ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 水を縫う

    Posted by ブクログ

    裁縫好きの男子高校生が、姉のウェディングドレスを仕立てる話。

    表紙で青春ものと思っていたら違った。関西弁が心地よい。服飾の世界と3世代の描写がとても自然ですごくよかった。寺地さんはおばあちゃん描写が上手。全と清澄のドレスが見てみたい

    0
    2026年05月10日
  • 屍人荘の殺人

    Posted by ブクログ

    設定を知った瞬間がクライマックス?解説の有栖川さんと同じく、本格ミステリ好きの私もまたそう思ってましたごめんなさい。…ともあれ本格とか設定諸々さておき驚異的に読みやすい文章、デビュー作?嘘でしょ?な本です。騙されて読みましょう華麗な密室です

    0
    2026年05月10日
  • 謎の香りはパン屋から2

    Posted by ブクログ

    1作目が面白かったため2作目も購入させていただきました。
    2作目も大きな構成は変わらず、章ごとに完結する短編ミステリーとなっておりスキマ時間にでも読みやすい内容でよかったです。

    ミステリー要素だけでなく、大学2年生となった主人公の所々で描かれる先輩としての成長した姿や、親しくなった周りとのやりとりが読んでいて心温まりました。

    個人的なイチオシは第2章「祝福のデニッシュ」です!

    0
    2026年05月10日
  • 同じ星の下に

    Posted by ブクログ

    いきなり誘拐の場面から始まるので、先が気になって一気に読んでしまった。

    沙耶の目線と警察官の進藤の目線が交互に展開されるが、進藤目線の時は沙耶の両親に嫌悪感が酷くなっていくし、沙耶の目線ではつかの間の幸せでも続いて欲しいと思いながら読んだ。
    何故誘拐されたのかが焦点だったと思うが、それより沙耶の環境がどうなるのかが気になって仕方なかった。

    最後いきなり月日が経つので、呆気ない終わりにも感じたが、このやり方しか無かったのかなと虚無感も感じた。
    ただ、間違いなく読んで良かったと思える作品だった。

    0
    2026年05月10日
  • すべて真夜中の恋人たち

    Posted by ブクログ

    4.8/5.0

    孤独や痛み、寂しさ、そして愛おしさや幸福がここまで眼前に迫ってくるような小説があるのか、と衝撃を受けた。

    0
    2026年05月10日
  • トラックドライバーにも言わせて(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    だれもが一度は読むべきと思う本当に素晴らしい本でした。わたしは自分自身を「職業による偏見は持っていない人間である」と信じていましたが、誠に恥ずかしながら、路上駐車してハンドルに足を上げて休んでいるトラックの運転手さんを「サボっているんだ」と認識してしまうことがありました。本著を読みこれが全くの誤解であり、そんな簡単には片付けられない、日本の物流や雇用に潜む根深すぎる問題が顕在化しただけであることを知りました。日本で年間運ばれる宅配便個数は2018年時点で43億701万個。そのうちトラック運送は約98.9%だそう(2024年度:約50.3億個)で、10年連続で最多を更新し続けているようです。それ

    0
    2026年05月10日
  • シラノ・ド・ベルジュラック

    Posted by ブクログ

    自己愛の極致のようなシラノは、たったひとり、舞台の上で人生を演じている―。

    この本をひとことで表せと言うのなら、私はこう表します。

    この本が戯曲だということもありますが、セリフ回しがみな陶酔的で、すぐに世界観に酔いしれてしまいそうな魅力を持っています。

    もし何かに没頭したいと思える時が来たら、再読しよう。

    0
    2026年05月10日
  • 暁星

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    止まらなくて、眠れないまま夜中3時に読み終えた作品。
    フィクションである「暁闇」と、ノンフィクションとして描かれる「金星」。最初は名前が違う意味もよく分からなかったけれど、読み終えてから「ああ、そういうことか」と気づき、宗教2世の苦しさや複雑さが強く残った。

    読後すぐよりも、時間が経ってからじわじわと「すごい作品だった」と実感している。
    “すべてはフィクション”という言葉も、星子を守るため、愛しているからこその手記だったのだとしたら、本当に鳥肌が立つ。
    まだ完全には理解しきれていない気もするけれど、だからこそもう一度「暁闇」を読み返したくなる作品だった。

    0
    2026年05月10日
  • 椿姫

    Posted by ブクログ

    オペラを観たので、原作も読んでみようと思い立ちました。

    娼婦という職業は、一般的に艶やかな欲望の果て、だらしない低俗なものとして描かれるようなイメージがあります。

    読んでみたら、娼婦なのに気高い女と、ヘタレの極致の青年が世の中に翻弄されている愛の物語という印象が、ヴェルディオペラ版よりも強く感じました。

    あまりにも好きすぎて卒論のテーマにも取り上げましたし、今なお繰り返し読んでいます。
    もちろん、ヴェルディオペラ版を聴きながら。

    0
    2026年05月10日
  • デクリネゾン

    Posted by ブクログ

    ひかり
    志絵
    理子
    吾郎
    蒼葉
    吉岡龍二
    太田
    天野
    若槻
    和香
    岡本
    直人
    リツコ
    行哉
    裕斗
    持田
    根津

    中津川
    三木田
    ユキ
    山根
    牧野
    笠田
    相原
    吉田
    真島先生
    滝岡
    麦田
    松下
    中田
    枠山
    梨花
    張本
    中山
    秋川
    蒔田有人

