青瓜不動 三島屋変調百物語九之続
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青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

1,100円 (税込)

5pt

洒落た一品をそろえる袋物屋〈三島屋〉の次男坊・富次郎は、いっぷう変わった百物語の聞き手を務めている。「黒白の間」で語られた怪談は、決して外には漏らされない――。初代聞き手のおちかのお産が迫り、てんやわんやの三島屋を、土の匂いをまとった女が訪れた。「うりんぼ様」と呼ばれる不動明王像を連れ込んで語られたのは、行くあてのない女たちの話だった。短編「面影鬼」を特別収録した、宮部みゆき流の人情怪談!

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三島屋変調百物語 のシリーズ作品

1~9巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~9件目 / 9件
  • おそろし 三島屋変調百物語事始
    792円 (税込)
    ある事件を境にぴたりと他人に心を閉ざしてしまった十七歳のおちか。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続
    900円 (税込)
    一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第二弾!
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続
    836円 (税込)
    三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の黒白の間で行われている変わり百物語。語り手の年齢や身分は様々で、彼らは正しいことも過ちもすべてを語り捨てていく。十三歳の少女は亡者の集う家の哀しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。聞き役に従兄の富次郎も加わり、怪異を聞き積んでいく中でおちかにも新たな出逢いと別れがあり―恐ろしいけど面白い三島屋シリーズ第四弾!
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが……。怖いけれども癖になる。三島屋シリーズ第五弾にして、第一期の完結編!
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続
    1,100円 (税込)
    文字は怖いものだよ。遊びに使っちゃいけない――。江戸は神田にある袋物屋〈三島屋〉は、一風変わった百物語を続けている。これまで聞き手を務めてきた主人の姪“おちか”の嫁入りによって、役目は甘い物好きの次男・富次郎に引き継がれた。三島屋に持ち込まれた謎めいた半天をきっかけに語られたのは、人々を吸い寄せる怪しい屋敷の話だった。読む者の心をとらえて放さない、宮部みゆき流江戸怪談、新章スタート。
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続
    814円 (税込)
    百物語なんかしていると、この世の業を集めますよ――。江戸は神田の袋物屋・三島屋では、風変わりな百物語が続けられている。語り手一人に、聞き手も一人。主人の次男・富次郎が聞いた話はけっして外には漏らさない。少年時代を木賃宿で過ごした老人が三島屋を訪れた。迷える魂の水先案内を務める不思議な水夫に出会ったことがあるという――。三島屋に嬉しい報せも舞い込み、ますます目が離せない宮部みゆき流の江戸怪談。
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続
    1,056円 (税込)
    江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。話はけっして外には漏らさない。聞き手を務める小旦那の富次郎は、従妹であるおちかのお産に備え、百物語をしばらく休むことに決めた。休止前最後に語り手となったのは、不可思議な様子の夫婦。語られたのは、かつて村を食い尽くした〈ひとでなし〉という化け物の話だった。どこから読んでも面白い! 宮部みゆき流の江戸怪談。
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続
    1,100円 (税込)
    洒落た一品をそろえる袋物屋〈三島屋〉の次男坊・富次郎は、いっぷう変わった百物語の聞き手を務めている。「黒白の間」で語られた怪談は、決して外には漏らされない――。初代聞き手のおちかのお産が迫り、てんやわんやの三島屋を、土の匂いをまとった女が訪れた。「うりんぼ様」と呼ばれる不動明王像を連れ込んで語られたのは、行くあてのない女たちの話だった。短編「面影鬼」を特別収録した、宮部みゆき流の人情怪談!

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青瓜不動 三島屋変調百物語九之続 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    シリーズものですが角川文庫夏フェアで知って初めて読みました。不思議な物語の数々は人の優しさ、残酷さ、嫉妬、温かさ…様々な側面を丁寧に描いていて、悲しさや怒りにいっときは焼かれようとも聴き終わる頃には清々しい気持ちになっていました。
    小旦那さん以外が最初は話を聴いてたの?
    これまでにも沢山の不思議な話

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    4話とおまけ小話の短編集。シリーズ第9巻。
    帯びに「怖い! あたたかい、泣ける……。ぜんぶが詰まった江戸怪談!」。
    これ以上的確なコピーはないというほど、怖くて、あたたかくて、泣けた作品だった。
    今年も夏の季節に文庫化された本作。まさに夏にふさわしい変調怪談なのだった。
    そして前巻にもまして、どの話

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    第一話 青瓜不動
    第二話 だんだん人形
    第三話 自在の筆
    第四話 針雨の里
    特別収録 面影鬼

    洒落た一品をそろえる袋物屋<三島屋>の次男坊・富次郎は、いっぷう変わった百物語の聞き手を務めている。「黒白の間」で語られた怪談は、けっして外には漏らされないー。初代聞き手のおちかのお産が迫り、てんやわんや

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    大好きなシリーズ
    今回は怖い話というより
    切ない話でしたね 
    小旦那さんも大活躍!

    付録?のイラストや 今まで語られた話一覧が 嬉しかったです

    0
    2025年08月04日

    Posted by ブクログ

    三島屋百物語のvol.9、4作の中編から成る。黒白の間で聞き捨てられる風変わりな百物語を聞くのは、おちかに代わって小旦那の富次郎。江戸の商家の次男坊の性格が程良く描写されてて、それが聞く側の想いに反映されてるのが、さすが宮部氏と感嘆させられる。今回も時代背景や地域性、男女の置かれ方も併せて、人の胸の

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    黒白の間の主、富次郎もだいぶ板に付いてきて、そしておちかもいよいよ臨月。黒白の間の語りもそれぞれ恐ろしさの中にも温かさを感じました。

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    4つのお話しが入っています。
    青瓜不動
    だんだん人形
    自在の筆
    針雨の里

    一番心に残ったのは 針雨の里 でした。
    捨て子たちを 集めて 山の中に住む
    雨が何故か降らない
    湧き水もあるし 子供たちは 食事もちゃんと与えられる。
    ある時 雨が怖い話しを聞く
    針のように 身体を刺していく
    うーん?
    この

    0
    2025年07月11日

    Posted by ブクログ

    今回も?けっこう重かった。救いのないような話はちょっと苦手なんだけど、このシリーズは楽しみにして読んでいる。
    そうかー、やっぱりだったり・・・予想を超えていたりでどんどん読み進んでいける。不思議な話ではあるけれど、満足かな

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    文庫本になって再読。最終話は文庫本の特典のようなのでラッキー✌️
    青瓜不動
    だんだん人形
    自在の筆
    針雨の里
    面影鬼 三島屋変調百物語 続之幕間
    中でも、だんだん人形の話が断然辛い。
    理不尽さにハラワタも煮えくりかえる。

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    宮部みゆきの青瓜不動を読みました。

    三島屋変調百物語九之続でした。
    今回も三島屋の小旦那富次郎が語り手からあやかしのお話を聞きます。

    1話目の青瓜不動はおちかの臨月にからんでのお話でした。
    無事赤子が生まれるように富次郎は不動明王のうりんぼ様におちかの安産をお祈りするのでした。

    他のお話も面白

    0
    2025年09月14日

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