あらすじ
25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!? だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短篇集。
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色んな意味がタイトルにかかっているんだなと思った。
ナギかっこよすぎ!!そして出会いが人を変えるのかもと思えた。
色んな意味で有能な秘書のナイス
2章目の旅を諦めた友と、この母への手紙
風景の描写が本当に上手い。
目をつぶるとその光景が浮かんでくるみたい。一人旅はしたことないけどするのも悪くないなと思えたし
ながらとハグの関係も素敵だった(^^)
こんな飾らずなんでも話せて笑える素敵な友人がいるのが羨ましかった。
最後のお母さんの話もすごく良かった!
なぎのお父さんも素敵だわ。
どの話もその光景が目に浮かぶ、読後感は爽やかさが残る。
久しぶりに本読んだけどやっぱり読書いいわぁーと思えた。
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人は困難なことがあると、自分が一番大変…と思いがち。それも、凪の父がいう「自分で引いた線」なんだろうな。線を引いてしまったら、それをぐんぐん越えて、私のサイハテを目指して行こう!
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心の中に風が起こるような、晴々とした本。
「さいはての彼女」
4人の女の人が主人公である本書では、それぞれとある理由で、計画も立てずにさいはてまで旅に出る。旅の中で出会った人や場所。そこで始まる彼女たちにとっての新しい冒険は、私の心をさいはてまで導いてくれる。私も彼女たちと旅に出たような気分になった。
本書を読みながら好きな一節があったので書くことにする。ナギの父が凪に向けて言った言葉だ。
「ナギ。そんな「線」は、どこにもない。もしあるとしたら、それは耳が聞こえる人たちが引いた「線」じゃない。お前が勝手に引いた「線」なんだ。いいか、ナギ。そんなもん、越えていけ。どんどん越えていくんだ。」
越えて、越えて、さらに越えていく。目的地のさいはてまで止まらず越えていく。
止まらずに越えていくこと。ハーレのエンジンを搭載した心で前へ進んでいきたい。
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長期入院で仕事に行けないもどかしさがある、私には響いた。最近は、ずっと仕事に戻りたいって考えてた。
でも、たまには旅行したり、入院したり、長い人生だから、ちょっとつまづいてもいいね。
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本屋さんで見かけて手に取った1冊。
旅に出たくなるお話でした。
普段と違う場所、人などなど。
旅の醍醐味は出会いだなと感じました。
女満別とツルが沢山見られるところにはぜひ行ってみたい。
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◯旅に出たくなる至極の一冊
これ以上、旅に出たくなるような小説を知らない。バイクにも乗ってないのに、登場人物の凪がハーレーに乗ってる姿を想像するだけで、ワクワクした気分になる。爽快な気分になる。
でも、それだけでなく、主人公の考え方が変わっていく様も好き。例えば、「さいはての彼女」の主人公の女社長は、辞めていく秘書に沖縄行きと渡された航空券で北海道の女満別へ飛ばされるような疎まれる人だったが、凪との出会いや旅で気持ちを入れ替えていく。また、「冬空のクレーン」では、仕事に精を出してきたが、部下へのパワハラ疑惑で何もかもどうでも良くなった女性が旅へ出て、そこでたまたま出会った人やタンチョウに魅了されて、心を入れ替える姿。これらを読んでて思うのが、自分の行ったことがない場所や出会ったことのない人と触れ合うことで人はポジティブに変化していくんだろうなということ。何かの本で、「人、本、旅が人を成長させる」と書いてあったが、まさにそうだと思う。旅は、人を変える。そんなことを実感させてくれる一冊。
◯好きな言葉
・そんな「線」はどこにもない。もしあるとしたら、それは耳が聞こえる人たちが引いた「線」じゃない。
