ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まいが葛藤を抱えながらもおばあちゃんの家で好きな場所を見つけることができてよかった。ラストが最高!渡りの一日もいい。

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    2026年05月09日
  • ナゾノベル 悪魔の思考ゲーム(2) 恐怖のハッピーメイカー

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    トロッコ問題など有名な思考実験をちりばめながら、謎解きと冒険物語が繰り広げられる。読みやすい。こどもが集中して一気読みしていた。
    幸せってなんだろう。自分ならトロッコ問題をどう考えるだろう。考えるきっかけになる。

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    2026年05月09日
  • 雪夢往来

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    いい本だったなぁ。しみじみと胸に沁みて読み終わるのが寂しいぐらいに。上手いなぁ木内さん。こんなにも多様な味わいのある言葉を駆使して豊かな物語を編むことができる作家さんなかなかいないんじゃないかな。毎日大した時間も労力もかけられてないようなろくでもない大量の新刊が次々出てすぐに返品されて廃版になるような現代において、これほどまでに誠心誠意、精魂こめて一冊の物語を紡ぎ、版元が確かな目でそれを見極めて社運と財力を賭けて刷って本にしてようやく世の中に出回り、その本を人々が楽しみに待ち、ありがたく手にして、辛いことも少なくないだろう日常の折々に楽しんだ時代に思いを馳せる。江戸時代の識字率や豊かな読書文化

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    2026年05月09日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十二) 特別長篇 迷路

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    火付盗賊改方長官、鬼の長谷川平蔵、通称「鬼平」の活躍を書くシリーズ、今回は特別長編で鬼平の過去の因縁にも繋がる。

    ===
    火付盗賊改方は、鉄砲洲の笹田屋に押し入ろうとする盗賊一団「池尻の辰五郎」の現場に先回りした。辰五郎は潔く自害して果て、一味は捕縛され全員が死罪となった。

    …冒頭が、同心の細川峯太郎のダメダメっぷりでちょっとげんなり(-_-;)。お役目で賭博場を見張っていたらそのまま夢中になってしまい借金を重ねるし、以前の話で鬼平に叱り飛ばされたっていうのに相変わらず昔の逢引相手(峯太郎が同心で既婚と知らなかった)に未練たっぷり、たまたま入った飲み屋「豆甚」で行き合った年増女(といっても

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    2026年05月09日
  • 〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます。 スペックゼロでお金と仕事と人間関係をめぐって考えたこと

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    すごく面白かったです
    Xでたまに流れてくる内容を読むくらいで、どんな方か知らなかったのですが、サービスについていろいろと考えてらっしゃってその捉え方が興味深かったです
    自分の価値観と合う合わないはありますが、心から色んな人が居て色んな考え方があるんだなと文章にするとうっすうすな感想なんですが衝撃を受けました

    AIに頼めそうな内容をあえて依頼する話を読んでいて、AIに仕事を奪われるって問題の解決の糸口があるような気がしました

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    2026年05月09日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    本を読んでいるのに、自分も会場でピアノを聴いて浸っているような感覚になった。表現がとにかく美しい。出場者の4人がみんな素敵な人たち。映画も観てみようかな。

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    2026年05月09日
  • 目には目を

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    ネタバレ

    すごい小説だった。
    新川帆立さんの小説は3作目。3分の3で面白い。
    元彼の遺言状はちょっとコメディ要素もあったが、ひまわりと本作はとにかく凄い小説だった。

    少年に娘を殺された母親が、少年院から出てきた少年を殺すという事件が起きた。殺された少年(かつて少女を殺した少年)を少年A、少年Aの居場所を母親に密告した少年を少年Bとされた。
    少年犯罪なので、世間は少年Aですら誰かわからないのである。
    裁判を通して少年犯罪の被害者にスポットを当てていく話かと思って読み始めたが、そんな浅いものではなかった。

    ライターが取材をしていく方式。
    はじめはその時期に少年院に入っていた6人への取材(一人は少年Aなの

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    2026年05月09日
  • 容疑者Xの献身

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    天才ガリレオシリーズの大傑作。天才物理学者vs天才数学者の攻防が面白い。
    終盤明かされる、犯人の取った真の行動には鳥肌が立つ。

    理系の最高峰の対決なのに、犯人に気づくことになった理由があまりにも人間味があり、胸を打った。
     
    ミステリ不慣れな方にも間違いなくオススメできる不朽の名作。

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    2026年05月09日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    久し振りに読み応えある作品が読めて、満足度高いゴールデンウィークを過ごせました!

