小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
長いこと仕事をしていると、この人の言ってること、わかりやすい!と思う人に出会うことがある。反対に、主語もなく何をいいたいのかわかりにくい人も。
この本は、相手にわかりやすい伝わりやすい文章を書くために役立つチップス満載のお仕事小説。
駅でアルバイトしていた咲良は、ダイヤ乱れのトラブル時にさっそうと現れた女性に心奪われる。正確には彼女が書いた文章に。
そこから彼女の職場に転職し、テクニカルライターとしての道を歩み始める。
どう構成すれば読み手に伝わるか。どういう言葉を使えば誤解なく正しく伝わるか。
特にそういう仕事をしていない人でも、ちょっとしたときにでも役立ちそうなノウハウが読み取れるのでぜ -
Posted by ブクログ
ネタバレ小説は読むだけでいい。
この宇宙のものはみんな集まっている。人も同じ。
だから、自分の内側を増やすために読むだけでいい。
そう言われるともう、そうなんだとしか言えない。
でも、とか、だって、とか、そんなことは言えない。
宇宙のものはみんなそうなっているんだから。
本の読み方を書いた本はたくさんある。
けれど、理屈とか感情とかそういうことではなく、宇宙の営みとしてこんなに壮大なスケールで描かれるともう納得するしかない。
まさか妖精が出てきたり、現実世界とはかけ離れた妖精の世界に行ったりすることになるとは思わなくて驚いたけれど、時を遡ってからもずっと内海集司のために答えを探し続けていた外崎と内 -
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実は私も、言葉を理解するのは人間だけ、それが他の動物との違いだと思っていた。
この本を読むまでは…。
まさか身近にいるシジュウカラという鳥にこんな言語能力があったなんて!と驚きの連続だった。
「動物言語学」という新たな学問を作り出し、世界に発信している著者。
彼の研究人生がどのように始まったか、具体的な実験手法、学会での出来事などが可愛いイラストと共に書かれた本。
素人にも分かりやすくかつ面白く書かれており、読んできて飽きなかった。
研究者というのがいかに柔軟な発想と好奇心を持ち合わせているのか、そして地道な取り組みをこつこつ続けているのかということをひしひしと感じた。
世界はまだまだ知ら -
Posted by ブクログ
文句無しに面白い!
いつもの奇蹟探偵シリーズではないんだな、と思いながらも、新しいタイプの推理にあっという間に引き込まれました。主人公のツッコミも最高にユーモラスで、探偵と主人公の掛け合いに思わず笑ってしまいます。
そして途中で、え?あの探偵に間違いなんてあるの?と思っていたら、ラスト…!
伏線回収お見事です!なにより全く新しいタイプの推理がとても面白く、理解しようと何度もページを行ったり来たり、同じページをずっと考えながら睨んでいたり…勉強になりました!
天才の頭の中を記号で表すとあんな感じなのでしょうか。
この作家さんの新作がますます楽しみです! -
Posted by ブクログ
町田そのこさん著「蛍たちの祈り」
著者の代表作「52ヘルツのクジラたち」を彷彿させるような作品。
同様の重さや人間模様が描かれているのだが本作の方が個人的には「52ヘルツ」よりも好みだった。
今作品は連作短編集っぽく描かれているものの1本の長編と誰もが感じるであろう作品。この一冊を通して読んでみれば、そのクオリティの高さが本当に素晴らしかった。
著者の力量と文才と感じる。
この作品のキーである「蛍」。
蛍が蛍である期間は蝉のそれと同様でとても短いものだが、その短さがより幻想的な生命の光として印象的に感じられる。
著者は人の命とその蛍の光を対比させながら、時に残酷に、時に希望を含ませ、時に -
Posted by ブクログ
最後まで息をつかせぬ展開で、まさにタイトルの通り「瞬きすら許さない」ほど没頭できるミステリーでした。物語を彩る、確率を重んじるロックと、非常に人間味あふれる直感を信じるキャットという対照的な二人の関係性がとても興味深い。一見噛み合わないように見えて、実は互いの足りない部分を完璧に補い合っている様子に、読み進めるほどに温かい気持ちになりました。
本国ではすでにシリーズ3巻まで刊行されているとのことですが、残念ながら日本語版はまだ1巻のみ。ロックが今後どのような変化を遂げ、二人のコンビネーションがどう変化していくのか、気になって仕方がありません。
続きが待てなくて、ついに「英語で読むかな」という思 -
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