感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2021年03月10日
一見子供向けの作品だが、勧められて読んでみたところ、大人が呼んでも十分楽しめる作品だった。
子供達も読んでいるので、少しでも学校生活に生かしてくれたら。
Posted by ブクログ 2018年06月09日
教室でちょっと居心地が悪いこどもたちが出てきますが、そういう子のなかなか言葉にできない気持ちをうまく代弁してくれた気がします。
そんな子たちがいっしょにがんばっていこうとするのはありえなそうだけど爽快感がありました。
Posted by ブクログ 2019年02月03日
火星は「マーズ」と呼ばれていて、ローマ神話の神マルスから名付けられた。赤く見えることから、戦火や血を連想した戦いの神の名をつけられたのだ。けれど、実際の火星は地表に酸化鉄が大量に含まれていて赤さびのような状態。石ころだらけの砂漠なのに、平均気温はマイナス55度、季節によっていはマイナス130度になる...続きを読む寒い惑星なのだ。
そんな見た目のイメージと実際が違う火星が、今年、地球に大接近するという。
水谷かえでは、頭はいいけど、人の気持ちがわからない、空気が読めないと言われる女の子。でも、他人と仲良くしたくないわけではない。友達になって、普通に人の輪に入りたい。
同じく空気読めない倉沢湊くんは、かえでとは幼稚園からの仲良し。湊は頭は良くないけど、いつも明るく、表裏がない。他の人も、湊に癒されるし、好かれている。
和樹はすぐキレてしまう。他の人からみたらささいな事で怒り、暴れたり、物にあたってしまう。本当はこんな乱暴な自分が嫌いだけど、どうすることもできない。大好きなお母さんに迷惑はかけたくないのに、学校に呼び出しとかされてしまう。
学校カウンセラーの真鍋先生は、困った子なんていない、困っている子がいるのだ。その困ったことも自分の一部だから、それを受け入れて、見方を変えよう。どうすればいいか考えようと言ってくれる。
他人から見られている自分と、本当の自分にズレがある。それは火星のように。
そんなふうな子は火星人。
いろんなタイプの子だ登場する。自分と同じだと感じたり、クラスに似た子がいたら、その子の気持ちを少し理解できるかもしれない。見方を変えてポジティブに一歩進んで行く姿がいい。