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病気じゃないけど、体力がない。労働する元気も恋愛する元気もない――。 SNSで「虚弱エッセイ」が話題沸騰の著者による 「虚弱体質」のリアルをつづる、新世代のサバイバル・エッセイ! ・21歳で身体にガタがきた ・仕事がないからじゃなくて、体力がないからお金がない ・眼鏡をかけたら不眠症が治った ・世界の中心が膝になった ・そもそも本当に虚弱なのか ・面前DVと場面緘黙症 ・愛よりも健康が欲しい ・生理のない女になりたい ・ずっとスタートラインを目指している ほか
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Posted by ブクログ
わかる。何となく常にだるい、常に具合悪い。健康であることが幸せなの、本当にわかる。わかるよ~わかるよ~とサクサク読んでしまった。 様々な手法を試しててえらいなと思う。私もラジオ体操、始めようかな
面白かった。心にグッときた。 こんなに体力がなくて、あちこち痛くて、でも原因不明で、ひとりで生きてる人っているんだ(しかも若い)と衝撃を受けた。 しかし、自身の不調への向き合い方が本当に実直で、だからこそ本当に心に刺さるというか、頭が下がるような気持ちになった。 著書の中で、自身へ向けられる心無い意...続きを読む見(学歴やこの病気ではないか?などの推測)をひとつひとつ丁寧に検証し潰していき、自分の体と向き合って、より良い(健康)な肉体を手にいれるために、さまざまなことを実践し続ける姿勢が本当に感服する。なんというか、こんなに色々なことが不自由なのに、変に拗れていないというか捻くれていないというか、実際のご本人はどうかはわからないが、少なくとも著書やインタビュー記事などを読む限りでは、誠実さが伝わってくる。 自分以外の虚弱な人たちへの気遣いなどからも著者の優しさが伝わってくるし、誠実に正直に書かれているエッセイだなと思った。だからこそとても良い本だと思う。 私自身は年齢とコロナ禍によって心身を壊して、今も現在進行形でいまいちを引きずってるけど、背筋が伸びるような気持ちでこの本を読んだ。 自身の虚弱に屈せず、他者をひがまず(羨んではいるけど)、読んでいて身が引き締まるエッセイだった。 この本はかなり売れていて、著者の生活にもだいぶ変化が出てきているようなので、その辺のことをまた1冊本でも書いて読んでみたい。
虚弱でありながらもなんとか生活していくために試行錯誤をした経験を綴ったエッセイ。 体力お化けでなければ、何かしら参考になる部分はあるような気はする。 自分と比べてみて「そこは私の方が動ける」と思ったり「週一くらいで人と会う体力あるんだ」とびっくりしたり。体力や気力の分布も人それぞれだなぁと感じた。 ...続きを読む 20歳前まではそこそこ動けていたようで、子供の頃の環境が成人後に及ぼす影響の大きさに考えさせられる(それだけが原因ではないかもしれないけど)
握力の数値とか数々の数値で見ると、そこまでではないが、私もクラス、学年で体力がビリの方で、体育を呪っている側なのでとても共感ができるような気がしている。 筋トレなどをしてもなかなか数値の上がらない著者の場合にこういうこともあるのかと思ったりした。だが、確かに努力している。 三十を越えてからでも更...続きを読むに健康に近づいてくれることを願ってやまない。
副題かと思っていたら、ペンネームだった。 そんな「絶対に終電を逃さない女」さんの病弱エッセイだが、想像の数倍不調な日々が記されていて驚いた。 自分も持病の関係で早くから不調が頻発しているので、共感する点が多かった。 だが、筆者の健康への貪欲さは並ではなく、虚弱と向き合い、付き合って行く術を模索す...続きを読むる姿は見習わないといけないと感じた。 あと、読んでいて心因性の不調の多さに、こちらまでがっくりきた。つくづくストレスは万病の元すぎる。
本当はこんなふうに、「この年齢ならこんな感じのはず」というイメージから外れた人生を生きている人が、たくさんいるんだろうな。
私は20代の頃から疲れやすく、少しでも無理をするとすぐに心身に不調をきたす。人並みに頑張れない、人並みに働けないというコンプレックスは常に抱えていた。だがこの本を読んで、上には上がいるのだと驚嘆した。この方の「虚弱」ぶりは私の想像を絶する。こんなにも大変な思いをして毎日を過ごしている方がいるのかと、...続きを読む涙が出た。読んでいたら、心なしか体調が悪くなってくるような気がしたほどだ。 現状のところ、彼女の「症状」に具体的な病名はついていない。障害者手帳は持っているそうだが、障害年金は受け取ることができないそうだ。親との関係は、身体中にできたイボの治療費を出してもらえる程度には良いが、幼少期に場面緘黙症を訴えても取り合ってもらえず暗い青春時代を送る要因になった程度には悪い。