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歴史・時代 7位
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ある事件を境にぴたりと他人に心を閉ざしてしまった十七歳のおちか。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。
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Posted by ブクログ
布団に入った後になんか怖くなってきて、ホラーじゃん!って実感しました。時代ものだと読みにくいのかなと思ってましたがさすがの宮部みゆき、めちゃくちゃ入り込みやすいです。
ホラーは好きでも時代物はからきし苦手だったが、本好きの知人から再三勧められて遂に本書を。結果、めちゃくちゃ面白かった。怖さはさほどないけれど、江戸の生活とそこに生きる人が持っていたであろう矜持が小難しいことなく伝わってくる。小物や所作の描写もワクワクする。なんでもっと早く読まなかったのかという感じ。...続きを読む単純な短編集かと思ったけど主人公の過去を柱に全てが繋がり、最終話で予想以上のスペクタクルとなり驚いた。巣窟に挑む時の凛々しさにはしびれた。
再読でござる。新刊が出たもので…。いやー、面白い。常に人の薄暗い想いだけを飲み込んで、だからこそ美しい人喰いの屋敷。生者と亡者が交錯するその場所に、呑み込まれた人々がいる。想いと屋敷を道連れにして去り行く人たちの姿が私にとっては物悲しいものに見えた。
読んでからずいぶんたつ。宮部みゆき初体験であり、時代物とホラーにはまるきっかけとなった。 自身の辛い体験から心を閉ざし、江戸で袋物屋を営む叔父のもとに身を寄せたおちか。叔父の代わりに相手をした客から、不思議な体験談を聞く。 その後、訪れた客の不可思議な話を聞くことになり、おちか自身が抱える心の闇と...続きを読むも向き合っていく‥。 一筋縄では行かない、人の心、行い、すれ違う想い。基本的に怖いのだけど、深く、心に刺さる話ばかりだった。おちかも気の毒な身の上だけど、結果的に間違ってしまったことの描写にも容赦はない。そして、赦しにつながる出来事もあり、人っていいなあ、という気持ちにさせてくれる。 「凶宅」という話。このシリーズもたくさん刊行されて全て読んできたけど、今でもこの話がいちばん怖ろしかったと思っている。NHKでドラマ化されて波瑠が主演だったけど、この話はやっぱり怖かったなあ。 ちなみにこれを読もうと思ったきっかけは、新聞広告。もう忘れてしまったけど、とてもいい宣伝文句だった。大袈裟な煽り文句が苦手なので、(号泣!とか感動の嵐!とか)そうではない、静かだけど、心に訴えかけてくる感じだった。物語もその通りで、この本に出会えてほんとうに良かったと思っている。
最初は振り売りだった袋物屋の伊兵衛・お民の夫婦が神田三島町に店を構えて十一年。 伊兵衛の長兄の兄、ちか十七歳が心に傷を抱えてやってきた。 1話 曼珠沙華 曼珠沙華が怖くてたまらない老商人が語った、すれ違った兄弟の話 2話 凶宅 美しい女、たかが話す、この世のものではない豪華な屋敷(安藤坂の屋敷...続きを読む)に呼ばれた一家の話 ※おちかのために黒白の間で変わり百物語を始めようと伊兵衛が思い立つ。 3話 邪恋 おちかちゃんがおしまさんへ話す、自分の目の前で起きてしまった悲しい話 4話 魔境 おしまさんの昔の奉公先のお嬢さん、今は若お内儀さんが話す、姉弟の禁断の恋とそれが引き起こした一家滅亡の話 ※おちかちゃんの兄、喜一が会いに来るという知らせが三島屋に入る ・・・おしまさんというあったかくておせっかい焼きの人が三島屋の女中さんで居てくれてほんとにほんとに良かったね、って思ったエピソード 5. 家鳴り おちかちゃんが安藤坂の武家屋敷に呼ばれるお話 ※おちかが三島屋にきて三ヶ月が経った晩秋、喜一が訪ねてくる。 _______ 2018.03 きっかけ:母に借りる。 ずっと気になっていた三島屋シリーズ。 シリーズものだとは知っていたけど、どの順番で読むのかが分からず。 そうこうしてたら、二巻目から読んでハマった母から借りれることになった。 短編集のようで、すべての物語が続いていて展開が気になってしまい、読み始めたら止まらなくて2日で読んでしまった。 この物語の感想をどう言葉にしていいのか分からない。 人は悲しく、他人と関わって生きるのは難しく辛い。でも、反面 人は優しくて、他人と関わることで救われることだってある。 辛くて悲しくて絶望的なことがあっても、立ち止まってはいけない。自分に出来ることをしていけば、人は誰かを助けることができて、誰かに助けてもられて進んでいける。 そんなことを思いました。 悲しい別れをしたおちかちゃんに今後素敵な未来があるといいな。 2025.06 再読 今私の中で一番好きな宮部作品。 宮部さんが一生をかけて書き続けたい‥とどこかでおっしゃっていましたが、私も一生かけて読み続けたい作品。 何度読み返しても夢中になる。涙流してデトックスするにはホントにぴったりの作品。悲しい涙、優しい涙、切ない涙、悔しい・やるせない涙色々出る(笑)最新刊を読んでる身で読み返すと物語の中の時の流れがとても感慨深い。どの話も秀逸でその中で三島屋の面々が日々を生きている様子が描かれるのがとても好き。 再読でふと思い立ち、各巻のお話と三島屋さんの年表的なものをまとめたいと思ったので、先頭にきさいしていく。
おちかが三島屋に身を寄せるようになったいきさつ、百物語を聴き始めるようになった経緯が記されています。 一冊読むのに時間がかかりました(内容が濃いしぎっしり詰まっているので)。でもそれぞれの話は短編集のようで読みやすいです。 霊や呪いがかかわる話が多いので、ドキドキしながら読めます。
宮部みゆきの江戸時代もので女の子が変わった話を次々と聞いていく、そんなストーリーで面白くないわけがない。またシリーズを始めないといけないものが増えた。
時は江戸時代。 半年前に起きた事件をきっかけに自分の中に塞ぎこむようになった17歳のおちか。 腫物を触るように気を遣われるのも、周囲に気兼ねして生きるのにも疲れたおちかは三島屋という商店で商いをする叔父夫婦に働かせてくれと頼みこむ。 初めは女中見習いとして働いていたおちかだが、叔父の計らいで新たな...続きを読む仕事を申し付けられる。 それが様々な人々の奇怪な話を聞いて、現代版の百物語を創り上げる事。 こうして三島屋にて不思議な語り場が出来上がった。 という感じに奇妙な話のアンソロジー。 どれも怖すぎなくていい。 2話目の蔵の話はオチも含めて結構、怖かった。
さすが宮部みゆきさん。文章がうまくて、内容がスイスイ頭に入って来て読みやすい。私にとっても新しいジャンルで楽しく読めた。
時代小説でハマったの、この作品が初めてだ。 二作目を読んでみたいと思ったのも。 怖くて優しくて泣ける怪談か…面白いな。 百物語形式のため当然ながら怪異は登場するけど、面白いのはそこではない。 語り手の心の暗部を抉り出して浄化するようなストーリーが魅力なんです。
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