あらすじ
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生はいつしか狂い始めた。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか? あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。最後の一行を、読んだとき、あなたは著者が仕掛けたたくらみに、戦慄する! 50万部突破の大ベストセラー、ついに電子書籍化! 2015年11月13日(金)~ Hulu/J:COMにて全6話配信。主演:尾野真千子
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Posted by ブクログ
2周目を読み終わりました。最初はグロテスクな世界観に嫌悪感すら覚えるのに気づくと読み進める手を止められない程に引き込まれています。感情移入するタイプなので途中から現実との境目が分からないほどに没入しました。あとがきまで読み終えたあとの不思議な脱力感と伏線回収の爽快感に浸り徐々に現実に戻ってくる...しかし、もしかしてこれは現実にあった事件なのか...?そんな錯覚に陥るほどリアルで酷く醜い世界を見せられるのに不思議と癖になる、読書離れしていた私が近年1番はまった1冊です。
Posted by ブクログ
心が重くてずーんとする内容だけど
やっぱりさすがの、ラストだった
フジコに共感できる部分と
助けてくれる大人がいるかいないかで
人生の分岐点が変わるんだなあと…
きっと幸せになる未来もあったんだ( ߹ᯅ߹ )
もう四年も前の話なのにっていうセリフ
四年しか経ってないんだな……って
胸が痛くなった
私も四年も前のことなのに、思い出すなって
嫌な記憶とか消すけど、客観的に見たら
別の感想が出てくることにびっくりした
やっぱり読書は色んなことを教えてくれるな
Posted by ブクログ
フジコが壊れた“瞬間”よりも、
そこへ至るまでの“過程”のほうが、あまりにも現実的で恐ろしい。
本作の核心は、まさにこの一点にある。
殺人という結果は衝撃的だ。
しかし本作が真に読者を追い詰めるのは、
そのはるか手前にある、日常と呼ばれる時間の積み重ねである。
暴力、無関心、否定、沈黙。
どれも特別な悪ではなく、現実の事件報道で何度も耳にしてきた要素ばかりだ。
フジコは、ある日突然壊れたわけではない。
助けを求める声が届かず、
あるいは最初から発せられることすら許されない環境の中で、
少しずつ、人としての輪郭を削り取られていった。
その描写が執拗であるがゆえに、
読者は「もし別の選択肢があったなら」と考えずにはいられない。
Posted by ブクログ
いじめ、性被害、虐待、クソ男、若年妊娠など
辛い目に遭ううちにサイコパスに成り果てたフジコ。
皮肉な事に、母みたいになりたくないのになってしまう不幸の系譜を辿る。
フジコは、家庭環境や幼少期の友人から自分の事を受け止めて必要とされて愛される経験をして、自分という存在を大切にできてたら、しょうもない男に依存したり、虐待をしたり、こんなにどんどん人を殺したりしなかっただろう。
なんて、1人の不幸な精神崩壊した女の胸糞グロストーリーだと思って読んでいたが…
はしがきとあとがきをじっくり読む事で全部が覆った。
全てフジコの話と思って読み進めていると違和感が節々にあるのだが、
章によって主人公が異なっていた。
そして本当の黒幕は唯一善人として描かれていたあの人…
きちんとイヤミスだった。
本当にあった事件を元にした話(これは違うけど)や、グロめ耐性の強い私は好きだった。
Posted by ブクログ
一気読み!面白くて1日で読み終わっちゃった!
「サクサク人が死んでいくサイコパス女が主人公のヒトコワ小説教えて!」ってチャッピーに聞いたらこの小説を紹介された( ̄∇ ̄)
親から虐待されて同級生からはいじめられて暗い子供時代を送った主人公フジコは、どんなに辛い目に合っても自分は蝋人形と言い聞かせて、心を殺して過ごしていた。
そんなある日、自分以外の家族が何者かによって殺される。その日から何か吹っ切れたのか、蝋人形ではなく殺人鬼フジコになった。
そこからはもう、呼吸をするようにさっさと殺人していく。特に悩む事もなく、気に入らないから殺す。悪気は一切ない。
そして気に入らない者が居なくなって、欲しい物全て手に入れた(つもり)のに、結局は母親と同じ人生ルートを辿る運命からは逃れられない。
↑なんかこれ、なんとなくわかるなぁ。
私も、母親みたいになりたくない。って心の底から思うのに、ネガティブな思考回路とか母親に似てるかもってふと思う時あって、またネガティブになる時あるもん⊂((・x・))⊃
ps.あとがきがリアルすぎて、どこまでが実話?!?!って混乱した。そして、最後のページのあれは嘘?ほんま?
