小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ資本主義から生まれた大量消費社会の中で、居場所をなくし孤立していく人たちの「物語」を求める物語。
推し活で利益を得たい運営側で働く、家族に捨てられ孤立した中年男性の視点
居場所がないと感じていた大学生が推し活にはまる視点
推しを失って、怪しい団体の思想にはまっていく視点
この3視点の物語が、最後は見事な形で収束していく。
もう、頭を殴られたみたいな衝撃。
痛すぎて直視できない。もうやめてーの連続。
まず、怖いのは、怪しい団体の、なにか大きな黒幕が日本を衰退させようとしているんだという主張が、なんだかそれっぽく聞こえてしまうこと。
食料自給率とエネルギー自給率の低下、自衛権をもたず、経 -
Posted by ブクログ
ネタバレもう暗すぎて暗すぎて、朝が来ないのかと思った。早く読み終えたかったわ、気持ちが引きずられて、しんどくて、しんどくて。
はぁぁぁ〜、やっとこ楽になりました。
試験、終わりました〜!くらいよ。
男の子って、可愛いのよ。小さいときも、大きくなっても。多分、哀しいかな、おっさんになっても可愛いんでしょう。母にとっては。
愛おしかったろうに、会いたかったろうに。
抱き上げて頬ずりしたかったろうに。
ぼろぼろ、ぼろぼろ、泣きました。
ひとって、みんな、弱い。
間違いも必ず起こす。
罪はどこまでも消えなくて、重く苦しい。
雨降りのなか、柿を抱えたおばあちゃん、
痛くて、寒くて、震えながら亡くなった -
Posted by ブクログ
神保町で古書店を営んでいた兄滋郎が亡くなり、妹の珊瑚が店を相続することになる。親戚で国文科の大学院生の美希喜(みきき)も店を手伝うことに。
二人の語りで物語は進み、様々な本、そしてグルメがでてくる。
古書店とグルメはミスマッチな気がしたが、すごくおいしそうな描写で神保町にご飯を食べに行きたくなる。
作者の本への愛情も感じられる。
古書店は敷居が高いけれど、こんな店があるのなら訪れてみたい、そう思わせてくれる本だった。
第二話の会話の中で出てくる、クリスティ。昔何作か読んでいるけど、ほぼ忘れているし、読んでない物もたくさんある。『カーテン』、読みたくなった。
第四話の『お伽草子』も読んでみた -
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私はグリコ森永事件のことはよく知らなかったけど、未解決事件と聞くとわくわくしてしまう。実は…なんて話もあると、都市伝説的な面白さで、つい読み進めてしまう。にやついている。読後、自分の浅はかさに気付いて、嫌になった。
加害者と被害者、それぞれに家族がいて、みんなが未解決事件だと面白がっている間にも現実を生きている人がいる。罪を犯した訳ではなくともどんな未来も描けなくなっている人もいる。
俊哉パートの方にぐいっと引き込まれるのに対して、阿久津パートは関係なさそうなところが多かったり、後半ものすごいスピードで事件の内容が分かったり犯人が独白するもんだから、なんだかご都合主義的になってきたなと思っ -
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生きる意味も何も知らない由良の、成長物語。
由良は巫女船にいる。嵐になったら海に放り込まれる人柱を売る舟で、由良は見た目の問題なのか一向に売れない。賊に襲われた船から櫃が流れてきて、中に人が入っていた。新羅で瓦職人をやっていたらしい。名を安曇福雄といい、巫女として売られることにしたらしくいつく。
女の客がやってきて由良をもらうという。由良を買った人は真平と名乗った。どうやら太宰府の官の者で、巫女船を取り締まるつもりのようだ。太宰府に連れて行かれた。寺に閉じ込められる。新任の少弐元利麻呂を迎えに行き、真平が捉えようとするが、元利麻呂は海に飛び込んだ。太宰府に帰る。真平の主の安貞は肥後国司と -
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間違いなく今年一番の本になると思う
あまりにも絶望する場面に直面した時人はどうなるなか、どう希望を見出して(または見出せず)これからの自分の人生を生きていくのか
何冊か読んでもしっくりくるものがなかったが、この本はちがう
受け入れる、いま、いま、足踏み、何もせず抗わず、けれども自分の意思で奈落の底に棲む
頭が良すぎると、それはそれで本当にしんどいんだなぁと陳腐なことしか思い浮かべない自分の脳みそのスペックを恨みつつ、ただ一方でそれはそれでしんどい人生を生き抜くための仕様なのかもしれないと思ったり
自然のものはただ育つ
素晴らしい視点です -
Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
明治30年代の札幌。養蚕工場を営む両親のもとに生まれたヒトエ。
昭和40年代の根室。ミンクを養殖業者の孝文。
戦前戦後の北見。ハッカ草栽培農家のリツ子。
明治後半の大島。羽毛貿易のためひたすら鳥を求めて南北を放浪する弥平。
昭和30年代の江別。蹄鉄屋家業の息子雄一。
昭和20年代の江別。レンガ工場で働く佐川吉正。
5作目の続編。陶芸家として生計を立てる佐川の息子、光義。
衰退した産業に従事していた人間たちを書いた6編の短編集。
・感想
これぞ文学、と感じた作品だった。
個人的な偏見だけどやはり文学ってのは「北」に限る。
北で育ち北で生まれ、北で生きてる全ての生命ってやっぱたくま -
Posted by ブクログ
前回読んで、すっかりファンになってしまった!こちらも良かったー!
主人公の侑平という青年が、もと祖父母の実家の愛媛を訪ねることから始まる。侑平の両親は離婚しており、正確には他人だが、子どもの頃良くしてもらっていたこともあり、祖父母が他界し空っぽの家を訪ねた。祖母の寿賀子は長い間闘病生活をしていた。祖父の日記を見つけ、その闘病生活の様子を知る。そこで祖母が「13月はあったのよ」と言っている日記の記述と、13月のカレンダーを発見する。祖母の、父の、そして自分のルーツを知るために、祖母の知り合いに話を聞いて回る。そこで祖母は広島出身であり、兄を原爆で亡くしていた。原爆の悲惨さ、戦争の恐ろしさをダイレ
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