ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 青天

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    若林さんがアメフト部に所属していたらしいのでその時の体験を小説で残したのかなと思った。

    読みやすかったが、アメフト用語が分からなかった…予習して読めばよかったな

    なんだかんだ言って主人公はアメフトが楽しくて夢中になってると思った。打ち込めるものがあるっていいな



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    2026年06月20日
  • 日の名残り

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    スティーブンスは後悔したのだろうか?

    彼が長年仕えたダーリントン卿は、歴史的には誤った判断をした人物として描かれる。利用されていたとも言える。
    ミス・ケントンと再開し、昔の恋を打ち明けられた後、スティーブンスは「その瞬間、私の心は張り裂けんばかりに痛んでおりました。」と語る。

    スティーブンスは後悔したのか? 何かを失ったのか? という問いだけで読むと、少しずれる気がする。
    彼は、何かを犠牲にして職務に逃げたのではない。彼にとっては、職務をまっとうすることこそが、自分の人生をまっとうすることだった。主人が政治的失敗をおかしたとしても、ミス・ケントンとの愛を取り逃がしたのだとしても、だからとい

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    2026年06月20日
  • コンビニ人間

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    大変奇妙でよかった・・・
    恵子は、周りの人を吸収して、普通の人を演じているつもりになっていたけど、周りからはそうは見えていなくて、ただの奇妙な人のままだった
    それだったら、ありのままの奇妙でいいじゃんと思った

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    2026年06月20日
  • グロリアソサエテ

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    柳宗理のバタフライスツールやキッチン用品は知っていたが、その両親については初めて知った
    奉公をしているねえや、サチの目を通して描かれる一家の美しい暮らし、哲学、仲間たちとの交流が鮮やかに描かれている
    日本の生活に根づいた工芸や文化に光を当てた彼らの活動や、信念に心を打たれる
    奥様を筆頭に家族みんながお互いを尊重し合い、奉公人達にも優しく、だからこそ彼らも忠義心を忘れない
    日本の素晴らしいクラフトマンシップが継続しているのも、柳宗悦らの人生をかけた活動があったからこそなんだと日本文化を誇らしく思った

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    2026年06月19日
  • 宇治拾遺物語

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    古典とは言え、元が庶民対象の説話集。堅苦しい話ではなく笑い飛ばせる話が満載。下ネタやら権威をくさす話しが多いので、町田康のノリの良い訳がピッタリハマる。
    まさに町田康が宇治拾遺物語に新しい息吹を吹き込んだ。
    解説子による宇治拾遺物語の成立過程の考察も分かりやすく、その上でこの説話集の性格を考察すると町田康のこの文体がピッタリくるのがよく分かる。
    抄訳なので、できれば全197話の全訳を読んでみたい。町田康さんお願いします。

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    2026年06月19日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    ネタバレ

    悲しい、だけどもとても美しくて素敵な作品。

    子供という立場、親はその子供が自分のために尽くすことが当たり前、のような意志を持って子供を扱うのは辛い描写であったが、
    まさにヤングケアラー、その言葉に尽きるなあって。この事実は実際に存在しているし、子供の可能性や望む選択肢を狭めて、諦めさせてしまっている。

    とても辛いなあ、と感じるし助けを素直に手を差し伸べれる大人の存在がいるんだよと読者よSOSに繋がるのかなとも感じた。

    二人の主人公にフォーカスを当てて視点を交互に行き来しながら二人の人生を一緒に見ていく形を、ある意味ほんとうに東京って寂しい人の集まりを感じるし、何者かになったつもりで生きて

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    2026年06月19日
  • さいわい住むと人のいう

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    ネタバレ

    幸い住むと人の言う、、読み終わって意味を調べたら、あぁそういう事かと。なんて切ない。
    理想の家を、手にするまでと住んでからのお話。
    戦争孤児じゃなかったら、2人とも違う人生だったんだろうな。。
    2人の若い頃は桐子、百合子目線。
    現代は青葉親子目線で伏線回収されていく。
    何度も読み返したくなるお話でした。
    百合子さんと旦那さんの生活がすごく微笑ましかった。桐子さんには見せづらかったのかもしれないけど。
    おいなりさんが食べたくなりました。

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    2026年06月19日
  • キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ

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    二作目。
    続けて読んじゃった。今回もほかほか温かい。

    今回は店舗ではなく、「シリウス」の本社営業部で毎日忙しく働くつぐみが主人公。
    もやもやや不満を抱えながら、彼氏ともなかなかうまくいかない中で、キッチン常夜灯に癒されて、前へ進んでいく姿が素敵。
    パーティーでのみんなの充足感が素晴らしかった。

    最後に明かされるのは、今度は千花さんの秘密。
    そしてシェフのお料理はやっぱりどれも美味しそう!

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    2026年06月19日
  • 灯台からの響き

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    宮本輝さんの作品を初めて読んだ。
    妻を亡くした男性が、2年間放置していた中華そば屋の仕事を1人で再開しようと奮起する話。登場する人たちが皆温かく、妻が生前に夫の図書に挟んだ見知らぬ人物からの手紙に触発された男性は、自分探しで灯台めぐりの旅を始める。その中で妻が挟んだ手紙の意図が少しずつ解き明かされていく。読み終わる頃には登場人物全員が愛おしく、特に亡くなった奥さんがひときわ輝いて見えてくる。
    謎解き要素が重要なテーマなのだが、殺人も暴力も恐怖も出てこない、心温まるミステリーである。

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    2026年06月19日
  • 歯車 他二篇

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    く、暗い…
    けどなぜか読み進めてしまって一気に読んだ。考えすぎも考えものだなー、という感想だけど、芥川のことをちゃんと知ってからもう一回読みたい。

