ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • カーテン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポアロ最後の事件。

    タイトルのカーテンはカーテンコールのカーテンかな。

    ポアロはスタイルズ荘で始まり、スタイルズ荘で終わる。
    そして、アガサ・クリスティのデビュー作はスタイル荘であり、遺作がカーテンなのは、人生そのものだろう。

    しかも、数々の事件を解決してきた名探偵ポアロが最後に死んでしまうのは、遺作に相応しい(というか、狙っているのだろうが)。

    ポアロは犯人をほぼ特定はしているが、証拠はなく、連続殺人を止めるには自ら犯人を殺すしかない。
    そして、殺人を犯してしまったので自殺。
    似たパターンのエラリー・クイーンのレーン最後の事件がなければ文句なしの傑作なのだが。。

    といっても、伏線な

    0
    2026年05月30日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    私自身もまた、PRIZEの魔力に引き寄せられた読者の一人だった。

    本屋大賞受賞作家でありながら、どうしても直木賞だけは手にできない人気作家・天羽カイン。評価への渇望を胸に創作を続ける彼女と、それを支える編集者や出版社の思惑を通して、創作と承認欲求、そして「評価されること」の意味を描いた物語。

    とても面白かった。出版業界や文学賞を巡る駆け引き、作家と編集者の関係など、普段なかなか知ることのできない世界を覗き見るだけでも十分に楽しめた。

    ただ、読み終えて強く残ったのは出版業界の話ではなく、「PRIZE」とは何なのかという問いだった。作中では直木賞がその象徴として描かれるが、それは賞だけでなく

    0
    2026年05月30日
  • 虐殺器官

    Posted by ブクログ

    思想強めの濃厚な小説で、ハマるかどうかは人を選びそうな作品ではあるが、自分にはとてもハマった。

    主人公はアメリカの特殊部隊の一員で、潜伏する各地で内戦と虐殺を引き起こす謎の人物を追うという形でストーリーは進んでいく。

    タイトルからグロテスクな戦闘描写が想起されるが、そのような描写はあまりなく、語り口は淡々としていて、哲学的な問いが全編にわたって続く。

    ジョージオーウェルの「1984年」にも通じる監視社会への皮肉、安全と自由のトレードオフ、言葉がもたらす暴力、そして「人間性とは何か」という根源的な問いがストーリーを通じて問いかけられ、それらについて考えさせられる。

    0
    2026年05月30日
  • 四つ子ぐらしファンブック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    四つ子ぐらしが好きで買ってもらったけれど、ひのひまりさんや佐倉おりこさんとの会話や、イラストギャラリー、特別なお話もあり、とってもいい!買って損はしないと思う!

    0
    2026年05月30日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    面白すぎました。

    でも、後半しんどすぎました、、、

    熱中、没頭ってやっぱ気持ちいいんやろうな〜


    自分を使い切りたいという表現は
    めちゃくちゃ腑に落ちました。

    0
    2026年05月30日
  • 名探偵にさよならを

    Posted by ブクログ

    シリーズ完結編。
    レビー小体型認知症の楓の祖父は、快刀乱麻に謎を解き明かして行く。

    今回は、楓達が知り合った小林少年の夏の記憶、炎に包まれる家の中、車椅子に乗ったお婆さんはどこへ消えたのか?

    古アパートの二重密室や、豪華客船での密室殺人など。
    しかし、祖父の症状は悪化の一途を辿っており...

    最後のセリフは、
    『名探偵のままでいて』
    ウルウルです。

    0
    2026年05月30日
  • 空白を満たしなさい(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    名作、、、平野さんの本はどれも示唆に富んでいて考えさせられるけど、中でも一番好きかも。
    どの瞬間か分からないけどどこかで消失してしまうと分かってからの日常の輝きたるや、、最後の湖のほとりのピクニックは本当に何気ない一瞬なのに儚くて美しくてぼろぼろと泣いてしまった。公園の「イカ」も、何気ないけど楽しい日常の1シーンとして良い象徴だった。
    千佳の「秘密」のこともすっかり忘れていたけど、一緒に実家に帰って徹生が千佳のことを「善い人」だと説いたシーンもとても印象的で泣いてしまった。このあとも一緒に生きていけたらいいのにね、残された千佳がまた実家に帰れる未来はあんまり想像できなかったな。分人主義の考え方

