小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
今作は成瀬が晴れて京大生になり、びわ湖大津観光大使に就任。
舞台も滋賀の大津から京都へ。
入学式早々、成瀬らしい登場の仕方で、あぁまた戻ってきたなと実感。
京都で新しい仲間たちと出会い、
その個性的な仲間たちも成瀬が結び目となって繋がっていく。
各話で飛び出す成瀬の言葉に痺れ、
成瀬のお母さんの話では胸が熱くなり、
最終話では、やっぱり成瀬と島崎のコンビは最高!てハッピーな気持ちになり、
新年から最高の読後感だった。
1作目で西武大津店に毎日通う成瀬に
なんだこの女の子は!て正直引いていた部分もあったけど、
読めば読むほど、成瀬のまっすぐな言葉と生き方に惹かれていく自分がいて、
私 -
Posted by ブクログ
どうも、壮年期の男性です。壮年期の男性に関する解像度が高すぎて傷つきました、正直。わたしの実生活ですが、友達いません、雑談できません、職場でも誰にもリスペクトされてません、気軽に話せる人がいません、ちょっとでも職場で優しくされると本当に嬉しくなります。本当に、家族に嫌われない様にしたいと思います。
中年になって、何かしら遠くに旗が立ってないと、広大な海原にポツンと漂うさみしさ・絶望、っていうのも良くわかります。今になって大学院に行きたいな、と思っちゃったりします。
自分は、あまり物語に熱中できないタイプの人間なので、熱中できる人たちを、半分馬鹿にしつつ、半分羨ましく思う気持ちも、解像度高く描か -
Posted by ブクログ
本屋大賞を受賞の話題作ってことは半年ぐらい前から知っていた。
芥川賞って私には理解できないことが多いんだけれど、直木賞と本屋大賞はちゃんと面白いと感じられる作品が多い気がする。だから本作もきっと面白いはずだ、と感じながらも何となく読む気が起きなかった。表紙のイラストの絵柄が好みじゃなかったのかもしれない。最近の本によくある、女性をやや写実的に描いたイラスト。ラノベみたいなアニメ調にするのも好きではないけれど、表紙から得られる情報は大切だ。
そんなこんなでようやく読み始めたわけだが、電車移動の合間に読もうと読み始めた手が止まらない。スマホの誘惑に打ち勝ち、すぐに読み終わってしまった。読み終わ -
Posted by ブクログ
ネタバレどこか分かるような、でも分からない、分かりたくない!!
1. デスゲームの話
自分に嫌な人ができた時に、この物語の主人公のように考えれば、そして実際に行動を起こせば、自分の辛い状況を改善させることができるのだろうか。主人公のようにここまで大きなことはできない(というかそんな最悪な最終手段は避けなければいけない)と思いつつ、他のことに熱中することで、嫌な現実も気にならなくなるなら、どんなきっかけであれそんな道を見つけられるのは良いことかもしれないと、途中までは思っていた。けど、実際にそれでデスゲームをやめるわけではなく、結局実行してしまっているし、なおかつ主人公が意図しない形でターゲットが死ぬ