    ■勝手に予告編
    無人島へ向かう船に揺られた男女7人の仲間たち、そのうちの1人は殺意を抱えている。

    島に着いた彼らは、次々と何者かの手によって命を落としていく。殺意を抱えた者の手ではなく…。

    唯一のヒントは『第一発見者である』繋がり。
    その意味を知った時、それは偶然か必然か、あなたの目にはどう映るのか?

    小さな切れ端をかき集め、数年にわたる謎に光を差すのは誰なのか?

    ■読後の感想
    面白かったの一言に尽きますが、どう面白かったのかと問われたら、太田愛さんの『犯罪者』、乃南アサさんの『音道貴子シリーズ』、そし

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    2026年05月09日
  • 痴人の愛

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    再読。色々とそれらしい解説はあるんだろうけど、素人としては、谷崎潤一郎の性癖大公開スタイルはほんと愛せるワ〜って感じ。潔い。
    「己は絶対無条件で彼女の前に降伏する」
    やっぱり格が違うというか、ホンモノすぎてちょっと笑ってしまう。ほんとうにすべてを捧げて崇拝する感じ。愚かだと鼻で笑ってやりたい気もするけれど、愚かさに抗えない感じがこの作品のすきなところだなあ。歪んだもの同士でも、くっつけたらぴったりはまっていい感じになるかもしれない。この場合は、ぴったりはまるように片方が努力しなきゃいけないんだけど、でもたぶんそれさえも悪くないはず。それにしたって、谷崎潤一郎はほんとうに文章が読みやすくてきれい

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    2026年05月09日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

    あかりが今の私と歳が近く、また母という存在について考えることがあり手に取った。
    母に精神的・肉体的苦痛を強いられてるにも関わらず、あかりは母の言うことに従い、冷静に母に意見を伝え、時には仲の良い親子のようなやりとりをしていた。これが血の繋がりだと強く感じた。子にとって親の存在はかけがえのない存在。一番信じたい、頼りたいはずの親を、誰よりも信じることができなかった結果が招いたことであるという事実に胸が苦しくなる。

    彼女は母を殺した後、父に面会するまでは、私が殺したのではなく母が自殺したのだという嘘を自分に擦り込ませていた。自分を正当化するだけの理由がある。母も同じようにしていたからと。だから嘘

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    2026年05月09日
  • 殺し屋の営業術

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    ネタバレ

    面白かったです!
    最後まで頭が良く、強く、期待を裏切らない主人公で良かったです。
    ただの営業では物足りなかった主人公が、殺し屋の営業となって困難な目標を達成していき、楽しさを見出していて面白かったです。
    でも、人が自分のせいで死んでいくところにはショックを受けるような人間らしさも良かったです。(最終的にはそこもどうでも良くなっているかもしれませんが、、、)

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    2026年05月09日
  • 常識のない喫茶店

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    Pinterest に載ってたXのツイートを見て読みたいと思い!!