    0
    2026年05月30日
  • 月の立つ林で

    Posted by ブクログ

    何年かぶりに再読。

    やはり素晴らしい。
    ここ最近の気持ちの沈む時期で、
    ふと本棚にあったこの本をまた読んでみようと手にとって、
    これは今のわたしに必要だから、
    目に留まったのだろうと気づく。

    お父さんと娘の回はもう本を閉じてまでの号泣でした。

    お気に入りの文章には付箋をつける習慣があるのですが、再読すると、付箋が増える。
    今の、必要な言葉に出会える。
    小さな幸せだけど、それがとても幸せ。

    0
    2026年05月30日
  • 白夜行

    Posted by ブクログ

    面白かった
    読む前は本の分厚さに戸惑っていたが、全く飽きずに物語に引き込まれて読んだ
    周りの登場人物と同じで雪穂に惹かれて仕方がなかった
    賢く隙なく美しい雪穂と亮司の内面は一切描写されなかった
    だからひたすら惹かれ続けた

    0
    2026年05月30日
  • わたしは今すぐおばさんになりたい

    Posted by ブクログ

    またお気に入りの一冊が増えて嬉しい。

    お気楽そうに見えるあの人この人にも歴史あり。あれこれを飲み込んで自分らしく楽しく生きるって、すごくいいな。桜子さんが特に好き。
    美味しいものの話で盛り上がるの、いいなあ。

    四十も半ばを越え、おばさんの部類に入っていることは自覚してるけど、まだまだ振り回されてばかりかも。桜子さん達の境地には至れない。

    0
    2026年05月30日
  • イン・ザ・プール

    Posted by ブクログ

    伊良部さんが自由すぎて、もう少し自由にやりたいことをして生きても良いのかなと思いました。
    面白かったです。

    0
    2026年05月30日
  • 百年の時効

    Posted by ブクログ

    昭和に起こった未解決事件。
    一家惨殺、唯一の生き残りはまだ幼い息子1人。
    昭和、平成、令和と時代を跨いで、それぞれの時代の刑事達がバトンを渡し、粘り強く事件を追っていく物語。
    始まりは手掛かりも少なく、科学捜査もまだ発展していない昭和の時代。
    DNA鑑定もなければ、防犯カメラもない。スマホもなければドライブレコーダーもない時代に、一体どうやって捜査するんだ…
    絶望的に思えるシチュエーションにも関わらず、足を使い、些細な違和感も見逃さず、丁寧に捜査を重ね事件の核心に触れていく様は見事です。
    時代と共に少しずつ科学捜査も発展していき、今までに分からなかった事実も徐々に明らかになっていく。
    それぞれ

    0
    2026年05月30日
  • 小説家と夜の境界

    Posted by ブクログ




    『小説家と夜の境界』



    初めまして⸜(*ˊᗜˋ*)⸝ 山白朝子さん♪



    お恥ずかしい(/// ^///)のですが… 私は 本当に何にも知らずに生きているんだなぁ…
    と、考えてしまう今日この頃であります( ・᷄ὢ・᷅ )



    簡単に説明すると……

    ※ 乙一さん の 別名義の数々
    ※ 乙一さんのことを まさかの 【おといち】呼び




    笑っちゃうでしょう でもね……
    笑われても へっちゃら〜 フフフ(´^∀^`)フフフ…




    そして この 山白朝子さんも 乙

    0
    2026年05月30日
  • あなたはここにいなくとも

    Posted by ブクログ

    どの短編も大好き。

    「16歳で美しいのは自慢にはならない。でも60歳で美しければ、それは魂の美しさだ。」
    という言葉に最近出会って、まさに死に際にはその人の人生が写し出させると感じた。決して綺麗だけじゃない経験の中で、その人の考え方が確立されて、誰かに残していく。
    その出会いは本当に素敵なことだと思いました。

