あらすじ
三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!
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このクオリティで六篇収録は贅沢すぎる。
泣いたり怖がったり笑ったりと、どれも面白くって一気読みしてしまった。
これぞ怪談!な『泣き童子』には震え上がったし、パニックホラーのような『まぐる笛』には息が止まりそうだった。
『節気顔』は切ないけど好きだな。
利一郎との関係や謎の“商人”の存在も気になるし、これは続きが楽しみだ。
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10年振りぐらいに再読
★泣き童子
聞き捨て語り捨てで行われてきた百物語
ただこの話の結末は衝撃的だった。このような形で罪の告白を聞いてしまうとは、おちかにとって重く危ないお話だった
★まぐる笛
若武士が語る母の話
妹がそんな目に遭わずに済んで良かったと胸を撫で下ろす気持ちもわかるが、口笛で怪物に挑んでいく母の勇気がカッコよかった
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ゾッとする。泣き童子。なんて悲しい物語だろう。因果応報、自業自得などの軽々しい言葉では済ませられない。こんなのが日常に起きてしまったら、過去の過ちはどうやって挽回できるのだろう。
このシリーズは、心がほっこりするものもあれば、なんて酷い、理不尽なことが起こってしまったんだ、と心を痛めるような話もある。そんな話を聞きながら、おちかの心も鍛えられていくんだろうと思いながら、読んでいるこちらの心も鍛えられる気がしている。
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一巻、二巻に続き、三巻も面白かった。
期待通り。怪談と言えば怪談だけど、心が温かくなる感じもする、心地良さがあるように思います。
次も早く読みたい。
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おちかがお勝という仲間を付けたことで、怪異譚に巻き込まれないようになったとは言え、この江戸中の怪異の中には情をかき乱される話が多い様子です。
おしまさんが元気でうれしい。
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三島屋変調百物語其の三
魂取の池
おちかの黒白の間でどうしても聞いて欲しいと嫁入り前のお文がやってくる。母から聞いた祖母の不思議な話。
祖母の生まれ故郷にある猪神様はやきもち焼き、お宮の裏にある魂取の池でおきた奇譚からの戒め話。
くりから御殿
夫長次郎が語る間隣室でお内儀の陸が見守る中語られたのは幼少期山津波に襲われ身内や仲間を失った長次郎は
不思議な体験をする。
泣き童
ネズミ祭りの最中痩せ細った白髪の男が飛び込みて語らせてくれとやってきた。
小雪舞う日の怪談語り
赤半纏の半吉親分の誘いでおちかはお勝と青野利一郎と共に札差の井筒屋七郎衛門が肝煎役を務める怪談会に出かける。
まぐる笛
北国の武家人赤城信座右衛門が幼少時に体験した怪異。里に現れ人々を喰らう怪物を鎮められるのは女のみ。信座右衛門の母が鎮めたのは、怪物の姿をした人の恨み。
節気顔
夫を亡くした悲しみから、子供の時自身の叔父にまつわる不思議な話をしたくなったお末。
叔父春一は二十四節気になると亡者の顔になり、縁者の元をおとづれる。
叔父にその仕事を与えたのは、安藤坂の凶宅で現れたあの世とこの世を繋ぐという男と同一だった。
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本書の題名にもなっている「泣き童子」がゾッとしました。
6つ話があり子どもが中心に書かれているような印象を受けました。まっすぐに悪いことをせず生きるのが一番だと思います。
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シリーズもので怪異譚の数もそこそこになってきたのに、雰囲気がどれも少しずつ違うのがすごいと何度も感じます。
今作はホラージャンルの中でも、いわゆる「洒落怖」みたいな現代ネット都市伝説が好きな人も好みそうな話が多かった気がしました。「くりから御殿」「泣き童子」「まぐる笛」辺りが特に。
個人的に、前作までは登場人物への感情移入はそれなりにしつつも、最終的には作中の怪異にばかり目がいっていました。どの話で語られた怪異が面白いか・好きか、という目線でしか見ていなかったけれど、3作目にもなれば登場人物も増えて、おちかの内面の変化も楽しみになってきました。
「まぐる笛」のラストのおちかの独白が好きです。
