小説・文芸の高評価レビュー
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書籍になった「もうあかんわ日記」を読むのは今回がはじめてだけれど、岸田奈美さんがnoteにリアルタイムで書いていたときには夢中になって読みました。
なのでぼんやりとどんなことがあったかは覚えていた。今回改めて読んでみて感じたのはまるで同じ本を2周してる感覚に近かったこと。
岸田奈美さんという人は本当に凄い人だと思う。現場にいたら到底笑い話ではないことを笑い話にしてしまう。でも、それは、もうあかん状況に潰れないように自分の身を守る為でもあった。
辛いこと、しんどいことがあったときにそれを別の角度から切り取って、ちょっと笑える話にすると、話を聞く人はもちろん、話をする人も救われることはあるの -
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ネタバレラスト震えた。
何かに没頭することで何かを得る反面、失うものもある、って感じ。それが良い悪いではなく、どう向き合うかがテーマかなあ。
登場人物全員の気持ちに共感できた。立場の違う人たちの内面をこんなにも詳細に描写できるのが凄い。
久保田に感情移入しながら読んでたら、国見に「それは中年によくあることだ」的な感じで一蹴されるところ、自分だけが悩んでるわけじゃない、自分が主人公だって勘違いするなと言われてるみたいで刺さった。人生って残酷だよなあ、と。
隅川が「あたし、なんかもう、大丈夫です。自分を使い切った気がします。」みたいなシーンにも震えた。
この作品は映像化とかできるほどドラマチックじゃない -
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『汝、星のごとく』はもう何年も前に読んだ小説。
今更になって『星を編む』を読んだが、前作が鮮明に思い出された。
本作品があって前作が完結したと言えるほど完成度が高かった。
前作の登場人物それぞれにフォーカスされ、独立した短編集としても、一つの長編作品としても機能している。
本作では愛の性質に「瑕疵」や「不完全」といったものが含まれると言っている。人生には様々な形が存在しており、それが他人からみて歪であっても尊重されるべきだと感じられた。そこに孕まれている「儚さ」は凪良ゆうさんの作品に含まれる一貫したテーマのように感じる。人物の心理描写や瀬戸内の情景描写、どれをとっても美しかった。
もう少し早く -
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人生に行き詰って取った一冊。
元々星野源さんはオールナイトニッポンではまり、その泥臭さとクソなものはクソといえる部分が人間らしくて好きになった。3月をもってラジオは終わってしまったが、人肌恋しくなって、また、自身の生活が行き詰ってしまって、しんどくて辛い日々をここ2か月過ごしてきた。そんなときに、心に寄り添ってくれる一冊がないかなと思い手に取ったのが本書である。
内容は、実話なのにどこか小説っぽくもあり、どこかラジオのような緩さと面白さ、そして芯を食った部分もあり居心地がいい本という印象であった。やはり、深い闇を経験しているからこそ、足元にある光に気が付くことが出来ると同時に、その闇をも愛でて -
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岩波文庫 緑145-1
山月記・李陵 他九篇
著:中島 敦
出版社:岩波書店
文庫で1冊、中島敦がほしいとおもって購入する
逸品、名人伝と、文字禍がよい。
孔子、春秋戦国や、西遊記など中国に取材したもの、パラオ南洋庁時代に収集しただろう奇譚、そして、ペルシア、エジプトを舞台とする短編など、東洋、オセアニアを背景としたものが中心である。
国文学を修めたが、英語も堪能であったとある
芥川龍之介の再来を称えられた鬼才は、1942年33歳で喘息により他界する。
中島が長命であったら、戦後の文壇の様相はこれまでのものとは全く別なものになっていただろう。
あゝ、惜しいかな。
目次
李陵
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難しく重い内容でしたが、自分の人生・生き方について考えさせられる1冊になりました。
善良と聞くと聞こえはいいかもしれないけれど、親や周りに敷かれたレールに乗るだけなどと、視野が狭くなってしまうなどというネガティブな面もあわせ持っている。傲慢と聞くと聞こえは悪いかもしれないけれど、自分を持っている。という意味ではポジティブ...というふうに自分は解釈しました。
結局人はみな、その傲慢・善良といった相反する部分を持っている。また、人生において正解なんて分からないし、人それぞれの正解がある。他人を思いやり善良に生きていくことも大事だけど、自分らしく傲慢に生きていくことも同じくらい大事だと感じま -
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双子の子育ては半端じゃない。
そして年子だけの子育ても半端じゃない。
なのに双子と年子の三人をシングルで育てるなんてこんな半端じゃない子育てなんてあるんだろうか。
そして、その半端じゃない時代にパリまで子連れで旅行を2回。
3歳児2人と1歳児よ!
手は2つ。危ないからと手を繋いだとて一人は余る。
だから、杏さんは上手に他の手を頼る。
パリまでお友達が付き添って下さり、パリでも友人達の手を借りる。
とても、上手だ。
しかし!タフ!タフ以外の言葉が見つからない。
2週間と言う期間で毎日、どこかしらに出かける。
美術館、博物館、公園。
子供中心ではあるが、杏さんも望む場所を
探して全身で楽しんで