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Posted by ブクログ
なんだか最近、余白のない日々を過ごしていませんか?
仕事と家の往復、SNSのタイムライン、積み上がるタスク…。そんな“詰まりすぎた毎日”の隙間に、ふっと風を通してくれるのがこの一冊、『フーテンのマハ』でした。
小説家・原田マハさんが、世界・日本各地を旅しながら綴ったエッセイ。日本にフォーカスすると沖縄、鳥取、別府そして神戸…。名所ガイドとはひと味違って、マハさんの「ここに立って、こう思った」が丁寧に書かれていて、読んでいると不思議と自分も一緒にその土地を歩いている気分になります。
中でもお気に入りは「永遠の神戸」。かつて通った料理店・雑貨屋、神戸の光と影を思い出とともに綴るこの章には、マハさんの人生がにじんでいて、思わずページをめくる手が止まり、「昔住んでたあの町、元気にしてるかな」なんて、自分の過去にもふと想いを馳せてしまいます。
そして何より、この本から伝わってくるのは“前向きな自由さ”。うまくいかない日もあるけれど、美味しい料理や旅先での出会いが、明日の自分をちょっと軽くしてくれる。そんなふうに思える、優しくて力強い一冊です。
旅に出たい気持ちがムクムクしてきたら、それはもうこの本を読むタイミング。地図のいらない旅が、ここにはありました。
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小説・文芸
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