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相変わらず面白い。おちかちゃんの美少女設定がどんどん派手になってくるのが気になるものの、3巻目は別口で百物語の会などもあり怪談話の数が多くて読みごたえがあった。江戸時代の商家の風習が枕になっているのも退屈しなくて良い。のんびり不思議な昔話でも聴いているようなシリーズだ。ただし、2巻ほどのほっこりはなし。「まぐる」の話はどうしてもハリーポッターを思い出して参った。
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表題の「泣き童子」は、ちょっと後味が良くなかった。どのようなわけがあっても、子供を手にかけるのは気持ちが良くないし、心が苦しくなります。
でも、この作品で救われるのは、お勝さんやおしまさん、おちかちゃんを慕っている悪がきたち。こういうサブキャラクターの存在って大事。
バラエティ豊かな物語
本格的な怪談もあり、人がもつ恐ろしさがテーマの話もあり、超常現象のような人智を超えた話もありで、飽きさせない構成になっていると思います。
と思えばおちかさんが不可思議な体験をするなど主人公の物語も進行していったり、そこに語り手の話との関連性があるなど先の展開が気になる内容でした。
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【短評】
語って語り捨て、聞いて聞き捨て――神田三島町の袋物屋・三島屋が「黒白の間」にて語り聞かされる「変わり百物語」の第三弾である。『おそろし』『あんじゅう』を経て、円熟味を増した筆致構成で繰り広げられる六篇の怪異譚。
女の悋気を拾い上げる不思議な池を巡る物語『魂取の池』
地滑りを生き残った少年と死者が現れる屋敷の物語『くりから屋敷』
幽霊のような男が語る特定の人物の前でのみ泣き叫ぶ童子の物語『泣き童子』
粋人・井筒屋七郎右衛門が主催する怪談語りの会『小雪舞う日の怪談語り』
北国の森林に潜む化物と其れを調伏する女人の物語『まぐう笛』
奇怪な商人から不思議な「仕事」を依頼された男の物語『節気顔』
くすりからりとした素敵物語から、どうしようもなく救いのない残酷物語まで、幅広く取り揃えておりますと言った風味の短編集。江戸時代の百物語という屋台骨を共有しつつも、自由な発想で意外な方向に舵を切るお話が揃っており、読んでいて飽きが来なかった。三作目にして「型」が確立しており、安心して読み進めることが出来た。
①魂取の池 ★★★★☆
おちゃっぴぃ娘が語る嫉妬に纏わる教訓話。こと恋愛において相手を試すような行為は厳に慎むべきだと私も思う次第。女二人でくすくすと笑い合うなかに、そっと忍ばせる結びの文の美しさったら無い。ちょっとした時間経過をはっと描写する名文だと思った。
②くりから屋敷 ★★★★☆
ベタなお話だけど、大好き。「彼ら」の姿が直接的には見えない奥ゆかしさが良いんだよね。サバイバーズギルドという言葉を想い出した。「連れて行かれる」様な展開ではなく、静かに心を溶かすような物語も素敵だったと思う。
③泣き童子 ★★★★★
抜群。夏目漱石の『夢十夜』を換骨奪胎したようなお話。ミステリィ的な文脈で描かれており、何故語り手は精気を失っているのか、童子が泣き叫ぶ条件とは何か等、興味を引きつける要素が揃っており、読み手を飽きさせない。全てが明らかになった時、童子が発する言葉の恐ろしさと畳み掛けるように続く絶望的な展開が、大変に甘露で御座いました。
④小雪舞う日の怪談話 ★★★☆☆
短編のなかに四本の怪談話を捩じ込むという乱舞系(?)の作品。怪談話は心の煤払いというのは、本シリーズの根底にある含蓄なのではないかと思った。第三、第四のお話が好きかな。特に第四の話の「あいすいません」辺りの展開が、凡百ではない宮部みゆきらしさが出ていて大変に好みだった。
⑤まぐる笛 ★★★★☆
これはねぇ、長編で読みたい。乱神祟り神の類が荒ぶるお話で、江戸版バイオハザード的な趣があって良かった。収録作のなかでも特に変わり種の実験的な一作だと思う。このシリーズで血風吹き荒ぶ展開にありつけるとは思わなかった。大変に楽しめたのだが、一人称的な臨場感のもとに読んでみたかったという思いもあった。
⑥節気顔 ★★★☆☆
不思議なお話である。顔を変えながら彼岸と志願を行き来する男の行く末を描く一作。面白いことは面白いのだが、必ずしも遺族に会える訳では無いなど、リアリティゆえに盛り上がりを欠いた部分もあったように思う。
ぐいと世界観を拡げてきた感のある第三作である。
今後の展開も実に楽しみだ。ゆっくりじっくり読み進めていきたい。
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安定の三島屋変調百物語!
