ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    ネタバレ

    今回もほっこりしながら読みました。
    とくに「妬みの苺シロップ」は一話目から度肝を抜かれた。。。現代社会における深刻な問題とも言える匿名での誹謗中傷の根本に切り込んでる。SNS疲れしてる現代人みんなに読んでほしい。
    「風と火のスープカレー」もよかったなー。
    シャールさんへ思いを寄せる燿子さんの胸の内に、こちらも胸がきゅっとなった。

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    2026年08月15日
  • タイム・アフター・タイム

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    オッソーと久遠、この二人だったからこそ、手に入れることのできた景色があったのだと思う。

    読みながら、いろいろな感情の涙が出た。悲しいだけでも、嬉しいだけでもない。登場人物たちが過ごした時間、越えてきた時間を一緒に歩いてきたからこそ湧いてくるような涙だった。

    情景描写が鮮やかで、人物の心理も細やかに描かれている。景色そのものだけではなく、そこにいる人の感情まで色を持って見えてくるようだった。文字を追っているはずなのに、物語の中に自分も登場人物の一人として参加しているような没入感がある。

    だからこそ、「うんうん、そうだよな」「分かるよ」と、何度も心の中で登場人物たちに頷きながら読んでいた。

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    2026年08月15日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ネタバレ

    一台のSUV、ブレイクショットが辿る軌跡とそれに関わる人々の人生が最後ちゃんと回収されてすっきりと終わる。今年1番面白かった!

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    2026年08月15日
  • 花屋さんが夢見ることには

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    前作と同じ花屋さんが舞台で、主人公が変わった今作。
    お花の話がたくさんでほんわか温かい。
    特にお気に入りは、前作にも出てきた蘭くん。
    ほんっとナイスキャラ。
    次があるなら(あってほしい!)蘭くんが主役ではどうだろう。
    美大生ミドリのあとを継ぐバイトくんの雷(いかづち)くん。
    とんでもない問題児にしか見えなくて、どうなるかと思ったわw
    それぞれに前に進んでいく様子、また見られますように。

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    2026年08月15日
  • 鍵のない夢を見る

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    小説を読んでいると 「これはもしかして 私のことを書いているのか?」と思われて仕方がない、ということがよくある。この連作短編集5編のうち 「石蕗南地区の放火」に出てくる 大林、そして「芹葉大学の夢と殺人」の羽根木雄大 この二人が どうにも我が身のことに思えて、いたたまれない。この二人を 足し合わせ それを2で割らなくとも 私そのものだ。30代までの私は 雄大のように 「今の自分ではない何者か」になる 強迫的使命感に取り憑かれて現実を放り出していたし、40代になってからは その反動だったのだろうか?ことさらに 分別をふりかざす おじさんになった。おそろしいことに その両方とも 50代となった今で

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    2026年08月15日
  • 満月珈琲店の星詠み~秋の夜長と月夜のお茶会~

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    登場人物が皆、誠実なんだよな〜。読んでいて皆幸せになって!と思っちゃう。特に妹の彼氏を好きになってしまう果歩ちゃんの話が良かった。果歩ちゃんのとった行動が素敵だった。また、描かれていたもう一つのテーマの読書について、登場する小説が全て好きな話ばかりで何だか嬉しかった。淡路島、広島の描写も素敵だった〜!

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    2026年08月15日
  • バスカヴィル家の犬

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    やはり名作でした。個人的に1番好きなホームズ長編は「恐怖の谷」ですが、やっぱり「バスカヴィル家の犬」は万人受けする面白い作品だと改めて感じました。雰囲気もいいし、ホームズ作品にしては珍しく本確ミステリーに近い感じもする。中盤くらいまでワトソンの単独行動がメインで、ワトソンが精神的に追い込まれていく中でのホームズとの合流のシーンは読んでるこちらも安心させられました。

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    2026年08月15日
  • ファイア・ドーム 下

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    人は何を信じるかで、見ている景色が違う。
    正義感が暴走すると、怖い。
    誰かを「悪い奴だ」と信じた瞬間に、その人についての情報が全部その色に染まっていく。
    そして怖いのは、本人たちは必ずしも、「自分は悪いことをしている」と思っていないところ。

    「自分は正しい」
    「真実を明らかにしなきゃ」

    そんな気持ちから始まっていても、いつの間にか誰かを傷つける側に回ってしまう。
    『ファイア・ドーム』の「噂」の怖さも、そこにつながってる。

    人間は事実そのものではなく、「自分が信じた物語」を見て生きてしまう。だから、同じ出来事を見ても、まったく違う世界が見える。

    『ファイア・ドーム』では、
    「人は何を信じ

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    2026年08月15日
  • ダクダデイラ

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    優しい空色をバックにした白い文字の、穏やかな表紙にひかれて購入しました。

    オムニバス形式でそれぞれの話は独立しているものの、ゆるく関連していきながら物語が進んでいきます。
    私にとっては少し難しい表現もありましたが、飼い主を守るワンちゃんとか、つらい経験をした男の子と孤独な男性の交流とか、心がホンワカするお話がたくさんあって読んでてとても優しい気持ちになりました。

    中でもラストの、亡くなった奥様を思う男性の物語には強く胸を裏たれ、思わず涙がこぼれるほどに感動いたしました。

    美しく哀しい運命を持ち、それでも希望を待って生きていく人々を描き切った、まるでNHKの朝ドラのようなさわやかな内容でし

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    2026年08月15日
  • アルテミス 下

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    ネタバレ

    上巻では「これどうなるのかな」と不思議に思った伏線をすべて回収して、EVAでの作業をオチに使ってくるのはさすがの手腕だなー。
    上巻冒頭のEVA試験に落ちるところと上手く対比されていて、純粋な作劇のうまさに舌を巻いた。

    いやけれど、自ら真空に突っ込む勇気は言葉じゃ表せない……。
    ここらへん、映画化したら映えるだろうな。つか映画の話はどこにいったんです……?

