【感想・ネタバレ】私たちの世代はのレビュー

あらすじ

『そして、バトンは渡された』著者の感動作
大人になったから気づく、あのときの想い。

感染症の流行で小学校が休校になり、不自由を余儀なくされた冴と心晴。冴が「夜の仕事」をする母親とささやかで楽しい生活を送る一方、心晴は教育熱心な親と心を通わせられずにいて――。人と関わるのが難しかった「マスク世代」の子どもたちの悩みと成長、そして彼らを見守る人々の優しさを描いた、本屋大賞作家による感動作!

単行本 2023年7月 文藝春秋刊
文庫版 2026年2月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

コロナが与えたこと。コロナに感染症リスクとやらに、今思えば過剰に反応して、翻弄されていた子供達。
児童養護施設で育ち夜の商売をしている母との母子家庭で育った冴。冴は明るく、前向きで、世話好きな母が大好きで、学校で陰口をたたかれたりしながらも、コロナのソーシャルディスタンスで、不快に思わずに学校生活を過ごす。
教育熱心な母をもち、比較的恵まれた環境にあり、どちらかというと少し賢い感じの心晴は、コロナの感染症のとき、ちょっとした事で、学校にいくタイミングを逸してしまい、不登校になる。
感染症で、いろいろなものを失ってしまったが、それ以上に、いろいろなものもたくさん受け取って生きていく感染症世代の子供達。こんな危機的世界に生きているからこそ感じられる優しさ、愛情たっぷりの世界にしていきたいですね、感動の一冊です。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

何年後かに、コロナ禍を過ごした子どもたちが大人になる頃にもう一度読みたい。読みたいというより広めたい。
大人でもしんどい部分が多かったのあの閉塞した日常を思い出した。

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

誰かのために自分ができることを全力でやること、数々の包み込まれるような温かい言葉たちにぐっと胸が熱くなり気づいたら涙を流してました。
読み終わった後はほっと心が温かくなりました。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いろんな仕掛けもある展開で、読みごたえがあって、感動でき、とっても良かった!中学生くらいの子にもおすすめできる一冊だと思う!

小学生時代をコロナ禍で過ごした少年・少女たちが、大人になって…という設定なので、小学生時代の物語は過去、大人になった彼女たちは未来を描いている。最初、一人の女の子の過去と未来を書いてるのかと思ったら、二人いた。途中で、あ、別の子ね。と思って戻って読みなおしたりした笑。
冴は母子家庭。水商売の母は、コロナで収入が減るも、なんでも楽しんで娘を慈しみ、乗り越えて明るく生きる。しかし冴は、学校で「お水の子」といじめられ、孤独な小学生時代を送る。明るく前向きで社交的な母の行動力のおかげで、ネグレクトっぽい家庭の男の子の家を母と一緒に訪ね、食べ物を届けたりして仲良くなるので、学校でいじめられても心は救われる。
大人になった冴は、そういう子どもたちを助けたいという思いから教職を志すが、その前に社会を知りたい、と正式採用されるまえにいろんな職業を体験しておこうと考える。
一方で、教育熱心な親にいろんな習い事をさせられている心晴は、コロナ禍の分散登校の際に、別の日に登校しているらしい同級生と、秘密の手紙のやりとりを始める。一斉登校が始まって、その子と会える日をずっと心待ちにしていたのに、母親は感染症を怖れるあまり、一斉登校に娘を行かせようとしない。オンライン授業などの手段があるのだから、もう少し様子をみよう、と娘を説得する。学校も友達も大好きだった心晴は、手紙の相手と会う約束も果たせず、そこで心が死んでしまう。そこから長い不登校生活が始まる。両親は穏やかな口調で登校を促したり、家でできることをあれこれ提案する。心晴は家庭教師に勉強を教わり、ネットの世界で人とつながりながら生きていく。もともと親が教育熱心で基礎学力があったため、学校に行かなくてもそれなりのスキルを身に付け、家庭教師の助言もあって通信制の高校・大学へと進み、就職活動を始める。
間に差しはさまれる未来の物語で、この二人が大人になって出会うことになる。当然、実は手紙の相手だったんじゃないの?とか思うわけだけど、そんなに単純じゃなくて、また別の人物が意外なところから登場する。
家庭教師の年上の男性、その弟くん、心晴のネットの世界だけの友達カナカナ、ネグレクト家庭で育った男の子、それぞれの人生が交錯し、なんとか未来へ向かっていく物語。
心晴と違って、カナカナは完全な引きこもりで全く外出もせず、親との関係も最悪なのだが、この子との関係がどうなるかも最後、ドキドキして良かった。心晴は就職して新しい世界に出ていくが、全く部屋から出られないカナカナとのメールのやりとりがだんだん億劫になってくるのだ。だけど最後、勇気を出して「近くの公園で会おうよ」と誘い、何度も何度もあきらめずに誘って、待って、なんとか一歩を踏み出すことに成功する。
もともと行動力のある冴と、不登校だった心晴が大人になって出会って、友情をはぐくんでいく展開も素敵だ。心晴の素直な一言が、冴の行動を変え、やっぱり回り道してないで、すぐに教員になればよかったんだ!と気づいたり、好きだった男の子に素直に気持ちを伝えられるようになったりする。素敵な展開だった。
でも私は教職についているので、ハッピーエンドではあったが、さぁ、これからが大変なんだよ、教員の仕事は楽じゃないんだよ~理想と現実はだいぶ違うよ~頑張れ冴~、と思って終わりました笑。

