ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • Genesis されど星は流れる

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    個人的には『メタモルフォシスの龍』が一番好き。
    単行本にもなってるようなので読んでみたい。

    『エレファントな宇宙』もニーナが可愛かったな。

    SF、長いと頭が追いつかなくなってくるのでアンソロは色々読めて良い。

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    2026年10月10日
  • 安恒(琉球空手シリーズ)

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    2026年の作品

    いや今年の作品じゃないか!
    わざわざ言う意味ある?

    もちろんある
    わいのレビューにはいちいち深い意味がある
    なんか申し訳ない
    いちいち深くてなんか申し訳ない

    話を戻そう

    本作は琉球空手の達人で、もともと「手(ティー)」と呼ばれていた沖縄の伝統武術に「空手」という名を与え、「空手」が日本に、そして世界中に広まる礎を築いた糸洲安恒を内務省の役人として沖縄に渡った小野寺正三郎の視点で描いたもの

    明治という激動の時代に、沖縄の文化でもある「手」の伝統と変革の間で葛藤しながらも、明るく希望を持って「手」の普及に努めた糸洲安恒の静かだが強い想いが込められた一冊

    加えて自らも琉球空手の研究と普及を実践する今野敏さんの想いも込められているように感じました

    そして2026年沖縄では県知事選が実施され、2期8年続いた玉城デニー知事が敗れ、古謝玄太さんが新たに県知事となられました

    長期政権となった玉城デニー前知事にはもちろん功罪両方あったと思いますが、とにかく沖縄の大多数の方は「変革」を求めたということだと思います

    そんな年に「変わる沖縄」を描いた本作が発刊されたのは、偶然ではないように思うのです
    ましてや本作は「琉球新報」という沖縄の地元紙での連載を経て単行本化されています

    沖縄の人々の気持ちを大切にしながら、伝統を守りつつも変革していこうとする沖縄を遠い茨城の空の下から応援したいな〜と思う読後のわいなのでした

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    2026年10月10日
  • 森にあかりが灯るとき

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    介護ってやっぱりきついんだな。でも上手くお話が進んでいくから最後は明るい感じで終わっていく、すごく上手な作家さんだと思いました。
    寝たきりや意思の疎通ができなくなった人でもそれぞれに思いがあって、その人の家族にも思いがあって、社会で決められたルールがあって上手くまわらないのはなんとなく私にもわかった。
    私もいつか親の介護して、介護される立場になると思うと憂鬱、でも読んで良かった!

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    2026年10月10日
  • 高慢と偏見(下)

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    ネタバレ

    確かに名文で始まる物語だった。
    面白かった。
    こんな感想で良いのか?

    ダーシー氏、エリザベスを好きすぎる

    読み返しもう少しまともな感想を書けるようしたい

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    2026年10月10日
  • にごりえ たけくらべ

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    なんと素晴らしい!にごりえ、半分くらいまで、誰の台詞かわからぬまま読み進めたところで、視界が少し開けたので、最初から読み直した。登場人物を押さえて読むとものすごく臨場感を持って頭に入ってきた。構成力、文章力、表現力どれも素晴らしと感じた。お力の逃げ場のない(いや逃げようと思えば逃げられるのに金縛りにあってるのか、、)絶望感。源七も、沼に入って抜け出せない。余裕をかます朝之助すら、お力の引力に吸い込まれる。こういう沼り方って人間誰しもあるよね。実は自分のすぐそばに抜け道はあるのに、全く気が付かない、気が付いてもそこから抜け出さない。抜け出せない。そんな人間の業を感じずにはいられない。悲惨な結末も、なぜかその業から解放されたような、いっときの安堵を感じてしまった。

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    2026年10月10日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    久々にすっごくおもしろい本に出会えて大満足
    ページを捲る手が止まらない
    夜読み始めて明け方に読み終わるともっと面白そう(夜に弱いから寝ちゃうだろうけど)

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    2026年10月10日
  • 熟柿

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    シンボリックで満足感のあるエンディング。オープニングでは主人公の死んだおばさんの話から始まる。夜中に一人で熟柿に小さい穴をあけてじゅるじゅるすするという行動は、親戚中から嫌われている風変わりでドケチなおばさんのイメージを見事に象徴づけている。