・一緒に行こう。旅に出よう。人生を、もっと足掻こう。
・すぐれた物語は、読書にギフトを与えてくれる。
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原田マハさんの小説の中の登場人物には、いつも心掴まれる。
まるで現実世界で会ってるみたいに、その人の容姿、オーラ、匂い、目の輝きまでも浮かび上がってくる。
この小説で言うと、わたしにとっては、もしくは多くの人にとって、「ナギ」がそれにあたる。
ナギが素敵すぎる。現れた瞬間からもう、一瞬で心奪われた。
ハーレーに刻まれた文字も粋すぎる。
ナギの言葉、ナギの家族の言葉には、自然と涙が流れた。
四つの短編集となっているこの小説は、最初と最後でお話がつながっているところがとても良い。
加えて、最後はナギの母目線というところがまたとても味がある。
様々な人の視点でナギを見て、わたしも旅のどこかで彼女に出会いたいと思った。
旅に出なくちゃ。
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「自分を変えたくて旅に出る」という話を聞いた事があるが、正直旅なんかで自分が変えられるのかなと思っていたが、旅に出る前の女性の描写が秀逸で、まさにこういう人間に自分がなってないか不安になるくらいだった。
ある程度年齢と経験があると、職位が上がることは多いが、全ての人がそうではないが、どうしても肩書きに引っ張られて自分を変えないとというプレッシャーに陥ることは自分にもあった。
きっと旅が「変える」のではなく「戻す」んだなと、思った。
ツルの話が心に残った。
少女ナギの魅力に完敗
キャリアウーマンが自分はえらいと思い込むようになって壁にぶち当たり、意図しない旅に。
そこでとても魅力的な少女と出会い再生してゆく物語
少女ナギがとても魅力的に描かれていて心に突き刺さった
ハーレーダビットソンへの愛で結ばれた人々も生き生きしていて読んでいて気分が良い
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辛いことがあっても、強く魅力的なキャラ。でも人は誰でも ただ強いわけではない。時には休息が必要。
癒しと再生の短編集。これは良かった。 ぜひ人に薦めたい。
とにかくかっこいい
凪ちゃんーーーー!!!!好きだーーーー!!!!ってなる本、そして自分もバイクに乗りたくなる本です。
都会で働く主人公がひょんなことから、南国でバカンスの予定が大田舎に来てしまい、そこで色々な人と出会って主人公自身も成長していく物語。
また読みたいです。
旅とバイクと北海道
なにかに行き詰って、でも旅を通して立ち直っていく女性を描いた短編集。さくっと読めてさわやかで希望に満ちているのがナイス!表題作で出てくる「彼女」が北海道をハーレーで疾走するシーンが美しくて、今すぐ知床に行きたくなった。
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旅に出たくなる、爽やかな読後感。
バイクには興味なかったけど、「鉄の馬」って何だか格好いい。風を切って走る気分は、どんな感じなんだろう。凪の周りには心地よい風が吹いていて、だから周りに自然に人が集まってくるんだろう。
亡き父タオさんもそんな感じの人だったのかな。
優しい再生の物語。
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都会でバリバリ働く女性がふと旅に出て自分を見つめ直す物語が3作と、そのなかで出会ったハーレーのカスタムビルダーの女の子凪にフォーカスした物語が1作。
凪のピュアさが気持ちいい。老若男女に好かれる理由がわかる気がする。
なにもないところに旅に出るのもいいなぁ、なんて思いました。
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短編集だけどそれぞれの主人公が気づけば孤独になっていたり、周りが見えなくなっていたりして苦悩を抱える女性達が旅先の出会いや発見により気づきを得たり心を落ち着かせたりするお話でした。
遠くに旅をし出会いがあり心の錆が取れるかのような旅行をする、正直理想です。
聴覚障害を抱える女の子がハーレーに乗りどこまでも走って行けるように自分も前へ走っていきたいと勇気づけられる作品でした。
Posted by ブクログ
バイク、やっぱりカッコイイなー!!!
