小説・文芸の高評価レビュー
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読みやすい!
展開が早いから、ちょっとん?ってなる所も次でなんかあるやろで読み進めてたらまんまと術中にはまってました
映像で見る暴力シーンは苦手で避けてたけど、私の浅い解像度でもイメージできるくらい新道依子の神業は鮮明に書かれていて想像しやすかった
名前の呼び方に関してはずーっとこれなんて読むんだろが頭にありながら進めていってたからあ!そう言うこと?!となった時はすっきりした
女同士の助け合いのようなそこまで深くないようなでもしっかり目的に対して繋がってる柳と依子じゃできなかった絆
たしかに夫婦になって紛れるのは1番隠れやすいし目立たない1人だとなんやかんや言われるからな
お正月に家で1人で過 -
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実際の冤罪事件を追った記者によって書かれた一冊。普段は読まないジャンルなので読みきれるか不安だったけど、読んでみて本当に良かったし、多くの人に読んで貰いたいとも思った。
ミステリーのようにハラハラ一気に読み進められる文体と展開ながら、ノンフィクションなので司法や報道や社会構造の問題点など、非常に考えさせられる。
「足利事件」は1990年、栃木県足利市で当時4歳の女の子が行方不明になり、遺体で発見されたという痛ましい事件。警察は菅家利和さんという男性を逮捕して、DNA鑑定を根拠に有罪にし、無期懲役が確定した。しかし、その後の科学の進歩と再鑑定によって、DNA型が一致しないと判明し、2009年に -
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バブル初期を舞台にした恋愛ミステリー。A-Side(大学編)とB-Side(新社会人編)の2部構成。比喩でも何でもなく、最後の2行で物語がひっくり返る超展開が魅力っ!
あ、Googleで『イニシエーション・ラブ』を検索するとAIに完全ネタバレされるので注意です。
・女の子ってどこでそんな高等なきゅんテクを学ぶの?
・モテない男の心理描写が生々しくて良い、共感する…
・後半になるとほとんどのキャラが何かイヤになるっ
・読み返したくなる工夫が丁寧でスゴい!
『二度読みミステリー』のキャッチコピーは伊達じゃない
数年、読書をしない生活が続いていた中、一念発起し読んだ本です。久々の読書、しかも今 -
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「暁闇」暁のノンフィクション、「金星」星賀の小説、の二部構成です。
「暁闇」
作家の父を持つ永瀬暁が、新興宗教の愛光教会の幹部である清水義之、文部科学大臣をナイフで刺して殺害します。
暁には父の自殺の原因を作った人物が清水であったこと、愛光教会に母が弟の輝の医療費を貢いだせいで、輝が亡くなったという二つの動機がありましたが…。
「金星」
白金星賀の母は愛光教会の熱心な信者でした。星賀は自分が級友に万引きをさせられた時のことを後悔する作文を愛光教会に認められN県代表として信者たちの前で本当は読みたくなかった作文を読まされます。
そしてその会場で以前宗教活動の一環であるクッキー作りで出会った -
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新幹線、教習所、新車購入、タクシー、早歩き、たらい舟、地下鉄、サーフボード、台車、夢トラ、様々な乗り物や移動にまつわるエッセイ。
くどうさんらしく、解像度が高く、ユーモラスで、自分に正直な文章でとても面白い。くどうさんの周りの友達のリアクションも面白い。そういう友達が自然と引き寄せられるのか、くどうさんが面白さを引き出すのか、楽しそうでうらやましい。
表紙の絵は、出張など出先の帰りで、お土産をたくさん買い込んだくどうさん。教習所の右を「んぎ」、左を「んだり」というおじいちゃん教官早川さんとのやりとりが印象的だった。
時折「んだぎ!」と言い、どっちなのと笑いながら、聞き返すと、
「どっちで -
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アフター・ユーとは、お先にどうぞ、という意味。つまり、私はあとでいきますから、ということ。
以前、ホテルのエレベーターを降りる時、外国人の男性に順番を譲られて先に降りたことがあります。その時に、手のひらを出して言われました。
大切な人を見送る時、私もあとから逝きますからねと言ってあげてください。あちらでまた会えますからね、と。
愛する人をこの世に残して旅立つ人はもちろん辛いでしょうが、残された人はもっと辛いかもしれません。
何気なく過ごしてきた日常から一緒に居た人が急に居なくなるのは、どれほど辛いことでしょうか。。。
このお話の主人公、川西青吾(かわにし せいご)さんは、都内で -
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人生は長いようで短く、芸術は世代を越えて延々と続く。
人というのは、世の変遷に合わせながら与えられた人生の役回りを演じる存在に過ぎないのかもしれません。
下巻では、バブル期とその崩壊など、日本の移り変わりを背景に、梨園を支えるようになった二人の宿命のライバル同士の人生の岐路が描かれます。(よく下巻一冊でおさまったなぁ、と思います)
きっと作者は歌舞伎をとても愛しているかたなのでしょうね。
二人の主人公の人生を描くことによって、歌舞伎という芸能の存在の大きさが浮き彫りにされているような気がします。
ここへきて、この作品のタイトルがなぜ「国宝」なのか? ということを考えざるを得ません -
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話は当然のように面白いし読むのが止まらなかった
気付きをひとつ
□枝葉(一つの間取り)だけでは、
数多の出来事が複雑に絡み合った因果の事情は窺い知ることはできない。
もちろん、根っこの存在が持った思惑も。
転じて、一つの出来事から推測できることなど僅かで的外れになる事ばかり。日々の中で見知ったことは枝葉がほとんどで、幹や中身を把握し切ることなんて不可能に等しい。
安易に推測するのは無駄だし、真相に近づきたいなら、多方面から徹底的に調べ尽くす必要がある。それでも確実とは限らない覚悟も。
■ちょっとしたことで心を乱すなんてむだむだ。
変な想像はたいていハズレてるし、起こらないんだから。むだな