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

そしてバトンは渡されたと夜明けのすべてに続いて瀬尾まいこさん作品は3作目です。

コロナ化の2人の女の子の話が同時に進んでいって成人して就職するまでの話でしたが、W主人公で話が行ったり来たりする構成だったので読んでいてどっちの話だったかわからなくなってもう一回戻って読むことが序盤何回かありました。それはそれで物語を噛み締めながら読めてよかったのかなとも思います。
中学生の蒼葉が冴を庇うシーンが印象的で、「大事なものも未来もないから何でもできるよ」と冴に嫌がらせをしてきた子に言うのですが人生への諦めというか自分で選べない親に対する諦めというか…ここが1番心がキュッとしました。
あとは心晴のささやかな手紙交換があのコロナ渦のいつまでこれが続くんだろう?という心の支えになっていたのはわかる気がしました。
大人でも不安な中、子どもたちはもっと不安だったろうなあと。
最後はどちらも希望のある前向きな終わり方でとても好きでした。

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

コロナ禍の自分は大人でしたが、子供達にとっては友達と遊べなかったり、イベントができなかったりと普通ではなかったんだと改めて感じた。コロナは人生を左右してしまうほどの異様な事態でしたが、この本はそんな状況でもちょっとした出会いとか、思い出など人が繋がっていく様子がよくわかる小説でした。
感動もありオススメです。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

コロナ禍から少し時間が経ってあの時の気持ちが少し遠くなってきた今読むと、そうだったよな、本当に不思議な時代だったと振り返れた。
涙がぼろぼろ止まらないということはなかったけど、ほんのりした温かさと不安と意志の強さとかを感じれて読み終わっても温かな気持ちだけが残る作品でした。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

冴と心晴のコロナ禍とその後を描いたストーリー。だんだん引き込まれて、心が温かくなりました。瀬尾先生ありがとうございます。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

2人の物語がどう交わるのか気になって、夢中になって読んだ。コロナで失ったものと、コロナだったからこそ、得られたもの。胸がじんわりと温かくなる物語。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

私も同じくマスク世代で大好きだった部活ができなくなり辛い時期を経験してたから共感できることがいっぱいありました!!

でも、そんなレベルではなく感染症によって苦しんでいた子供が実際にいっぱいいたんだろうなって改めて思わされた作品でした…

感染症が与えた影響は大きくて思ったような学生生活はできなかったかもしれないけれど、それによって作られた今があることは事実だから否定はできないと思った!!