F1にしろバイクにしろ、ただただ好きなものに対しては好きな理由はただ脳死でだってかっこいいから。に行き着くんだなと思った。
余計な後付けのそれらしい理由なんて必要ない。
今回メルボルンで生活して、仕事の関係でまた早寝早起きだったり、郊外でのんびりしたりが一年の大半を占めていた。
そのおかげもあって心穏やかに過ごしてこれからの自分にはこのくらいの生活様式があっているなーと。
旅先だって、これまではドキドキワクワク最優先!ってとこだったけどこれからは自分の体力とも相談しながらできるだけマイペースを作っていく旅をしたい。
F1の影響だけどヨーロッパとかアラブへ行きたい気持ちが高まっている。
しばらく北海道行けてないから、行ってみよう。頭の片隅にある礼文島も立ち寄りたい。
著者が原田マハさんだということを忘れて貪り読んでいて、ふとこんな素敵な作品を描いたのは誰だ?と表紙を見て大きく納得した。
私の中で、現状1番好きな作家さんだな。
そしてここ最近、解説までも素敵な作品に出会うことが多い。
"優れた物語は、読者にギフトを与えてくれる、と私は思っている。物語を読み終えた後に、何かしら実際に行動に移してみたい、と読み手を突き動かしてくれる何か。"
Posted by ブクログ
原田マハさんの作品は疲れてる時や少し落ち込んでる時でも読みやすいし、読み終わってから、なんなら読んでる途中もなぜかリチャージされるような作品が多いと思っている。特に今回の短編集はその筆頭にあがるなと思う。
すべて女性が主人公の4作品、そしてうち3作は主人公が都内で働くバリキャリというのもポイント。
どの作品も主人公の見ている風景がそのまま目の前に広がっていくくらいクリアな情景描写と、そこに感情が繋がっていってる感覚。夏の北海道にも行きたいし、冬の雪国にも行きたいなと思った。タンチョウヅルの集まる村にはいつか行ってみたいなと思った。きっと今まで経験したことのない美しさに触れられるんじゃないかと淡く期待が残った。
印象に残ったのは2番目の作品"旅をあきらめた友と、その母への手紙"の下記の言葉。
「思ったとおりに人生を生きていける人間が、いったいこの世の中にどのくらい存在するだろうか。そして、なぜ自分はそのごく限られた中のひとりなんだとじることができたのだろうか。」
→これを読んで思ったのは、新卒1年目の自分の状況を思い出したのと、他方で軌道修正ができて社会人生活を普通に送ってる今、調子のいい時は調子のいいこと以外まったく考えてないという状況そのまんまであることに気付かされたから。なぜハッとさせられたかと考えてみたら、人生は思い通りにいかないってことを人は失敗や壁にぶち当たらないとすぐ忘れてしまうし、失敗してないってことはチャレンジしていないし行動が足りないってことでもあるんだろうと思ったから。
作品内でフォーカスを当てたいのはそこではないのは承知なのだけれど、最近頑張れていないなぁと薄々気づいてしまってる自分にとってはフックとなるポイントだったと思う。
それも踏まえて、もっと「足掻こう」ってのもいい言葉だった。
そして吉田伸子さんの解説も、ナギのエピソードの「お前が勝手に引いた『線』なんて、そんなもん、越えていけ」が、とりわけ女性に向けられてる(結婚してるしてない、子どもいるいない、仕事がどう家庭がどう)という解釈は新鮮だったと共に、たしかに原田マハさんの作品を読むと、女性としてエンパワーされる感じがよくあるのはそういうことなのかと、面白く感じた。
Posted by ブクログ
少しオトナな女性たちが主人公の4篇からなる挫折と復活の短編集。
文体は平易でテンポよくよみやすく、ストーリーの構成も面白い。
気疲れせずライトな感覚でサラッと読めるのに読後の余韻が心地よい好著。
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すごく面白く勇気づけられる一冊だった
バイクを通して色々な人と繋がっていく
話を含めた短編集
全ての話において
すごく優しく強く自分も何かしてみようと
思える一冊だった
落ち込んでいる時に読みたい内容だった
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旅をしたくなる。その相手は恋人と家族と気心の知れた友達とそして、1人でも。旅行はその土地の食べ物や風景などが非日常を届けてくれるから心が耕される。それがまた日々を頑張る原動力になりより楽しいことに目を向けられるようになる。そのおかげでたまに起こる大変なことも頑張れるようになる気がする。そんなすごい力を持ってると思う。
生きているとこの人とはなんか合わないなとか、居心地が悪いとか、「線」ないしは「壁」を感じる時がある。けれどそれは相手が引いたり立てたりしているものではなく自分自身が作っているものだと分かった。そんな「線」、「壁」は超えていける。
今日、明日吹く風を思い切り感じる。昨日のことは振り返っても悔やまない。そんな生き方をしていきたい。
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何か普段とは違うことをやってみたくなる。
また今の環境が全てでは無いことを教えてくれる。凪みたいな人に出会ってみたい。線は自分で引いてしまっているものである。出来ないとか、やれないとか誰が決めたのか?良い学びになりました。
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読み終えた後、清々しい気持ちになりました。
旅に出て、誰かと出会い、また日常に戻っていく。優しさにふれて。
自分も誰かと出会いたくなりました。
自分と相手の間に線がある、私もたまに感じる時があります。確かにそう、越えていけばいいという強い言葉、きっと忘れません。
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ずっと心の片隅にあった一人旅への憧れ。その背中をそっと後押ししてくれるような一冊でした。見知らぬ土地に踏み出すことで出会う景色や人々、そしてそこで生まれる感情。その一つひとつの経験が、自分の人生を客観的に捉え直す大切なきっかけになるのだと実感。読み終える頃には「いつか行きたい」という漠然とした思いが、「絶対に行く!」という強い決意に変わっていました!
