傷を愛せるか 増補新版

傷を愛せるか 増補新版

715円 (税込)

3pt

たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること――。バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。解説 天童荒太

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傷を愛せるか 増補新版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    トラウマの研究者も私と変わらない人間であること。(カウンセラーとしてもあるかもしれないけど)1人の人から幸せを祈ってもらうのは温かい気持ちになる。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    「張りつく薄い寂しさ」を克服したい。丁寧に世界を見て、自分の感覚に耳を澄ませ、手を合わせて「わたしたちは大丈夫」と祈ろうと思う。

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    心の傷やトラウマは極めて主観的なもので、決して他者のことは理解することはできず、それぞれの地獄がある。そんな地獄をそれぞれが抱えていることを認め、見つめていけるまなざしを持っていたい。

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    精神医学者で人文学系の大学で教鞭をとら社会学的な研究もされている先生のエッセイ。難しい専門用語もなく平易な言葉で、日常の生活で感じられたこと、アメリカ留学での同性愛者との交わり、ベトナム戦争のアメリカの後遺症を鎮魂した記念碑の話などを語っている。
     日常でのもやもやの捉え方、学者としてこういう切り込

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    優しい文章。トラウマの研究に携わってきたというのは正直本当に辛い部分もあったのだろうなと思う。読んでいてしんどいところもあった。それでも、大なり小なり様々な傷をかかえながら生きていく人生。
    そんな傷を愛しながら生きていきたい。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    今を生きてないなあ(後悔とか未来への不安とか)って感じる時に、リセットするために読んでる。そんな内容の本ではないんだけども。

    読むとなんか落ち着ける一冊。

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。
    過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷と共にその後を生き続けること。

    トラウマ研究の第一人者による
    深い思索が心に沁みとおるエッセイ。

    ホスピタリティについて、と、ヴァルネラビリティについての部

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    出来事をフレームではなくて自分の意識で捉えていることに自覚的だなとおもった。

    世界を澄み、濁った瞳で見ていること、その客観視、それでも自分に、患者への欺瞞を許すこと、人の営みの息遣い、自己と非日常の邂逅が生む眩暈、
    今ここにいる人、風の匂いのわかる人の書く文章だった。

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    どこまでも誠実で美しかった。澄んだ空気を感じられるようなエッセイだった。
    読みやすく、救われたような気がして、傷のあわい、も読んでみたい。

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    今年読んだ本の中で、一番かもしれない。私は、こんなにも真摯に患者に、そして人生に向き合う人に出会ったことがない。そして、文字から書き手の誠実さやが伝わる文章というものを、読んだことがない。

    考え方然り、紡がれる文章然り、心にしんしんと雪が降るように積もっていくやさしさ。でも温かい。触れたところから

    0
    2025年07月11日

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