小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
又吉直樹のYouTube「渦」で、著者ご本人がゲストとして出演され、本作を紹介していたことから興味を持った。
買ったその夜、数ページ読んだ直後に寝たら、久しぶりに悪夢を見た。
「課題が終わらない(というより、全容すら見えていない)」「締切が目前に迫っている」……そんな、ジワジワと脂汗をかくタイプの悪夢。
作品を通過することで、自分の知覚状態が変質していることは分かっていた。
自分が薄汚く惨めで、世界の誰も味方をしてくれない。そんなレイヤーに、ヌルっと嵌まり込んだような感覚。
それでも、止めときゃいいのに読み進めていった。
その日はちょうど雨が降っていて、日中でも視界が悪かった。
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Posted by ブクログ
日本で初めてのレストランね!と読み始めたが、レストランと言っても、勝手が違った。明治の始めだから、なんだか政府が絡んでくる。しかも朝令暮改の黎明期だ。切った貼ったはないけど、登ったり降ったり忙しい。
ゆきは長崎丸山町の引田屋で、女中をやっている。26歳。引田屋は女郎屋だ。4年前の安政6年に長崎は開港したので、各国領事館がある。オランダ総領事館で料理人をやっていた人との縁談が持ち上がる。丈吉に嫁ぐ。
おゆきは料理ができないのを早々に悟られ、料理係を下されて掃除洗濯縫い物係になる。西洋式の洗濯を仕込まれる。丈吉は五代才助の勧めで料理屋をすることにする。良林亭だ。全然客が来なかったが、次第にちょ -
Posted by ブクログ
うさぎがたくさんいる表紙絵を見ていると、うさぎの楽園のお話かな?と思ってしまう。
ページをめくっていくと、大勢の人たちが笑顔でうさぎにご飯をあげている。なごやかです。
もっとページをめくっていくと、あれ?うさぎがいない。防護服を着た大人がいる。
白い赤い目のうさぎが、じっと何かを見つめている。うさぎは、全てお見通しなんだ、きっと。
どんどん絵本の文字がなくなっていく。
なんて、人間はひどいことをしていたのだろう。
うさぎのしまは、瀬戸内海に浮かぶ大久野島。先の大戦中、この島で毒ガスが製造され、うさぎが実験動物として使われていた。
本文の後の解説には、戦時中に行われた、おぞましい事
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