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    2026年06月19日
  • 神様の暇つぶし

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    『神様の暇つぶし』は、恋をすることで人が美しく成長していく物語というより、誰かに深く触れられ、傷つけられ、もう以前の自分には戻れなくなるといった物語だった。

    藤子は全さんに求められることで、初めて自分の身体を面白いものとして知っていくが、同時にその身体が自分だけのものではなくなっていく。

    そんな関係が突然一方的に終わり、藤子は全さんを憎み、軽蔑し、呪った。しかしそれでも身体だけは全さんを待ってしまうという描写が、とても生々しかった。

    藤子は恋によって変わったのではなく、全さんによって傷つけられ、以前とは違う人間にされたようである。
    それでも、その傷を何度も確認することで、失った相手とのつ

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    2026年06月19日
  • 月魚

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    読んでいる最中、そして読み終わった後もずっと「これ映像化してなかったっけ?」と思うような作品でした。それくらいまとまりの綺麗な作品です。
    好きな登場人物というか妙に共感を覚えたのは宇佐見。あの夏の真志喜の姿が写真で撮ったみたく一生記憶に焼き付いてそうなところが、なんとなく「わかる」といった感じで。
    もう一度、今度は冬に読みたくなる本でした。

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    2026年06月19日
  • お探し物は図書室まで

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    軽快&爽快でさくっと1日でよめた!

    図書室の素敵な司書さんを起点に
    物語が紡がれていく

    どの人の人生も
    それぞれの主人公にとっては重大で深刻で
    人生における間違えてはいけない分岐点に
    差し掛かっているようなタイミング

    だけど、読んでいて感じたことは
    間違えてはいけない分岐点なんかないということ

    人生に意味づけをしたかったらすればいい
    したくなかったらしなくていい
    人生って歩んでるだけで大冒険みたいなものだから

    小説の中で
    みんなメリーゴーランドにのっている
    自分の目の前の人を羨んでおしりを追いかけて
    だけど結局ないものねだり
    巡り巡って自分も同じところを回っているだけ

    そん

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    2026年06月19日
  • 正欲(新潮文庫)

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    普通とは、について考えさせられる。
    世間から冷たい目で見られる人の苦しさ、
    多様性の中でも、マイナーな部類は未だ偏見の目に晒されてしまっていることを、双方の視線で描かれていて良い。

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    2026年06月19日
  • 帰れない探偵

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    すごく面白かったです。
    なんだか変わってて・・・。

    7つの短編はすべて、「今から十年くらいあとの話。」から始まります。どこかで謎解きされるのかと読み始めましたが、最後まで「今から十年くらい後の話」でした。

    近く来る未来なのか、そこはどこの国なのか、想像を挟みながら「わたし」が世界中の町で探偵の仕事をしている様を読み進めました。

    帰れる家がない、国がない、少し浮き草のような「わたし」の生き方。
    時代も場所もはっきりさせていないのに、「世界探偵委員会連盟」はくっきりはっきり存在感があって、なんだかおもしろい。

    依頼者が数字繋がり、色、植物とかもおもしろい。
    請け負った探偵の仕事も淡々と描か

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    2026年06月19日
  • 月夜行路 Returns

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    ネタバレ

    大阪から帰ってきた涼子は再びルナの元へ訪れる。
    ルナに預けられた父のノートパソコンにはパスワードが掛かっていた。キーワードは『吾輩は猫である』だと言われ…

    お気に入りは「こころ」
    完全に騙されました!
    百年待つ位大切に想っているって素敵でした。

    ルナと父の確執もなくなり、ラストのセリフにホロリとしました。

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    2026年06月19日
  • ビブリア古書堂の事件手帖V ~扉子と謎めく夏~

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    ネタバレ

    栞子と大輔が不在の時に、又しても依頼が舞い込む。ビブリアのバイトの恭一郎もストッパーにならなければいけないのに、結局巻き込まれ…

    文香がかなりしっかりしてて驚きました。
    姪を守ろうと奮闘するも、扉子の好奇心には勝てず、やっぱり栞子の娘ですね。

    まだあの出所した田中が『晩年』を狙っている事にゾッとしました。智恵子の動きも気になるし、まだまだ謎が残っている様で次巻も楽しみです。

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    2026年06月19日
  • 店長がバカすぎて

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    ネタバレ

    とても面白かった。巻末にも書いてましたが、
    まさかのミステリーがあって面白かったです。
    ちょっと登場人物が掴みきれないところがありましたが、
    読み応えがありました。
    良かったです。

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    2026年06月19日
  • 孤狼の血

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    ネタバレ

    ヤクザの名前や独特の言い回しがわからないことが多く、少し流しながら読んでいたけど、終わりは良かった。
    大上のことは無念だけど、しっかりと“血”が受け継がれていることがわかる最後だった。

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    2026年06月19日
  • 君の顔では泣けない

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    ネタバレ

    こういった入れ替わりものは「元に戻ること」がどこか約束されていて、期間限定の入れ替わりを楽しむコメディものが多いので、まさか入れ替わりが解けないまま相手の人生を背負い続けるという内容がとても新鮮だった。自分の人生であり相手の人生でもある、そんな中でどういう選択をすべきかと悩み葛藤する描写が好き。
    ただ時系列に沿うのでなく、入れ替わりから15年経過した現在と過去を行き来する構成になっていて、入れ替わりが解けないという着地点を知った上で回想を読み進めるという点もよかった。入れ替わりが最終的にどうなる!?ではなくて、あくまで入れ替わった2人がその事実をどう受け止めて今があるのかを知るために読者は彼ら

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    2026年06月19日