ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 山に抱かれた家 迷い道

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    凪子と発展するのかと思っていたのに…。

    時間をかけるかお金をかけるか。

    人類はあらゆる時短に成功した。世界は狭くなった。けれど人は昔より幸せになれたのだろうか?

    深く考えさせられる。

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    2026年09月05日
  • 普天を我が手に 第三部

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    普段読書をして感動するとか、胸に込み上げるものがあるとか、そういうタイプではないんだけど、最後の満パートで思わずグッと涙が浮かんでしまった。

    フィクションではあるけれど、昭和史を辿っているストーリーだから予定調和であるのに、こんなに胸にくるって本当に素晴らしい作品を読ませてもらえたと感謝の気持ちしかない。

    大抵帯の文句は過剰だけれど、【我ら日本人がどういう民族かを描いた極上のエンターテインメントです!】はまさにその通り!
    日本人はもっと日本の歴史に…しかも近代史に興味をもつべきだし、学校教育でも日本の良い面悪い面、どちらも等しく正確に誠実に教えるべきだと感じた。

    三部作、長いけれど本当に

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    2026年09月05日
  • 世界99 下

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    上巻はまだリアリティがあったのでなんとか読めたが、下巻は村田ワールド全開で、かなり体力と気力を使いました。最後の着地は完璧。

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    2026年09月05日
  • 小説のように家を建てる

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    名古屋人作家の家を建てるまでのもろもろをまとめた本。具体的な金額や、本棚や書斎の写真は見れず残念だったが、笑える点が散りばめられていた。

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    2026年09月05日
  • 猫を抱いて象と泳ぐ

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    美しい魂に触れた感覚。不条理の中でも、水たまりが広く深い海になるように、豊かで深く静かな内側は愛に守られ導かれ育っていく。

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    2026年09月05日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    ネタバレ

    な、なんだよ、これ……。結局誰も幸せになってないじゃないか……。なんでこんなものを私に読ませるんだよ。やめてくれ、これ以上は泣いてしまいます。

    ミステリー要素はあるものの本格的なミステリーってわけじゃないからイヤミスとは言えないし、実際そこまで後味が悪い結末ということでもないんだよなぁ。もちろん報われなかった感は強いんだけど、嫌悪感はそこまで抱かないというか。結局、全部手遅れだったというのが虚しさを助長させてるのかもしれんね。

    ベタベタした恋愛モノはあんまり好きではないんだけど、この作品にはそういった描写がそんなになかったのが良かったね。二人の馴れ初めは上巻にあったけど、静かに歩み寄ってる

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    2026年09月05日
  • 星を編む

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    是非カバーを外して読んで欲しい。

    まず、序盤から中盤にかけて、田舎と都会の遠距離恋愛から生まれるすれ違いの解像度の高さがすごい。

    中盤以降に描かれる、お互いの愛とすれ違い。
    これだけ相手を好きになれたら幸せだろうなと思う。

    でもそれはそんなに単純ではないし、お互いが完全に自立し、そのタイミングが重なってようやく成就する。
    あまりにも苦しい恋。

    感想がうまく書けない自分の語彙力を恨むが、それだけ複雑な作品だと思う。
    遠距離恋愛をしてる人、経験がある人絶対読んで。
    ここまで恋を解像度高くかけるのってほんとすごい。

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    2026年09月05日
  • 「国境なき医師団」を見に行く

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    もし、戦争が絶えず末法かと思わされる今の世界に諦念を抱いている人がいたら、読んで欲しい。
    うわべだけではない誠実な文章から、人道を守ろうと諦めず活動する国境なき医師団の一人ひとりをリアルに感じ、その不屈の精神は、大げさでなく人類の希望だと感じた。
    今この瞬間も非人道的な恐怖の中にいる人たちがいる。そんな酷い世界に対し、自分はどこかで諦めていたことにも気付かされ、反省させられた。
    「良心というものが単純な善意だけで生まれ育たないのは確かで、それは何度も傷つけられ疑われて強くなる」というフレーズが響いた。
    良心とは、善とは、悩みつつも出来ることをやり続ける姿に、普遍的な強いメッセージを感じた。

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    2026年09月05日
  • 巨人たちの星

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    面白かった〜!ここにきてミステリー味が強くなった回でもありました。そこがまた面白かった。SFミステリーアクション映画みたいだった。いたるところに伏線があって、最後の最後まで「なるほどー!」と感嘆しました。
    前作の『ガニメデの優しい巨人』ではガニメアンに思うところもあったのだけど、今作でガルースたちの地球人への愛というか信頼になんか心打たれたな……。再会のシーンに嬉しくなったし、シャピアロン号で乗り込んでいくシーンで心配になって「死ぬなー!」と心の中でずっと叫んでた。誰も死ぬな頼むから。

    あと最初、『軍縮したのに地球内の各国の対立がなくなったわけではない』という作中内の状況を知って「なぁんだ…

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    2026年09月05日
  • 爆弾犯の娘

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    唯一無二。唯一無二ではなかったとしても、文章力ありありで、面白く読めたのも素晴らしかった。

    他の人の感想を読んでいて、みんな同じところに引っかかっていて、そりゃそうだよなと思ってしまった。何故、被害者がいる話で「誰も亡くなっていないから、良いよね」的な文章を書いてしまったんだろう….そして、世に出てしまったんだろう、どうしても言いたかったんだろうけど、どうしても言いたかった理由ってなんなんだろう。

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    2026年09月05日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    探偵よくよーむのフェアで購入した1冊✩.*˚


    私自身が、押尾さんと同じ考えのタイプだから、
    芦川さんのような人物は苦手だなと思った。

    社会の中で生きてく上である、価値観の違いや理不尽さが描かれていて、確かになって共感もでき面白かった。

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    2026年09月05日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    最期まで一気に読んでしまった。
    凪良ゆうの他の作品も読みたくなった。
    人の感情がうまく描かれていた。

