【感想・ネタバレ】新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

寿退社後に婚約破棄されたアツコが、行く当てもなく乗り込んだ路線バスの終点で見たもの。学級閉鎖で留守番中のアタル君が巻き込まれた不可思議な事件。自殺同然の事故で兄を亡くした妹が、偶然出会った女子中学生。俳句から着想を得て生まれた物語は、十七音の枠を超え、色彩豊かな無限の世界へ広がってゆく。人生の機微を掬い取るように描く、怖くて、切なくて、涙を誘う、極上の短編集。(解説・倉阪鬼一郎)

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短編で読みやすい。俳句から着想を得て色々なストーリーが展開。久しぶりの宮部みゆきだったが、やはり秀逸。

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2026年02月21日

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久々に読んだけどやっぱりハズレなし。
12編もの短編集なのに等しく全編どれも存在感すごかった。短編集だと、どうしても自分にとっては印象が薄くなってしまう話ってあるでしょう。人生いろいろ(ベタすぎ)としか言いようがなくてそう思ってしまう自分に年齢感じました。
そう、宮部さんもう65歳か…永遠に40歳前後だと思っていたけど自分がもう50間近なんだから。
宮部さんの参加してた「ボケ防止カラオケ」(BBK)が、俳句に興味を持ったことで「ボケ防止句会」の意味にもなり、じゃぁ句会で詠まれた皆さんの句をタイトルにしてお話を書いてみようじゃないの、ということみたいです。

短編だからなのかな…?必要以上に情報がなく深く掘り下げすぎずどの話もスッとシンプルに終わってしまうのが、逆に余韻が残ってすごく怖かった。
悪意ある心ない言葉に傷つき、萎れて理不尽さに震え…だけど「ザマぁみろ!」って不幸を願い溜飲を下げる自分にも気づき…更に胸くそ悪くなるという。

あと宮部さんの描く少年。特に10、11歳あたりの少年はいつも好感しかない。
あと、ブレイブストーリーの頃からずっと思ってたけど…人をさりげなく罵る?貶める?言葉の数々。怒鳴られたわけでもないのにものすごく深く抉ってくる、ていうかまだ怒声を浴びせられた方がマシや…静かにじわじわ呪いみたいに侵食してくる。自分の親族がクズばかりって精神的にやばいし前向きたくたって向けないよなぁ…あと兄が〜のパターンも。サラッと書いてるけど、いやいや。

ぼんぼん咲花 としてシリーズ化するみたい、こんなに濃厚な短編、なんて贅沢。

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2026年02月03日

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1つとして同じ系統の話はなく、各話に共通するのは、変わった人が出てくるところだけ。俳句1句からの連想で、SFやらホラーまで入ってきちゃうところは、さすが宮部みゆきさん!でした。全く飽きませんでした。1話が短く、ゆっくり読んでも20分くらい。通勤読書にちょうど良かったです。

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2026年01月28日

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12の俳句から着想を得た短編集。

第1話 寿退社後に婚約者に婚約破棄された女の人
第2話 中学の同級生を想い続けている夫とその家族のホラー話
第3話 男にお金を取られて逃げられた女性
第4話 娘が寝る間も惜しんで夫に貢ぎ続けている
第5話 万能細胞ゆりかごは副作用のない医療なのか
第6話 お姉ちゃんの彼氏が何かおかしい
第7話 うちのゴーヤは冬なのに緑で元気
第8話 うちの家族で一人だけ人権のない私
第9話 攫われた男の子をみつける
第10話 彼氏がヤバい
第11話 兄の野辺送り
第12話 家族の歴史

