あらすじ
年商100億を超えるIT企業のCEOをつとめた小野龍光は、インドで仏教を牽引する日本出身の僧・佐々井秀嶺上人のもとで突如仏門に入り、資産、社会的地位、名声を捨てた。立教大学教授退官後、都会生活を離れ、総合診療医として北海道穂別でのへき地医療の道を選んだ香山リカ。仏門をくぐった男と精神科医。自分自身の人生とは? 師とは? とらわれとは? 利他とは? 死とは? 仏教の教えをベースに、科学的視点や現代社会の分析も取り入れて読者に新たな生き方のヒントを提供する。あえて「捨てる」選択をしたふたりが語り合う、限られた人生を納得して生きるための思索的問答。
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Posted by ブクログ
どちらのお二人にも感心させられましたが、香山リカさんが、今北海道の僻地医療をやってらっしゃるのは知りませんでした。
また佐々木秀嶺上人との出会いがキッカケで、得度した小野龍光さんの転身ぶりには、ただ驚きしかありませんが、得度した今も、MacBookとスマホは手放せないとのことで、逆に親近感を覚えました。
お二人のXを、フォロー致しました。
「取るを足る」の大切さがよくわかりました。
ブグログの読者数の少なさに残念な思いです。この本は多くの方に読んでもらいたいからです。
Posted by ブクログ
人それぞれ、いろんな生き方がある。息をしている。スマホがある。家もある。ならあなたは大丈夫。それ私のことかな。
思い内容なのか読み終えるまで結構時間がかかってしまった。
Posted by ブクログ
小野さん、香山さんの人生に対する考え方は共感できます。自分は両先生みたいにはできないが、利他の精神て毎日ささやかではあるが、世の中に貢献したいと思います。
Posted by ブクログ
求めればキリがない。
捨てることは、心を楽にする。と言うことはわかっていながら、それが難しい。
大学教授を辞めて、僻地医療に携わる香山リカさんと、IT企業を立ち上げ、時代の寵児から1人の仏僧になった小野流光さんの会話。
小野さんの、仏教という堅苦しい枠に嵌らずユーモアのある励ましや、助言が心を和ませる。香山さんも、一時期よりも、なかり丸くなられた気がします。
人の役に立ちたい。程度は人それぞれだと思うし、誰に会うかで、人はその後の生き方も決まってくる気もします。そういう意味で、人との縁は大切。1人では生きられないことを真っ先に悟って、これまでの人とのご縁や、これからの縁を大切にしていきたい。