なんなのぉおおぉ\( ˆoˆ )/
Posted by ブクログ
中学生の頃に1度読んだことがありましたが、続編フジコの十ヶ条が出たということでより楽しむためにもう一度読みました^_^あとがきを含め最後の最後のページまですごい❗️この後味の悪さが最高です^_^
Posted by ブクログ
痛い、苦しい、辛いの三拍子が揃って読んでる期間は語彙力なく病める。
でも続きを読まずにはいられないほどフジコの生き様?着地点?が気になって仕方なかった。
ある意味トラウマ注意本でした。面白かった!って真っ直ぐな気持ちでは言えないけどこのヌラヌラした感じが心にベッタリくっついて数年後もまた読みたくなりそう。
途切れることなく陰鬱な世界
人情として、不幸な人がただ不幸なままでいるよりも、一度幸せになってから再び不幸になる方が読んでいてつらいだろう。
その点で言うと、この作品の主人公フジコはずっと不幸なままなので、読者としてフジコの不幸に関して段々と慣れていく。いくら読み進めても、もう落ちるところまで落ちてしまうしかないと、諦めの気持ち以外は出てこなくなってしまう。生育環境に同情はするものの本人の歪んだ性格も相まって、「いつかは幸せになってほしい」と思うことも出来ない。
それでも「あとがき」には衝撃を受けてしまう。フジコはもうどん底で、これ以上不幸にはなり様がないと思っていても、これこそが本当の不幸なのだとばかりに別系統の不幸の存在を明かされる。
最初から最後まで途切れることなく陰鬱な世界でありながら、緩急があって飽きずに読み進められ、さらにその上で、最後に読後感を悪くする仕掛けも用意されている。良いイヤミスだった。
Posted by ブクログ
ネットで「衝撃のラストだった小説◯選」で「イヤミスかつ衝撃のラスト!」とオススメされていたのがこの作品。どんな衝撃具合なのか是非とも衝撃を受けたくて、衝撃を受けると知りつつも読み進めてみると、本当に予想外の衝撃っぷりだった。衝撃のラストと知っていても読んでみるべし。ただしイヤミスの純度はかなり高め。
Posted by ブクログ
フジコシリーズ第一作。
おもに殺人鬼フジコの人生。だが実際のフジコ視点ではない。
一人称視点なので、思考自体が侵食されます。気持ちの入っちゃうかたは精神汚染に注意かも。フジコがフジコしてるので。あと見ていられない。家庭環境から、言動、追い詰められかたまで…。
あたしは蝋人形、おがくず人形。見た目はかわいらしくても、中身はからっぽ。
ずうっとそうやって、生きてきた。
Posted by ブクログ
総合的に度が過ぎているので、怖くて辛い話ではあるのだが、
似たような感情を抱いたこともあるような、そんなに現実離れしすぎていない内容なので
読みやすかった。
あくまでも度が過ぎているからこそ、面白さもあった。
Posted by ブクログ
飲み終わった後震えてました
母に似たくないのになぞってしまう、やってることはよくないんだけどやるせなさ、その時の仕方なさがあって
没入してしまいますね
Posted by ブクログ
幼少期からの虐待。小さな嘘が大事になる恐怖体験ができる。殺人を犯す抵抗が薄れていくのが,文章の量で一目瞭然なのがすごい。
「子供は親を写す鏡」とは良く言ったもの。
残念なのが、全てがフジ子の犯行ではなかったという真実。エゴな考え方だが、最後まで徹底した殺人鬼でいて欲しかった。
Posted by ブクログ
虐待されて育ったフジコは「自分は母とは違う」とずっと言い続けてきたけれど全く同じ道を辿り自分の子供を虐待…まさに負のスパイラル。
謎が残ったまま終わるのかと思いきや、ラストでしっかり回収。そしてもう一度最初から読み直したくなる。
フジコの子供時代は読むの辛かったし残酷描写もエグくてなかなかキツかったけど面白かった。
Posted by ブクログ
「結局犯人はフジコなの?叔母なの?」ってモヤモヤしたけど最後の最後で回収された
次々と罪を重ねるフジコに恐怖を感じるけどとても読みやすい作品だった
Posted by ブクログ
気持ちいいくらいの殺しを重ねる小説の主人公。母親からのカルマを受け継ぎさらに娘へと。出てくる登場人物のほとんどが悪い奴に見えてくる。闇が闇を引き寄せるかのように。心を穿つ作品だと思いました。面白かった。
