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Posted by ブクログ
シリーズもので怪異譚の数もそこそこになってきたのに、雰囲気がどれも少しずつ違うのがすごいと何度も感じます。
今作はホラージャンルの中でも、いわゆる「洒落怖」みたいな現代ネット都市伝説が好きな人も好みそうな話が多かった気がしました。「くりから御殿」「泣き童子」「まぐる笛」辺りが特に。
個人的に、前作までは登場人物への感情移入はそれなりにしつつも、最終的には作中の怪異にばかり目がいっていました。どの話で語られた怪異が面白いか・好きか、という目線でしか見ていなかったけれど、3作目にもなれば登場人物も増えて、おちかの内面の変化も楽しみになってきました。
「まぐる笛」のラストのおちかの独白が好きです。
Posted by ブクログ
三島屋伊兵衛の姪であるおちかは、様々な出来事を経て黒白の間で“変わり百物語”の聞き手を務める。
可愛らしい恋バナから人を殺めた話、さらに物の怪話まで……様々な“不思議な話”が集められた三島屋シリーズ第三弾。→
「くりから御前」は関東大震災後に発表された、山津波で生まれ故郷を無くした男が語る優しいお話。これは、泣いた……。宮部さんの鎮魂話なんだろうな。とても良い。
「小雪舞う日の怪談語り」は4本の怪談が入っているんだけど、私はおちかちゃんに起こった不思議なお話が大好き。これ、かわいい→
「節気顔」は「怪談」っぽいお話。江戸という風景とよく合う。おちかちゃんの因縁の相手も出てくる。
人間(以外も)片側だけ見ていたらあかんのよなぁ、とか考えちゃうねぇ。
「魂取の池」は後味良くて楽しい。
「泣き童子」はツラくて痛い。
「まぐる笛」はとにかく怖かった!
今回も楽しかったー!
バラエティ豊かな物語
本格的な怪談もあり、人がもつ恐ろしさがテーマの話もあり、超常現象のような人智を超えた話もありで、飽きさせない構成になっていると思います。
と思えばおちかさんが不可思議な体験をするなど主人公の物語も進行していったり、そこに語り手の話との関連性があるなど先の展開が気になる内容でした。
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