    ストーリー展開は、主人公の市木かおりの不遇で孤独な運命に、流されながらも自分を保ち、目的を見つけてなんとかサバイブする姿が描かれていく。後半までは感情移入できなくて、読み進めるのが辛かった。それでも、読者をちゃんと連れていくのは、人物描写の妙と、少しずつ意外な角度に跳ねる展開だろう。やがて訪れるクライマックス。予想通りの場面だが、ここでもそこに至る道のりに意外性を感じた。

    最後のシーンは、かおりから土居への電話だ。かおりに好意を抱き、静かに見守る土居の誠実な人間性が透けて見える言動に惹きつけられた。あんな風に自分もありたいと思う。そして、自然にぽとりと落ちる熟柿のイメージが、かおりの未来への希望と重なる。ジーンとした余韻が残る素晴らしいエンディングでした。

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    2026年10月10日
  • 笑う森

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    5歳のASD児 真人が森で行方不明になった。1週間後に無事保護されたが、栄養状態もよく、母親の岬と叔父の冬也は森で真人と出会った人たちを探し、同時進行で岬に誹謗中傷する人たちを特定していく。
    森のなかで真人と出会った、ソロキャンYouTuberの拓馬、恋人を殺してしまった美那、難病の娘にお金を届けたい元ヤクザの谷島、狂言自殺を企てる中学教師の理実。それぞれ個性が際立ち、うまく絡み合う話の展開と伏線回収がおもしろい。
    ラストの真人が語り出すシーンは、発達障害児を支えるおとなたちの1面が垣間見えたようでグッときた。

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    2026年10月10日
  • 暁星

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    湊かなえの作品は3作目。これまでの作品は、内容が重すぎて、読後すごく精神的なカロリーを使ってしまい、正直ちょっと苦手意識を持ってしまっている。でも、暁星はジャストミートした。

    この作品の構成のことを絶賛しているコメントを散見した。お互いを強く思い合う永瀬暁と白金星賀という2人のストーリーをノンフィクションと小説という別々のスタイルで語らせるという手法は、その縫い目を読者に委ねているという意味で秀逸だと思う。どう縫い合わせたいかは、読者がそれぞれの想いを反映するだろうし、心に残る形は変容することだろう。

    永瀬暁の心の動きや行動には強く共感したし、自分を反映しながら読んだように思う。大切な人を思う気持ちを持ち続け、その想いのために人を殺めることまでしてしまう。相手を思う気持ちが、人格を分つ別の2人ではなく、自分自身に同化している感覚。特に現代では、危険な思想になり得るし、実際このキャラクターも反社会的な行動を引き起こす。ただ、どんな犠牲を払っても、こういう思いや感覚にこの命を捧げてもいいという生き方は、時代や文化を超えて普遍的だと思う。その切実さを伝えるのは、小説の使命のひとつである。

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    2026年10月10日
  • 一夜―隠蔽捜査10―(新潮文庫)

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    誘拐事件と殺人事件。神奈川と東京で起こったそれぞれの事件が絡み合う。

    今回は割と早いうちから展開を予想できて、わくわくしながら読み進めました。
    梅林のキャラクター、最初のうちはなんだかクセ強だなぁという感じだったか終盤に向けてだんだんいい味になってこの先のシリーズにも出てくればいいのにと、いうくらいお気に入りキャラクターになりました。

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    2026年10月10日
  • 戦争とバスタオル

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    今年読んだ本の中で自分にとってはベスト3に入る、素晴らしい作品でした。戦争とバスタオルというタイトルも二律背反する作者のお二人の心情をしっかりと表現されていて、日本人として胸に刻まないといけない歴史と安田さんと金井さんの最強コンビの取材が楽しくて久しぶりに読み終えるのが寂しい気持ちになりました。
    何より金井さんのイラスト、大好きです。

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    2026年10月10日
  • 一粒の麦

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    Wikipediaより
    グギ・ワ・ジオンゴ(キクユ語: Ngũgĩ wa Thiong'o, 1938年1月5日 - 2025年5月28日)は、ケニアの作家。当初は植民言語である英語を使用していたが決別し、その後は母語であるキクユ語を用いた。小説に始まり、戯曲、児童文学、映画、論文、批評まで幅広く手掛けた。

