泣き童子 三島屋変調百物語参之続

泣き童子 三島屋変調百物語参之続

836円 (税込)

4pt

三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!

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三島屋変調百物語 のシリーズ作品

1~9巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~9件目 / 9件
  • おそろし 三島屋変調百物語事始
    792円 (税込)
    ある事件を境にぴたりと他人に心を閉ざしてしまった十七歳のおちか。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続
    900円 (税込)
    一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第二弾!
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続
    836円 (税込)
    三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の黒白の間で行われている変わり百物語。語り手の年齢や身分は様々で、彼らは正しいことも過ちもすべてを語り捨てていく。十三歳の少女は亡者の集う家の哀しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。聞き役に従兄の富次郎も加わり、怪異を聞き積んでいく中でおちかにも新たな出逢いと別れがあり―恐ろしいけど面白い三島屋シリーズ第四弾!
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが……。怖いけれども癖になる。三島屋シリーズ第五弾にして、第一期の完結編!
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続
    1,100円 (税込)
    文字は怖いものだよ。遊びに使っちゃいけない――。江戸は神田にある袋物屋〈三島屋〉は、一風変わった百物語を続けている。これまで聞き手を務めてきた主人の姪“おちか”の嫁入りによって、役目は甘い物好きの次男・富次郎に引き継がれた。三島屋に持ち込まれた謎めいた半天をきっかけに語られたのは、人々を吸い寄せる怪しい屋敷の話だった。読む者の心をとらえて放さない、宮部みゆき流江戸怪談、新章スタート。
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続
    814円 (税込)
    百物語なんかしていると、この世の業を集めますよ――。江戸は神田の袋物屋・三島屋では、風変わりな百物語が続けられている。語り手一人に、聞き手も一人。主人の次男・富次郎が聞いた話はけっして外には漏らさない。少年時代を木賃宿で過ごした老人が三島屋を訪れた。迷える魂の水先案内を務める不思議な水夫に出会ったことがあるという――。三島屋に嬉しい報せも舞い込み、ますます目が離せない宮部みゆき流の江戸怪談。
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続
    1,056円 (税込)
    江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。話はけっして外には漏らさない。聞き手を務める小旦那の富次郎は、従妹であるおちかのお産に備え、百物語をしばらく休むことに決めた。休止前最後に語り手となったのは、不可思議な様子の夫婦。語られたのは、かつて村を食い尽くした〈ひとでなし〉という化け物の話だった。どこから読んでも面白い! 宮部みゆき流の江戸怪談。
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続
    1,100円 (税込)
    洒落た一品をそろえる袋物屋〈三島屋〉の次男坊・富次郎は、いっぷう変わった百物語の聞き手を務めている。「黒白の間」で語られた怪談は、決して外には漏らされない――。初代聞き手のおちかのお産が迫り、てんやわんやの三島屋を、土の匂いをまとった女が訪れた。「うりんぼ様」と呼ばれる不動明王像を連れ込んで語られたのは、行くあてのない女たちの話だった。短編「面影鬼」を特別収録した、宮部みゆき流の人情怪談!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

泣き童子 三島屋変調百物語参之続 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    このクオリティで六篇収録は贅沢すぎる。
    泣いたり怖がったり笑ったりと、どれも面白くって一気読みしてしまった。
    これぞ怪談!な『泣き童子』には震え上がったし、パニックホラーのような『まぐる笛』には息が止まりそうだった。
    『節気顔』は切ないけど好きだな。
    利一郎との関係や謎の“商人”の存在も気になるし、

    1
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

     本書の題名にもなっている「泣き童子」がゾッとしました。
     6つ話があり子どもが中心に書かれているような印象を受けました。まっすぐに悪いことをせず生きるのが一番だと思います。

    0
    2024年11月15日

    Posted by ブクログ

    シリーズもので怪異譚の数もそこそこになってきたのに、雰囲気がどれも少しずつ違うのがすごいと何度も感じます。
    今作はホラージャンルの中でも、いわゆる「洒落怖」みたいな現代ネット都市伝説が好きな人も好みそうな話が多かった気がしました。「くりから御殿」「泣き童子」「まぐる笛」辺りが特に。

    個人的に、前作

    0
    2024年07月24日

    Posted by ブクログ

    相変わらず面白い。おちかちゃんの美少女設定がどんどん派手になってくるのが気になるものの、3巻目は別口で百物語の会などもあり怪談話の数が多くて読みごたえがあった。江戸時代の商家の風習が枕になっているのも退屈しなくて良い。のんびり不思議な昔話でも聴いているようなシリーズだ。ただし、2巻ほどのほっこりはな

    0
    2024年04月19日

    Posted by ブクログ

    三島屋伊兵衛の姪であるおちかは、様々な出来事を経て黒白の間で“変わり百物語”の聞き手を務める。
    可愛らしい恋バナから人を殺めた話、さらに物の怪話まで……様々な“不思議な話”が集められた三島屋シリーズ第三弾。→

    「くりから御前」は関東大震災後に発表された、山津波で生まれ故郷を無くした男が語る優しいお

    0
    2023年11月10日

    Posted by ブクログ

    こちらも読みごたえがありました。
    おちかの言葉「怪異を語り、怪異を聴くと、日頃の暮らしのなかでは動かない、心の深いところが音もなく動く。」にあるように、自分もこの物語に惹き付けられ、心が動いております。
    次のシリーズも楽しみです。

    0
    2023年08月20日

    Posted by ブクログ

    第三弾はおちかが直接騒動に巻き込まれることなく、あくまて聞き手としての役割だったので、比較的穏やかな巻でした。
    それぞれの物語の趣向が凝っていて、いずれも甲乙付け難く、とても質の高い一冊でした。

    0
    2023年05月25日

    Posted by ブクログ

    語って語り捨て、聞いて聞き捨て
    黒白の間で、おちかは人々の不思議な話を聞く。
    宮部みゆきさんのライフワーク三島屋シリーズの第三段。今作も不吉な話から笑いまで江戸時代を生き生きと描かれる。こんなにも多くの物語を紡ぐ宮部さん、稀代のストーリーテラーは健在だ。ずっと読んでいられる。

    0
    2023年01月24日

    購入済み

    バラエティ豊かな物語

    本格的な怪談もあり、人がもつ恐ろしさがテーマの話もあり、超常現象のような人智を超えた話もありで、飽きさせない構成になっていると思います。
    と思えばおちかさんが不可思議な体験をするなど主人公の物語も進行していったり、そこに語り手の話との関連性があるなど先の展開が気になる内容でした。

    0
    2023年01月02日

    Posted by ブクログ

    百物語第三段。夏にぴったりな怪談話。
    相思相愛の男女で行ってはいけない魂取池、津波で子供の頃亡くなった友と死の狭間で出逢うくりから御殿、不吉な人を見ると大泣きする泣き童し、5つの百物語の語り合い、恐怖の化け物を抑え込むまぐり笛、不吉な商人と取引後に始まった顔、声が幾人もの死者に変わる物語と6部作。ラ

    0
    2025年07月14日

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