小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
『方舟』に続くタイトル買いで積読していましたが、読み終えた今、もっと早く読めばよかったと後悔しています。前作同様、極限状態のクローズドサークルを描いた本格ミステリー。未読の方は、絶対に『方舟』から読むことを強くお勧めします!
舞台は11月、和歌山県白浜沖の枝内島。リゾート開発のために集まった10人を襲う殺人事件。さらに犯人が突きつけたのは、島ごと爆破されるという「十戒(10の掟)」でした。犯人探しすら禁じられた絶望の3日間。
後半、綾川が謎を論破していく姿は、まさに前作の衝撃を彷彿とさせます。
「麻依」の影が「綾川」に重なった瞬間、震えが止まりませんでした。あなたは、もしや……。 -
Posted by ブクログ
『超新星紀元』(2003年)は『三体』(2008年出版/日本語訳2019年)で有名な劉慈欣(リウ・ツーシン)の長篇デビュー作。『三体』のファンといえばバラク・オバマ元大統領が有名です。3部の発売が待ちきれず、ホワイトハウスからメールを著者に送ってみたらスパムメールだと思われてゴミ箱に入れられていた、という話が大好きなのですが、他にも読書好きの池上彰が「文化大革命で何が起こったかは『三体』を読むと良い」と『三体』を著作の中で取り上げていたりなど……『三体』についてネットで検索すれば有名人、一般人が書いた感想や、エピソードを沢山拾うことができて楽しいです。長く多くの人の印象に残っている本だなぁと思
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Posted by ブクログ
1巻よりもさらに引き込まれて一気に読んだ。
ただ、「大審問官」の章だけは難解で、2回読んでも全然理解できなくて考えるのを諦めた。
「神」の名を使わず「彼」としていたり、「イワンの創作」という作中作の形をとって核心を語ろうとしているように感じる。
頑張ったけどキリスト教の知識がないのでよくわからない。
巻末の解説を読んでも、『黙示録』の基礎知識が書いてあってさらに混乱した。
一方で、イワンが語った子どもの凄惨な話は、想像したくないほど胸が苦しくてたまらなかった。
悪いことも知らない何の罪もない命が、なぜこれほど残酷に苦しまなければならないのか。
自分で自分を守れない子どもや動物たちが -
Posted by ブクログ
早くも今年読んだ中でナンバーワンかもしれない傑作。
海を見下ろす住宅地に建つ、築21年の三階建て一軒家を購入した美保理と譲。
一階を美容室に改装したその家で、夫婦の新しい日々が始まるはずだった。
だが開店二日前、近隣住民から
ここが「不幸の家」と呼ばれていると聞いてしまう。
「不幸の家」に居場所を求めた五つの家族の物語。
美保理たち夫婦の話を起点に、
順々にその前に住んでいた家族たちの話になる連作短編集。
不幸の家と呼ばれる不吉な事象も、
次の(その前に住んでいた)家族の物語に進むと
その謎が明らかになる仕組みになっており、
新たな発見と点が線になっていくサマが心地よかった。
最後の『しあ
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