僧正殺人事件

僧正殺人事件

638円 (税込)

3pt

だあれが殺したコック・ロビン? 「それは私」とスズメが言った――。四月のニューヨーク、マザー・グースの有名な一節を模したかのごとき不気味な殺人事件が勃発した。胸に矢を突き立てられた被害者の名はロビン。現場から立ち去った男の名はスパーリング――ドイツ語読みでシュペルリンク――スズメの意。そして“僧正”を名乗る者が、マザー・グース見立て殺人を示唆する手紙を送りつけてきた……。史上類を見ない陰惨で冷酷な連続殺人に、心理学的手法で挑むファイロ・ヴァンス。江戸川乱歩が称讃し、後世に多大な影響を与えた至高の一品。

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僧正殺人事件 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年03月03日

    劇的にどんでん返しがあるとかではないが探偵役ヴァンスの知識量がえげつない。
    つまり作者本人の知識量がえげつない。
    ヴァンスの頭の良さをこれでもかと説得力たっぷりにえがいてくれる。

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    Posted by ブクログ 2016年12月27日

    もう30年近くも前から気になっていつつも、きっと「当時は名作でも今読むと退屈なのだろうな…」と決めつけて読んでいなかったこちらを遂に(笑)読みました。退屈だろうと思っていた理由は1929年という大昔?の作品であるということの他、「僧正殺人事件」などという題名のせいでもありました。(笑)
    いや、もっと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月07日

     小学生の頃から知っていたのにようやく読んだ見立て殺人の元祖。登場人物を覚えるまで読みにくかったが、事件が次々と起こるうちにのめり込んでいった。結末のヴァンスの行動は、コナン君で育った私にとって度肝を抜く展開。それアリなの?当時のアメリカ人の感覚ってこんなもの?と疑問符がいっぱい飛び交う。動機が理解...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月25日

    見立て殺人。探偵役のヴァンスの深い(何をいっているのか分からないくらいに専門的といってもいいくらいには)知識。「そうくるか!?」のような感動はありませんでしたが、全体的にまとまっていて読みやすく、事件の不気味な雰囲気、探偵の魅力ともに後年のミステリーに大きな影響を与えたことが分かる作品でした。

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    Posted by ブクログ 2022年03月08日

    最後まで引っ掻き回されたが、しっかり終わった。数学のパートは全くわからなかったが別に分からなくても読める。分かるべきところはちゃんと明言されている。だから数学パートは読み飛ばしても大丈夫だ、安心して読め。
    誰目線の物語か最初はわからなかったが、特筆して書くようなことでもない。この作品の鍵となるヴァン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月30日

    マザーグースを多少知ってると、話の面白さがわかる。「おぞましく、狂気に満ちた」と書かれているけどずいぶんこじつけのようで、しかもトリックも簡単なわりに有名な本だと思ったら、どうやら初の見立て推理小説らしい。トリックや推理に主眼をおかず、読み物として殺人の方法に趣向を凝らすタイプの。

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月24日

    学術的な話や芸術作品の話が合間にちょくちょく出てくるので難しく、最初は読み進めるのに苦労したけど後半は一気に読んでしまった。

    確かにこれはミステリを読む上で読んでおかないといけない一冊、という感じ。
    そして最後のダークな終わり方が後味良すぎなくてよい。
    なるほど乱歩が絶賛した理由も分かるかも。

    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月02日

    「ファイロ・ヴァンス」シリーズ第4作。見立て殺人の嚆矢として知られる作品ですが、確かに異様な不気味さを作り出しているものの、マザー・グースの詩に見立てなければならない理由は特に見当たらず、やや不満が残ります。
    それでも、教授同士の心理戦、犯人の動機、ラストのどんでん返しなど見どころ盛り沢山で、ミステ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月05日

    これぞザ ミステリーの始まりかなぁ。当時の人々にはこれまでに読んだことのないトリックにパンチされたに違いない。
    願わくば当時の人間として読みたかった。

    0

    Posted by ブクログ 2019年03月22日

    犯人はこいつでもないしこいつでもこいつでもないからこっちかと思ったら死んだし、つまりあいつが犯人か、と思ったらお前かいぃ、的な話。

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