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2026年01月20日

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ネタバレ

リアル本にて。
コーチャンフォー若葉台店にて、ランキング1位で短編集だったので、気楽に読めるかなーと購入。
「異国より訪れし婿墓洗う」における主人公、琴子の気持ちが沁みる。琴子は夫を病気でなくしている。しかし、近年見つかった治療法を使えばらもしかしたら回復していたかもしれない。家族の事情、本人の信条などが絡んで、その治療法は使わなかった。なんとかそのことに折り合いを付けようと生活している矢先に、夫の墓参りでその治療法をうけて回復したご近所さんと邂逅する。しかもそのご近所さんは、その治療法を使わなかったことを影でバカにしていた。当然琴子は腸が煮えくり返っているが、その治療法に副作用が見つかることを祈ることで、なんとか心を保っている。。。
どうしようもないことばかりの世の中で、自分が選べなかった選択肢に思いを馳せ、自分が選んだ選択肢をなんとか正当化しようとする。こんなとき、自分の乏しい記憶力がありがたい。いや、忘れるスキルが高くて良かった。
後書きに、この本ができるまでの話が書かれていて、驚いた。著者が立ち上げた句会のメンバーが詠んだ句をタイトルとした短 編小説を書き下ろし、集めたものだという。直接関係するわけではないが、緩く世界観を共にする短編たちのつながりに得心するとともに、著者の感受性と想像力にただたただ舌を巻いた。言葉が豊かになると、そんなことまでできるのか。。。

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2026年01月05日

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宮部氏の句会から生まれた俳句をタイトルにした短編集。ショートショートに近い短編だが宮部ワールド全開。ちょっとしたホラーや思わず憤る作品もあるが、みな最後は救いのある物語。

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2025年12月27日

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俳句から着想を得て生まれた物語。

表紙の感じから優しいお話…と思ったら違いました。

怖いし、ゾッとするし、切ないし…。



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2025年12月21日

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俳句を題材にした短編集
日常に潜む人の悪意から、何でもない日常でも、当人にとっては特別な日常、そして幽霊といったちょっぴりファタジーホラー系の話まで楽しめました。
親の前であっても、恋人の前であっても、色々な素顔を人は見せるもの。
自分の都合の良い様に人を解釈する。確かに、こんな人は自分の周りにもいますね。

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2026年01月25日

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著者と親交のある方々と作った会で生まれた俳句をタイトルにして短編を書こう!
そんなアイデアからのこの作品

わたしは俳句に詳しくないから俳句の良し悪しは
わからないけど…なかなか面白い解釈で短編にした宮部さんはやっぱり上手いなぁ。

「鋏利し庭の鶏頭刎ね尽くす」

「山降りる旅駅ごとに花ひらき」

この二作品がちょっと毒のある話で良かったな

この作品が2025年ラストレビューになりました
今年一年みなさんと作品についてのアレコレや脱線してのアレコレはとても楽しいものでした笑
2026年もよろしくお願いします〜♪
良いお年を:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎


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2025年12月31日

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俳句からイメージした、少し風変わりな短編小説集。ジャンルは、サスペンスからSF、ホラーなど幅広い。
最近、どれも長くなりがちな宮部作品では珍しく、スイスイ読めます。ギョッとしたり、ほんわかしたり、様々な物語をご覧ください。

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2025年12月30日

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宮部みゆきさんのBBK(ボケ防止句会)のメンバーが考えた俳句をもとに編み出された短編集
一つ一つの俳句に合わせた小説ですごく面白かった
特にお気に入りは「山降りる旅駅ごとに花ひらく」
最後の最後でスカッとして気持ちよかった。

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2025年12月12日

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ネタバレ

再読。12の俳句とそこから生み出された12の短編集。俳句の世界に寄り添うものもあれば、あらぬ方向に飛躍していくものもある。コワさあり、ほっこりあり、しんみりありと宮部さんの世界が多様に広がっていくのが楽しい。これも続編ありそうですね。宮部さん、閉じていないシリーズものが多くていつも新作を待ち望んでいます。

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2025年12月09日

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さすが宮部さんどの話も面白かった。
俳句とお話の関連はぼんやーりとしか、わからないけど、そこもなんか良かった。
全体的に切ない話が多かったけど、良かった。

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2025年12月03日

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宮部みゆきさんが参加している俳句の会の参加者の俳句を元に、書かれた短編集。

