あんじゅう 三島屋変調百物語事続

歴史・時代 12位

あんじゅう 三島屋変調百物語事続

900円 (税込)

4pt

一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第二弾!

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三島屋変調百物語 のシリーズ作品

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1~5件目 / 5件
  • おそろし 三島屋変調百物語事始
    792円 (税込)
    ある事件を境にぴたりと他人に心を閉ざしてしまった十七歳のおちか。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続
    900円 (税込)
    一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第二弾!
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続
    836円 (税込)
    三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の黒白の間で行われている変わり百物語。語り手の年齢や身分は様々で、彼らは正しいことも過ちもすべてを語り捨てていく。十三歳の少女は亡者の集う家の哀しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。聞き役に従兄の富次郎も加わり、怪異を聞き積んでいく中でおちかにも新たな出逢いと別れがあり―恐ろしいけど面白い三島屋シリーズ第四弾!
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが……。怖いけれども癖になる。三島屋シリーズ第五弾にして、第一期の完結編!

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あんじゅう 三島屋変調百物語事続 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    トラウマのあるお嬢さんが様々な人たちの不思議体験談を聞くという設定のファンタジー時代小説その2。相変わらず面白い。そして泣ける。今回は化け物達に共感するお話が多くて、アニメ『夏目友人帳』を見るたび泣いている自分など涙腺大崩壊だった。「あんじゅう」とは何だろう饅頭の仲間かと思っていたら暗獣とのこと。読...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    シリーズ一作目の『おそろし』も雰囲気・内容ともに好きでしたが、『あんじゅう』に収録されている話が圧倒的に好みです。
    特に「藪から千本」のドロっとした生温い沼みたいな怖さ、次の「暗獣」の不思議さと切なさという緩急に、しばらく読後の余韻が引きませんでした。

    一作目以上に人の内面にクローズアップした話に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月15日

    シリーズ二作目。
    人間の欲や身勝手さが先なのか、怪奇が起こるから人間が心惑わされるのか…。
    ホラーであるけれど、ファンタジーでもあるし、ミステリーでもある。さらにそこに人々の人情話もあわさった時代物に仕上げてしまうなんて!
    江戸の人々の生き生きとした暮らしを想像しながら読んでいます。
    心強い仲間も増...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月08日

    江戸の袋物屋である三島屋に身を寄せているおちかは、「黒白の間」で江戸に住む人々の不思議な話を聞く。
    ある丁稚の周りでは水が逃げ(逃げ水)三島屋の隣家での嫁入りは不思議なしきたりがあり(藪から千本)幽霊屋敷に住む→

    “くろすけ”は三島屋の丁稚である新太の知り合いの師匠と出逢い(暗獣)偽坊主の過去には...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月07日

    シリーズ2作目はおちかの悲惨な経験が既に過去のものとして扱われていたので、純粋に百物語の内容を楽しむことができた。
    また、おちかをサポートする新たなレギュラーメンバーが加わったことで舞台が一気に明るくなるとともに深みが出てきた印象で、かなり良い出来の一冊だと思いました。

    0
    購入済み

    緩急にやられます

    2022年12月24日

    怖い一辺倒ではなく、空恐ろしいような話や、切ない話だったりバラエティに富んだ内容になっていて飽きることがない。
    ぞっとする話だけでなく、人情も感じたいならすごく楽しめると思います。
    百物語を通して聞き手のおちかさんの世界が広がっていくのが冒険を進めているようです。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月12日

    挿絵があって、楽しく読めた。そして、くろすけかわいい。前作は悲しい話が多かったけど、今作は割とカラッとしてた印象。「藪から千本」「吼える仏」では人の怖さが描かれていて、まさに読む手が止まらないくらい面白かった

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月11日

    人の不思議な話を聞き集めていく「三島屋」シリーズの第二弾!くろすけの話は切なくなるし、その他ユーモラスな話、妬み恨みの話など4つの話それぞれ面白かった!

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月30日

    宮部みゆき先生の三島屋変調百物語第2弾。
    4話すべてが面白くて、感動あり。
    時に、3話目の暗獣(くろすけ)のお話がたまらない。くろすけが健気で可愛過ぎて、悲しく切なくて涙無しには読めなかった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月03日

    再読です。三島屋変調百物語をまた読み直しています。

    妖も怖いけど、生きている人間も怖いなぁと思いました。(2話目の話かな)

    表題になっているあんじゅうは、怖い噂のあるお屋敷に住むあやかしと、噂を知りつつも住んでいた老夫婦との交流の話。

    最後は少し切なくなりました。

    0

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