あらすじ
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ベストセラー作家 喜多川泰がおくる、あなたの再出発を応援する物語と“クリスマスの奇跡”
<人生は、いつでも、何度でも、どこからでも、やり直せる。>
45歳で仕事も家族も失った英雄は、株式会社タイムカプセル社という一風変わった会社で働くことになる。
未来の自分に向けて書いた手紙を、数年〜数十年後に配達することを事業とする会社だ。
配属されたのは<特別配達困難者対策室>。
仕事内容は、さまざまな事情で配達不能になった人たちに直接手紙を届けにいくというものだった。
英雄は上司の海人とタッグを組み、2週間のうちに5通の手紙を届けるという任務につく。
大阪、北海道、東京、そしてニューヨーク。
各地で手紙の受取人と出会い、それぞれの人生に触れていく中で、英雄は自分の本当の気持ちに気づいていく――
▼幅広い年代の方から、感動の声が続々と届いています!
すごく感動しました。喜多川さんの本ははじめてでしたが、大好きになりました。(10代女性)
良いことも悪いこともすべてがムダなことなんかなく、1人1人の人生において大切なすばらしいものであると実感しました。(20代女性)
会社の先輩から薦められ、喜多川さんの本を読み始めました。本当にすてきで励まされる本です。(30代女性)
とても感動しました。過去の私の選んできた道が、ひとつでも違えば、今の私はいないんだとわかり、過去に経験したつらいことすべてが必要だったし、良かったことに思えました。(40代女性)
現状にあきらめず、自分を信じて、前に進む気持ちになれました。書ききれないくらいの言葉が心に響き、元気が出ました。(40代男性)
電車の中で読んでいたのですが、本の世界に入り込んでしまって乗り過ごしそうになりました。あっという間に読めた反面、読後の深い余韻にはまってしまいました。(40代男性)
過去の自分が今の自分に希望の光を与えるんだということ、自分でも行動しなくちゃと心が動かされました。感動でした。(50代男性)
何度も涙しました。忘れかけていた思いを思い出し、人生のやり直しのきっかけをありがとうございました。(60代女性)
喜多川 泰(きたがわ・やすし)
1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。
2005年『賢者の書』(ディスカヴァー)にて作家活動を開始。『君と会えたから……』『手紙屋』『運転者』(以上すべてディスカヴァー)など続々とベストセラーを発表する。
2013年には『「また必ず会おう」と誰もが言った。』(サンマーク出版)が映画化され全国一斉ロードショー。他にも『ソバニイルヨ』(幻冬舎)、『書斎の鍵』(現代書林)など、意欲的に作品を発表。その活躍は国内にとどまらず、海外でも人気を博す。
※本書は二〇一五年に弊社より刊行された『株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者』に加筆・再編集したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
喜多川泰ワールドにハマってから、これで読むのは7作品目。
今まで読んだ「賢者の書」や「運転者」、「手紙屋」などは必ず"教え"を伝える存在がいたのに対し、今回の「タイムカプセル社」は、10年前の自分から"感じる""気づく"ことで自分自身を成長させていく物語。最後には伏線回収もあり、読んでいて面白かったし、とても感動しました。
喜多川さんの作品のどれを読んでも同じ芯が通っている感じがします。なのにアプローチの仕方が違うので飽きることもない。今回も素敵なお話でした。
Posted by ブクログ
過去の経験(特に辛い思い出や苦しい経験)を、全肯定してくれるような本。
思い返せば、あの時本当に辛かったな…と思うことなんて山ほどある。
学生時代は、いじめにあったり世の中に不満があったり。
社会に出てからは、荒波に揉まれる中で、目の前を厳しい現実から逃げたくなってしまって、仕事に行けなくなったり。
年齢が上がるとともに、重くなっていってる気がする。
でもそんな過去はありつつも
なんとか局面を切り抜けて
前を向いて歩き続けて
今少しだけ晴れた場所にいて思うのは
あの時のネガティブな経験がなければ
あの時の絶望感や自分はもうダメだ…という気持ちがなければ
それを糧とした挑戦もできなかったと思う。
悩んだり辛い経験はこれからもすると思うけど
きっといつかのためなんだと
この本があれば前向きに捉えられる気がする。
普段から過去に囚われがちな私には
とっても大きく響いた本。
あとがきの内容も、とてもよかった。
Posted by ブクログ