おちかちゃん、宮部さんありがとう。
安心して読める。
今回はヒッと息を呑むような話が多かった。
泣き童子、まぐる笛、、、怪異に巻き込まれる人の恐怖が身に迫る。
続きもぜひ読みたい。続編のある幸せよ。
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今回も面白かった。連作としてこなれてきた感があり枝葉を意識した余白があるが、遂に怪獣譚まで出てきて唖然。しかしどの話も人情噺に帰結するのが流石だし、凛とした気分にさせてくれるのがいい。
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百物語第三段。夏にぴったりな怪談話。
相思相愛の男女で行ってはいけない魂取池、津波で子供の頃亡くなった友と死の狭間で出逢うくりから御殿、不吉な人を見ると大泣きする泣き童し、5つの百物語の語り合い、恐怖の化け物を抑え込むまぐり笛、不吉な商人と取引後に始まった顔、声が幾人もの死者に変わる物語と6部作。ラストの怪談は第一弾と同じ商人が登場し前々作では不吉な敵の認識だったが今作で必ずしもそうではないのかもしれない、、と新たな視点あり。次に続く気配があり楽しみ。
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第2話 泣き童子
親子にとってなによりも怖いだろうなと。
子供は時に繊細すぎて怖く感じる時もあるから、少しわかる。
だとしても、末吉は何も悪くないし、誰が1番悪いとかも言えなくて、だからといって、あの親子は潔白かと言えば絶対にそうでは無い。
辛かったなぁ。
第3話 小雪舞う日の怪談語り
お勝のあばたを嗤っていた母娘を懲らしめる肝煎役とその文化友達??とても良かった。
「お勝は深々と頭を下げた。老人も目礼を返してきた。その、見える方の目も見えぬ目も、潤える眼差しは温かい。」お地蔵さんがおえいのために、山から降りてくるのがすごくあたたかい、
第4話 まぐる笛
宮部みゆきさんの書く、妖怪?化け物?の類の話大好き。文章だけで緊迫感伝わってきた。
退治は、女性しか出来なかったり、化け物の四肢に昔の領主の逆さまの旗を描いて化け物に己を食わさせるという方法であったり、やっぱり退治して「めでたしめでたし」で終わらない後味残る感じが切なかった。
第5話 節気顔
春一も、三蔵もお末もお互いがお互いを優しい人と評するのが、三者の気性の穏やかさを表してて素敵だった。春一が人に報いたいと思うのも分かるけど、それも結果的に必要以上のことをしていたから春一もすごく優しい人だったのだろうと。
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第一話 魂取の池
第二話 くりから御殿
第三話 泣き童子
第四話 小雪舞う日の怪談語り
第五話 まぐる笛
第六話 節気顔
三島屋伊兵衛の姪おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へきた武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とはー
三島屋シリーズ第三弾!
