【感想・ネタバレ】御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五)のレビュー

あらすじ

先祖の暮らした豊後森藩の地についに降り立った小籐次と息子の駿太郎。
地元の美味と、湧き出る豊かな湯、野湯と風景を味わいつつも、
特産の明礬を利用して権力を増大する国家老一派と、対抗する一派の
不穏な事情を知り、心は晴れない。

一方、山中に暮らす刀研ぎの名人「滝の親方」は、小籐次にそっくりだという。
もしや赤目一族と繋がりが?

そんな中、藩主・久留島通嘉から小籐次に呼び出しが。
「明朝、角牟礼山本丸で待つ」――
ついに、藩主・久留島通嘉が、江戸から小籐次を連れてきた本当の目的が明かされる。
そして、赤目小籐次一家の帰りを待ちわびる江戸の人々も、
ある計画を進めていた。

『御鑓拝借』から始まった物語が見事ここに完結!


巻末付録「森藩・玖珠山中をゆく~その時、小籐次の背中が見えた」を収録。

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ネタバレ 購入済み

酔いどれ小藤次

最高に楽しい 感動 羨ましい 時代小説です

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2022年11月05日

ネタバレ 購入済み

読みごたえバッグン

続編続きで佐伯泰英先生もさぞお疲れ様でございます。とにかく内容が濃ゆくてとても読みごたえが有り満足しました。最後まで私たちの期待していた事が叶い嬉しく思いましたー。

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2022年08月03日

Posted by ブクログ

2013年にNHKで放送された竹中直人主演のドラマを見て読み始めたシリーズ。それ以前に発刊されていた19巻+スピンオフ1巻からこの新シリーズ25巻の最終巻。合計45巻をほぼ10年掛けて読み終わった。最初の巻の発行は2004年なので、約18年半続いたシリーズ。佐伯さん、お疲れ様でした。最終巻は案外淡々と進んだ感じ。まあ、終わりに相応しいかな?

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2022年12月19日

Posted by ブクログ

2004年2月、酔いどれ小籐次シリーズが始まり44巻をもって完結
酔いどれ・赤目小籐次の旧主豊後森藩主の久留島通嘉がこぼした・・・一国の主なれば居城が欲しいのう、の一言で物語は始まる
登城時に大名四家の「城なし大名」との蔑みに森藩下屋敷厩番にすぎぬ赤目小籐次の意趣返し「大名四家の行列から御鑓先を斬った=御鑓拝借」がラストは城持ちを夢見た藩主の心の隙に付け込んだ国家老の策謀で、森藩はお上に隠れて居城道楽、お取り潰しの危機にあった

小籐次がおりょうや新たな娘薫子なる家族と共に次世代の駿太郎に希望を持たせた終わり方になりました
この物語は酔いどれ小藤次のビッグネームが膨れ上がり、事件は何もしなくても勝手に解決するようになったので、事件の解決よりも家族がお互いに尊敬しつつ豊かな暮らしを送るさまを読者が微笑ましく読む作品になっています(*´▽`*)

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2022年10月31日

Posted by ブクログ

最終話に相応しく読み応えがあり。来島村上海賊が陸に上がって海を捨て、字を替えての久留島家。厩番赤目小藤次の出自が剣技からしてその来島村上海賊に関わりあるだろう話は興味深く、もう少しエピソードが欲しかったなあ
今回は思わず地図を開きました。時代劇の本には地図も付けて欲しい。などと思っていたら、あとがきがまさかの現代の角埋山訪問レポートでした

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2022年10月16日

Posted by ブクログ

新・酔いどれ小藤次シリーズ最終巻、完結。

あの『御槍拝借』の事件の元となった控えの間の騒動。
森藩、藩主の城を持ちたいと言う願望は潰えルコとなく、今の今まで続いていたのだった。

藩領を海から山へと配置換えがあった当時からお留山と呼ばれ、維持管理だけが許されていた場所に、藩主廃止を積み上げ城の基盤を作っていた。
その出費を贖おうと、国家老は御法度の密輸入をしてた大な財産を作り、もはや藩の中で、どちらが藩主だかわからない横暴を重ねていた。

その改革。そして藩主を説き伏せ城を断念させる。


最後の大きなご奉公を成し遂げ、江戸に戻り新兵衛の弔いをする大円団。

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2022年08月13日

Posted by ブクログ

旧シリーズ19、新シリーズ25、スピンオフ1の45冊で完結。新シリーズは息子の駿太郎が主に闘うスタイルとなっていた。最後の3冊は元主君の久留島道嘉に頼まれての豊後森藩への随行だったが、行く理由が明かされずモヤモヤしたままだった。国家老一派との、これまたモヤモヤした対立で、国家老一派の掃討が目的かとも思ったが違ったようだ。
久留島道嘉をWikiで調べると、豊後の三島神社を小城さながらの壮大に整備したとある。文中にも三島神社が出てくるが、表題の「御留山」として厳重に管理されている昔の山城が出てくる。
小籐次の出発点は元主君の「城が欲しい」ということだった。この望みが完結編で出てくるとは・・
最後の闘いは、このシリーズ後半と同様に穏やかな斬り合い。作者も80才。斬り合いのパワーが落ちたのか、円熟したと呼ぶべきか、淋しい。

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2022年08月04日

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