最初、普通の小説かと思って読み始めましたが、この本は自己啓発本なんですね。
「今、ここに集中すると、未来が変わって、過去が変わる」
「俺を救ってほしい、俺をなんとかしてほしい……と思って生きてる人にとって会社は、自らを奴隷にする場にしかなりません。でも、会社を救ってあげたい、会社を何とかしたい……と思って生きている人は、決して会社の奴隷なんかじゃありませんよ。むしろ会社の救世主、ヒーローです。」
心に火を灯してくれる言葉がたくさんありました。
数ヶ月前に、とても辛いことがあり、私はこの先幸せになるのを諦めて生きているのですが、周りの人に幸せにしてもらうおうと考えるのではなくて、自分が周りの人を幸せにするんだぐらいの意気込みで生きていったら、何か変わるのかなぁ、とぼんやり希望が見えました。
自分も10年後の自分に手紙を書いてみようかなぁ。
10年後、この本を読んで良かった!と思って生きているといいなと思います。
Posted by ブクログ
人間それぞれ過去に色々とあるのはもちろんだが、それをマイナスに捉えるか、プラスに捉えるかは今の自分次第で変えていくことができるということに気づいた。人はどこまでいっても結局自分中心でしか考えられない弱い存在であることを認識した上で、そんな自分を認めてあげたいと思える本であった。
Posted by ブクログ
自分の小学生の時のタイムカプセルを思い出した。結局私はあの時書いた物は見に行ってないけど・・・(笑)
配る方も配られる方もそれぞれの過去と現在、未来、深くてほんと面白かった。
5人と2人に感情移入してしまった。
Posted by ブクログ
言葉の重さを考えさせられる1冊でした。
相手の心を動かすのはただの言葉より行動による言葉だというフレーズは、自分の家庭・仕事においても活かしていきたいと思った。
メールやSNSなどの簡単なコミュニケーションが取れる現代社会の中で、手紙や直接伝えるなど、一手間かけることや労力を使ってコミュニケーションを取る事は相手の事を思いやる即ち「大切に想う」事がより伝わるということに気付かされた。
単なる言葉で人を深く傷つけてしまう可能性もあるので、悪口や影口などは控えようと思った。
そして最後に英雄が想いを伝えるシーンは、これまで逃げてきた自分と向き合い、新しい未来を切り開くために勇気を出した背景もあり、バスの中で泣きました。
Posted by ブクログ
十年前の自分が書いた手紙とその配達員さんとの出会いで今の自分が変わっていく、光を灯すようなお話でした。
事業に失敗して会社を畳んだ主人公が転職した先は、『株式会社タイムカプセル社』。お客さまから預かった手紙を指定の時間を置いて配達するという一風変わった仕事なのだが、通常の郵送で受け取られなかった手紙を直接本人へ届けるために、彼らは今日も西へ東へ、海外へ。届かなかった人ほど、この手紙を必要としている。その言葉の通り、10年前に書かれたその手紙は、10年後の未来の彼らにそっと光を届けてくれる。
この話を読んで、昔自分もタイムカプセルを作って埋めたことを思い出しました。埋めた場所は、今はもう住宅地になってしまった場所で、きっと掘り返したり見つけたりすることはもうできないだろうと思います。でも、あの頃の私は一体そのタイムカプセルに何を入れたのだったか。過去の自分が未来の自分宛てに書いた手紙も入っていたかもしれません。もしそうだとしたら、読んでみたかった。そんなことを思ってしまうような一冊でした。
今の自分から、未来の自分へ。今の自分がどんなことを考えて、どんなことに一生懸命で、未来の自分がどうなっていて欲しいのか、そんなことを手紙に書いて、そっとしまっておくなんてこともいいような気がします。10年は長い時間ですが、だからこそ、やる価値もあるように思えたりして。お話のようにうまくいくかはわからなくても、いつか過去の自分から、ちいさな明かりをもらうことができたなら、未来の私も何かを頑張ることができたりするかもしれません。
Posted by ブクログ
届け先不明になった「未来の自分への手紙」を、本人達の元へ届ける配達人の話。手紙を届けられた人達は、それぞれに今の境遇に葛藤を抱えながら毎日を生きている。過去の自分からの手紙をきっかけに自己を見つめ直す。
自分にとって今このタイミングでこの本を手にしたのは、果たして偶然なのか必然なのか?いろいろと考えさせられた。細かなツッコミどころもあったけど、心に刺さる場面やフレーズが多く、気持ちを大いに揺さぶられた。
誰しも苦しい時や壁にぶつかる時はあるわけで、それを如何にして乗り越えられるか。
本書はそっと背中を押して前へ進む勇気をくれたり、立ち直るきっかけを与えてくれる本だと思った。
人生はいつでも、何度でも、どこからでも、やり直せる。
素敵な言葉です。