第四話に青野利一郎登場。おちかの揺れる心がみてとれる。良い傾向だと思う。話はどれも面白いが、第五話まぐる笛は怖かった。
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おちかが三島屋夫婦の世話になり始め、おじがおちかに与えた変わり百物語の聞き手になって1年が経った。様々な話を聞きおちかは成長していた。
「魂取の池」:叔父伊兵衛の囲碁仲間、その娘お文が語る祖母の話。自分が安心するだけのために相手を試して愛情を確認してはいけない。好きな人のことを信じなさいという教訓を噛み締めなきゃいけない。これまで何十の恋人が自分たちは大丈夫と試し、猪神様はまさに喰らいやがれ我が力とラスボス感を出しただろうか。
「くりから御殿」:白粉問屋大阪屋の主長治郎の子どもの頃の話。東日本大震災を彷彿とさせる話で残された者の悲しみと罪悪感、なんでどうして自分だけという孤独感が痛い。そして、それを察していながらただ寄り添い続ける長治郎の妻のお陸。誰も悪くない、ただただみんな悲しくてみんな優しい。
「泣き童子」:飛び込みで来た隠居の甚兵衛の話。いろいろな意味で怖い。普段手のかからない3歳児、だがしゃべりもせずに時々ギャン泣きする。蓋を開けたら人を殺す可能性を持つ者、すでに人を殺した事のある者に対して泣くというから怖い。甚兵衛親子も怖い。娘おもんは人を恨みから殺し、それを知っていながら父もそれを隠し通した。罪悪感でどうにかなってしまわないだろうか。結局は親子共々恐怖に押し潰された。だが、あの泣く童子は何者なのか、あ~怖い怖い。
「小雪舞う日の怪談語り」:おちかが怪談話を聞きに行く話。1話で4つの怪談を読めるが、コンパクトながらに1つ1つの話の密度が濃く。まさに分かっている読者も巻き込んだ会だ。それだけで終わらせないのが上手い。おちかと利一郎のなんとも言えない距離感。そして、おちかには変わった出会いがよく似合うようになった。
「まぐる笛」:若侍赤城信右衛門とその母光恵の話。これまで恐ろしいなにかが話に出てきた事はあったが、本物の怪獣が出てきた。具体的な実害をもたらす怪獣と怪獣退治。臆病だった自分と勇敢な母、確かにこんなにかっこいいお母さんを誇らしく誰かに話したくないわけがない。自分の母がみんなに尊敬され、その期待に応え、恐ろしいものを退けた。きっと、信右衛門は立派な侍になれるだろう。
「節季顔」:小間物屋のおかみお末と彼女の伯父春一の話。今まで自由奔放好き勝手にやっていた人が心を入れ替える善行をなす。終わり方は切なかったが、良い話だったと言いたい。言いたかったが、忘れた頃にやってきた商人。おちかも言うとおり、商人は善いものなのか邪なものか、少し分からなくなった。だが、お高の事がある。悪くないわけがない。
泣き童子のタイトルにちなんでだろう、子ども、もしくは話し手の子ども時代の話が多かった。子どもには子どもならではの感性があったり、物の見方や考え方も大人とは違う。大人も子どもだったのだから経験しているはずなのに忘れてしまうのはなぜだろう。今作の語り手さんたちは子どもの時の気持ちを良くも悪くも持っている。私はもいろいろと経験した上で幼心を持っていたいなと感じた。
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オーディブルにて。三島屋シリーズ3作目。
タイトルの泣き童子がとても恐ろしく印象的なお話。これぞ人の中に巣食う怪談。
山里の獣・まぐるのお話も恐ろしく印象的。
1作目で出会ったあの世とこの世を結ぶ商人が再登場。今後どのようにおちかと絡んでくるのか期待。
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三島屋おちかの変わり百物語シリーズの続き。
以前の作品につながる内容もあり、心温まるエピソードもあり、その中にもゾッとするような百物語らしい怪談もあり。
大変面白く読めました。
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オーディブルで聴きました。
