ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • タイム・アフター・タイム

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    チャンプや誠治みたいに、ただただ穏やかにまっすぐに想い合う2人をちゃんと見守ってくれていた人がいて良かったな。取っておいてくれた葉書を読むところはかなり涙腺が緩みました。本を閉じた後このブルーにすべてが救われたような気がしたとても良い装丁。

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    2026年10月10日
  • マリアビートル

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    ええ!?そこでそうなるの!(七尾ッ!)とヒヤヒヤしながら読み進めるのに、最後は問答無用ですご、、としか言わせてくれない伊坂さん流石です。わたし的には『777』のほうが好みだったかなあ。

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    2026年10月10日
  • 泣けない魚たち

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    昔の危険で豊かな子供達の遊びぶりを知るたびに、家でゲームをしている我が子に焦りを感じてしまう。かといって勉強を頑張ればいいというものでもない。
    時代の変化に適応しなければならないが、世界のどこかでこんなに逞しい幼少期を暮らす子たちと、メディア漬けの日本の子どもたちが将来グローバル社会で渡り合える気がしない。
    日本はどうなっていくのだろう。子供達に何をすればいいのだろう。そうは言っても我が子が溺れて3日意識不明も嫌すぎる。葛藤。

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    2026年10月10日
  • 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件

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    家に昔からあった、横溝正史の「名探偵・金田一耕助」シリーズ。

    表紙が怖くて、避けていましたが挑戦!

    映像化された時のサントラが流れつつ…読み進めました。

    読み始めた瞬間からあのおどろおどろしい世界観。
    そして、昭和初期の、血縁や村社会や閉鎖的な空気感、固執した考えなどその世界を楽しめました。

    金田一耕助の少しとぼけていて、間の抜けた感じが所々であってホッと一息できました。

    事件の動機も、今の時代からは考えられないような事も時代が違えばそうなのかという感じで衝撃でした。

    このまま、次のシリーズ突入します!



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    2026年10月10日
  • リカバリー・カバヒコ

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     私の小さい頃の公園にもあったなぁ…ゾウやカバやウサギのアニマルライドが。リカバリー伝説はなかったが、撫でたり、叩いたり、八つ当たりしたりと結構乱暴に扱っていたような気がするけれど、何気ない癒やしになっていたかもしれません。
     そんなアニマルライドの癒しが、近くに住むそれぞれの悩みを持つ人たちをリカバリーしていく。アニマルライドのカバヒコは当然だが何かするわけではないのだが…
     そこで私はふと気づいた。誰かの相談事に何かしなければ…、何とかしてあげたい…とか思うのだが、只々傾聴することでその存在だけで、リカバリーしていくことが確かにあることに。

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    2026年10月10日
  • ギャルにひかれて寺マルシェ

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    ネタバレ

    宮島未奈さんの物語の安心感すごい…改めて大好きだなと思いました。
    重たいテーマの物語やどんでん返しミステリーももちろん好きですけど
    なんと言ったらいいのか…さっぱりした読み応えとわくわく感がたまらないです。
    ずっと読んでいたかった!!

    最終目標「ポケモンカードを掘り起こす」
    本当に予測不能すぎて最高です。
    まみたんの生き方やポジティブな考え方も大好き…
    まみたん説法の本、発売しないかな、欲しすぎる!!
    英介と光司の友情も最高でした!

    「青春」って子供や若者だけのものっていう考えでしたけど大人も全力で青春していいんですね!

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    2026年10月10日
  • 神さまのビオトープ

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    この世界にある“愛”の形は不定形であるからこそ、その想いは尊く、儚く、美しいものだと思う。何に美しさや好意を抱くのかは人それぞれ。それを他者が良し悪しを評価するべきではない。秘密を抱きながらも心は自由に、自分が思う“幸せ”を追い求めていきたいと思った。

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    2026年10月10日
  • 風の万里 黎明の空(下) 十二国記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    素晴らしいクライマックス。鈴と祥瓊も、旅を通していろんなことに気付いていく。
    初勅の背景も素敵だ。
    「他者に虐げられても屈することのない心、災厄に襲われても挫けることのない心、不正があれば糺すことを恐れず、豺虎に媚びず、----私は慶の民にそんな不羈の民になってほしい。」

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    2026年10月10日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    桐野夏生さんの作品らしく、今回も一気読み。バブル社会の豪快さとお金の怖さ…。最後は緊迫感のある展開で面白かった。人間の欲の先にある夢と現実、まさに日本のバブル時代を思い起こされる作品だった。

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    2026年10月10日
  • そして、ぼくは旅に出た。 はじまりの森 ノースウッズ

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    もともと自然や冒険という概念が好きな反面、大竹さんのような思い切った行動ができていない自分だが、この本を読んで初めてのことづくしの旅に勇気づけられた。

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    2026年10月10日
  • こんな夜更けにバナナかよ  筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち