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    2026年08月15日
  • アルテミス 上

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    ネタバレ

    アンディー・ウィアーの3作目。
    1,3作目と違って近未来が舞台ってのが新しいね。最初は「ン?」って思ったけど、世界観をつかむとスルスル読めたり。

    アンディー・ウィアーらしい軽快な語り口調と、裏付けされた科学設定。今回のポイントは「アルテミスは酸素で満たされている」ってところかな。
    そこから火に対する文化形成まで描写があるのはさすがだね~。

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    2026年08月15日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    人生の様々なタイミングで読み返したくなりそうな本。
    生きていくということは、誰かと会って、休んで、遊んで、本を読んで、いろんなことを感じて…生きていくこと。
    小さな時間の積み重ねが人生を作る。
    人生の評価は自分で決められたらいいよねと思えた。
    登場人物のお互いに配慮する距離感もまた素敵だった。

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    2026年08月15日
  • 本日は大安なり

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    ネタバレ

    読後感が素晴らしい。
    初めは辻村先生の作品らしく、人間の厭な面が目立つ。だが話が進んでいくにつれ、どんどん心打たれるような展開へと転じていった。

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    2026年08月15日
  • さよならジャバウォック

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    どの本を読んでも独特の世界観がある伊坂幸太郎さんの作品。
    人間の暴走の原因は、脳に寄生する憑き物のジャバウォックにあるとして、それを退治していく話を元にさまざまな話が展開され収束していく。
    とっ散らかってる様に見えるが最後は収束する不思議さ。別の話だったものが繋がっていくのは読んでいて面白い。

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    2026年08月15日
  • エピクロスの処方箋

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    スピノザも最高に良かったけど、
    今回もそれ以上によかった。
    マチ先生が、なぜ今の想いを抱えて原田病院で勤務するに至ったのかを解き明かす、妹さんとの別れ。
    新たな患者さんに、新たな症例。
    気になっていた、南先生との展開も。。。

    至る所に、今後の人生の指針になりそうな言葉が散りばめられていて、手元に置いておきたい1冊。

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    2026年08月15日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    めちゃくちゃ泣いた
    一人一人にストーリーがあって、家族や仲間を思い、死に物狂いで箱根に向かい、走る。

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    2026年08月15日
  • 傲慢と善良

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    恋愛や結婚が絡んだ途端、相手への「値付け」をしてしまい、それと高くなりすぎた自己評価を天秤にかけて相手をジャッジする、という話は現代の未婚社会を論理的に説明する納得感の高い説明だと感じた。

    また物語の人物設定やそれに対する性格・背景・周りの人間関係などリアルに描写されており、のめり込むように読めた。架の交友関係や、真実の親、相談所で出会った人なども現実世界でありそうな設定で納得感が高かった。本筋に出てこない人はもう少し減らしても良かった気もするが、、。

    前半のミステリーチックな架サイドの話から一転、後半は真実サイドの話になり、最後は恋愛描写になるが、正直ここはこんなに細かく描写されなくても

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    2026年08月15日
  • フロリクス8から来た友人

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    面白かった。
    王道的なSF小説。宇宙、階級社会、超能力、異星人、ファーストコンタクト、内乱、バイク逃走劇?など、色々なジャンルが詰め込まれている。それでいて400ページほどなので、気軽に読むことができる。非常にコスパの良いSF小説。
    序盤から散りばめられた謎や伏線が、次々に解き明かされ、回収されていく様がまさに物語的。とても良かった。
    それにしても、これが1970年に発売されたなんてとても信じられない。それくらい、今でも楽しめるし、全く読みづらいところがない。この版の発売は2019年。翻訳がいいのだと思う。さすが大森望さん。

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    2026年08月15日
  • ガダラの豚 3

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    ネタバレ

    読みたいと思っていたが本屋に売っておらず我慢していたが…古本屋で見つけた時とても嬉しかった。
    2巻以上の本はなかなか読めないタイプだけど手が止まらずすぐに読み切れた。
    めちゃくちゃ面白かった。ところどころ入るギャグも物語自体も最高。
    3巻でどんどん死んでいって悲しい。
    読み切ってしまう悲しさも感じながら楽しく読んだ。

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    2026年08月15日
  • 友よ

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    長宗我部元親の嫡男信親の一代記。民から味方から仇敵から愛され、敵からも一目を置かれ最期は身を挺して長宗我部家を守った。屈託のない笑顔で友の為に戦い散った姿は万民に語り継がれる。

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    2026年08月15日