あらすじ
25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!? だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短篇集。
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ものすごく今の私の心に響いてしまった。全ての短編が刺さりすぎて、痛かったりじんわりしたり涙したり。旅はやっぱりいい。そしてまだ私は大切な友と笑い転げながら旅に出たいと思っている。人生のフェーズで立ち止まっているのは私だけのような、そんな気がする。人生、私は今、何かを成しているんだろうか、道半ばなのにそんな風にも思う。さて、私はこの区切りのなく続いていく道のその先のフェーズに行けるのだろうか。深呼吸する物理的な時間が、そして空間が、必要なのかもしれないな。
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最初の章は、特に爽快感溢れる描写が印象的でページを捲るのが楽しかったです。
ハンデを全く感じないナギの明るさ、周囲を惹きつける力に私も惚れ惚れしちゃいました。
どの章もうるっときて、また北海道に戻りたくなりました。
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4つの短編集。どのお話も良かった!!
最初と最後、ナギに関連するお話しがとくにおきにいり。
バイク乗らないけど、乗ってみたい、風を感じてみたいと思わせる描写が多かった!!
様々な実在する地名が出てきて、色々想像しながら読めたことも良かったなあーー!
ほっこりした気持ちになれました。
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さいさて、バイクの名前
聴覚障害を持つ彼女は、ハーレーにまたがり、そのカスタムをするスーパーな女性だ。バイクで風を切って走ることの爽快さを、彼女の生き方に重ね合わせた、微笑ましく女性に勇気と楽しさを伝える小説だ。
読み終わって、爽やかな風が通り過ぎた感じがした!
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女性の本来持つ強かさやおおらかさを全面に表現してる物語でした。バイクの描写がありますが、一緒に風を受けて走ってるかのような爽快感がありました。とても爽やかな本です。
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色んな意味がタイトルにかかっているんだなと思った。
ナギかっこよすぎ!!そして出会いが人を変えるのかもと思えた。
色んな意味で有能な秘書のナイス
2章目の旅を諦めた友と、この母への手紙
風景の描写が本当に上手い。
目をつぶるとその光景が浮かんでくるみたい。一人旅はしたことないけどするのも悪くないなと思えたし
ながらとハグの関係も素敵だった(^^)
こんな飾らずなんでも話せて笑える素敵な友人がいるのが羨ましかった。
最後のお母さんの話もすごく良かった!
なぎのお父さんも素敵だわ。
どの話もその光景が目に浮かぶ、読後感は爽やかさが残る。
久しぶりに本読んだけどやっぱり読書いいわぁーと思えた。
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人は困難なことがあると、自分が一番大変…と思いがち。それも、凪の父がいう「自分で引いた線」なんだろうな。線を引いてしまったら、それをぐんぐん越えて、私のサイハテを目指して行こう!
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心の中に風が起こるような、晴々とした本。
「さいはての彼女」
4人の女の人が主人公である本書では、それぞれとある理由で、計画も立てずにさいはてまで旅に出る。旅の中で出会った人や場所。そこで始まる彼女たちにとっての新しい冒険は、私の心をさいはてまで導いてくれる。私も彼女たちと旅に出たような気分になった。
本書を読みながら好きな一節があったので書くことにする。ナギの父が凪に向けて言った言葉だ。
「ナギ。そんな「線」は、どこにもない。もしあるとしたら、それは耳が聞こえる人たちが引いた「線」じゃない。お前が勝手に引いた「線」なんだ。いいか、ナギ。そんなもん、越えていけ。どんどん越えていくんだ。」
越えて、越えて、さらに越えていく。目的地のさいはてまで止まらず越えていく。
止まらずに越えていくこと。ハーレのエンジンを搭載した心で前へ進んでいきたい。
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長期入院で仕事に行けないもどかしさがある、私には響いた。最近は、ずっと仕事に戻りたいって考えてた。
でも、たまには旅行したり、入院したり、長い人生だから、ちょっとつまづいてもいいね。
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本屋さんで見かけて手に取った1冊。
旅に出たくなるお話でした。
普段と違う場所、人などなど。
旅の醍醐味は出会いだなと感じました。
女満別とツルが沢山見られるところにはぜひ行ってみたい。
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「自分を変えたくて旅に出る」という話を聞いた事があるが、正直旅なんかで自分が変えられるのかなと思っていたが、旅に出る前の女性の描写が秀逸で、まさにこういう人間に自分がなってないか不安になるくらいだった。
