【感想・ネタバレ】私たちの世代はのレビュー

あらすじ

『そして、バトンは渡された』著者の感動作
大人になったから気づく、あのときの想い。

感染症の流行で小学校が休校になり、不自由を余儀なくされた冴と心晴。冴が「夜の仕事」をする母親とささやかで楽しい生活を送る一方、心晴は教育熱心な親と心を通わせられずにいて――。人と関わるのが難しかった「マスク世代」の子どもたちの悩みと成長、そして彼らを見守る人々の優しさを描いた、本屋大賞作家による感動作!

単行本 2023年7月 文藝春秋刊
文庫版 2026年2月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょっとくらいなら笑い飛ばしてくれたらいいけど、悲しい思いは隠さないで
                  〜本文より


そばにいる人のありがたさ。
たくさん支えてくれている人がいること、
時には埋まるはずのないぽっかりとあいた穴をうめてくれる。
ただこの人ににいてほしいと思ってしまうことがある。もちろんそばにいてくれるだけでありがたいけど、誰でもいいわけじゃない。この人にいてほしい。そう思うことがある。

人とのつながりについて考えられる心温まる一冊。

0
2026年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

はっきり言わないけどコロナテーマの作品。
序盤時系列がよくわからず混乱したが、心春が不登校になったあたりで衝撃を受け、一気に読み進めた。
久々に夢中になる読者体験だった。

始まったのはたったの6年前だが、当時は本当に衝撃的な体験をいくつもした。近所のバーの店員が、人通りの少ない路上で惣菜を叩き売りしている様子を見て、「世界ってこうやって終わるんだな」と思ったことが懐かしい。とある研修を住み込みで受けた時も、食堂で隣の人と話していたら「そこ話すなぁ!」と監視のメガホンもったおじさんに言われ、同期と「そのうち囚人番号で呼ばれんじゃね?」と話していたりもした(同じようなセリフあって感動した)。

レジの並ぶとこに線があったりとか、アルコールスプレーとか、謎の熱計測装置とか、めちゃくちゃ置いてあったのにもう誰も覚えてないアレコレの描写だけでも、この作品に存在価値はあると思う。

あと不謹慎ではあるが、「感染症で青春が奪われたと言えるような子供時代を送りたかった」というセリフも共感した。自分もどちらかというと、感染症にある意味救われた人間だ。職場の飲み会を回避する格好の言い訳になったためである。その他リモートの普及など、確実にメリットはあった。

本編は人との関わりの大切さを描きながら、失われたもの、奪われたものの代わりに得たものも、また確かにあったと思わせてくれる内容だった。
あの時期を経験したものも、将来何も知らない世代が出てきた後もぜひ読み継いでいきたいと思う。

0
2026年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私たちの世代だな、と染み染み
出てきたような境遇に立ったことも、立っている子に出会っていないことは、幸か不幸か。
わたしが就活のときには、これだからマスク世代は…と言われてしまうんだろうか。(´・_・`)
久しぶりの読書で視点転換についていけず老いを感じつつ、瀬尾さんの書く文章が優しくて読み切れた。
すぐに読み返したい気持ちと、読み返すのは勿体無いと思う気持ちの間で揺れてる。かなり迷う
冴ちゃんのお母さんのこと好きすぎて、当たり前にぼろぼろ泣いてた。
恩を感じている蒼葉と、純粋な恋愛感情の冴ちゃんのすれ違いがむず痒かった。お互いがお互いを大切に思っている事実は同じでも、ずれているような、ずれていないような。
家庭環境の違いは、世界の違いと言われると一理ある気もしてくる。同じ学区に住んでいるのに。
コロナ禍の教育現場を題材としながら、所謂“親ガチャ”も表現されている作品だった。
親から受ける愛情が経験である、という新しい視点を手に入れた。他人から与えられることでしか手に入れられないものは、一生手に入らないのかな。
蒼葉くん、わたしの旦那にならないか?

0
2026年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コロナ禍を生きてきた主人公の2人。
それぞれ長いトンネルを歩き幾多の困難にぶつかろうとも光を見失わずに歩いてきた結果が報われて良かった。
厳しい現実に向き合いながらも成長していく、これが瀬尾さん。

0
2026年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読後の、ハッピーエンドにほっと安心する感じ、瀬尾さんらしくてよかった。なんだかんだみんな幸せになって終わるけど、瀬尾さんの本はみんな幸せで本当に良かったって泣けてくる

0
2026年07月07日

「小説」ランキング