Posted by ブクログ
◯年後の自分に宛てた手紙をどんなことがあっても宛先に届ける仕事を請け負う株式会社タイムカプセル社。
自社の倒産を経てそこに採用された主人公と年下先輩社員のお話。
ストーリー性のある自己啓発本という感じ。
たとえば「今に集中する」「第三者の話をする時にその人が目の前にいると考えて話す」など
ただただ文章に起こすとよく言われていそうなことも、過去の自分から手紙が届くというストーリーに乗ると途端に現実味と感動が増す。
なるほど読み返したくなる本です。著者の他の作品も読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
これまでの過去にあった全てのことが、今にとって必要な経験であったといえる。
その時にはこんな経験したくなかった、と思うようなことかもしれないけれど、その時その事に対してどう自分が動くかによって、未来は作られていく。
その時どう動いたかによって、未来が今になった時、その経験したくなかった過去が経験できたからこその今に変わるんだろう。
過去に起こったことは変わらないけれど、それをどう捉えるかはその時によって変化する。
重さを持った言葉。メールよりも手書きの手紙やハガキに心を動かされるのにはそういう想いに心が反応しているんだなと改めて感じることができた。
Posted by ブクログ
この前、喜多川さんの名言集を読んでこの作品を読もうと思っていた。この作品にはとても響く言葉があり、とても良かった。手紙って今の時代には馴染みはなくなったけど、こういう何十年後…に読むことっていいなぁと思った。ちょっと自分に向けて書いてみようかな。私が1番残ってる言葉は『とにかく今、目の前にあることに一生懸命になってみろ。がむしゃらに打ち込んでみろ。夢を持とうとしなくてもええから、今、目の前にいる人を笑顔にしてみようって思うてみろ』まずは今を頑張ろって思った。
この本に出逢えてよかったです。
妻と娘とわたしの地元に移ろうとしています。
この選択がどう転ぶかは分かりませんが、10年後この選択をしてよかったと思えるように今をしっかり生きていこうと思えました。わたしの覚悟を形で残す為10年後の自分に手紙を書こうと思います。
この本に出逢えてよかったです。
Posted by ブクログ
10年前に書いたタイムカプセルを受け取れない人のために、当時と住所が変わっていても届けてくれる会社。
そこに、主人公の新井英雄が採用される。
彼は、会社を起こしたものの潰してしまい、奥さん子供とも別れて再出発をしようとしていた暗い影のある人なのですが、教育係の海人くんと一緒に全国各地を回るうちに、心に火をつけるためには、何もないところから火を起こそうとすると大変な労力が必要だが、火がついている人からもらうのは一瞬でできる、やる気がないなら、心に火がついている人の話を聞きに行くのが早い、と教わったことを思い出す。自分も海人君から火をもらい、自分も他の人に分けてあげられるようになりたい、と動き出します。
そもそも、タイムカプセルが届かないということは、曰く付きな人が多い。
過去の自分の書いた一通の手紙がそのきっかけになることもある。
Posted by ブクログ
【audiobook 】
10年前に書いた未来の自分への手紙を
読んだとしたら、どんな気持ちになるのだろう。
希望に満ち溢れた内容で励まされる感じ?
それとも現実とのギャップに目を背けたくなる感じ?
思わず自分に置き換えて考えてしまった。
本書は、現状に不満を持ちながらも
行動に移せなかった人々が住所不明で
届かない手紙を届けてくれる「タイムカプセル社」の
2人によって、人生をやり直すお話。
あらゆるストーリーが展開されているので、
同じ境遇にいる人には、胸にささるものが
あるだろう。
背中を押してくれる一冊になった人もいるかも☻
【響いた箇所】
▪️みんな理想よりも現実を優先するのは、
現実が無難でリスクが少ないから。
現実に行き詰まり、既にハイリスクなら、
今こそ理想を追うチャンス。
▪️あとがきも良かった。
ネット社会だからこそリアルタイムで伝える
言葉そのものよりも手紙を書いたり
直接会いに行くという相手を想う行動が、
人の心に響く。
Posted by ブクログ
ずっと読みたかった喜多川さん。
過去に書いた手紙を届ける会社の話。
人生をやり直すための火をつける。
希望が生まれる瞬間を何度も見られて元気出た。
喜多川さんの本素敵だなぁ。ほかの本もまた読みたい!
Posted by ブクログ
喜多川泰さんの本をまた手にとりました。
いつも前向きにさせてくれるます。
いつでも何回でも挑戦しようと背中をおされます。
あとがきにもあったように、これからも本をよんで、いろんな人の重さをもった言葉とであっていきたいです!
