ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ファイア・ドーム 上

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    新沼紗英が職場を後にした時のことを、ある人は「楽しそうだった」と言い、ある人は「不安そうだった」と言う。
    「期待に満ちた目でうきうきしていた」と言う人もいれば、「心細そうで、どうして上司は彼女を一人で行かせるのだろうと思った」と言った人もいる。

    細い道を抜けて、自転車がようやく大通りに出る。途端に、視界が色を取り戻した気がした。光汰朗のあの家の、尋常でない暗さは何なのだ。まるで、季節や時間が違っているような。時を止めているような。

    声が聞こえないはずの誌面の向こうから、嘆きと苦しみ、怒りの声が聞こえるようだった。なぜ、娘を奪われた私たち家族がこんな目に遭わなければならないのか ー 。あまり

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    2026年06月20日
  • 俺はこのままひとりぼっちで、いつかおかしくなってしまうんだろうか

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    好みの作家さんと出会ったとき、この幸福に転がりまわりたくなってしまう。
    中身がまずもってすごいよかった。中年男性の仕事もうまくいかず、恋愛経験もほとんどなく、結婚も見えてこなくて不安と孤独に身をすくませる。ずっとこういう中年男性の話が読みたいと思っていた。
    こういう人を恋愛や結婚の存在がさも当たり前のような社会の空気に飲まれているだけだとか、自分で自分を満たせるようにとかいうアドバイスは正しい。実際そうだし。でもやさしくない。
    だからここに向き合う作品を欲していた。
    ごまかしてきたことや。見過ごしてきたことはいつか腹を据えて向き合わなければならないときがくる。それは自発的にそうできるときもあれ

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    2026年06月20日
  • あくまのかんづめ~周防パトラのエッセイ集~

    購入済み

    生きてて偉い!

    怖いもの知らずで天真爛漫の自由人だと思っていたパトラさんでしたが、その裏にある苦労や大変だった過去、大切にしている気持ちなどを赤裸々に語って下さり、彼女も我々と同じように悩んだり傷ついたりしてきたんだな…と感じると共に、そんな中でも好きに全力な姿になんだかとっても元気が貰えました。

    私は所謂ROM専なのでひっそりと影から見守っている日々ですが、これからもずっと応援したいと思えました。

    YouTube文化にあまり縁がなくても、趣味や好きなこととの向き合い方に悩んでいたり、好きなことを全力で楽しんでキラキラ輝いている姿に元気を貰いたい方にはぜひ手に取って頂きたいです。

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    2026年06月20日
  • 追憶の夜想曲

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    贖罪のそなたより、面白い気がします!
    御子柴の生い立ちを知っていれば、この回からスタートでもありかもですね。

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    2026年06月20日
  • カラフル

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    ネタバレ

    しっとりした話しなのかなと思ったら結構コメディタッチだった。

    罪を犯した魂が抽選に当たって、別人として生きかえる。自分の罪を思い出せばチャレンジ成功。

    自殺した中3男子小林真として生まれ変わるも、彼は友達がいなくて自分の世界に閉じこもりがち、背が低いのがコンプレックスの冴えない男の子。
    家族もみんないい人かと思ったら色々問題がありそうで前途多難。

    天使のプラプラがすごい好き。
    ふりふりの日傘は天使趣味かと思いきや支給品。2回くらい言ってて笑った。

    テーマは結構ヘビーなんだけど、からっとしてて読みやすい。みんな知らないうちに人を傷つけたり救ったりして生きている。カラフルな世界に揉まれなが

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    2026年06月20日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    ネタバレ

    成瀬シリーズ完結らしいが、まだまだ書いてほしいと思う。

    一番好きな話は「やすらぎハムエッグ」。 ずっと1人の男の子に片想いしていて、別れて陰鬱な状態で京都に来た女の子。
    「彼がいたから、生きてこれたの」という子に対して、「きっと、それが彼の役目だったんだ」と成瀬は言う。
    私も恋愛体質で、辛い思いをしてきた。 そうか、役目か。と思った。
    著者も色んな経験をして生きてこられたんだろう。
    読みやすい中に、沢山の表現や知識も詰まっていた。
    これからも、成瀬に元気をもらいたい。

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    2026年06月20日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    ネタバレ

    すごく新鮮で目まぐるしい話だった。

    スピラリンクスに入社したい就活生6名の話。
    真実が少しずつ明らかになり、犯人と思われる人物もコロコロ変わる展開で、ドキドキが止まらなかった。

    最終選考に残った6人は、とても優秀な学生たちかと思いきや、告発された過去もインタビュー時のエピソードや振る舞いも、少し引いてしまうような人間性を帯びていて、完全な人間はいない、みんな裏表があることを突きつけられる。かと思えば、最後にどんでん返しもあってびっくり。本当に、いつも見えているのはその人の一面に過ぎなくて、裏表のない人間は良くも悪くもいないのだなと。
    月の裏側は見えない。素敵な複線でした。

    就活生の苦悩、

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    2026年06月20日
  • うんちって えいごで なんて いうの?

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    突然の
    ⭐︎翠日記⭐︎

    ヒボくんしってるかな?

    先生は知ってるかもしれないな。

    あのね、うんちにも英語の言い方があったの!!!