Posted by ブクログ
女性の旅と人生をテーマにした4つの短編集
ハーレーを愛する女の子がでてくる
情景がリアルなので、実際に行って書かれたのかなと思った
なかばエッセイを読んでいるようでした
サクッと読める一冊
Posted by ブクログ
旅先で少し価値観を変えられる出来事に合う、素敵な短編集
知らず知らずに頑張りすぎたり、こういうものだという思い込みがあったり、誰しもが経験していることから解き放ってくれる本。
正確には、あなたも自分を他人の目で見てみたらどうかしら?と問いかけているような本。
主人公たちは旅先での出来事から小さな変化を得ていたけれど、きっとどこにいてもできること。
そう思いました。
Posted by ブクログ
ものすごい短い短編集で、すぐに読み終わります。再出発の背中を押してくれるお話。日常(特に仕事面)でうまくいかなくなってしまった時に読んでほしい一冊です。
旅を通して、主人公たちに新しい視点が生まれます。実際に1人旅に行ったからといってそんなに気持ちが変わるわけではないよーと思いつつ、旅はいいなと思いました。
Posted by ブクログ
原田さんの爽やかな作風がすごく好きです。前向きな作品をあまり読まない私ですが、今作は『旅屋おかえり』に続きツボにはまりました。一生懸命がんばってきた女性たちが挫折し、旅の経験から足掻くことを決意する。足掻いて足掻いて、前を向いて。凪の父親が凪に伝えた線を越えることのすばらしさ、凪の太陽のような明るさに元気が出ます。原田さんの作品を他にも読んでみたい。良い作品でした。
Posted by ブクログ
旅したくなる本
短編集のためほとんどが別軸の話ではあったが、どこか繋がっているような空気を感じた。それぞれの話で出てくる主人公の年齢が近いところにその空気を感じたと思う。
ナギのような人になりたいと思った。ハーレー乗りの会話空間が心地よく感じるのは、なんとなく想像できる。ナギのような存在が心地よい人になれたならとても幸せなことだと思う。
作中に出てきたあのホテルに一度は行ってみたい。
原田マハの文章の力だけで感動させるというのを改めて感じた。
この作品の中で1番好きなセリフは
「今日と明日のナギでした」
何か悪いことがあった時に読んで欲しい本
何気ないのに元気がもらえる
いくつかの短編集のような構成で、それぞれ女性が主人公のお話。
印象深いのはやはり、ハーレーバイクに跨りどこまでも走る「サイハテ」乗りのナギちゃんのお話。
耳が不自由な彼女だが、そんなハンデをものともしない活発さと積極的な行動から元気が貰える。
また、他の短編も旅行に関するものであった。
この本を読んでいると旅って良いよなぁとしみじみと感じる。
仕事に疲れた女性におすすめ
久しぶりに原田マハさん読みましたが、さすがの文章力、そして絵画的な描写が素晴らしく美しかったです。聴覚障害については少し夢見すぎではないかと思ってしまったけれど…