Posted by ブクログ
言葉には『重さ』があることを再認識させられた本だった。自分の発言には、責任と自覚を持って向き合いたいなと思った。
また過去は変えられる、という考え方はとても素敵だと感じた。過去の苦い経験があるから今の自分がいる。このように考えられることで、心がスッと楽になるし、過去の自分も好きになることができる。過去の自分で間違いなかったと思えるように、自分のやりたいことを全力でやっていきたいと思える本でした!
Posted by ブクログ
年月が経つと現実の問題点ばかり考え、昔に思い描いていた夢を思い出せず忘れてしまう。自分に手紙を書く、言葉を残し見返す事で自分自身を救うものになるんだなと感じた。
自分も中学か高校の時に授業で自分への手紙書いた事思い出して、思わず探したけど見つからなくて残念だった。今から未来の自分に手紙書くのもいいなと思った。
Posted by ブクログ
10年後の自分に恥じないように生きることも大切。
ただ、10年後の自分も今の自分も好きでいる、愛することも大切。
今の考えを綴れるタイムカプセルいいね!
Posted by ブクログ
友達との本の交換会でいただいた本。『相手に読んでもらいたいオススメの本』ということで、こちらが届きました。
題名から勝手にタイムトベルものを想像していたのですが全然違いました。
職も家族も失った英雄が就職したのは、一風変わった会社、タイムカプセル社。
預かったタイムカプセルを指定された日に送る仕事をしている。
その会社で英雄は、様々な事情で手紙を受け取れない人たちに、直接手紙を届けに行く部署に配属される。
室長の海人といろいろな人に出会ううち、自分の考えや気持ちに変化が出てきて___。
1章から涙が・・・。
所々に出てくるメッセージが心に刺さって、自分も頑張らねばなと思わされる1冊でした。
Posted by ブクログ
今目の前の出来ごとに向き合う大切さ、そして、いつからでも人生はやり直せることを教えてくれる小説。
喜多川秦の作品は必ず人生の学びがあるのでめっちゃ好きな小説家です。
各短編とも学びが多くやはり全ての人に読んでほしい小説です。
この本を読んで、10年後の自分に手紙を書こうと思います。
10年後の自分がどのように思い、未来を観ているのか知りたくなりました。
少しの手間が自分を成長させてくれると信じていきたいです。
Posted by ブクログ
様々な事情で配達困難となった十年後の自分へ宛てた手紙を届ける仕事。それが、『株式会社タイムカプセル社』。
10年経つと過去の自分が思い描いていた未来とは異なる道を歩んでるかもしれないし、描いていた未来がどんなものであったか忘れてしまうかもしれない。
すぐにペンと便箋を用意して、『十年後の自分に宛てて手紙を書きたくなる』。そんな作品です。
Posted by ブクログ
著者の作品は5作目。嫌な人は登場せず、読後には純粋で清々しい前向きな気持ちにさせてくれる。卒業時とか将来の自分に手紙を書いたかって忘れちゃったな笑 自分も大変な時期があったから、そんな時にもらいたかったかも笑
Posted by ブクログ
想いを伝えるのは重さをもった言葉や行動。
経験した事がないほど強い向かい風は、今いる場所から一気に飛べって合図。高く高く飛べって合図。
いい言葉ですね。自分を奮い立たせる時の言葉にしたいと思います。
Posted by ブクログ
昔抱いていた夢とか希望を思い出すきっかけになる自分に当てた手紙。今自分でも書いてみたくなった。本当になりたかったものは何なのか。過去の自分の手紙が今を生きる自分のきっかけのひとつになればいいなと思って、自分も書いてみようと思った。と同時に、自分の学生の頃の夢は何だったのか、思い出すきっかけになった。
Posted by ブクログ
タイムカプセル社は、未来の自分に宛てた手紙を届ける仕事をしている会社。仕事を無くした主人公が入社し、生きる意味を見つけていくお話。
印象的なのは、「今を生きる」ということ。
Posted by ブクログ
やはり手紙は書くのももらうのも好きです
相手の顔を浮かべ相手と過ごしたこれまでの時間を、交わした言葉たちを思い返しながらペンを握る
相手が自分のことを考えるために使ってくれた時間や紡いでくれた言葉、文字の温度がうれしくてたまらない
この本では過去の自分から今の自分に手紙が贈られる
未来の自分に期待と不安を抱き便箋に思いを込めていたはず、それは今の自分の助けになる
画面の中の無機質な文字が溢れるこの時代にあえて手紙を選択していきたい
そう思わせてくれる1冊でした