小説・文芸の高評価レビュー
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「月夜行路」続編。再びルナに会いたくなり、彼女を訪ねて行った涼子。そのときルナにはパスワードでロックのかかったノートパソコンが託されていた。パスワードの手がかりは一冊の本。謎を解くため、彼女たちは再び文学を巡る謎に向き合う。
いろいろな前提条件があるので、前作を先に読んでおくほうが良いです。前作での謎となる部分はぎりぎりのところで明かされていないような気もしますが、彼女たちの関係性はあらかじめ読んでおく方が理解しやすいし。あの真相を乗り越えて友人関係となった彼女たちの姿は微笑ましいし、そして楽しくて仕方がありません。いいなあ、こういう友達。
今回彼女たちが出くわす事件は、どれも悪意にまみれてい -
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息子のセオと仲違いしたチャーリーは、関係を修復するためにセオが副操縦士を務める飛行機に内緒で搭乗する。しかしその飛行機は、謎のトラブルにより午前0時に墜落した。そして死んだはずのチャーリーだったが、目覚めるとそこは墜落前の機内。これは墜落を阻止するためのチャンスなのだろうか。息詰まる展開のタイプリープサスペンスです。
なぜ飛行機が墜落するのか、止めるためには何をすればいいのか。限られた時間の中で原因を突き止めようとするチャーリーを嘲笑うかのように、短くなっていくループ時間。とある法則によりあと何度のチャンスがあるかわかるというのもスリリングです。こんな状態、普通なら耐えられません。あくまでも冷 -
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『黄色い家』 川上未映子
最後の最後まで食い入るように読んだ。まるで自分が「花」になってしまったかのように布団に丸まりながら読み切ってしまった。最後の方で思い出したかのように好きな箇所に付箋を貼った。
すごく簡単に人は犯罪に手を染めてしまうんだなあ、でも犯罪ってなんなのだろう。何が悪くて何が正しくて、ずっと変わらない確実なものなんてない気がして。
出てくる登場人物に、極悪人なんていなかった。
みんないい人で。
でもいい人って何?直接暴力を振るったりされなかっただけで、本当はあの中で花は洗脳されていたんじゃないの?
けど、花も同じようなことしてたよね?
でもそれって避けられないものだったかもし -
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ネタバレ下巻もめちゃくちゃ面白かった。映画でさらっと流されていて(なんかわからんけどとりあえず上手くいったんだな)と感じていた部分の試行錯誤がふんだんに描かれていて、それがとても面白かった。
地球に戻れるだけのアストロファージをロッキーが分け与えてくれるシーン、映画ではハグをしていてそれがとてもよかったが、原作にはない映画オリジナルであることに驚いた。映画を先に観ておいてよかったなと思った。原作が先だったら余計なオリジナルだったなと思っていた可能性がある。映画でのハグは、3時間という短い時間で彼らの親密度を描くのに効果的だったと思う。
アストロファージを採取し分析、そしてタウセチで釣りをして大気を採取 -
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最初と最後に頭をぶん殴られたような感覚に陥る名作だった。
一気に作品へ引き込まれて、夢中で読み進めて、最後に袋叩きに合った。
対話の中にあらゆる矛盾や関係性が隠れており、読みやすいのに読みごたえがあった
自身の思考の浅さに辟易し、対話での読みあいに舌を巻いた。
特に私が膝を打った点としては
・作中の高校生の中途半端に未熟な思考の解像度が高すぎて、生々しさを感じた。
・(ミステリ好きを)ミスリードへ誘導する艶やかな手際
・刑事が有能であり、対話によって解決していく、探偵の一辺倒な作品ではない。
・文学的要素を盛り込み、知見があるとなお楽しめる。
・捜査側と推理側のそれぞれの思惑が交差し、より -
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面白いです。続きが気になる。
イランに生まれ、美人で気が強い母、静かで優しい父、そして猟奇的な姉(今ではよく聞く、発達に課題がある子、にカテゴライズされるのでしょう)を家族に持つ、僕。その幼少期が語られています。
仲の良くない母と姉の機嫌を損ねぬように、幼い頃から処世術を上手く身に付けてしまった主人公の心の動きがとても興味深い。
そして日本での生活も束の間、物語は父の次の赴任先、エジプトのカイロでの暮らしへ。
日本生まれ日本育ちの私にはカルチャーショック、とても刺激的でした。うわぁ大変そう、と思って読み進めますが、住めば都なのかだんだんとこの国を愛していく主人公の感情も知り。現地でできた家 -
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ネタバレ今年の読み聞かせでは憲法や戦争に関するものを持っていこうと思っておりまして。
今週は憲法関係の絵本を多めに読むつもりです。
表紙はスッキリとしておりますが、中はいわさきちひろさんの優しい絵の絵本と、お話(小学生新聞で小学生にお返事したもの)の二部構成です。
絵本の部分は日本国憲法の全文と9条を小学生にも分かるように優しく噛み砕いてあります。
大人が読んでもすんなり心に入ってきます。
全文と9条に書かれていることは綺麗事だと言われてしまうかもしれない。
でも私はこれを信じて生きていきたいし、末永く守っていきたいと思う。
この国の生き方を決める力は私たち国民だけにある。
心を尽くして話し合 -
Posted by ブクログ
読み終わってしまったーーーー!!!
SF超大作!ということで時間はかなり要したが、本当に読んで良かった。グレースとロッキーの喜びも悲しみも、様々な感情がたくさん伝わってきて、もう最後の方は興奮が抑えられない!!
熱すぎだろこの二人!!
下巻からは一気に物語が動いて、過去回想の方で謎を全て回収した状態でストーリーが進むため、拍車をかけて最後まで物語に惹き込まれた。
最後の結末は予想外なんだけど、しっかり感動できて思わずニヤけてしまう。素晴らしい締めくくりだった!
無限に広がる宇宙、異星人との遭遇、夢があるなぁ。
映画を見る前に読んで良かった。こりゃ、映画が楽しみすぎんだろ!
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