ある程度年齢と経験があると、職位が上がることは多いが、全ての人がそうではないが、どうしても肩書きに引っ張られて自分を変えないとというプレッシャーに陥ることは自分にもあった。
きっと旅が「変える」のではなく「戻す」んだなと、思った。
ツルの話が心に残った。
少女ナギの魅力に完敗
キャリアウーマンが自分はえらいと思い込むようになって壁にぶち当たり、意図しない旅に。
そこでとても魅力的な少女と出会い再生してゆく物語
少女ナギがとても魅力的に描かれていて心に突き刺さった
ハーレーダビットソンへの愛で結ばれた人々も生き生きしていて読んでいて気分が良い
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辛いことがあっても、強く魅力的なキャラ。でも人は誰でも ただ強いわけではない。時には休息が必要。
癒しと再生の短編集。これは良かった。 ぜひ人に薦めたい。
とにかくかっこいい
凪ちゃんーーーー!!!!好きだーーーー!!!!ってなる本、そして自分もバイクに乗りたくなる本です。
都会で働く主人公がひょんなことから、南国でバカンスの予定が大田舎に来てしまい、そこで色々な人と出会って主人公自身も成長していく物語。
また読みたいです。
旅とバイクと北海道
なにかに行き詰って、でも旅を通して立ち直っていく女性を描いた短編集。さくっと読めてさわやかで希望に満ちているのがナイス!表題作で出てくる「彼女」が北海道をハーレーで疾走するシーンが美しくて、今すぐ知床に行きたくなった。
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人生における傷と回復。今を生きる女性達が再生していく物語を描いた短篇集。そんなおはなし
さて、本作は心に傷を抱えた女性達が回復していく物語である。
鈴木涼香は己のプライドと過去の呪縛により、誰かを頼ることができなかった。しかし、ナギと出会い、彼女とタンデムの旅に出る。出かけた先でナギの友人と出会い、少しながら冒険をした。
波口喜美は旅館で思いに耽る。友人と本当は出かけ、一緒に話し、楽しく時を過ごす予定であった。しかし、現実はそうはならないかった。思い浮かぶのは過去の記憶ばかり。だからハグは未来に思いを馳せるのであった。
陣野志保は強い女性だ。己を社会の大きな歯車だと考えている。強大な歯車であるが故に、他のパーツが壊れたことに気がつかなかった。恩を返すには、他者に目を向けなければならない。社会の歯車である「陣野志保」から、ただ一人の人間「志保」へと変生する物語。
佐々木道代は過去を悼む。夫をバイク事故で失い、娘も大火傷を負った。そんな彼女のところに、夫の面影を感じる人物が現れた。思い起こすは、後悔か悲しみか。過去の痛みを抱えた上で、明日を見る。
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サイハテにまたがる凪。まわりの人たち。
悲しみがありながらも、風を止めない。
短編集だけど、本のタイトル「さいはての彼女」と
対になった「風を止めないで」が好きだった。
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「人生を、もっと足掻いてください。」
4つの短編の2つ目の話。ハグがナガラのお母さんに宛てた手紙の締めくくりの言葉。
この4編の作品から、私が1番感じ取ったメッセージはこれでした。
4編とも、人生を足掻いている女性ってかっこいいじゃん!って思わせてくれる。
悩んで、失敗して、落ち込んで、そんな繰り返しの毎日だけど、足掻いた最後には、気持ちのいい風がふく。足掻いているからこそ、風を気持ちよく感じられるのかも。
Posted by ブクログ
本を読んで、自分が普段考えていることを言語化してくれてるなと感じたし、自分の選択に確信持てた。
人の脳は、自分が思ってることをフィルターにかける機能がある。本の内容とは違うけど、改めて普段からプラスなことを考えるよう意識したいなと思った。
①さいはての彼女
耳が聞こえなくても前を向き続ける。お父さんが庇ってくれた話を見て泣きそうになった。
過去は努力の源にもなる。
一方で、過去は前に進めない要因にもなる。
バイクのエンジンがかからないとき、過去を振り切っている様子が印象的だった。
過去に囚われず今どうしたいか!常に見つめられる人生でいたい。
②旅をあきらめた友と、その母への手紙
「人生を足掻く」という言葉が刺さった。
ワーホリに行こうとしている27歳、自分の選択が間違っていないと確信できた。
旅みたいに、何もない余白な時間は気持ちも体力も回復させる一番の薬なのかもしれない。
ナガラは行けなかったけど、いつでも想ってくれる人がいると思うと物理的に1人な時でも1人じゃない。誰かと繋がっている。
普段から自分の想いをギブして、大切な人がつまづいた時に、その人の心の中に登場してあげたい。1人じゃないよって
③冬空のクレーン
人によって見えてる世界は違う。
自分が普段考えていることによって、急に視界に現れたりする。また、同じものでも何に見えるかは違う。今回のツル、クレーンみたいに。
疲れた時は思い切って違う世界(普段しないこと)に言ってみれば、何かが見えるのかも。
あと、人は自分が思ってるより気にしていない。思い切って打ち明けてみれば、受け入れてくれたりもする。やっぱり何を思ってるのか話すことは大切なのかも。
④風を止めないで
今日もお日柄もよくの白凰堂かな?
