あらすじ
とにかく旅が好き! 食、陶器、絵画、鉄道など目的はさまざま。敬愛する寅さんにちなんで“フーテン”を自認し、日本のみならず世界中を飛び回る。気心の知れた友・御八屋千鈴氏や担当編集者を相棒に、ネタを探して西へ東へ。『旅屋おかえり』や『ジヴェルニーの食卓』が生まれた秘密は旅にあった! 笑いあり、感動ありの取材旅行エッセイ。さあ、マハさんと一緒に旅に出かけよう。
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原田マハさんの本…大好きですね。
短編で色んなところへ行った旅行の話で、読みやすくて面白いなと思って半分くらい読みました。
この本はアートのことはないかと思いきや暗幕のゲルニカやたたゆたえども沈まずとかの話もあって、そこから一気に読む速度上がりました。
原田マハさんの本は芸術・アートを知らない私にも読みやすくて、アート入門レベルの私にはとても面白いです。
原田さんの本を一通り読破しようと思いました!!
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久しぶりに読んだマハさんの本、気楽に面白く読み終えることができた。
本の中に出てくる挿し絵はマハさんが書いたのだろうか?
ぼよグルが楽しそうでいいなと思うけど、
私にもそんな友がいて、北海道から中国、四国まで一緒に旅をしたが、九州まで行けるかどうか?
マハさんへ希望として、アート小説は私には重すぎて、もっと気楽に心温まる小説を書いてほしい!
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旅好きのマハさんならではの旅エッセイ
旅仲間の千鈴さんとともに巡るぼよグルだったり、芸術家の生きた証を辿る旅だったり、最後のお父様のお話では涙したりもして旅に自分も出てるような感覚になる1冊
マハさんの文章は温かく、友達みたいに「この旅のさ
ー」と話してくれているみたいな感覚で読めるので今回もあっという間に読めてしまった
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マハさんの小説が好きなのでエッセイも読んでみました。終始ゆったりした雰囲気の旅をされていて一つ一つのエピソードにほっこりしましたし、自分の理想的な生き方だな〜と感じました。
最後のお話はそれまでののんびり旅とは一変、お父様との別れを綴られていて切なくもあたたかい気持ちになり、読みながら涙が滲みました。最後にあの話を入れることで、本として締まるので流石だなと感じる1冊でした。
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原田マハさんは本当に旅とアートと美味しいものが好きなんだなと、著者の熱量がダイレクトに伝わってきた。「楽園のカンヴァス」のシリアスな雰囲気からは想像もつかないくらい、プライベートの原田マハさんはユーモラスな人だなと感じた。牡蠣の食べ過ぎで蟹御膳を食べ損なった話や、天津へ天津丼を食べにいったのにまさかのハプニングに見舞われた話は思わず笑ってしまった。私も久しぶりに旅の計画を立てようかな。
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原田マハがアートに絡む物語とは別に、旅屋おかえりのような作品が書けるのはなぜだろう、と思ってたが、腑に落ちた。真似してみたくなるような旅だなー。
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なんだか最近、余白のない日々を過ごしていませんか?
仕事と家の往復、SNSのタイムライン、積み上がるタスク…。そんな“詰まりすぎた毎日”の隙間に、ふっと風を通してくれるのがこの一冊、『フーテンのマハ』でした。
小説家・原田マハさんが、世界・日本各地を旅しながら綴ったエッセイ。日本にフォーカスすると沖縄、鳥取、別府そして神戸…。名所ガイドとはひと味違って、マハさんの「ここに立って、こう思った」が丁寧に書かれていて、読んでいると不思議と自分も一緒にその土地を歩いている気分になります。
中でもお気に入りは「永遠の神戸」。かつて通った料理店・雑貨屋、神戸の光と影を思い出とともに綴るこの章には、マハさんの人生がにじんでいて、思わずページをめくる手が止まり、「昔住んでたあの町、元気にしてるかな」なんて、自分の過去にもふと想いを馳せてしまいます。
そして何より、この本から伝わってくるのは“前向きな自由さ”。うまくいかない日もあるけれど、美味しい料理や旅先での出会いが、明日の自分をちょっと軽くしてくれる。そんなふうに思える、優しくて力強い一冊です。
旅に出たい気持ちがムクムクしてきたら、それはもうこの本を読むタイミング。地図のいらない旅が、ここにはありました。
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香川県や沖縄県を旅した時の思い出話、昔から遠足などの大事なイベントの前夜にテルテル坊主を作っておくと比較的 良い天気によくなった事、モネの睡蓮の舞台やルーブル美術館を訪れた時の思い出話など(1つの話が)余り長過ぎず楽しく読めました。