    結構初っ端から笑いました!^_-⭐︎
    いろんな考え方の人がいて勉強になりました

    個人的にはチワ爺だいすきです
    想像が容易にできて短い登場でしたがジーンとなりました

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    2026年05月09日
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    223P

    竹取物語は話も知ってるし、映画でも見たし、古文の授業でもやったけど、改めて読んだら、本当に面白いな。日本最古の物語が花鳥風月の月がテーマのSFっていうのが美しいなと思う。日本人は昔から自然を愛でる民族なんだよね。西洋SFが「未知への征服」だとすると、竹取物語のSF性って「異界への哀しみ」なんだよね。そこがすごく日本的で、美しい。あと改めて読むと、かぐや姫って「男性たちの欲望を全部すり抜ける存在」でもあるから、現代的に読んでもかなり面白い。求婚者たちへの無理難題も、ただの意地悪じゃなくて、「所有されない」というフェミニズム的な意思表明に見えてくる。

    日本最古の物語の竹取物語は「何

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    2026年05月09日
  • ライオンのおやつ

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    小川糸に泣かされた。やばい。死というものの見方が変わる。生きているありがたさみたいなものがひしひしとつたわってくる。たった1カ月ほどの時間の中の内容だがかなり密度がある。ストーリーの中のおやつにもこだわりがあって良かった。こんなホスピスがあったら自分も終の住処にしたい。

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    2026年05月09日
  • 日本人が立ち返る場所

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    『内田)最近はよく「ナラティブ」という言葉が使われますけれど、それを「物語」とか「幻想」とか「フィクション」と言い換えてもいいんですが、要するに、脳内に形成された「現実を解釈するためのお話」です。客観的実在の裏づけがないにもかかわらず、この「物語」が大量の感情エネルギーを動員することがある。そして、その物語に引きずられて、劇的に現実が変わることがある。感情が歴史を変えることがある』―『第一章 情念と政治』

    養老孟司と内田樹。この二人の先達の言葉を聞いている時、思考という脳の働きを越えて意味が直接響いて来るような感覚に襲われることがしばしば起こる。展開する論理に共鳴していることはもちろんだけれ

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    2026年05月09日
  • 日暮れのあと

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    特別な笑顔を持つ青年 いつかまた、会えるでしょう。必ず会えるでしょう。百年後、千年後になるのかもしれないけど必ず
    はやくおばあさんになりたいと言う老いた風俗嬢
    の話にふれ、主人公は老いに対する考えを見直す 

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    2026年05月09日
  • エピクロスの処方箋

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    命とどう向き合うべきなのか考えさせられます。
    正解がないからこそ、優秀なお医者さんが哲学を取り入れながら悩み続けている。深いわ…。
    今作も素晴らしい作品でした!

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    2026年05月09日
  • 芸人たちの芸能史

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    ネタバレ

    【感想】
    「俳優(わざおぎ)」の語源となった山彦海彦の神話から始まり、能狂言、歌舞伎、新劇、アングラ、演芸、テレビ…と、昭和までのあらゆる日本芸能の歴史を、昭和43年の紅白歌合戦を取っ掛かりに一気呵成に語り尽くしている。
    河原乞食たる芸人、という著者ご本人のアイデンティティに基づく視点、軽妙な語り口、圧倒的な知識量、どれを取っても、この本の著述自体が見事な芸である。
    今後も折りに触れ読み返したい。というか、いつかこういう本が書けるようになりたい、と強く思うのであった。

    【今後の行動変容】
    松井須磨子や小山内薫など、初期新劇・初期アングラの歴史と、演劇と社会主義運動の歴史は深堀りしたい。
    また

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    2026年05月09日
  • 殺し屋の営業術

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    ネタバレ

    面白い!江戸川乱歩賞受賞作ということで手に取りましたが痛快!営業マンとして負け無しの主人公・鳥井が仕事中殺人に巻き込まれ、殺し屋グループに営業担当として雇ってもらい成果を上げる約束で一旦命を繋ぐ…というスタート。設定がもうユニーク。感情の起伏のない鳥井の言動はサイコパスみがあって終始うすら恐ろしく、人やペットのヨウムが殺される描写にはグロさもありましたが、P165から覚醒した鳥井からは目が離せず後半一気読み。頭の切れる詐欺師ふたり(鳥井&美紅)の騙し合いも痺れました。物語の終わり方もかっこいい!

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    2026年05月09日