相手を応援するには自分が満たされるのが一番だなって思った。
お母さん、ずっと嫉妬心などから過去に囚われて、娘の旅を心よく送り出せないけど、男性と出会って自分を取り戻してようやく心から応援できるようになってた。
私も自分が置いてかれるのは怖いし環境が変わるのも不安だけど、風よ止めないで、そう誰かに言える人でいたい
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旅に出たくなる、爽やかな読後感。
バイクには興味なかったけど、「鉄の馬」って何だか格好いい。風を切って走る気分は、どんな感じなんだろう。凪の周りには心地よい風が吹いていて、だから周りに自然に人が集まってくるんだろう。
亡き父タオさんもそんな感じの人だったのかな。
優しい再生の物語。
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都会でバリバリ働く女性がふと旅に出て自分を見つめ直す物語が3作と、そのなかで出会ったハーレーのカスタムビルダーの女の子凪にフォーカスした物語が1作。
凪のピュアさが気持ちいい。老若男女に好かれる理由がわかる気がする。
なにもないところに旅に出るのもいいなぁ、なんて思いました。
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短編集だけどそれぞれの主人公が気づけば孤独になっていたり、周りが見えなくなっていたりして苦悩を抱える女性達が旅先の出会いや発見により気づきを得たり心を落ち着かせたりするお話でした。
遠くに旅をし出会いがあり心の錆が取れるかのような旅行をする、正直理想です。
聴覚障害を抱える女の子がハーレーに乗りどこまでも走って行けるように自分も前へ走っていきたいと勇気づけられる作品でした。
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面白かった。サクッと読める短編小説。主人公たちがちょうど自分と同じ年代で。
「線を引いてるのはいつだって自分」かぁーー!ほんとそうなのかもしれない。そんな線どんどん越えていきたい!いつだって今日がいちばん若い!!
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3.8
二個目の話が好きやった
一緒に旅に出られる友だちが2人もおる人生に感謝したくなった
1人でも行ってみたい
旅が教えてくれることがある
あと、線を引いてるのは周りじゃなくて自分で、線なんかないんやってのがグッと来た
線の話は、一個目と最後のででてくる
あとがきもよかった
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原田マハは、キュレーターとしての経歴を活かした作品が多い印象ですが、本作『さいはての彼女』は、そうした側面とは少し異なる趣の短編集です。
未読で失礼ながら、『旅屋おかえり』に通じる系統の作品でしょうか。
収録されている
「さいはての彼女」
『小説すばる』2005年8月号(集英社)
「旅をあきらめた友と、その母への手紙」
『オール讀物』2006年3月号(文藝春秋)
「冬空のクレーン」
『小説すばる』2006年12月号(集英社)
「風をあつめて」
『オール讀物』2007年4月号(文藝春秋)
都会でひたむきに、けれどどこか傲慢さも抱えながら仕事に向き合ってきた女性たちが主人公です。
彼女たちに不意に降りかかるトラブル。
そして、その只中で差し出される、思いがけない救いの手。
まるで旅の雑誌に掲載されたかのような短編集でした。豊かな旅情とともに、自然の風景と人の優しさが、少しずつ彼女たちの心をほどいていきます。
そんな、自然と安全な人の触れ合いが残される日本であってほしいなと思います。
Posted by ブクログ
女性の旅と人生をテーマにした4つの短編集
ハーレーを愛する女の子がでてくる
情景がリアルなので、実際に行って書かれたのかなと思った
なかばエッセイを読んでいるようでした
サクッと読める一冊
Posted by ブクログ
旅先で少し価値観を変えられる出来事に合う、素敵な短編集
知らず知らずに頑張りすぎたり、こういうものだという思い込みがあったり、誰しもが経験していることから解き放ってくれる本。
正確には、あなたも自分を他人の目で見てみたらどうかしら?と問いかけているような本。
主人公たちは旅先での出来事から小さな変化を得ていたけれど、きっとどこにいてもできること。
そう思いました。
何気ないのに元気がもらえる
いくつかの短編集のような構成で、それぞれ女性が主人公のお話。
印象深いのはやはり、ハーレーバイクに跨りどこまでも走る「サイハテ」乗りのナギちゃんのお話。
耳が不自由な彼女だが、そんなハンデをものともしない活発さと積極的な行動から元気が貰える。
また、他の短編も旅行に関するものであった。
この本を読んでいると旅って良いよなぁとしみじみと感じる。
仕事に疲れた女性におすすめ
久しぶりに原田マハさん読みましたが、さすがの文章力、そして絵画的な描写が素晴らしく美しかったです。聴覚障害については少し夢見すぎではないかと思ってしまったけれど…