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    2026年09月05日
  • ゾンビ回収婦

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    すごかった
    面白かったというよりはすごかったという感じ
    サラリーマンへの解像度高くないか?この人も働いてたの?
    課題!改善!進化!次!次!次!!
    読みながら普段の疲弊感が蘇りちょっとしんどい思いもありつつ、フィクションに落とし込んで描写されてることに感動してた。
    最も心が動いたのはアラスカのシーン。アラスカが戦場に向かっていって死んだシーン。
    そしてそのシーンから自分の支配的な感情が浮き彫りになったやつ。あれやばい。自分だと思った。
    部下のメンバーに優しい眼差しをかけてるようで、どっかで自分の思い通りに動いて欲しいと思ってる。それがズレたとき、嫌な感情が湧いて出てくる。
    自立とか、自発とか、そ

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    2026年09月05日
  • くもをさがす

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    西加奈子さんという人が、とても好きになる本。
    いやまじで友達になりたい...

    たくさんの人を愛しているから
    愛されている事が伝わる。

    海外での乳がん闘病生活について
    不安、不便、心配、痛みなど、
    リアルな辛い気持ちがが描かれている。
    本当に辛い経験を乗り越えている最中でも、そこにはユーモアと愛がある。

    闘病生活以外にも、
    日本とバンクーバー間の文化の違いについても頷ける部分が多かった。

    便利で安心な日本の良さも伝えつつ、
    日本の広告の多さやルッキズム、
    他人からの目を気にする文化についても言及していて海外生活経験のある人にはきっと深く共感できる内容だと思う。

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    2026年09月05日
  • リチウム戦争:「新たな石油」をめぐる国家・企業・人々の闘い

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    リチウム、銅、レアアースという戦略的鉱物資源とEV、環境問題を取り巻くビジネスと政治、面白くないはずが無い。銅はクリーンエネルギー、製品の製造に使われる鉱山採掘の難しさ、ニッケルピードモント社、アルべマール社、ティームのそば、リチウムの需要、サッカーパスのプロジェクト、今一度リチウムの大切さがよく分かった。

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    2026年09月05日
  • 告白

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    湊かなえ、絶唱、しらゆき姫、ユートピア、リバースなど読んでだけど告白は映画を昔見たからこれまで避けていました。YouTubeで湊かなえ先生が自身の作品について語られてた中で
    告白がやはり一番気持ち入っておられたようなので手に取りました。他の方の感想にも有りましたが、映画よりも嫌な余韻があり。爆破のあとも考えされられた。もう一つ更に熱量で語られておられた。暁星も早く読むとしようか。

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    2026年09月05日
  • 気がつけば警備員になっていた。高層ビル警備員のトホホな日常の記録

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    分け合って警備員となった著者の視点から、警備員にまつわる世界がリアルに学べます。今まで想像したこともなかった世界ですが、普段通っているオフィスビルの見えないところが垣間見目で楽しく読めました。警備員の方々にも敬意を持って接する人が好感を持たれて、成功しているといったあたりはそうだろなと思うにつけ、自分も成功する側にいようと。最初の離婚で、家族のためと言われるたびに嫌な気持ちになった、これからは自分の人生を生きてくださいというな趣旨の置き手紙が一番印象に残りました。家族を言い訳に燻ぶることなく、とはいえ家族を大切にしながら、自分のやりたいことも実現していく強い生き方をしていきたいものです。

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    2026年09月05日
  • うたかたモザイク

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    ネタバレ

    前半あまり刺さらなくて、短編すぎるのが合わないのかなと思いながら読んでいたが、「ごしょうばん」で心抉られ、そこからはひとつひとつの物語の世界に惹きこまれて一気に読んだ。結果として大好きな一冊になりました。
    いろいろな人の人生の一部を、いろいろなテイストで綴った短編集。
    温かいのに切ないお話、夜にも奇妙な物語のような独特の怖さがあるお話やちょっと不思議な話、えっと思わず声に出してしまうような展開が最後に待っているお話。多彩に富んでいて読んでいて飽きない。
    一穂さんの作品はどれも読後感があたたかく、やさしい気持ちになれるところが好き。
    特に好きだった作品↓

    【still love me?】
    冒頭

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    2026年09月05日
  • ガダラの豚 1

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    面白い!!!タイトルと表紙からアニミズム的な民俗学の物語が始まると予想していたらゴリゴリ仏教の描写で面食らう。しかもそれ以降そいつら出てきてないし。いつ出てきてどう話に絡むかめっちゃ楽しみ。テレビ番組から宗教の合宿から、様々な場所で面白いことが起こり、それらが交錯し更に面白くなる。奇術も紐解けば極々簡単なトリックで、でも肩透かしを食らった感じはしない、やられた〜〜!!という感じのトリック。まだまだ続きがあるので今から楽しみ、早く読みたい!

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    2026年09月05日
  • かみがかり

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    山本甲士の『かみがかり』を読んで感じたのは、「形」を変えることが「意識」を変え、ひいては自分の人生そのものを動かしていくという爽快な力強さだ。
    本作に登場する主人公たちはみな、他人軸で生き、自分の本当の気持ちを抑圧して押し殺している。しかし、新しい髪型に変わり、眉を整えるといった視覚的な変化をきっかけに、内面に眠っていた「自分軸」の強さが引き出されていく。「笑う門には福来る」という言葉のように、まず体を動かし、形を整えることで、後から心が追いついてくるのだ。
    彼らが変われたのは、髪型によって急に別人へ変身したからではない。強気のルックスという小さな「鎧」を得たことで、抑圧されていた本来の自分を

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    2026年09月05日