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上下の下で、一応、高尾山薬王院の大掃除が出来て、旅は無事に終わったけれど、なにやら、不穏な事件が潜んでいるような感じ。桃井道場への入門を希望する得体の知れない男、懐剣の持ち主の大身の姫君、子次郎は?
久慈屋の御用も、悪人の大掃除も済んで、桃井道場の年少組の成長著しく、旅が終わって、めでたしめでたし。...続きを読むだけでは無い、終わり方……。気になる。
Posted by ブクログ 2020年07月09日
他の作品と同様に、この上下で終了かと思ったが、研ぎあげた懐剣の行方、桃井道場に現れた謎の剣客など幾つも次の作品への伏線が残された。本作品では高尾山への旅に異なった敵が次々出てきたが、小籘次の活躍が少なく些か寂しい。
Posted by ブクログ 2020年10月12日
早いもので駿太郎も13歳、老成を危ぶみ桃井塾で修行をしている甲斐あって、今回はその子供達がワチャワチャと高尾さんに久慈屋の紙納品のニンプとして向かうが、そもそも赤目小籐次に久慈屋が託すには訳がある
最近毛利元就の本をよんで、ようやく出会わせた来島水軍流(村上水軍ってことでOK?)の技の達人「酔いど...続きを読むれ小籐次」今回の集約は「駿太郎ぼっちゃま」With桃井道場年少組が成長する語です
色々な人にお使いを頼まれて、物語が膨らむこのシリーズ、小藤次が久慈屋から頼まれた話に何故か子供らが「にぎやかし」で乱入
もう一つの柱となるのは子次郎(鼠小僧?)が「菖蒲正宗の懐剣」の研ぎを依頼、小籐次は息子の愛刀(忘れた)を研いだ高尾山琵琶滝の研ぎ場を思いつく
緻密そうでなりゆきでうまく行くこの物語、急に三太郎なる便利な敵からの鞍替え者を交えて話がまとまる
あれ?「菖蒲正宗の懐剣」・・・終わったの?
先日読んだ本も最後急激に話を折りたたみ始めて(?)尻切れトンボだったが・・・ま、酔いどれ様の話なので次回作に繋がるのかな
Posted by ブクログ 2020年09月30日
高尾薬王院への久慈屋の仕事に小藤次親子をはじめ、桃井道場年少組が旅をして、成長する「スタンドバイミー」江戸版。
留吉が関わった事件は、木津の父親が切腹し、長男はその介錯をした。その覚悟を持った勇太郎は、その人格仕事ぶりを惜しむ奉行所与力、岩代壮吾や小藤次の意思で、同心職を失わないで済む。
とこ...続きを読むろがそれだけでは済まない事情が発覚。
上下巻に盛り込まれた物語だが、
作者の一番いい時とは少々違い、なぜか読むリズムが変調を感じる。