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気になるエッセイだった。自らフーテンと称するように旅を栖とするような生活が羨ましい。また、著者はアートを仕事に、そして作家となってからは実益を兼ねた趣味にしている。著者の小説は『まぐだら屋のマリア』だけが既読だが、西洋美術にキリスト教をモチーフにしたものが多く、その作品にもアートの影響があったのだなー。自分は一人旅派ではあるけれど、親友であり、旅の友でもある御八屋千鈴さんとの旅の様子も良いな~と思う。
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旅先の話も笑えたけど、小説を書くようになった経緯やマハさんらしいアート(アーティスト)の見方、フーテンになったきっかけなど、とても面白かった。
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エッセイはなぜか今まであまり惹かれず避けてきた分野だったけど、丁度私も今月ヨーロッパに行くのでリサーチも含め手に取ってみた。
なぜ今までエッセイを食わず嫌いならぬ、読まず嫌いしていたのかと後悔するほど面白かった。
原田マハさんが好きなので人柄や制作秘話を知れたのも嬉しかった。これから好きな作家のエッセイは積極的に読みたいと思った。
本作に出てきた、場所やお店はいつか行ってみようとメモをとっておいた。
ハイアンドローや地元の人にお勧めを聞くなどフーテンのマハ流の旅を私もしてみたい。
沢山旅がしたくなるワクワクする本だった。
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思い立って、ふと旅に出るってすごいことだと思う。私は心配性だから、あれもこれも持っていかなきゃ、計画を立てなきゃと考えているうちに時期を逃してしまう。
電車の時間は何もしないでぼーっとするというのも尊敬。何もしないってなんとなく時間を無駄にしてる気がして難しい。
この本を読んで、旅がしたくなった。
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短編の旅行記です。マハさんの一人ツッコミが面白いです。
知ってる美術館、お店が出てきて嬉しくなり、行ってみたいお店や場所がたくさんできました。
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原田マハ、久しぶりに読んでみようかな、、と本屋で複数選んでた中に趣の違うタイトルがあり合わせて手に取りました。ぼよグルと本人が言う気ままな旅や、題材を探したり、執筆の下調べの為の旅行。読んでいて、すぐ旅に出たくなる楽しさは一級。また有名画家の生業や出身に関わる事の勉強にもなりました。これから買った本を読み始めますが、あの取材や調査の結果出来た小説とわかった上で読むのも大変楽しみです、
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小説家歴より長いフーテン歴。美味しいものを求め、イケメンとの出会いに心踊らせ、アートに想いを馳せながら世界中を大移動。そして、小説家の始まりは旅で出会った幸せでした。軽快なマハさん節を堪能し、私も旅に出たくなりました。
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-弘前のリンゴの冷製スープ-
是非一度、味わってみたい。
-鉄舌エピソード-
願わくば熱々のコロッケをフーフーしないで食べてみたい。
-NYの地下鉄で、中国系のおっちゃんから買った電池5パックのエピソード-
お店で読んでたんですが、声を出して吹き出し笑いしました。
-夜のルーブル-
ズルい。と思ってしまうくらい憧れます。行ってみたい。
製作エピソード。マハさんにしか描けない物語はこうやって産まれたんですね。少し、垣間見れたような気がします。
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マハさんの旅が気に入った!
目的地に行こうと決めても、何も調べない。
まっさらな頭とすっぴんの心で訪れる。
私の好きな旅もおんなじだ。
必要最低限の情報以外はインプットしない。
旅は知らない街の角を曲がること
誰かがそう言っていた。
小田実さんか永六輔さん。
でもこの二人ならきっと言う。
何でも見てやろう精神の二人だから。
気心が知れた友との「ぼよグル」も
ゴッホの背景を訪ねる旅も
カフーとの出会いも面白い。
餃子の生まれ変わりなんかもいい。
私だったらどうだろう。
餃子、麻婆豆腐、カレー、茶碗蒸し、チョコ この中のどれかの生まれ変わりだろう。今まで口にしたもので一番美味しかったのは、早稲田界隈のキッチンカナリアの麻婆豆腐、スタミナライスだが、、、。
最後の、お父さんとの惜別が泣ける。
美術全集を売っていたセールスマンの父から無意図的、意図的に学んだこと、映画、本、そして美を愛する心。
いってらっしゃい。
いってきます。
娘達との別れの瞬間を想像すると
切ない。
親友とともに
亡くなったもう一人の親友のお墓参りをした今日だったから
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マハの本をそれなりに読んだので満を持してエッセイを。
どんな人なのかずっと気になってました
噂には聞いていたけど、本当に旅が好きな人なんだな!