心暖まるものから、背筋が凍りそうになるものまで
よくもこんな話を思いつくものだなと…。

最初に俳句を見て、短編を読んで最後に俳句を見る。

全く、印象が変わってしまって
何て私は影響されやすいのかと(笑)。

このシリーズはこれからも続けていかれるそなので
次は怖いもの見たさで買うことにする。

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2026年02月13日

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ネタバレ

俳句に着想を得た短編12本。いやー、さすが、と、私などがいう相手でもないのは百も承知ですが、さすがです。どの話も、すっと入っていけて、読後に余韻を残す。この短さで、驚きもある。二話目がすごかった。夫の家族に違和感を抱いている妻→夫の妹→夫の部下→夫の母、と、視点が移り替わり、最後、妻の抱いていた違和感の、大きなひっくり返しがある。以下、簡潔にまとめる。

①結婚式間際で、婚約破棄された女がバスに揺られ、植物園に行く。
②事故で亡くなった中学時代の同級生を思い続けている夫とその家族。
③ぬいぐるみ製作にいそしむ少年と、マンションのロビーで、とつぜん行われたチャリティバザー。
④娘が夫に裏切られていることを、偶然知ってしまう母。
⑤永遠の命を手に入れられる世界で、治療よりも、娘の幸せを優先した夫婦。
⑥姉にできた初めての彼氏は、人間の皮を被った化け物だった。
⑦冬になっても枯れないゴーヤの裏に隠してあった、妻の本音。
⑧一族の中で嫌われていた次女に訪れたサプライズ。
⑨引っ越した家から見える丘で、小学生の少年が、行方不明の子供の持ち物を見つける。
⑩彼氏の仲間に拉致され、連れてこられた廃病院で、幽霊と出会う。
⑪野辺送り中に会った少女と、兄の死の真相。
⑫とある家族の、定点観測(会話のみ)

②と⑪が、男の歪んだ恋愛感情を描いたもの。①③④は男の裏切り。⑥⑩は、ヤバい彼氏。⑪の、妹が電話をしようとしていた理由の種明かしが、想像がつかず、よかった。

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2026年02月06日

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宮部みゆきさんの句会仲間が詠んだ句から、小説を書いたそう。
短編集でホラーっぽいものやヒトコワ物もありました。

面白いけれど、今っぽい言い回し?に違和感が…
現代物だと若者の言葉遣いとか難しいのだろうなと、本編とは関係なくそこがノイズでした

話の内容は面白かったです

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2026年02月05日

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【2026年19冊目】
婚約者と別れた女、亡き少女に思いを馳せる家族、ヌイグルミとリスの妖精、娘を心配する母親、死を選んだ家族、恋人によって変わった姉、奇跡のゴーヤと子無し夫婦、遺産と仲間外れ、蜥蜴と亡き息子、廃墟での邂逅、野辺送りと女子学生、思い出の展望台――12句の俳句から生み出された12篇の短編集。

宮部みゆきさんの本だ〜、新刊かな?と思って手に取りました。「ぼんぼん彩句」の名に相応しく、ありとあらゆるジャンルの話が詰め込まれている彩ある一冊で、「宮部みゆきさんにしては珍しい」と思うこともしばしばでした。「こ、ここで終わりなの?!」と思う話が多かったかな。すっきりするのもあれば、しないのもあり、もっと続きが読みたい!と思うことも多かったです。

俳句仲間の人たちが読んだ俳句を元に物語を紡いだということで、それを知ってから句を見るとなるほど感があります。私だったらどういう話を書くだろうか?なんて想像もできてちょっと楽しい。

いつもとは少し違う宮部みゆきさんの作品に触れたい方にはおすすめです。

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2026年02月03日

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ジャンルが次々と変わるので、一編毎に
本を閉じないと人間ドラマの後にホラーなど
前の章に引きずらる程、濃密な短編集

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2026年01月13日

Posted by ブクログ

宮部みゆき先生の作品、ホントに久々ー。
人怖よ。。。
どうして人は、実際に被害に合うまで気づかないんだろうなぁ。
人怖の発生源になるような性格とか、直ぐに分かりそうなのにね。
まぁ、そういう私も人怖被害者だから何とも言えない。

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2025年12月24日

Posted by ブクログ

俳句をタイトルと小説にしてみるというおもしろい短編集。ホラー、ミステリー、ファンタジーと、いろんな要素が詰まっており楽しく読めました。「山降りる旅駅ごとに花ひらき」「薄闇や苔むす墓石に蜥蜴の子」が特に好きです。

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2025年12月23日

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