小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレポアロ最後の事件。
タイトルのカーテンはカーテンコールのカーテンかな。
ポアロはスタイルズ荘で始まり、スタイルズ荘で終わる。
そして、アガサ・クリスティのデビュー作はスタイル荘であり、遺作がカーテンなのは、人生そのものだろう。
しかも、数々の事件を解決してきた名探偵ポアロが最後に死んでしまうのは、遺作に相応しい(というか、狙っているのだろうが)。
ポアロは犯人をほぼ特定はしているが、証拠はなく、連続殺人を止めるには自ら犯人を殺すしかない。
そして、殺人を犯してしまったので自殺。
似たパターンのエラリー・クイーンのレーン最後の事件がなければ文句なしの傑作なのだが。。
といっても、伏線な -
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私自身もまた、PRIZEの魔力に引き寄せられた読者の一人だった。
本屋大賞受賞作家でありながら、どうしても直木賞だけは手にできない人気作家・天羽カイン。評価への渇望を胸に創作を続ける彼女と、それを支える編集者や出版社の思惑を通して、創作と承認欲求、そして「評価されること」の意味を描いた物語。
とても面白かった。出版業界や文学賞を巡る駆け引き、作家と編集者の関係など、普段なかなか知ることのできない世界を覗き見るだけでも十分に楽しめた。
ただ、読み終えて強く残ったのは出版業界の話ではなく、「PRIZE」とは何なのかという問いだった。作中では直木賞がその象徴として描かれるが、それは賞だけでなく -
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思想強めの濃厚な小説で、ハマるかどうかは人を選びそうな作品ではあるが、自分にはとてもハマった。
主人公はアメリカの特殊部隊の一員で、潜伏する各地で内戦と虐殺を引き起こす謎の人物を追うという形でストーリーは進んでいく。
タイトルからグロテスクな戦闘描写が想起されるが、そのような描写はあまりなく、語り口は淡々としていて、哲学的な問いが全編にわたって続く。
ジョージオーウェルの「1984年」にも通じる監視社会への皮肉、安全と自由のトレードオフ、言葉がもたらす暴力、そして「人間性とは何か」という根源的な問いがストーリーを通じて問いかけられ、それらについて考えさせられる。 -
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ネタバレ名作、、、平野さんの本はどれも示唆に富んでいて考えさせられるけど、中でも一番好きかも。
どの瞬間か分からないけどどこかで消失してしまうと分かってからの日常の輝きたるや、、最後の湖のほとりのピクニックは本当に何気ない一瞬なのに儚くて美しくてぼろぼろと泣いてしまった。公園の「イカ」も、何気ないけど楽しい日常の1シーンとして良い象徴だった。
千佳の「秘密」のこともすっかり忘れていたけど、一緒に実家に帰って徹生が千佳のことを「善い人」だと説いたシーンもとても印象的で泣いてしまった。このあとも一緒に生きていけたらいいのにね、残された千佳がまた実家に帰れる未来はあんまり想像できなかったな。分人主義の考え方 -
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昭和に起こった未解決事件。
一家惨殺、唯一の生き残りはまだ幼い息子1人。
昭和、平成、令和と時代を跨いで、それぞれの時代の刑事達がバトンを渡し、粘り強く事件を追っていく物語。
始まりは手掛かりも少なく、科学捜査もまだ発展していない昭和の時代。
DNA鑑定もなければ、防犯カメラもない。スマホもなければドライブレコーダーもない時代に、一体どうやって捜査するんだ…
絶望的に思えるシチュエーションにも関わらず、足を使い、些細な違和感も見逃さず、丁寧に捜査を重ね事件の核心に触れていく様は見事です。
時代と共に少しずつ科学捜査も発展していき、今までに分からなかった事実も徐々に明らかになっていく。
それぞれ -
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ネタバレあっという間に読み終えてしまった。読んでいる間、読み終わった後、内容を思い出す時、すごく幸せな気分にさせてくれる。もう続きが読みたくて、取り寄せようかと思うくらい。
今回はひかりさんの登場自体は前作より少ないけど、その影響力の大きさは前作以上だった。ミツキちゃんがのびのび生活できているようでとても嬉しい。
今作は季節ごとに主人公が変わる連続した短編集のようなかたち。中でも気に入ったのは、東郷さんの話。初めはちょっとイヤな感じの御仁だったけど、ひかりさんとの接点が出来たあたりからすっかり謙虚になり過去の自分の至らなかった点をちゃんと認めたりなんかして、ひかりさんのまほうで浄化されたみたいだっ -
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わー!読んで良かった!
真摯に誠実に人やものと向き合い、小さな積み重ねを大事にする素敵なおばあちゃん。
優しい方便ととびきり美味しいごはんで周りが少しずつ無理なく良い方向へ回っていく。おばあちゃんの人柄のなせる技なんだけど、私もこの方と縁が欲しいって思う。この家族がすごく羨ましい!押し付けがましい形ではなく、頑張る力を湧かせてくれる人なんだな。
こんな風に大事に何かを積み重ねていきたい
こんな風に朗らかに人と向き合いたい
こんな風に食べるものに丁寧でありたい
素敵な道標を見つけた気がしてる。
ちょっと頑張ればできるような何かをしたくなった。
まずは立禅かな! -
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エミルの症状が悪化して
ジョアンヌの視点で語られる事が多かった下巻
謎だったジョアンヌの壮絶な過去がわかり
抱えていた苦悩や悲しみを知ることになります
今、この時を意識して生き抜くこと
それを切実に求められる二人だからこその
唯一無二の関係性
お互いに持ちあっていたピースが
欠けていた相手の心にぴったりとはまったように
感じられました
最初は旅の道連れだった二人
物語の最後は人生の道連れになれた
エミルは願いと尊厳を守り
ジョアンヌにとっては再生に繋がる旅
認知症が進んでいくエミルの姿は辛かったけれど
いろんな思い出やそこに伴う感情を無くしていって
どんどんシンプルに
純粋に無の存在に -
購入済み
初読みの作家さん
死にもどりの話は実はあまり好きじゃないんですが
イラストとあらすじに引かれ購入
一度目の人生は、どうしても叶えたかった婚姻のために
想いを強引に通したり、人を使い荒事をしたり
最後はそれが全て裏目に出て実家は爵位降下、領地も変わり
自身も修道院や牢屋に隔離され、さいこは餓死する
理由はわからないがなぜか死にもどりをして「二度目」の人生をやり直せることとなり
そのことを思い出した「ココ」はししましく、健気に隠れるように日々を過ごす
「ココ」の一度目の死にもどりを「成功」させ二度目の人生をやり直している
ココへ根気よく、一途にひたむきに愛を告げるミスト様
久しぶりに感動しました。続編もあるので楽し