた。
そちらにも感銘を受けたので、ご興味のある方は是非。
Posted by ブクログ
まさに推敲の流れをそのまま見せてくれています。思考回路、思考パターンが分かりやすく解説されていることに学びが深まります。日本語に角度をつけてみる。毎日、毎日、短歌を作りたいです。
Posted by ブクログ
短歌にわか勢の私としては、歌人の思考の過程、推敲の過程を見せてもらえて、なるほどなぁと感心することばかりだった。寄せられた歌はどれも着眼点だったり、言葉選びだったり、音の響きだったり、非常に凝っていて、これが素人の作なのか?と思うほど。
短歌は思いも寄らない結びつきが面白いけど、なかなか自分では生み出せないのでもどかしい。
Posted by ブクログ
12のテーマ詠。投稿作品がそもそもレベル高くて、解説も面白い。著者である木下さんの作歌の過程を見るのは楽しい。なるほどこうやって短歌というのは出来上がるのか。
Posted by ブクログ
テーマを決めて一般から応募した短歌を歌人・木下龍也が選評し、自信もその題に沿った作品を発表する。そこには推敲の過程も辿ることができる。
どういう点に着目して推敲するのか、脳みその道筋を少しだけ疑似体験できた気がしておもしろかった。