体力がなく仕事が受けられないため、年収100万にも満たない収入で細々と公営住宅に暮らす。専業作家として食えているのではなく、「書かなければ生きていけない生き物」と自身を形容する。当然、将来の見通しは暗い。 本人曰く二十代後半を健康に捧げてきたが、多大な時間とコストをかけて健康維持に取り組んでも、常人と同じスタートラインにも立てないやるせなさ。あまりに救いのない事実の羅列が続き、気持ちが鬱々としてくるが、決して悲観してばかりというわけでもない。自身の身体をある程度コントロールできるようになったことで、窓から差し込む日の光を見て幸せだと感じることができるようになったという記述には心を打たれた。 本書をただ「大変だなぁ」、「自分より大変な人もいるんだ」で終わらせるべきではない。たとえば「体育の呪い」の章は非常に示唆に富んでいる。以前こちらでも「体育がきらい」という本を取り上げたが、体育が苦手な人が、大きなハンデを負ってしまう問題がここにある。 運動音痴にとって「恥晒し大会」でしかない運動会。学校で友達や教師にバカにされることは日常茶飯事だったが、著者の場合は、運動会を見にきた祖父母にまで執拗に揶揄われ深く傷ついたことから、ますます運動から遠ざかっていく。 体育教育の構造の問題や、デリカシーのない言葉がきっかけで、幼少期に体育嫌い→運動嫌いになった子どもが、筋力や体力が不足したまま大人になり、最終的には「体力をつけるための体力がない」状態に堕とされてしまう。子どもの頃にちゃんと運動ができていれば、今こんなに苦労しないで済んでいるんじゃないかという、体育への恨みは消せない。 また、彼女のような「名前のつかない不調」を抱えた人々が社会から弾かれてしまっている現状も大いに問題だ。「体力がないと時間がない」のだということは、元気な人にはあまりピンとこないが、非常に重要なことだ。私もこうして言語化されているのを見て初めて気がついた。 体力がない人は、普通に暮らせる健康を維持するだけでも大量の時間とコストがかかり、だから働けないし、本を読んで勉強したり知識をインプットすることすらままならない。時間がないから、仕事があっても受けられない。フリーランスにまったく向いていないのに、フリーランスとして生きていくしか選択肢がない。 彼女は生きることを諦めないでいてくれて本当によかったと思う。しかし、終章に彼女自身も書いているように、彼女がしているような涙ぐましい努力は、すべての「虚弱」の人々ができるものではないし、やるべきと押し付けるべきものでもない。 体力や精神力には大きな個人差があり、努力ができること自体が先天的な才能=ギフトなのだとつくづく感じさせられた。体力がなくて頑張れない人や、もっと言うと性格の問題で努力が苦手な人でも、もう少し気楽にのんべんだらりと生きていけるような包容力のある社会だったらいいなと思うが、難しいんだろうか。 努力ができる才能を持った人が、自身が積み上げてきた努力に対する対価を手放さない限りは、なかなか難しいんだろうと思う。格差は開く一方なので、少しばかりは自分の得たアドバンテージを弱者に分配してくれてもと思うが、頑張ってきた自負のある人には、それがギフトだと感じることが難しいんだろう。私も、体力がない人は可哀想だと思うが、怠け癖があって頑張らない人は自業自得だと思ってしまうもんな。
この年になって、健康と体力ってほんと大事なんだなと痛感。冷静で客観的な著者の眼差しから、体力という観点から物事を見直すことができる。にしても著者さんほんとすごい。ご本人必要に迫られての結果とおっしゃりそうだけど、ここまで徹底的に突き詰めるのもなかなかできることじゃない。中年以降で体を壊すのは体力を前...続きを読む借りしてるだけという考えもとっても同意。ほんとみんな、からだ大事に生きましょう
体育の呪いの章を大いに頷きながら読んだ。 しかし、私は著者と反対だった。私は動体視力と反射神経が恐ろしく悪く、パワーゴリ押しだったのだ。 正反対にも関わらず、体育に対する感情がここまで一致するものかと驚いた。 私も大人になってから、自転車や山登りなど、自分の特性に合った運動を楽しめるようになったが、...続きを読むいまだに体育は呪っている。
ベルソムラってそんな副作用あるのか、と知った。あと自分コントロールしてる感覚は大事だよね。自炊がそれに入るのか、となんか納得。夜間低血糖ってなんだろう?場面緘黙のことも初めて知った。話したいのに話せない苦しみ。ASDの社会的イマジネーション。シスジェンダー、ルッキズム。 ここまで虚弱だと大変だけど、...続きを読む「あの大学の文学部なんて虚弱でも卒業できる」に先輩である私も、とっても共感。 おもしろかった。
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