Posted by ブクログ
小学生の少女・**藤子(フジコ)**は、ある日、自宅で家族全員が惨殺されるという凄惨な事件に遭遇します。
唯一生き残った彼女は、その後“被害者の娘”として周囲からの偏見や冷たい視線を受けながら生きていくことになります。
しかし、心の傷を抱えたまま成長する中で、フジコの中に少しずつ「壊れていく心」が芽生えていきます。
やがて彼女は、世間に対して、そして自分自身に対しても抑えきれない“衝動”を爆発させていく――。
物語は、フジコの人生を追いながら、
彼女が「なぜ殺人鬼になったのか」
「罪とは何か」「人間の狂気とは何か」を描き出します。
Posted by ブクログ
前半からかなり胸糞ではあるが、話の構成がよく練られていてすごい。最後まで読んだらもういちど頭から読み返してみたくなるし続編もあるようなのでそちらも気になる。
Posted by ブクログ
終始陰鬱な気持ちにさせられる(褒め言葉として書いています)作品でした。こちらまで負の連鎖が憑ってきそうで途中で放り出したくなりますが、本を閉じることができません。あとがきも気を抜いてはいけません。最後の最後まで翻弄されます。
真梨幸子さんを知ったのは、長江俊和さんの作品『掲載禁止 撮影現場』の解説を執筆されているからです。長江俊和さんと似たテイストの作品を世に送り出している方らしいと感じて興味を持ち本書を手に取りました。
期待通り、嫌な気持ちを植え付けられ、負の心理描写満載の作品でした。次に読む作品も「フジコ」がタイトルに含まれている『インタビュー・イン・セル殺人鬼フジコの真実』を読むつもりです。その後、デビュー作品『孤虫症』に挑戦してみたいと思っています。
Posted by ブクログ
初めて読んだ真梨幸子氏の作品。伝説の女殺人鬼・フジコの物語である。幼少期は母から虐待され、一家惨殺事件を生き残り、自分の都合で殺人を繰り返していく。もしや一家惨殺事件もフジコが?と思ったが、ラスト数ページで話は大きく展開する。何ともやるせない読後感。イヤミスなのか。
Posted by ブクログ
愛や承認欲求に飢えて、虐待や殺人を繰り返してしまった女性の話。
殺人を犯すことは勿論許されることではないが、それまで至る周りの環境の負の連鎖の末路がこうさせたかと思うと、人間関係の恐ろしさを感じる。
Posted by ブクログ
やっぱりいやねー。
でも、一番初めはめちゃくちゃおぞましい描写だったのに、あれ?だんだんソフトすぎない?
初めのままでいくのか、もっとソフトに嫌な感じが残るのか。どう?
はっきりしたら?
Posted by ブクログ
読む手が止まらず、すぐに読み終えた。
子供が出来た時、
虐待するだろうな…と、読み進めて的中
自分も同じ環境ならどうなったろうと
怖く不安になった
自分は悪く無い、
他責思考な人格形成する環境で育ち
殺人を繰り返してる最中も
この思考はどんどん強く自己中心的に
破滅へと向かって精神を壊す。
親から子、断ち切れぬ負の連鎖
虐待や貧困
人の心の拠り所になるべき宗教の闇
てんこ盛りの闇が読める作品だった。
Posted by ブクログ
⭐︎3.5
子供の虐待は本当につらい。可哀想。
フジコも母親から虐待されていて、それを「自分は母とは違う」と言いながら虐待している所がなんとも言えない
最後の方、次々と人を殺していて「さすがに無理があるでしょ?」って思った。まだ続くのかな?
叔母さんとコサカさんのお母さんがフジコとどういう関係なのか、気にはなるけど‥続編読むか悩む。
Posted by ブクログ
いやー、リアルすぎて、、
目を背けてはいけない現実だとは思っていながらも、キツかったなぁ。
真似ようと思ってなくても、子は親の生き方を真似てしまう。だから、家庭環境が悪く親からの愛を受けずに育ってしまうと、幸せになれるチャンスがあっても拒んでしまう。そして、負のスパイラルから脱げ出せない。
私は、1人でも多くそんな負のスパイラルを断つことができるように影響力、存在感のある大人になっていきたい。
Posted by ブクログ
時系列や相関図を作ってやっと理解出来る。
物語や描写うんぬんは「殺戮にいたる病」とか「悪の教典」とかサイコパスものを足して混ぜて女性にして変な味になっちゃったみたいな感じで、個人的には続編も別にいいかな。って感想。