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たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること――。バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。解説 天童荒太
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Posted by ブクログ
男らしさ・女らしさというレッテルの中で見えにくい男性の痛みや、人は皆それぞれ傷を抱えているということに深く共感した。母の章では、自分と重ねて、いつかの別れや今を大切にしたい気持ちが溢れた。これまで他者と比べて自分の痛みを小さくしてきたけれど、この本は『その傷も愛していい』と教えてくれた一冊だった。
優秀だからこそ「よい人」でありたいと思う人も多いが、 人の痛みへの共感は自分をも傷つけかねない。 頭を使い、心を込め、気を配り続ける事は、 脳神経系の「体力」を激しく消耗する。 肉体の過労はわかりやすいが、 頭や心の過労は見えにくい。 肉体は動きを止めれば休養できるが、 頭や心は職場を出てもす...続きを読むぐにスイッチを切れない。 『傷を愛せるか』 / 宮地尚子 --- トラウマ研究の第一人者、宮地尚子さんのエッセイ。 恋人が記念日にプレゼントしてくれた大切な本。 傷の大きさはそれぞれだけど、みんな心に傷を負って生きてる。 いつか血が止まり、かさぶたになって、痛みはなくなっても、 傷あとはずっと残り続ける。 心の傷は完全には癒えないし、脆く壊れやすくもなる。 ただ、その弱さを受け入れる強さも身につけていきたい。 #宮地尚子 さん #傷を愛せるか #読書記録 #読書感想文
著者の水の表現がとても好きだった。 海は怖いけど、プールの中から見える外の光のきらめきが好きだったのを思い出した。 明日の出会いの前の静けさ 誰かに非常に腹が立つときは自分がやりたいのにできないでいることをその人がしているから 包帯クラブ読みたくなった
正直で、誠実な優しさに溢れた本だと思いました。特に弱さを抱えたままの強さでは、自分の弱さは敵ではなく、自分そのものであり、それらを認めて力を抜くことで自分らしさみたいなものが見出せると感じました。着飾ったり、見栄を張ったり、隠そうとする部分も少し外に置くことで違う見え方や感じ方、新たな発見につながっ...続きを読むていくのかなと思いました。この本に出会えてよかったです。
大好きな友人がたちが読んでいて気になっていた本 弱いまま強く在る、 弱さを受け入れられることが強さである、 こんな感じの言葉を見聞きすることが最近多い気がする (私がそのような在り方に興味を持っているからかもしれない) 天童さんが書いていた「正直な言葉」という解説を見てぼんやり思い浮かべたけど、...続きを読む なるほど弱さを誤魔化さないこと、逃げないことのニュアンスに通じるのかなあと思った 著者の考えが包容力に富んでいて、 なぜだかわからないけど終始涙が出そうになってしまうエッセイだった
傷を持たずに生きている人なんてこの世にはいないと思う。そして、傷がなかったのかのように生きることが強いことだと多くの人は錯覚している。傷を愛せることができたら、傷を持っていることを認めて生きていくとこができたら、今よりもっとみんな幸せになれると思うのに。もっと多くの人が、この本を手に取れますように。
私は運がよいのか、今まで生きてきて心理的な傷を負った経験はほとんどない。自分は身体的にもメンタル的にも強いと思う。しかし私の周りには不治の病にかかっている人、仕事が忙しく心が病んだ人、繊細な心の持ち主で傷つきやすい人などがいる。そのような人達と接するとき、自分が不用意に更に傷ついてしまう一言を言って...続きを読むしまわないか、もしくはどのような態度を取ったら良いのか迷う時がある。しかしこの本の冒頭で、「なにもできなくても、見ているだけでいい。なにもできなくても、そこにいるだけでいい」と書かれていて気持ちが楽になった。その人の心に響く、その人の救いになるような言葉を言わなきゃと変に気負っていたところがあった。何も言えなくても、そばで見ているだけでいいんだな。
傷に寄り添ってくれるというより、幅広い問題提起をしてくれる本。 それが心地よく、でも少しずつ落とし込みながら読みました。
読みづらいかなと思いきやスルスル読めてしまうのに自分でも驚く 人生を生きる上で大切なことだらけでまた絶対に読み返したい
p.69 競争と幸せ p.91 宿命論と因果論 p.114 弱さを抱えたままの強さ P.159 人生の軌跡 が好きでした
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