傷を愛せるか 増補新版

傷を愛せるか 増補新版

小説・文芸
770円 (税込)

3pt

たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること――。バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。解説 天童荒太

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傷を愛せるか 増補新版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    やばい、かなり好きかも。
    ものすごく正直な言葉で、だからこそすっと奥まで入ってくる。

    そしてもの静かで温もりがあって安心できるような余韻がある。

    何かに似てると思えば、教会みたいな感じだ。祈りと慈愛と、時間をかけて醸成されるあの独特の空気。
    本を読んでこんな感覚を覚えたのは初めてかも。なんでだろ

    0
    2026年07月27日

    Posted by ブクログ

    学生時代に『環状島』モデルで知ったことを思い出しながら購入。ノウハウではなくあくまでエッセイという形で、傷に真摯に向き合う筆者のスタンスが通底している文章だった。

    あまり本筋とは関係がないが、怒りが他者に対する羨望でもあるという記述が興味深かった。

    0
    2026年07月11日

    Posted by ブクログ

    傷を愛せるか。
    文庫本の背表紙を読んだ時ちょっと泣いた。
    過去の失敗をいつまでも引きずったり、人と比べて落ち込んで自己嫌悪になったりと感情に振り回されやすい自分を肯定してもらった気分。

    傷ついた心やトラウマの乗り越え方が書いてある訳ではないけれど作者自身の嫌だと思ったことトラウマを深く考えていくこ

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    筆者の心の奥底の正直な部分が書かれており、とても深みがある。「記憶の淵から」の章は特に心の奥底に染み渡り、表題の「傷を愛せるか」は深い愛に触れる感じがする。長く手元に置いておきたい一冊

    0
    2026年06月18日

    Posted by ブクログ

    優秀だからこそ「よい人」でありたいと思う人も多いが、
    人の痛みへの共感は自分をも傷つけかねない。

    頭を使い、心を込め、気を配り続ける事は、
    脳神経系の「体力」を激しく消耗する。

    肉体の過労はわかりやすいが、
    頭や心の過労は見えにくい。

    肉体は動きを止めれば休養できるが、
    頭や心は職場を出てもす

    0
    2026年05月24日

    Posted by ブクログ

    著者の水の表現がとても好きだった。
    海は怖いけど、プールの中から見える外の光のきらめきが好きだったのを思い出した。

    明日の出会いの前の静けさ

    誰かに非常に腹が立つときは自分がやりたいのにできないでいることをその人がしているから

    包帯クラブ読みたくなった

    0
    2026年05月04日

    Posted by ブクログ

    正直で、誠実な優しさに溢れた本だと思いました。特に弱さを抱えたままの強さでは、自分の弱さは敵ではなく、自分そのものであり、それらを認めて力を抜くことで自分らしさみたいなものが見出せると感じました。着飾ったり、見栄を張ったり、隠そうとする部分も少し外に置くことで違う見え方や感じ方、新たな発見につながっ

    0
    2026年04月14日

    Posted by ブクログ

    素直な文章ですっと入ってくる。
    他者を、自分を、他者の傷を、自分の傷を愛せるか。
    著者の様々な経験を通じた発見や考察を通じて、考えることができた。

    0
    2026年07月29日

    Posted by ブクログ

    傷を人に見せ、表現できる人を羨ましく思う。
    それと同時に、ヘラヘラしてごまかす自分と相手に対しても苛立ちや否定の言葉が出てくる。
    自分の情けなさを読んでて感じた。
    著者のような向き合い続ける、逃げる時もそれはあるかもしれないが、その姿勢に力をもらう。
    人の傷を見ることもとても気力のいることだけど、目

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    大学の教授なのに(今はもう名誉教授になられている...!)、けっこうふつうな人だなぁという印象。ふつうってなんやねんやけど。私と感覚が似てるかもとも思った。

    本のタイトルだけ見ると、心の傷に対峙し愛す方法が書いてあるのかと思ったけど、著者の方が日々を過ごす中で出会ったり感じたことが印象的でした。

    0
    2026年07月25日

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