    0
    2026年05月30日
  • ひかりの魔女 : 2 にゅうめんの巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あっという間に読み終えてしまった。読んでいる間、読み終わった後、内容を思い出す時、すごく幸せな気分にさせてくれる。もう続きが読みたくて、取り寄せようかと思うくらい。

    今回はひかりさんの登場自体は前作より少ないけど、その影響力の大きさは前作以上だった。ミツキちゃんがのびのび生活できているようでとても嬉しい。

    今作は季節ごとに主人公が変わる連続した短編集のようなかたち。中でも気に入ったのは、東郷さんの話。初めはちょっとイヤな感じの御仁だったけど、ひかりさんとの接点が出来たあたりからすっかり謙虚になり過去の自分の至らなかった点をちゃんと認めたりなんかして、ひかりさんのまほうで浄化されたみたいだっ

    0
    2026年05月30日
  • ひかりの魔女

    Posted by ブクログ

    わー!読んで良かった!
    真摯に誠実に人やものと向き合い、小さな積み重ねを大事にする素敵なおばあちゃん。
    優しい方便ととびきり美味しいごはんで周りが少しずつ無理なく良い方向へ回っていく。おばあちゃんの人柄のなせる技なんだけど、私もこの方と縁が欲しいって思う。この家族がすごく羨ましい!押し付けがましい形ではなく、頑張る力を湧かせてくれる人なんだな。

    こんな風に大事に何かを積み重ねていきたい
    こんな風に朗らかに人と向き合いたい
    こんな風に食べるものに丁寧でありたい

    素敵な道標を見つけた気がしてる。
    ちょっと頑張ればできるような何かをしたくなった。
    まずは立禅かな!

    0
    2026年05月30日
  • 空、はてしない青 下

    Posted by ブクログ

    エミルの症状が悪化して
    ジョアンヌの視点で語られる事が多かった下巻
    謎だったジョアンヌの壮絶な過去がわかり
    抱えていた苦悩や悲しみを知ることになります

    今、この時を意識して生き抜くこと
    それを切実に求められる二人だからこその
    唯一無二の関係性

    お互いに持ちあっていたピースが
    欠けていた相手の心にぴったりとはまったように
    感じられました

    最初は旅の道連れだった二人
    物語の最後は人生の道連れになれた
    エミルは願いと尊厳を守り
    ジョアンヌにとっては再生に繋がる旅

    認知症が進んでいくエミルの姿は辛かったけれど
    いろんな思い出やそこに伴う感情を無くしていって
    どんどんシンプルに
    純粋に無の存在に

    0
    2026年05月30日
  • さようなら王子様、どうか私のことは忘れてください

    購入済み

    初読みの作家さん

    死にもどりの話は実はあまり好きじゃないんですが
    イラストとあらすじに引かれ購入
    一度目の人生は、どうしても叶えたかった婚姻のために
    想いを強引に通したり、人を使い荒事をしたり
    最後はそれが全て裏目に出て実家は爵位降下、領地も変わり
    自身も修道院や牢屋に隔離され、さいこは餓死する
    理由はわからないがなぜか死にもどりをして「二度目」の人生をやり直せることとなり
    そのことを思い出した「ココ」はししましく、健気に隠れるように日々を過ごす
    「ココ」の一度目の死にもどりを「成功」させ二度目の人生をやり直している
    ココへ根気よく、一途にひたむきに愛を告げるミスト様
    久しぶりに感動しました。続編もあるので楽し

    #胸キュン #感動する #切ない

    0
    2026年05月30日
  • ひきこもり家族

    Posted by ブクログ

    染井さんらしい、視点の転換、スピード感、怒涛の展開が詰まった作品でした。
    善意が悪意に変わる瞬間にはドキッとさせられました。
    決して他人事ではないなと感じながら読むことが出来る作品です。

    0
    2026年05月30日
  • 蛸足ノート

    Posted by ブクログ


     とっても読みやすく、クスッと笑える作品でした。
     日常のお裾分け、ありがとうございます。
     以下の2つが特に好きでした。

     諦めの儀式 
     完全にダメだということを確認するための行為

     只者じゃない
     くるくる回した

    0
    2026年05月30日