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    ネタバレ

    鹿野さんは筋ジストロフィーでありながらも一人暮らしをするため、沢山のボランティアを育成し、交代で入らせているという取り組みをしていました。ボランティアは揉めることも多かったそうです。鹿野さんが好き勝手な欲求(だけど体が自由なら誰もが意識しないままできてしまう、例えば真夜中にバナナを食べたいというような)を、ボランティアにどんどんぶつけていたからです。
    鹿野さんの家は、人間関係のぶつかり合いの場だったと文中にありました。色々な思いでボランティアに参加する人がいて、介護に自分の存在意義を見出そうとしてくる人もいたし、逆に鹿野さんが女性ボランティアに告白して困惑させることもあったとのことです。
    著者は、鹿野さんとボランティアたちが互いの要求を拒絶したり、対立したりする様子を見て、これこそが介護される側とする側の対等で健全な関係性だと思ったそうです。それに完全に同意するかと言われれば、そうでもないのですが、著者の視点は私にとって新機軸だったので、星5をつけました。

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    2026年10月10日
  • ボッコちゃん

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    超有名どころ過ぎて読んだことが(おそらく)なかったので、新潮社プレミアムカバーだったこともあり読んでみることに。読んでみて、ショートショートといえば星新一!と言われている理由を理解しました。読みやすい平易な言葉が多いのに、こんな多彩なお話を書けるのすごすぎる…!SFやミステリ、寓話的なものもあり、バラエティに富んでて飽きない。オチも全部おもしろいすばらしい。ブラックユーモア的なものが多いのも好きです。読んでて良い感じにゾワゾワする。真似しようとしても真似できないんだろうなあと圧倒される思い。ほかの作品も読んでみたくなりました。

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    2026年10月10日
  • 太陽の塔(新潮文庫)

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    おもしろい。
    これがデビュー作とは、今後の作品が楽しみです。
    独特の言い回し、言葉のチョイス、世界観がハマる。

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    2026年10月10日
  • 空、はてしない青 下

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    エミルとジョアンヌの旅が終わった。
    トムとジョセフとエミルが天国で出会えているだろう。
    ジョアンヌのお腹の新しい命がが女の子なのも素敵。

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    2026年10月10日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    「ちょっと鷹揚に、ぽわんとして、てきとうで、なにも目指さない好きさで。」
    ここに来てこんなに刺さる言葉があるなんて
    それが正解なのかは分からないけど、少なくとも真逆よりはいい!

    本って何があるのか分からない。

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    2026年10月10日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    久しぶりに読んだ村上春樹。若い頃から好きな作家でたくさん読んできたけれど、最近はご無沙汰でした。
    モーターサイクルの彼に散々酷い事言われて、「2度と会わない」と誓ったくせにまた会う夏帆には、少しイラッとさせられた(笑)。そもそもそんな変な男を紹介してくる町田さんもどうかと思うぞ!
    物語のラストは想像通りだったけど、楽しく読む事できた。村上春樹全集が発売されるそうですね、全16巻か。全て揃えて蔵書にできたら、幸せだろうな。

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    2026年10月10日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    結局は自分がどうしたいのか、どうなりたいのか、「そんなの分かってるよ」と思ってだけど、周りの人の目を気にしたり、人のせいにしたり、そして自分の本当の心を自分から隠したり。俺、そんなことばかりやってたのかなあ、などと考えてしまいました。
    このシリーズ、大好きです。

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    2026年10月10日
  • 蔦屋

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    とても読みやすくおもしろかった。
    大田南畝が主人公の村木嵐の『雀ちょっちょ』を読んだばかりなので、共通する登場人物が多く、より理解が深まって読めてよかった。
    世に作品を残した歴史上の著名人だけでなく、蔦屋重三郎や丸屋小兵衛のような形で関わって何かを成し遂げた人たちもいるんだなと感じ入った。
    「いつも通りに本を出したのに、どっかの誰かが法を曲げた」と小兵衛が松平定信の世を嘆いて声を荒らげる場面に胸が詰まった。

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    2026年10月10日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    肺結核と貧困が入り交じる「えたいの知れない不吉な塊」が心身を蝕む、が、檸檬の五感への刺激が消し去る救済の物語。病で心がすり減り、かつて憧れた丸善の画集すらただ重苦しい物体に変わる中、その空間の頂点に「1銭の自然(檸檬)」を置き、高価な権威を圧倒させるラストの破壊衝動には、強烈な痛快さとカタルシスを感じた。ガス灯に照らされる八百屋の劇的な美しさは大正末期の鮮やかさがある。陰影のある古い街並みの息遣い、私が文学に求める「自然なタイムトリップ」とノスタルジーを存分に味わえる点に魅力を感じた。

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    2026年10月10日
  • 美しい世界はどこに

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    LINEや電話で発せられる相手の言葉は、自分にとっては唐突なものに思える。しかし、友人、パートナー、家族にも自分と同じ時間、違う場所でそれぞれの日常を過ごしている。自分が悶々と過ごしていた時間、幸せに過ごしていた時間、その時間に相手は何を経験して何を感じていたのか。それを考えることができれば、人との繋がりはもっと優しいものになるだろうなと思った。

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    2026年10月10日