今回も安定の面白さ。テレビドラマにして欲しい。おちかを橋本環奈にしたら彼女の代表作になるだろうに。。
ホラー系は何かと雑になりがちなイメージだけど、しっかり丁寧に作られていて、この人(宮部みゆき氏)はやっぱりすごいなぁとしみじみ思う。
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単巻でも読めるような工夫が心憎い。
他所で開かれている百物語の会に招かれるという新たな展開も登場。
3.11後に書かれたという第二話は心に響く。
第四話の傘地蔵のような話はホロリと来た。
続巻が楽しみ。
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「くりから御殿」は語り手が小さな頃に天災で幼馴染を亡くしてしまう切ないお話しでした。
「悋気持ち」とか「ねずみ祭り」とか知らない言葉や風習にも出会えました。「泣き童子」が怖かった。やっぱり怖いのは人間よね。
「魂取の池」
「くりから御殿」
「泣き童子」
「小雪舞う日の怪談語り」
「まぐる笛」
「節気顔」
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441ページ
1700円
5月25日〜6月1日
人の悪事を見抜いて泣く童子。童子に悪事を見抜かれた娘は、階段から突き落として殺してしまう。そして娘にも子が生まれ三つになった時、その子は自分の母を見て泣きわめいた。
不思議な話、怪談話、怖い話、色々あった。今までの変調百物語と違い、なかなか読み進めるのが難しかった。
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語って語り捨て。
聞いて聞き捨て。
三島屋変調百物語の第3弾。
おちかの聞き役としての様子も段々と慣れてきた本作は、スケールアップ(?!)してきたというか「何でもあり」になってきた。なんせ怪獣が出るし、殺人犯も出てくる。怪獣ともなれば「日本むかし話」と「もののけ姫」を合わせたようなおどろおどろしくも珍妙な話になっているが、これまでの作品で徐々に読者を慣れさしてきたものだから、それほど違和感なく読めたところが面白いというか、宮部みゆきの上手さだろう。
さて、こうなると次回作はどんな話が出てくるのやら。更に何でもありになるのか、それとも毛色の違う話になるのか。いずれにせよ少しずつ心の傷が癒えて成長していくおちかと一緒に、この変調百物語を楽しんでいきたいと思う。
Posted by ブクログ
遂に三島屋百物語も3冊目。怖い話が苦手なので大好きな宮部みゆきさんの江戸物でありながら読まずに来ましたが読めてよかった!本文に百物語を聴いてすす払いとありましたが、本当に同感。道ならぬ事、人の想念、あの世この世の不思議の中に感じることが多く、登場人物にも段々と親しみが出てきて面白くなってきました。
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「泣き童子 三島屋変調百物語参之続」(宮部みゆき)を読んだ。
三島屋シリーズ第三弾。
表題作「泣き童子」怖かったよ。
おちかの周り、いい人がどんどん集まってくる。
シリーズ物の楽しみのひとつだな。
あと六冊くらい出てるので(まだ続いていくのかな)ゆるゆると読んでいく。
に、しても、宮部みゆき、すげーな。
Posted by ブクログ
楽しみにしていたシリーズ3作目。
前作がすごく良かったので今回もワクワク。
今までの中で一番話数が多くて全6話。なので1話が短めになって、ちょっと物足りなさを感じてしまった。
ストーリーも今までと少しだけ毛色が違うような?
今回はほっこりする話はなかったかなあ。
怪異譚なんだけどちょっとすっきりしないというか、まあそういうのが不思議話なんだけど、1作目と2作目がすごく良かったから今作は個人的には少しイマイチだったかも。
とはいえ相変わらず読みやすくて話の中にスッと入り込めるのは、さすが宮部みゆきだな〜。
シリーズ追ってゆくぞ。