【感想・ネタバレ】私たちの世代はのレビュー

あらすじ

『そして、バトンは渡された』著者の感動作
大人になったから気づく、あのときの想い。

感染症の流行で小学校が休校になり、不自由を余儀なくされた冴と心晴。冴が「夜の仕事」をする母親とささやかで楽しい生活を送る一方、心晴は教育熱心な親と心を通わせられずにいて――。人と関わるのが難しかった「マスク世代」の子どもたちの悩みと成長、そして彼らを見守る人々の優しさを描いた、本屋大賞作家による感動作!

単行本 2023年7月 文藝春秋刊
文庫版 2026年2月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

瀬尾まいこさんの作品は、毎回心あたたかくなります。
辛いこと、悲しいことが起こっても、大丈夫!前を向いて、生きていこう!って思わされます。
感染症が大変だった頃を思い出しました。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

読みながらボロボロ泣いてしまった。

「ディスタンス世代」
その時、私はすでに就職しており感染症診療に当たっていたため、実際に感染症の恐ろしさや、パンデミックで不幸な転帰を迎える人々を見た。
しかし、新興感染症が与えた不幸は生死に直結する部分だけではなく、人々の生活にも暗い影を落とした。
とりわけ子供達には、「感染対策」が強い強制力をもって、楽しい学生生活や友達との付き合い、家族イベントに影響したことと察する。
その中で、前半の小学生のパートでは子供達の脆さと母親のしなやかな強さを感じた。しかし、子供達が大学生になり、就職活動を迎える頃には、自分で道を切り開いていく、人間の強さを感じさせるような描写が印象的だった。
どんなに辛いことや絶望があっても、それを助けてくれる人間やちょっとしたきっかけをバネに、自分の人生を切り開いていく力があると感じた。
感染症がもたらした、特殊な数年間の話のようで、誰にでも共感できそうな、普遍的な話のようにも思える、非常に印象に残る作品だった。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

小学校3-4年生コロナ世代の子供女の子二人。
一人は割と恵まれた家庭だが、父単身赴任、母教育熱心な心晴と、シングルマザーだけど愛されてる冴の物語。

心晴は父が最初単身赴任だったが、コロナ禍でみなが自分がうつすのではないか、うつされるのではないかという疑心暗鬼の世の中で、小学校4年から父が糖尿病のために小学校にも、中学校にも、いけなくなった。家庭教師のおかげで通信制の高校大学に進む。

冴は母がお水ということでいじめられてはいたが、なんとか中高には進む。同級生の青葉にコロナのことがあって小さい頃からパンなど差し入れていたために、勉強を教えてもらっている。彼は中卒だが頭が良いのだ。大学にいく。小学校の先生になりたい。

就職会場で心晴と冴は会う。そのままいい関係が築けている。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子供という存在は、とても眩しい。これから何にだってなれる。世界はとても広い。だが、それに気づくことは難しい。狭い世界の自分と、周りの存在、見える世界が全てのように感じてしまう。だからこそ、周りにどんな大人がいるのかはとても大切なことだ。
感染症による制限を強いられた子供たちは、さらに狭い世界で過ごすしかなかっただろう。その時、目の前に光がなければ、周りに優しさを与える大人がいなければ、簡単に未来を捨ててしまってもおかしくないと思う。大人から見れば些細な出来事だったとしても、ちょっとしたことで気持ちは動き、人生が変わる。
普通ではなかったあの期間が、良かったのか悪かったのかは、人によって違っていて、誰にもわからない。それでも、過ごしてきた時間は必ず未来に繋がる。無駄な時間なんてないのだと思った。あの時だからこそ出会えたもの、感じたこと。辛いことも、哀しいことも、全てが今の自分を作っている。
人の温かさ、繋がりの尊さを感じた。子供が希望を持てるような世界であってほしい。

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小学校教員としてコロナ禍を過ごした自分とその時の子ども達の様子を重ねるように読んだ。

自分が思っていたよりも、あの時の状況は子ども達に様々な環境の変化以上に、心にも大きな変化をもたらしていたのかもしれないと感じた。

学校という場所の存在は、よくも悪くもその存在は大きい。

『どんな状況にいても、数えきれない未来を抱えている子どもたちは光を放っている。この子たちを一人も取りこぼすことなく、少しでも楽しいと思える日々を創りたい。明日に向かえる力をつけてあげたい』
この言葉は、これから教壇に戻った時にずっと忘れてはならない。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

感染症により不自由な学生生活を余儀なくされた世代。世の中が感染症を受け入れ始めても、全員が順応出来るわけじゃない。感染症がなければ、愛ある家庭に生まれていれば...人生は違ったかも。

とりこぼされてしまう人がいることを見逃さないで。そして、人生はあなたが思うより...

そんな著者のメッセージを感じて胸がぎゅっと締め付けられながら彼らの成長を見守るように読んだ。
優しい愛がこの話の中にありました。

瀬尾さんの小説久しぶりに読んだけど、沁みますね〜〜。不自由ではあったけど決して失うばかりの時間ではなかった。大人としてコロナ渦を過ごした私には、感じ得ることが出来ないものを教えてもらった気がします。

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

コロナ禍の不自由な時期を過ごした子どもたちの物語。少しづつ前を向いて歩いていく姿に感動しました。読後感も良かったです。ディスタンス世代と呼ばれたりするんですね。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

瀬尾まいこの「やさしさ三部作」として店頭に並んでいたので、期待を込めて即購入。しかし、期待が高かった分だけ、物足りなさも感じてしまった。

なんとなく自分の読書の傾向的に、心に刺さる言葉だったり、「成長・解決」のように変化を好むようだ。そのため、淡々と出来事が進行したり、優しいだけの文章だと物足りなさを感じるようだ。

でも、テーマがコロナだったり、身近な内容だけに誰もが経験し、共感を呼ぶ内容であることは間違いない。

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2026年02月12日

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