小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
チャオさんのレビューをきっかけに、この本を手に取りました。ありがとうございます。
冤罪により死刑判決を受けた人物の無罪を訴え続けた、約80年にわたる物語です。再審制度について深く考えさせられると同時に、小説としても非常に楽しめる一冊でした。
まず驚いたのは、再審制度のハードルの高さです。やっとの思いで再審請求が認められても、検察の即時抗告によって覆されてしまう。「裁判できちんと白黒つければいいのでは」と、何度も思いました。
近年、再審制度は見直されつつあるようですが、まだ十分とは言えない現状があるようです。人が人を裁くことの恐ろしさを改めて感じるとともに、司法に携わる方々にはどうか謙虚であって -
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Posted by ブクログ
迫力が凄かった
すごくすごく苦しい物語で、人間の暗い真っ黒な部分をどこまでも追求して描かれていて読むエネルギーがすごく必要な本だった。
同じ人間という生き物がやったと
想像もできないような凄惨な事件はフィクションに限らずリアルでも起こり得るものだと思うけど
そんな事件を起こす”怪物”はどうやって生まれるのか
被害者や遺族はどうやってその”怪物”を赦すのか
人間から生まれた闇の連鎖はどうやって断ち切るのか
とても重たく難しいテーマを圧倒的な表現で描いた作品に出会うことができた
きっと自分の読書人生の中でターニングポイントになる出会いだった。
薬丸さんはかなり前に「神の子」を読んだ -
Posted by ブクログ
仇討ちは江戸幕府に認められた法だった。
現代に「復讐法」として認められたなら
現在 法で裁くために被害者や被害者遺族は
悲しみを追体験させられる。
被害者を罵る大衆の偽正義感の声に苦しめられる。
いじめやすい人を選んだ加害者が悪いのに
なぜ責任も押し付けられるのか。
加害者のために被害者が手をかけなければ
また世に放たれる矛盾。
私の知らない遠いところで✖︎んじゃえばいいのに。
そう心で罵るのが私の限界。
関わりが無かったことには出来ない事実に
吐き気がする。
加害者と被害者遺族が向き合うシビアな状況が
応報監察官の語りで丁寧に描かれていた。
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