小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレカッコいい!!佳代子のプロ意識と何度でも立ち上がる強さに痺れる。作品は我が子でも自分自身でもある。それを否定されることは裸の自分をナイフで切り刻まれるようなもの。それでも貪欲に表現を追求する姿には胸打たれた。
千紘の批判に勇気を出して向き合い、文章を削除する事で変化のきっかけを掴んだ瞬間はまるで長いトンネルを抜けたようでこちらまで鳥肌が立つ。
千紘がした事は許されないが彼女がいなければ作品が生まれなかった事も確かであり、それを丸ごと自分の経験にしてまた三成と次作に向かう姿のなんと逞しく清々しいことよ。
ただ、主人公は傲慢でヒステリックでパワハラ気質なところがあり、そこは不快な気持ちになった。 -
Posted by ブクログ
「禁忌の子」というタイトルと「自分と瓜二つの溺死体」というキャッチフレーズが魅惑的すぎて、つい読んでしまった。
この本を知った時の強烈なインパクトと期待感が物語の最後まで一度も途切れることがなかった。ページをめくるたびに不安と好奇心が膨らみ、「知りたい」という気持ちが止められなくなる。気づけば、物語の中に引き込まれていた。
私は子どもを持った経験はないが、それでも、子どもは誰しも愛され、守られるべき存在だと強く感じた。子どもは、自分の意思で生まれてくることはできず、親や環境を選ぶこともできない。だからこそ、大人がその人生を受け止め、向き合う責任があるのではないか。
もしすべての子どもが無 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最強に引き込まれる内容。初の洋書SF。しかし何より読みやすい。一言が長すぎず、しっかり意味を捉えられる。主人公が開幕記憶喪失であるのも、読み手側と一緒に過去を拾っていくようでとてもとてもワクワクするものだった。最初は不気味なだけで、大して気にもしていなかったミイラ死体が徐々に主人公に孤独感と悲しみを与えていくのは普通に悲しく感じる。本来3人で行うはずだった作業。コントロール・ルームでの作業も船外作業も、なんならロッキーとの出会いも。2人がいたらきっと、、という主人公が考えたくなくても、想像してしまうのはとても心が痛かった。主人公はそもそもが中学校の教師であり、宇宙飛行士でもなければ軍人でもない
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Posted by ブクログ
正しい行いや考えがなんなのか、わからなくなる本
人権、政治、生命、未来
最後までさまざまな立場の人の意見を浴びることになり
読んでいる間いい意味で不安定になりました。
自分(30歳未満未婚)がこの場にいたら、決して立派な決断はできなかったでしょう。
数年後、数十年後に読めば、また私の意見も変わりそうです。
不老処置HAVIが一般的になった世の中で
人口爆発ほか各種停滞を防ぐために施行された生存制限法、通称「百年法」
もちろんただの法律一つで人の命が左右されていいのか、それを拒む拒否者、そしてその集団ができ始める。
変わらない政治家、にも関わらず不穏な動きが見られる部下たち、目立ち始めたガン患 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんという読後感。
50代、60代、それ以上の人に読んで欲しい。
ヤクザが殺されて、殺人事件?
推理モノ?ハードボイルド?
現在と過去が入り乱れ、一体なんの話?
わからないけど、ぐんぐん引き込まれて。
最後の最後で、ピタッとパズルのピースが
はまり込むカタルシス。
社会の闇をあぶり出し、なるほど犯罪に手
を染めるとは、そういう流れかと。
すごい説得力。
古典文学に匹敵するんじゃね?
と個人的には心に刺さった。
現在と過去の年齢のミスリード。
闇バイトもそうだけど、借金が膨れ上がる
とともに転落していく様が克明に描かれて
いる。
確かに自殺したくもなるわ -
Posted by ブクログ
ネタバレ人生における「運」の意味や考え方について学べた気がする。
仏教でいう「徳」に近い考え方なのかもしれないとも思った。
SNSなどで簡単に他人の生活や世界を知り、比較できてしまう時代の中で、輝かしい発信をしている人を見て「運がいい人だ」と思う必要はないのだと感じた。
比較するのではなく、自分の人生を見つめることが大切なのだと思う。
この本では、運は良し悪しではなく「貯めて使うもの」だと書かれていた。
そして運は、「与えたもの」と「もらったもの」の差で貯まっていく。
さらにその運は次の世代へも引き継がれていく。
先人たちが貯めてくれた運を自分が浪費するだけではいけない。
自分が使い始めた時よりも、少 -
Posted by ブクログ
小暮、名島の男女コンビの刑事がレインマンという都市伝説と同じ犯行に踊らされる話。「噂」に踊らされて何が本当で、誰が敵なのかわからない状態で、小暮刑事はあっちに行ったりこっちに行ったりで大変そうだった。でも名島警部補が女性特有の視点と冷静な判断で真相に近づいていってて気持ちよかったです。いいコンビだった〜。
ただ、最後の数ページで雲行きが一気に怪しくなり、もうその時点でちょっと嫌な予感はした。まさか、いやあの特徴的なフレーズは出ないでくれ〜と思いながら最後の言葉………。急に辛い気持ちになる…。綺麗なオチ(最悪だけど)で一冊として綺麗に纏ってたなと思いました。
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