    そりゃたしかにウンチは生きとし生きるもの全ての生物が出す物だけれど、ウンチの英語なんて翠考えたこともなかった。

    おしっこはピーで、おならはファート、おしりはバットで、おっぱいはブーブズっていうんだって。

    でね、うんちは……

    でもなぁ日記に書いたらヒボくんに読まれちゃうかもしれないし。

    こっそり日記を見たヒボくんがドヤ顔で『翠ちゃん知ってる?』って言うかもしれない。

    日記に書くのはやーーめた。

    ヒボくんはウンチの英語知ってるのかなぁ。

    知らないな、

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    2026年06月20日
  • 空、はてしない青 上

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    アルツハイマーを患う26歳の男が初対面の女と最期の旅に出る話

    上巻400P一気読み!心理描写が繊細で没入感がすごい。よくある泣かせる本ではない。記憶と共に人生の意味を考える本。読むだけでマインフルネスを体験しているよう。下巻が楽しみ

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    2026年06月20日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    久しぶりの再読。
    強いものと、弱いもの。村上春樹の命題の一つとも言えるそれが、明確に、アプローチしてくるのが、本作が心に響く理由だと思う。そして、何より冒険を感じる。

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    2026年06月20日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    この本を手に取った時、「正欲」や「インザメガチャーチ」のような社会で起きている事象を解像度高く描写した内容かと思い、読書メモを開いて読も始め、気づいたら白紙のまま読み終わっていた。
    何度かメモを取ろうと思ったこともあったが、その度に「う」から始まって「こ」で終わる3文字の日本語が自分の読書メモに残ることを恐れて、最後までメモらなかったんだと思う。

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    2026年06月20日
  • 空、はてしない青 下

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    記憶が消え子供に戻ってゆくエミルは最期をどう迎えるか

    泣かずに読めない。大切な人の記憶から自分が消えるって苦しいね。心が痛い。でもこの物語はその切なさに温かく満たされて涙があふれる。誰かが誰かを待っている。名言引用がとてもいい

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    2026年06月20日
  • BLOOD 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花

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    ネタバレ

    吸血鬼?が現れたかもしれない。そんな期待と恐怖があった。血が抜かれている。狂気な犯人をどう捕まえるか?その追いかたに刑事の執念と子供を守りたいという愛を感じた。怖かったが感動した!

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    2026年06月20日
  • 空海の風景 下巻 (改版)

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    1976/01上巻を手にして以来••••
    下巻はつい最近になって思い出した様に求めて
    漸く読み終えましたが、熟読とはならず、上滑りの通読となってしまいましたが、空海の壮大な生涯を密教の伝来等々、よくも調査できたものだと著者の情熱•執念に驚き尊敬します。
    子供の頃、お大師さん(オダイッサン)として耳にして来た弘法大師•空海の姿が自分の中に現れて来ました。昨年高野山•比叡山•東寺と興福寺を駆け足ながら訪問して来た風景を思い浮かべながら読み終えました。

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    2026年06月20日
  • 検事の死命

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    痴漢事件を否認し続ける被疑者は果たして冤罪か偽証か。連続短編集

    佐方シリーズ3巻。熱い!佐方父の過去が明かされる巻。さらに微罪のはずの痴漢事件は検察組織を分断する死命をかけた戦いへ。手に汗握る!信じてくれてありがとうが沁みるよ。佐方は最高に格好いい

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    2026年06月20日
  • 人間失格

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    自己批判を繰り返す男が、心中や自殺を図る話

    葉蔵は執拗に自身を責め続け自殺する。自責が見事で呆気に取られるほどだ。だが死ねず答えは出ない。で、あなたはどうなの?と毎度問うてくる。やはり答えは出ず仕方なく私は1日生きる。死の底から生を投げつけてくる本

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    2026年06月20日
  • ファイア・ドーム 上

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    辻村深月先生はやっぱり最高です!
    心理描写がものすごく上手なので、読んでいて登場人物の気持ちに乗り移られるようで、ドキドキするし、苦しくて気持ちが悪くなる。上巻、ここで終わるの~というところで終わったので、下巻に続きます。

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    2026年06月20日
  • 永遠についての証明

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    親友の遺した数学理論の証明を試みる話

    ヤバい!良すぎる!!妬みとプライド、後悔と希望。すべてが絶妙。証明と共に生き方も浮き彫りになる。苦しさとともにくる清々しさが本当に最高。これがデビュー作って絶句。岩井さんの文章は優しいな。読むしかない

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    2026年06月20日
  • 777 トリプルセブン

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    最高でした!
    今年から読書にハマり伊坂さんの作品中心に読んでる中でマリアビートルが一番好きだからむちゃくちゃ楽しみにしてたトリプルセブンの文庫化!火曜日即買って読んでたけど本当面白すぎた!
    てか七尾くんが本当好きなんだよな!
    伊坂さんの作品面白いけどその中でもマリアビートルとトリプルセブンは自分の中ではトップ!
    本当面白かった!!

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    2026年06月20日
  • 星の王子さま

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    大切なものは目に見えないということを思い出させてくれた。純粋な気持ちがギュッと詰まって、琴線に触れた。

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    2026年06月20日