泣き童子 三島屋変調百物語参之続

歴史・時代 5位

泣き童子 三島屋変調百物語参之続

836円 (税込)

4pt

三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!

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三島屋変調百物語 のシリーズ作品

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1~5件目 / 5件
  • おそろし 三島屋変調百物語事始
    792円 (税込)
    ある事件を境にぴたりと他人に心を閉ざしてしまった十七歳のおちか。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続
    900円 (税込)
    一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第二弾!
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続
    836円 (税込)
    三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の黒白の間で行われている変わり百物語。語り手の年齢や身分は様々で、彼らは正しいことも過ちもすべてを語り捨てていく。十三歳の少女は亡者の集う家の哀しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。聞き役に従兄の富次郎も加わり、怪異を聞き積んでいく中でおちかにも新たな出逢いと別れがあり―恐ろしいけど面白い三島屋シリーズ第四弾!
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが……。怖いけれども癖になる。三島屋シリーズ第五弾にして、第一期の完結編!

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泣き童子 三島屋変調百物語参之続 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月19日

    相変わらず面白い。おちかちゃんの美少女設定がどんどん派手になってくるのが気になるものの、3巻目は別口で百物語の会などもあり怪談話の数が多くて読みごたえがあった。江戸時代の商家の風習が枕になっているのも退屈しなくて良い。のんびり不思議な昔話でも聴いているようなシリーズだ。ただし、2巻ほどのほっこりはな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月10日

    三島屋伊兵衛の姪であるおちかは、様々な出来事を経て黒白の間で“変わり百物語”の聞き手を務める。
    可愛らしい恋バナから人を殺めた話、さらに物の怪話まで……様々な“不思議な話”が集められた三島屋シリーズ第三弾。→

    「くりから御前」は関東大震災後に発表された、山津波で生まれ故郷を無くした男が語る優しいお...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月20日

    こちらも読みごたえがありました。
    おちかの言葉「怪異を語り、怪異を聴くと、日頃の暮らしのなかでは動かない、心の深いところが音もなく動く。」にあるように、自分もこの物語に惹き付けられ、心が動いております。
    次のシリーズも楽しみです。

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    Posted by ブクログ 2023年05月25日

    第三弾はおちかが直接騒動に巻き込まれることなく、あくまて聞き手としての役割だったので、比較的穏やかな巻でした。
    それぞれの物語の趣向が凝っていて、いずれも甲乙付け難く、とても質の高い一冊でした。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月24日

    語って語り捨て、聞いて聞き捨て
    黒白の間で、おちかは人々の不思議な話を聞く。
    宮部みゆきさんのライフワーク三島屋シリーズの第三段。今作も不吉な話から笑いまで江戸時代を生き生きと描かれる。こんなにも多くの物語を紡ぐ宮部さん、稀代のストーリーテラーは健在だ。ずっと読んでいられる。

    0
    購入済み

    バラエティ豊かな物語

    2023年01月02日

    本格的な怪談もあり、人がもつ恐ろしさがテーマの話もあり、超常現象のような人智を超えた話もありで、飽きさせない構成になっていると思います。
    と思えばおちかさんが不可思議な体験をするなど主人公の物語も進行していったり、そこに語り手の話との関連性があるなど先の展開が気になる内容でした。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月30日

    宮部みゆき先生の三島屋変調百物語第3弾。
    今回は、かなり重いお話ばかりだった。
    怪談話会が催される様子を想像するのが楽しく、参加してみたい気持ちになりました。
    江戸時代情緒、最高!

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月16日

    表題作、久々に来ました、宮部みゆき is back。
    前巻まで切り詰め感が不足していると感じていたのですが、本巻、ようやくソリッドな感覚。こうでなくっちゃ。こういうお噺は短編能力が問われると個人的には感じておりまして、この観点で本巻はそれが遺憾なく発揮されているかと。
    怖いけど次に読み進めたい、良質...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月06日

    今日も三島屋に客が訪れてくる。
    だが、買い物のためではない。

    黒白の間を訪ねてくる。
    だが、主人の囲碁の仲間ではない。

    言うに言われぬ話を抱えてやってくる。

    語る相手は、主人の姪っ子おちか。

    語って語り捨て。
    聞いて聞き捨て。

    それだけが約定である。

    「怪異を語るということは、人の世の闇...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月30日

    シリーズ3作目。これまでで一番、百物語らしい、ゾッとするものがあった。
    おちかの気持ちは丁寧に描かれ、変化していく。今後の展開が楽しみ。
    江戸時代の、暦に合わせた行事などの風俗が知れるのも、個人的に面白い。

    0

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