「移動が好き」とも書いてあったけど、人間移動すると脳が活性化すると言うし、だから名作が多いのかな?
マハ本人の語り口は『ロマンシェ』の主人公 美智之輔を思わせるような明るくてエネルギッシュな印象
ということは、ロマンシェはマハの素に近いテンション感で書いたのかな?こういう発見楽しい
御八屋千鈴さんとマハ、ハグとナガラのモチーフっぽいなあと思っていたら当たりですごく嬉しかった!
エッセイを読むと、作家さんの経験はそのまま物語のきっかけに繋がることの多さをひしひし感じます
アートのイメージが強い中でデビュー作は沖縄が舞台の恋愛小説であることに意外だなと思ってましたが、その裏話も知れて大満足!
『カフーを待ちわびて』、まだ未読なのですが読まなきゃね
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旅先でのグルメがなんとも美味しそうで、今すぐにでもどこかに行きたい気持ちになります。海外のアートにまつわる聖地巡礼も楽しそう…。旅先でのテンションの高さが読んでいても伝わってきます。
沖縄でカフーに出会った件が素敵です。旅と出会いっていいな〜と思えました。
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マハさんのエッセイを初めて読んで見て、めっちゃ旅して色んな経験してる方なんだなぁと思いました‼︎
そして、読んで見て旅に行きたい気持ちにもなったし何冊か読んだことあるけど、他の本も読みたいと思た作品でした。
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自称フーテンのマハが何故旅好きになったのか。これまでの旅先でのエピソードにはじまり、デビュー作誕生秘話や父親とのエピソードなど、細かい章に分かれて書かれているのでさらっと読みやすい。本の営業をしていた父親とマハさんの話は、タイトルを失念してしまったがマハさんの短編集の中で似たシチュエーション(父親に与えられた図鑑がきっかけで美術関係の仕事をする女性と、元営業の高齢な父親が海外に行っている間に亡くなってしまって〜)の話があったと記憶している。これが元だったんだなぁ
(読書メーターからの転記)
Posted by ブクログ
原田マハさんの旅エッセイ。
「ハグとナガラ」もそうだったけれど、原田マハさんの楽しそうな旅の様子がとっても好きです。
特に作家デビューとなった「カフーをまちわびて」のきっかけとなった出会いのところがとても素敵です。
そういう何かに導かれるような出会い、私にもあったのかな。
そんな大きなことでなくても旅にはたくさん忘れられない思い出があって、思い返すだけで幸せになったり温かい気持ちになったり。
旅したいな〜。
Posted by ブクログ
マハファン垂涎「マハのマハたる所以」が横溢。エッセイなのに、リズムよく読める。読み進めるほど、人となりが解ってきて、マハ感が高まる。特に「猫舌の反対」のエピソードは笑み無く読めない完成度。単に温度への耐久機能だけでなく「ぬるい珈琲」への怒りまで登場し、まさに、マハ感MAX。結局、マハ感にやられて、マハマハになったところで、マハ感って何だ?
Posted by ブクログ
原田マハさんの旅エッセイ。「フーテンのマハ」と自称するだけあって、ふらっと出かけてはしばらく帰らず、自由気ままに旅をして、美味しいものに舌鼓を打ち、謎のお土産を仕入れてくるところ、なんとも自由で憧れる。
マハさんは餃子の生まれ変わりと言っていたけれど、私はきっと甲殻類か貝類の生まれ変わりだ。海老、蟹、牡蠣、ハマグリにホンビノス貝、アサリにシジミ、なんにせよ、とにかく硬い殻をまとって、海の底に沈んでいたに違いない。
そして創作の裏側の話が面白くて、マハさんの著作を読んでみたくなった。アートは自分にとって遠い存在で、「教科書で読んだことがある」「名前は聞いたことがある」レベルだったけど、これを機に読んでみて、画家達の世界に触れてみたいと思う。
Posted by ブクログ
あっちへこっちへ、ふらふらと旅をするエッセイ。
フーテン、と言われれば確かに、というぐらい
色々な場所に行っています。
一度出かけたら…な日数にびっくりですが
昨今の通信が発達していて、よかったやも?
どこでも仕事ができる反面、仕事の催促がくる(笑)
元の経歴も出てきたりで、そういう本もあるのか、と。