    0
    2026年05月10日
  • 汝、星のごとく

    Posted by ブクログ

    しんどいけど、強く心に残る物語だった。

    櫂と暁海は、お互いを大切に思い合っているのに、家族や環境、周囲の事情に振り回され続けていて、読んでいて何度も苦しくなった。
    本当ならもっと自由に自分たちの人生を選べたはずなのに、背負わなくていいものまで背負ってしまう二人が痛々しかった。

    でも同時に、人生は正しさだけでは割り切れないし、家族だから切れない関係や、愛しているからこそ離れられない弱さもあるのだと思った。

    読後に残ったのは、ただ悲しいというより、
    変えられないものを抱えながら、それでもどう生きるか
    という問いだった。

    周囲や環境に振り回されることはある。
    過去も、家族も、起きてしまったこ

    0
    2026年05月10日
  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ろくに事前情報を得ていなかったので、「家族のために尽くしてきた女性だが、実は家族はそれぞれ後ろ暗いものを抱えており、それに気づいた女性が家族から離れて自由になる」……そんな物語を予想していた。
    が、蓋を開けてみると、まったくの正反対。悪意なき支配で家族を縛り、しかもそれを正当だと信じて疑わない愚かな女性と、そんな彼女に反抗できず、自らの自由を勝ち取る心意気も無い情けない夫の話だった。

    強い思い込みを持ち、自己満足で行動し、挙句に己の過ちや不都合なことから目を背け続けるジョーン。何となく身内を思い浮かべると同時に、自分自身にもジョーンの片鱗があったのではないか?とも考え、これまでの内省とは比べ

    0
    2026年05月10日
  • 星を編む

    Posted by ブクログ

    しんどいけど、救われた。

    『汝、星のごとく』の物語を、別の視点からもう一度深く受け止めるような作品だった。
    櫂も暁海も北原先生も、自分自身の問題だけでなく、家族や周囲の人間関係に振り回されながら生きていた。特に若い頃の人生は、傍から見てもかなりしんどい。

    それでも最後には、それぞれが起こってしまったことや変えられない事実を抱えながら、自分の人生を歩いていた。そこに救いを感じた。

    一番印象に残ったのは櫂の母親との関係。
    優しさゆえに突き放せない櫂を見て、もっと自分の人生を生きてほしかったと思った。優しさは尊いけれど、自分の人生を削ってまで誰かを抱え続けることが本当にいいことなのか、考えさせ

    0
    2026年05月10日
  • カフネ

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ小説で最上位層の作品。

    世界観、読後感がとても良かった本です。

    本屋大賞になると予想して、見事に取った作品。

    ぜひお勧めしたい。

    0
    2026年05月10日
  • アジア発酵紀行

    Posted by ブクログ

    ヒラクさんと一緒にアジアを旅したような、旅先で出会った人たちや菌や麹たちとこちらも友達になったような気分の一冊でした。
    アジアとインドの境目に滋賀県みたいなマニプルがあって、日本人みたいな人たちがいるのも不思議だし面白い。現地のお酒飲んでみたい。

    人類は皆兄弟だし、菌類も皆兄弟なのかも。

    0
    2026年05月10日
  • 斜め45度の処世術

    Posted by ブクログ

    上手い小説家は話もエッセイも上手くて全章頷きながら読んでいました。ますます小川哲さんが好きになります。

    悩んだりイライラしたらこの本を読み直そうと思います。

    0
    2026年05月10日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    殺人鬼が逮捕される。

    物語はそこから始まる。
    その後、あまりにもグロテスクな殺人の描写に目を覆いたくなる。
    あまりにも身勝手な犯人の心理描写に目が離せなくなる。
    事件の周囲の人たちの心理と行動にハラハラした。

    そして、ラストを読んで本をおいた時、私の頭の中で見ていた世界が一気に否定されたようで、驚いてしまった。

    もちろん2度読みしました。

    0
    2026年05月10日
  • 虹の翼

    Posted by ブクログ

    リアルとは実に厳しいものである。
    フィクションであればこうした展開には、けしてならないだろうという流れになった。
    徹底的資料に基づいて史実に忠実に書いていこうとする吉村昭氏のスタイルがふんだんなく発揮されている作品である。
    主人公の二宮忠八は、こうした小説には珍しいほどの非の打ち所のない性格である。
    しかしそれは、あまりにダメな兄によって築かれたところも大きい。
    ネタバレにならないように注意しながら書くが、どんなに優れた才能と情熱があったとしても、それが簡単に理解されるわけではなく、国として持つ時代背景が制限された場合、その実現は難しいというおよそ小説にはないパターンの展開となった。
    もっと飛

    0
    2026年05月10日
  • 禁忌の子

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃおもしろかった〜!
    山口未桜さんは現役のお医者さまなのですね。
    医学がどんどん進歩している今、人間にもクローンみたいなの現れちゃう可能性とか…あるんだろうか…ちょっと怖いな。
    最後の方は読む手が止まりませんでした。切ないけど、いろんな人の愛を感じる結末だし、考えさせられました。

    0
    2026年05月10日
  • 殺し屋の営業術

    Posted by ブクログ

    こんなにも美しくて鮮やかなミステリー、久しぶりに読んだような気がしました。
    物語もスムーズで無駄が一切なく、本当に美しい。
    読後感も好きです!

    0
    2026年05月10日