作品一覧

  • 虚弱に生きる
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    病気じゃないけど、体力がない。労働する元気も恋愛する元気もない――。 SNSで「虚弱エッセイ」が話題沸騰の著者による 「虚弱体質」のリアルをつづる、新世代のサバイバル・エッセイ! ・21歳で身体にガタがきた ・仕事がないからじゃなくて、体力がないからお金がない ・眼鏡をかけたら不眠症が治った ・世界の中心が膝になった ・そもそも本当に虚弱なのか ・面前DVと場面緘黙症 ・愛よりも健康が欲しい ・生理のない女になりたい ・ずっとスタートラインを目指している ほか
  • シティガール未満
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    「思い描いた大人」になれなかった全てのひとへ。 ●本書の内容 早くこんなところを抜け出して、 誰も私を知らない場所に行きたい。 そう思って18歳で上京した。 魔法みたいに東京がすべてを解決してくれる気がしていた。 高層ビルも人混みもいつしか日常風景となり、 待ち合わせ場所が東京の固有名詞というだけで光って見えた日々も過ぎ去った。 思い描いていたよりは輝けていない自分が、ここにいる。 東京には東京の残酷さがあって、 けれど、東京には東京の優しさがあることも知った。 平成の終わりから令和、そしてコロナ禍の東京。 その様々な街で、起こったこと、考えたこと、思い出したことが、 都心の路線図のごとく複雑に絡み合っていく。 これはそんな私の個人的な記録だが、 きっと見知らぬあなたの記憶とも、どこかで交差するだろう。 「言葉にしてくれて、発信してくれて、ありがとう」 「泣いちゃうけど、何度も聴きたくなる歌みたい」 「上滑ったイメージでなく、地に足のついた東京」 刊行前から共感の声続々、 「絶対に終電を逃さない女」待望のデビューエッセイ! ●「シティガール未満」とは? “東京で暮らしていて、ファッションやカルチャーが好きだけど、GINZAやPOPEYEに載っているようなキラキラした人にはなれていない。オシャレだねと言ってもらえることはあっても、スナップに載ったことはないし、オシャレなお店に入るのも苦手だし、部屋も散らかっているし、お金もない。かといって無理に雑誌やインフルエンサーの真似事をするのはダサいし、他の誰かになりたいわけでもない。そんな漠然としたコンプレックスと曖昧なニュアンスを込めてこのタイトルを付けた。”(本文より) ●本書の目次 1 渋谷西村フルーツパーラー 2 新宿の相席居酒屋とディスクユニオン 3 池袋 ロサ会館のゲームセンター 4 早稲田のオリーブ少女 5 奥渋のサイゼリヤ 6 沼袋の純喫茶ザオー 7 歌舞伎町のサブカルキャバ嬢 8 東中野 誕生日の珈琲館 9 道玄坂 やまがたと麗卿 10 渋谷PARCOとオルガン坂 11 新宿伊勢丹の化粧品フロア 12 日暮里のドラッグストア 13 若松町の階上喫茶 14 渋谷スクランブル交差点 15 国立 白十字のスペシャルショートケーキ 16 四谷三丁目のモスバーガー 17 高円寺 純情商店街 18 上野 TOHOシネマズと古城 19 御茶ノ水 神田川の桜 20 東銀座の喫茶YOUと八王子 21 下北沢の居酒屋と古着屋 22 代々木八幡のマンション 23 中野 東京の故郷 24 中目黒の美容室 25 原宿 TOGAの靴 ■装画・挿絵=牛久保雅美

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ユーザーレビュー

  • 虚弱に生きる

    Posted by ブクログ

    絶対に終電を逃さない女さん(以下、終電さん)の『虚弱に生きる』を読んだ。

    「虚弱エッセイ」という、今までにないジャンルのエッセイである。

    いや、まったくなかったわけではないのかもしれない。私はいろんな人のエッセイをちょこちょこ読むが、中年以上の文筆家の人などは、一冊のなかに何度かは体調不良に関するエピソードが出てくる。

    ただそれはあくまで、デフォルトで平均的な健康さを有している人が、時たま自分の身に起こる体調不良を綴っている、という文脈だ。

    終電さんのように、デフォルトで「虚弱」が搭載されてしまっている人が、日々のあれこれをどう乗りこなしているのか、というのとは確実に文脈が異なって

    0
    2025年11月24日
  • 虚弱に生きる

    Posted by ブクログ

    私もかなりの虚弱体質&体力がない&毎日体調を崩している、永遠にスタートラインを目指している人間なので非常に共感しながら読みました。
    元気がないからそもそも生きることや仕事のハードルが高すぎて、毎日がサバイバルなの、わかります…。

    0
    2025年11月17日
  • 虚弱に生きる

    Posted by ブクログ

    虚弱対談がSNSで流れてきた時に、共感を覚えすぎていたので、書籍化されるのを知って刊行を楽しみにしていた
    奇しくも久々の通勤でもらってきたインフルエンザで床に伏せている時に読んだため、作者の様々な不調に対して、より親近感を感じることができた(動きたいのに動けない、可処分時間が少ない など…)
    作者は虚弱さとの戦いの結果、バリバリ働くことなどに対して折り合いをつけ、目指したい姿や優先すべきことを自分で決めようとしているように感じる
    SNSや実社会などにおいては、体力があり、家庭を持っており、社交的で…などの姿が良いものとされるように感じてしまうが、そうしたくてもできない人に優しく寄り添うエッセイ

    0
    2025年11月09日
  • 虚弱に生きる

    Posted by ブクログ

    著者の「虚弱」と「健康」という二つのテーマをとことん深掘りしたエッセイ集。
    私自身も「虚弱」を自覚しており生きづらくて仕方がないのだが、たまたま男性の体で生まれてきたため、身体面での虚弱さは著者よりは多少マシなのかもしれない。もし女性の体に生まれてきていたら、著者の抱える生きづらさや経験を、より深く身をもってなぞるように生きていただろうな…と思う。
    梅崎春生「怠惰の美徳」、pha「パーティーが終わって、中年が始まる」といった著作を好んで読んできたことも重なり、すごく共感できる内容だった。

    一方で、以下の健康ルーティンに関する記述などからは、同じようなことをしているのに、ストイックな性格の著者

    0
    2025年11月05日
  • シティガール未満

    Posted by ブクログ

    Twitterでフォローしていて元々好きだったので購入。
    読んで見ると感性が似てて全てが突き刺さる。

    歳も一つ違い、地方出身で東京への強い憧れ。
    中でも「代々木八幡のマンション」は本当に自分が思ってることと一緒で読んでて気持ちが昂った。
    東京の人混みの安心感や、他人に干渉してこないことが田舎と違い心地いいのはすごく共感。

    また、晴れの日よりも曇りや雨が好きなのも一緒でわかるわかると思いながら読んでた。

    エッセイの続きがあるのであればすごく読みたい!!

    0
    2024年03月09日

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