みんなに幸あれと願わずにはいられないです!!

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

感染症のせいで、自分の生活・当たり前を失ったと思っていた2人が、最終的に、その時期があったから今の自分がいるのかもしれない、あの時期が今の自分を作っているのかもしれない、その"今"を大切にしたいと思っている。自分がコロナを経験したからこそ、リアルに情景が思い浮かんだ。
これから先も生きていたら自分ではどうしようもないことが起こったり、その事実に苦しむこともあるけれど、それが将来の大切な何かになるかもしれない。と思えた。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

コロナ禍とその後の、様々な立場の子供や大人の話で、色々な感情や気持ちを味わう事ができた。それ程長くもなく先が気になってどんどん読みたくなるので、普段本を読まない人にも勧めたくなる本だと思った。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

自分もコロナの時に学生時代を送ったから、自分と重なる部分がいっぱいあった
個人的に、やっぱりマスク世代っていうのは存在するんじゃないかなと思っていて、やっぱり発達の大事な時期にコミュニケーションを制限されて、マスク着用を強制されて、、っていうのは自己表現という面においてすごく影響を大きく与えたと思う

4月から大学に進む身として、心晴も冴も明確な自分の目標があって、自分はただ大学を卒業してればいいかなって何となくで大学に行こうとしてるから、すごいなって気持ち。

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2026年03月06日

Posted by ブクログ

ポジティブな家庭とネガティブな家庭、これら以外にもいろいろな家庭がある。コロナ禍でこれらの環境下で育った子供達が、自分を見つける物語。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

私はコロナ禍の時小学一年生だったので共感できることが多かったです!もう何回か読んだらもっと楽しめると思います!

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

コロナ禍に小学生時代を過ごした人達の心情や人間関係が非常にわかりやすく書かれていて、読みやすく面白かった!ほっこりして、ポジティブな気持ちになれます!

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

学校の子どもたちを書かせたら 1番かもしれない。どうして そんなに気持ちがわかるのか。
あの頃の重い空気の中でも子どもは子どもで過ごしていた。その頃に子どもだったことは、逃れることができない。でも出来ることがある と言う希望を持たせてくれる

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

何か特別スリリングさや衝撃の展開があるわけではないけど、徐々に繋がっていくストーリーが気になってすぐに読んでしまった。なにより登場人物がみんなとても優しくていい人なので、嫌な気持ちにならない。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コロナ世代に小学生だった子たちの話。
やっぱり瀬尾まいこって良い話を書くなあって思う、なんていうか、あたたかい人が多い

外に出したくない親の気持ちもわかる、引きこもりになっちゃったのは共感はできないけど、大変な子どもは当時もいたんだろうと思う

今思うとずっとマスクで異常だった数年前が懐かしい、卒業旅行行けなかったのも、部活の試合が無くなったり無観客になったりしたのも悲しかったなぁ

旅先の飛行機でうるうるしてる変な人になった

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

コロナ禍の忘れかけてる大変な
不自由な時代のお話。
子供、親世代それぞれ物語がある。
常に前を向けない世界でも
希望を感じ進むことの大切さを教えてくれる
温かい小説

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

感染症をきっかけに日常が様変わりした小学生の成長を描く物語。
感染症が流行したことで日常の自由が奪われたが、それと同時に新たな出会いも生まれたし、世の中のオンライン化が急速に進んだんだよなと。
その困難に立ち向かえる人も抗えなかった人もいる。ただ時間がかかったとしても困難を乗り越えるのは最終的に自分自身だ。
読みやすく当時の状況を改めて思い起こさせてくれた小説でした。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

