あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

1,056円 (税込)

5pt

三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが……。怖いけれども癖になる。三島屋シリーズ第五弾にして、第一期の完結編!

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三島屋変調百物語 のシリーズ作品

1~9巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~9件目 / 9件
  • おそろし 三島屋変調百物語事始
    792円 (税込)
    ある事件を境にぴたりと他人に心を閉ざしてしまった十七歳のおちか。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続
    900円 (税込)
    一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第二弾!
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続
    836円 (税込)
    三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の黒白の間で行われている変わり百物語。語り手の年齢や身分は様々で、彼らは正しいことも過ちもすべてを語り捨てていく。十三歳の少女は亡者の集う家の哀しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。聞き役に従兄の富次郎も加わり、怪異を聞き積んでいく中でおちかにも新たな出逢いと別れがあり―恐ろしいけど面白い三島屋シリーズ第四弾!
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが……。怖いけれども癖になる。三島屋シリーズ第五弾にして、第一期の完結編!
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続
    1,100円 (税込)
    文字は怖いものだよ。遊びに使っちゃいけない――。江戸は神田にある袋物屋〈三島屋〉は、一風変わった百物語を続けている。これまで聞き手を務めてきた主人の姪“おちか”の嫁入りによって、役目は甘い物好きの次男・富次郎に引き継がれた。三島屋に持ち込まれた謎めいた半天をきっかけに語られたのは、人々を吸い寄せる怪しい屋敷の話だった。読む者の心をとらえて放さない、宮部みゆき流江戸怪談、新章スタート。
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続
    814円 (税込)
    百物語なんかしていると、この世の業を集めますよ――。江戸は神田の袋物屋・三島屋では、風変わりな百物語が続けられている。語り手一人に、聞き手も一人。主人の次男・富次郎が聞いた話はけっして外には漏らさない。少年時代を木賃宿で過ごした老人が三島屋を訪れた。迷える魂の水先案内を務める不思議な水夫に出会ったことがあるという――。三島屋に嬉しい報せも舞い込み、ますます目が離せない宮部みゆき流の江戸怪談。
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続
    1,056円 (税込)
    江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。話はけっして外には漏らさない。聞き手を務める小旦那の富次郎は、従妹であるおちかのお産に備え、百物語をしばらく休むことに決めた。休止前最後に語り手となったのは、不可思議な様子の夫婦。語られたのは、かつて村を食い尽くした〈ひとでなし〉という化け物の話だった。どこから読んでも面白い! 宮部みゆき流の江戸怪談。
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続
    1,100円 (税込)
    洒落た一品をそろえる袋物屋〈三島屋〉の次男坊・富次郎は、いっぷう変わった百物語の聞き手を務めている。「黒白の間」で語られた怪談は、決して外には漏らされない――。初代聞き手のおちかのお産が迫り、てんやわんやの三島屋を、土の匂いをまとった女が訪れた。「うりんぼ様」と呼ばれる不動明王像を連れ込んで語られたのは、行くあてのない女たちの話だった。短編「面影鬼」を特別収録した、宮部みゆき流の人情怪談!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    三島屋百物語第一部完。
    おちか幸せになってね。勘吉はおちかに寿命を語ったんでしょう。気になる、、
    まさかの富次郎の前にあの世とこの世の仲介人が現れたことで、今後の百物語の聞き手がおちかから富次郎にバトンタッチされたことを実感。
    とても綺麗に物語が締めくくられた。

    個人的な本書のMVPは、だんまり姫

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ


    第一話 開けずの間
    第二話 だんまり姫
    第三話 面の家
    第四話 あやかし草紙
    第五話 金目の猫

    三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは読む者の寿命を

    0
    2025年05月12日

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて
    ナレーターの池乃りんさんが凄く良いです。お話しがより面白く怖く聞けました。
    三島屋のおちかが晴れて祝言をあげてのお役御免の章です。
    『だんまり姫』はほっこり可愛いお話しかと思うも何とも切なく悲しかったです。
    『金目の猫』も人の心の切なさを感じました。
    各話全部良かったのは間違いなく

    0
    2025年04月25日

    Posted by ブクログ

    怪談は苦手なんですが、三島屋シリーズは優しい気持ちになれる物語も多く、あっと言う間に5作目まで読んでしまいました。
    今回はだんまり姫の物語がとても良かったです。
    そして、おちかのこれからの幸せを一緒に祈るような気持ちになれた一冊でした。

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」が決め事、三島屋の姪、おちかが従兄弟の富次郎と共に聞き役を務める変わり百物語、シリーズ5作目。
    五篇収録。第一期完結。

    「だんまり姫」が一番好き。冒頭少し入りにくいけど、ラストは泣く→

    じわりじわりとお話の中で時が進む。
    三島屋の次男坊である富次郎が参加すること

    0
    2024年09月10日

    Posted by ブクログ

    だんまり姫が秀逸。
    面の家が胸糞悪い。
    この二つが対を成して、語り手の人と為りで物語の全容、捉え方をガラリと変えてしまうのだと実感。
    あやかし草子で大きく動いたおちかさん、末長くお幸せに!

    0
    2024年02月29日

    Posted by ブクログ

    三島屋シリーズ第一期完結。

    暗闇で視線を感じるような話やちょっと笑える所がある話など五編
    第四話「あやかし草紙」P511-7行目。おちかちゃんの気持ちが、こちらまで伝わってきて同じ感情になってしまった。
    P520-15行目。おちかちゃんの行動に涙。おちかちゃんを勝手に見守ってきた身としては、そうな

    0
    2024年02月15日

    Posted by ブクログ

    再読。
    おちかちゃんの傷ついた心が徐々にほぐれていき、ようやく幸せの第一歩を踏み出した大事なお話し。百物語を始めた頃には想像もできない行動が、私には衝撃でした。

    0
    2024年01月26日

    Posted by ブクログ

    この物語を読むと、家族や家にまつわる様々な災いや不幸、あるいは縁のようなものは、ひょっとしたら「あやかし」のせいなのかも、何て思ってしまう…。
    宮部みゆきさんの作り出す不思議な世界にまたもや魅了されました。

    0
    2023年10月06日

    Posted by ブクログ

    ミステリー?
    ....たっけ。「あのひとがそう言ったっけ。」この文章、流行り?宮部みゆきさんまで....

    0
    2023年09月17日

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