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寿退社後に婚約破棄されたアツコが、行く当てもなく乗り込んだ路線バスの終点で見たもの。学級閉鎖で留守番中のアタル君が巻き込まれた不可思議な事件。自殺同然の事故で兄を亡くした妹が、偶然出会った女子中学生。俳句から着想を得て生まれた物語は、十七音の枠を超え、色彩豊かな無限の世界へ広がってゆく。人生の機微を掬い取るように描く、怖くて、切なくて、涙を誘う、極上の短編集。(解説・倉阪鬼一郎)
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Posted by ブクログ
すごく面白かった。文章力のなせる技なのか、緊迫した場面でめちゃくちゃドキドキする。のめり込むように読んでしまった。
宮部さんが参加する句会で詠まれた俳句から生まれた、12の短編集。 わずか17文字という世界から広がる物語の豊かさに、ただただ驚くばかりです。なかにはSFやホラー要素もあったりして、飽きずに楽しめました。 ただ温かいだけでなく、ふと漂う切なさや哀しさ、暗さも心に深く染み入る一冊で、ずっと続いてほしい...続きを読むシリーズです。 お気に入りは「プレゼントコートマフラームートンブーツ」と、「山降りる旅駅ごとに花ひらき」です。
単行本からの再読 昔、結婚って怖いと思っていた事を思い出した。 自分の中の常識が 宮部みゆきによって 問われる
短編で読みやすい。俳句から着想を得て色々なストーリーが展開。久しぶりの宮部みゆきだったが、やはり秀逸。
久々に読んだけどやっぱりハズレなし。 12編もの短編集なのに等しく全編どれも存在感すごかった。短編集だと、どうしても自分にとっては印象が薄くなってしまう話ってあるでしょう。人生いろいろ(ベタすぎ)としか言いようがなくてそう思ってしまう自分に年齢感じました。 そう、宮部さんもう65歳か…永遠に40歳前...続きを読む後だと思っていたけど自分がもう50間近なんだから。 宮部さんの参加してた「ボケ防止カラオケ」(BBK)が、俳句に興味を持ったことで「ボケ防止句会」の意味にもなり、じゃぁ句会で詠まれた皆さんの句をタイトルにしてお話を書いてみようじゃないの、ということみたいです。 短編だからなのかな…?必要以上に情報がなく深く掘り下げすぎずどの話もスッとシンプルに終わってしまうのが、逆に余韻が残ってすごく怖かった。 悪意ある心ない言葉に傷つき、萎れて理不尽さに震え…だけど「ザマぁみろ!」って不幸を願い溜飲を下げる自分にも気づき…更に胸くそ悪くなるという。 あと宮部さんの描く少年。特に10、11歳あたりの少年はいつも好感しかない。 あと、ブレイブストーリーの頃からずっと思ってたけど…人をさりげなく罵る?貶める?言葉の数々。怒鳴られたわけでもないのにものすごく深く抉ってくる、ていうかまだ怒声を浴びせられた方がマシや…静かにじわじわ呪いみたいに侵食してくる。自分の親族がクズばかりって精神的にやばいし前向きたくたって向けないよなぁ…あと兄が〜のパターンも。サラッと書いてるけど、いやいや。 ぼんぼん咲花 としてシリーズ化するみたい、こんなに濃厚な短編、なんて贅沢。
1つとして同じ系統の話はなく、各話に共通するのは、変わった人が出てくるところだけ。俳句1句からの連想で、SFやらホラーまで入ってきちゃうところは、さすが宮部みゆきさん!でした。全く飽きませんでした。1話が短く、ゆっくり読んでも20分くらい。通勤読書にちょうど良かったです。
12の俳句から着想を得た短編集。 第1話 寿退社後に婚約者に婚約破棄された女の人 第2話 中学の同級生を想い続けている夫とその家族のホラー話 第3話 男にお金を取られて逃げられた女性 第4話 娘が寝る間も惜しんで夫に貢ぎ続けている 第5話 万能細胞ゆりかごは副作用のない医療なのか 第6話 お姉ちゃ...続きを読むんの彼氏が何かおかしい 第7話 うちのゴーヤは冬なのに緑で元気 第8話 うちの家族で一人だけ人権のない私 第9話 攫われた男の子をみつける 第10話 彼氏がヤバい 第11話 兄の野辺送り 第12話 家族の歴史
この人の短篇はやっぱり面白い。 たった十七音から、ここまで話を膨らませられるのが才能だよな。 各タイトルの俳句を詠んでみても、どういう話になるのか想像がつかないから楽しい。 『鋏利し〜』は薄気味悪くて不愉快だけど、最後の最後で快哉を叫びたくなった。お見事。 全ての短篇にいえることだけど、人間の嫌な部...続きを読む分を描きながら、一方では温かな気持ちにさせられるから不思議だ。
仲間内で俳句作って、それをベースに宮部さんが物語を作る。12の俳句で、それぞれ数十ページの物語で読みやすい。いろんな意味で怖い話が多く、あー宮部さんの物語だ、と思った。総じて面白かったです。
「ぼんぼん彩句」の改題。 単行本は読んでいたので、再読。 最初に読んだときは、いろんな話が唐突に出てくる感じで読みにくさを感じたが、今回は2回目だからか、けっこう面白く読めた。 俳句をそう読んだか、と思えるのもおもしろい。想像を広げて短編にまでするのがすごい。 でもこの作者は長編の方がいいかな...続きを読む。
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新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)
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宮部みゆき
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