コロナ禍に小学生で、
別々に育っていった二人の女の子の話

他の人のコメントで
どちらの話かわからなくなるとありましたが
話の切り替わりでの絵が目安になります。

リンゴマーク:冴ちゃんの話
チューリップ:心晴ちゃんの話
カバン:子供時代の話の合間の大人になった二人の面接の話

途中では「一年で辞める宣言ってなんなの」とか
「登校日、なんで行かせてあげないの?」とか、
「引きこもりのキッカケって、これ?それがこんなに長くなる?」とか、
ぷりぷりしながら読んでましたが、
全部読み終わって、いい本だったと。

登場人物の何人かには、
色々思うところがあるけど、
現実もそんなものかもね。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

もし感染症がなかったら…今が少し違ったのかなと思うことがあります。敏感に物事を感じとる子どもたちなら尚更…そう思うかも。
でも、逆にあの頃があったから「今」がある。
言葉がいかに大切か。会えることがどれほど幸せなことか。
忘れかけていたことを色々と思い出させてもらいました。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

新しいウイルスによる感染症が大流行した時 子供達は学校で授業を受けられないとか制限がたくさんあって行事が出来なかったり大変だったよね。それで
その年代の子供達は人との距離の取りかたが下手だとか積極的に人とかかわろうとしないだとか 何かと理由をつけて世代でくくるなんてばかげている。という言葉が刺さった
これから 自分のやりたい事を見つけて進んでほしい。 人と会って話して一緒にご飯を食べての普通の生活を大事にしていきたい。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

タイトルと冒頭からのいくつかの展開から
群像劇のようなものを想像しながら読み進めたけれど、
登場人物は多くなかった作品。

コロナ禍があったから生まれた物語であるし、
コロナ禍がなくても、もともとそこにあった物語でもあった。

環境で物語は少し変化が起こるけれど、ちゃんと人がいれば明日はやっぱり明るいのだ、と思える作品。

ひねくれた自分には前向きな理由だけで教師という職に就くことに怖さを覚えてしまうのだけれど、そういう世界にたまに触れるのも、悪くない。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

誰かを誰かが守っていることは大前提ではあるけれど、大人以上に子どもたちはがんばっていたように感じる。あの時の普通は今になってはどうだったかなと思えるほど、乗り越えた(乗り切った?)のだろう。
どの世代でもひとくくりにしてラベリングすることは、やっぱり好きじゃないなあ。主人公たちは、本当によくがんばってた。静かに優しく、だけれど、どこか鋭く私たちに問いかけてくれる本だった。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

あの頃のもやもや、どこかでもう触れてはいけないものだと思っていた
あの頃にもどりたい、そう思うことだってよくないことだと思っていた
あの頃を思い出すと、気持ちがうずうずとするけどあの頃があるから今がある、それは変わらない

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

3日くらいかけて読みました。冴と小晴の両方の時点で話がすすんで行くので、登場人物の関係がよくわからなくなってしまうことがあった。
コロナ禍で環境はどうあれ、人には愛情が必要なんだなと思った。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

コロナ禍のとき、子供に関わる仕事をしている私は、子供たちに「近づいてはいけない、おしゃべりはダメ、歌うのもダメ」と言わなければならないことに理不尽さを感じていた。今しかない大切な子供時代に制限ばかりされていてこの子たちの将来はどうなるんだろうと懸念していた。でも人ってすごい、子供たちってすごい!どんな環境でも順応してその時々の楽しみや生き方をみつけていく。「あの時コロナがなければ…」と思っている人は今でもたくさんいると思うけれど、あの時代から変わってきた良いこともたくさんある。どんな時代でもどんな環境下でも『優しさ』と『想像力』があれば人は進んでいかれる。繋がっていられるんだと感じ元気をもらえた。

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

良き本だった!途中誰の話だかわからなくなったけど、読みながら「このマークは冴ちゃんなのね」ってわかるようになっていった。

正直、私はあまり感情移入できなかったな。なんでかって、同じ経験をしてないから。コロナの時はもう社会に出ていて、窮屈な時間はもちろんあったけど、ある程度自由だったし。あの時子供だったら、また感じ方が違かったんだろうな。

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2026年03月21日

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