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    2026年10月10日
  • ツミデミック

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    どの話もオチが面白い、どこにでもある日常生活の狭間から転落していく兆しからの急転直下は読み応えバッチリ。ってオーディブルで聴いたので聴きごたえかね、しらんけど。

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    2026年10月10日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    貴方は、誰が理由なら人生を間違えられるだろう。

    暁海と櫂の今治の海のように綺麗であまりに苦しい15年間をどう表そうか。お互いを支え合い、誰にも越えられない癒しを与え合った。離れていても、迷ったときに思い出すのはいつもお互いのことだった。いつも星〈あなた〉だった。

    貴方は、自由に生きていい、自由に捨てていいし選択していい。正解や普通なんて、所詮誰かと比べてみんながやっているから、という程度だよね。

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    2026年10月10日
  • 魔女になりたい

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    やっぱり上手い。いろんな著者のエッセイを読んだけれど、他の人の文章は、読者を笑わせようとして、文章自体が笑ってしまっている。これでは書いてる人が面白いだけで、読者は笑いを押し付けられているようで笑えない。
    でも亜和さんの文章は、変にチカラが入っていないのか、心底笑ってしまうところがある。もちろん心に響くところもある。
    読み終えて、なんか心地よい物語を読んだような気持ちになった。

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    2026年10月10日
  • 容疑者Xの献身

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    人間心理をここまで表現してしまう東野圭吾先生凄すぎる。
    読書好きな方のオススメで、読んで納得の作品。
    映画は見ていたけど、映画だけでは、この凄さ理解できなかった。
    読んでよかったし、余韻がすごい。
    自分の語彙力のなさに、悲しくなるが、本当にすごい。

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    2026年10月10日
  • ハウスメイド2 死を招く秘密

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    シリーズ2作目。前作に引き続き今作においても、良い意味で予想を裏切る展開となっており非常に楽しめた。
    単なるミステリーでなく、勧善懲悪ヒーローもの的な、エンターテインメント性もあるため、頭を捏ねくり回さずに、純粋に物語に没頭してしまう。忙しい日々の隙間に充てる余暇として、まさに最適な作品だと思う。

    作中には、人間の嫌な部分を凝縮・誇張したキャラクターが登場する。そんなキャラクターを見て、「いるよね、こういう人」と自分の体験に重ね合わせ、そんな悪どいキャラクターたちが因果応報の目に遭う様を見るのは、かつて嫌な思いをした自分を慰められるようで、ある種の爽快感すら覚える。

    ストーリーの読みやすさやエンターテインメント性は勿論だが、主人公の真っ直ぐさや人生に奮闘する姿には、人間らしい生き方としての深みも感じることができる。これらの要素が物語の奥行きにも繋がっているのだろうなと思う。

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    2026年10月10日
  • いい子のあくび

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    共感の嵐。
    なんか私だけ損してる。って思うのやめたいのにな。
    付き合う人によって対応を変える自分がいて、でもその自分も間違いなく自分自身で、幾つもの顔を持ってる。
    自分の中の分人が集まって私を形作ってる感じ。
    相手のことを思って尽くしてるのに裏切られていたことを知る絶望とか分かりみすぎて辛かった。

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    2026年10月10日
  • パリの国連で夢を食う。

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    川内さんの人生、側から見るとものすごい経歴なのに、本人は軽やかにその人生を描いていることがすごい!(もちろん壁や大変なこともたくさん乗り越えられてるなと呼んで思った)やりたいことにはなんでも挑戦しなきゃ、とも思ったし、大変だろうと私もパリに行きたい!と思えた。読んでる時、私もパリにいる気分になれて楽しかった

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    2026年10月10日
  • 容疑者Xの献身

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    『予知夢』を読んでからの再読。
    物理学者湯川と草薙刑事の関係性をもっと理解してから、この長編を読んでみたかったからだ。
    天才数学者石神が論理的思考で自らの存在価値をかけた問題は、あまりにも純粋で深かった。
    探偵ガリレオの葛藤。ラストはまた泣けた。

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    2026年10月10日