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極上のキャットフードを作りたい――化けネコ・プルートは人肉ミンチの生産に乗り出した。コテージに見せかけた人間カンヅメ工場に誘(おび)き寄せられた四人の若者。が、その中に人間に化けた黒ネコ・ウィリーが混ざっていた。化けネコどうしの殺傷はご法度。一体どいつがネコなんだ!? 食われたくないなら、頭を絞れ!(講談社文庫)
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面白い!
出たしが注文の多い料理店かな?って感じだったけど、途中まではほのぼの化け猫達のお話なんだと油断してました。 プルートの計画とウィリーの好奇心が交差した瞬間からドキドキハラハラで読むページが止まりませんでした。
#ドキドキハラハラ #怖い
Posted by ブクログ
書店でスノーホワイトと並んで文庫版がたくさん置いてあって、あらすじと絵で『絶対自分好きなやつ!』と購入。年末のお供にするつもりがすぐ読み終わって、翌日スノーホワイト買って年明ける前に読んでしまった(笑) キャラもいいし、視点が主人公じゃないのも新鮮で楽しい。 後から文庫じゃない方見てそっち買えばよ...続きを読むかったと後悔したくらいで、あとは満足です。買う方は表紙で決めてください(笑)
注文の多い料理店をモチーフにした、探偵VS化け猫の知恵比べ。裏の裏をかく攻防戦が面白くて一気読みでした。 猫が人間に化けたりと、メルヘンチックのようでありながら、おびき出された人間があっさりミンチにされてしかも同じ人間の三途川探偵にもぐもぐされてたり…結構ブラックなところもあり、面白かった。 そして...続きを読む最後の最後でまさかの真打登場。緋山燃…できる奴。ウィリーはとっても賢い猫なので、また出てきたらいいのになぁ。 三途川探偵はメルカトル的な奴か?と思ったら解説が麻耶雄嵩でふいた。 次作も読みます。
ファンタジーとミステリが融合したような話。 ファンタジーときくと優しげな感じになるけど人間の中に混ざった化け猫を探すその理由がなかなかダーク。 ページ数も少ないし話もテンポよくすすむので読みやすい。 読みやすいけどミステリとしてもしっかりしてるのでこどもから大人まで楽しめると思う。 探偵の三途川...続きを読む理がなかなかゲスくて良い。
人肉を材料にした最高のキャットフードを作るため、4人の人間を工場に誘い込んだ化け猫のプルート。しかし、その中には人間に化けた化け猫のウィリーがいた。猫の世界の法律では殺人は罪に問われないが、殺描は罪に問われる。 ウィリーは人間たちを守るため、人間に化けつづけプルートたちを翻弄する。プルートは4...続きを読む人の人間からウィリーを見つけるため知恵を絞るが… 小説を評する際に「作者の遊び心が感じられる」という言い回しが良く使われますが、この小説がまさにそれです(笑)。やりたいことをやりつくしている、作者が楽しんで書いているのが、分かるようなそんな作品です。 猫が喋るというメルヘンな世界観。コミカルなやり取りとストーリー運び、そして殺人。倫理観だとか堅苦しいことを一切合切無視して、繰り広げられるロジックバトル! そしてそれを輪をかけて面白くするのが、途中から登場する名探偵”三途川理”(さんずのかわことわり)。まさかの化け猫側の助っ人として登場し、人間たちを追いつめていきます。 ダークヒーローとはまた違うのですが、三途川キャラのぶっ飛び具合も、また魅力です。 ひねくれた遊び心を目一杯詰め込んだミステリー小説。どこか不思議な中毒性があるような気がします。
面白かったー こういう小説ならではのトリック好きです。 ネコが死んじゃう場面は悲しい気持ちになるけれど。
森川智喜デビュー作。刊行時から気になっていたが、続編の文庫が出るのに合わせて購入。 ファンタジーというより、独自の世界で展開されるロジックゲーム。 舞台やキャラクターの設計に長けていることもあり、読み易く、親しみ易いエンタメ小説。 他の作家にない発想、ユーモアにセンスを感じるし、これは他人にも薦め易...続きを読むい。 あとは、上梓を繰り返す中で、ミステリ面の完成度が上がれば、大好きな作家になると思う。 4
特殊なルールのもとでそのルールを生かしたせめぎあいから見事なラストまで一気に走り抜けていった。変化球の王道を行くような作品。麻耶さんの解説も的確だったけど、ひねくれてるとかあなた人のこと言えないでしょうとも思ったり。そう考えるとこの二人どこか似ているんだよなぁ。「スノーホワイト」目当てで呼んだけど、...続きを読む他の作品もチェックしたくなりました。
猫好きは読むのをためらっちゃうかもしれない(笑)、ダークでシュールなミステリ。人間を殺そうとする猫と、守ろうとする猫。人間の中に紛れ込んだ猫を特定しないと人間を殺せないというロジックと、いかに正体を暴かれないよう振る舞うべきかというサスペンス。ぐいぐい引き込まれて一気読みです。そして途中の過程もさな...続きを読むがら、ラストのどんでんにはやられたなあ。 それにしても名探偵・三途川理がひどい。いくらなんでももぐもぐは……(笑)。でも彼の手掛けた事件の話は読んでみたいですね。
猫萌え。 ミステリーとしては、根本的に世界観がとても風変わりな為、どうしても最終的に微妙な印象を受ける。 しかし、文体は軽やかな為、軽く読める。 猫が人間をどう見てるかを考えるとこんな形もありかもと思える。設定だけなら星5でも良いかも
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