【感想・ネタバレ】渇愛 ~頂き女子りりちゃん~のレビュー

あらすじ

「頂き女子」に迫った衝撃ノンフィクション!

複数の男性から総額約1億5千万円を騙し取った上、そのマニュアルを販売し逮捕された「頂き女子りりちゃん」に迫った本作に大絶賛の声続々!

◎町田そのこさん
彼女が奪う側に戻らない道を考える。読んでいるときも、読み終えたいまも。

◎橘玲さん
すべてウソで塗り固められた詐欺師
家族や社会から傷つけられた犠牲者
彼女はいったい何者なのか?


―選考委員激賞!第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作―

◎酒井順子さん
りりちゃんの孤独、そして騙された男性の孤独に迫るうちに、著者もりりちゃんに惹かれて行く様子がスリリング。都会の孤独や過剰な推し活、犯罪が持つ吸引力など、現代ならではの問題がテーマが浮かび上がって来る。
◎森健さん
今日的なテーマと高い熱量。とくに拘置所のある名古屋に部屋を借りてまで被告人への面会取材を重ねる熱量は異様。作品としての力がある。
◎河合香織さん
書き手の冷静な視点とパッションの両者がある。渡邊被告がなぜ“りりちゃん”になったかに迫るうちに著者自身もまた、“りりちゃん”という沼に陥り、客観的な視点を失っていく心の軌跡が描かれているのが興味深い。

(底本2025年7月発売作品)

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Posted by ブクログ

私にしては珍しく!一気に読んじゃった!
なんと2日!
…と思ったら日付変わってるから3日間で!!
私にしては早くない?!
読むの早くなったのかな!

りりちゃん、逮捕のニュースで存在を知った。
あとは中田あっちゃんの動画。

ニンゲンハフクザツカイキダネ

タルヲシル

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

りりちゃん、かわいいりりちゃん。
YouTubeを全部見ていて、有料noteも読んだ。
パワーがあって、失うことを恐れず狂える女の子が本当に好きで、憧れで、りりちゃん、刑務所、そこは狭い。

女の子に優しくされたら困ってしまう感覚
本当にわかってしまって苦しかった。
彼女は被害者でも良いのではないか、思ってしまう。
どうにか幸せになって欲しい。許されて欲しい。

人間、寂しいと外にばっかり居場所を求めてしまう
大丈夫じゃなくても、大丈夫だし、
大丈夫になったとしても、大丈夫なんだよ、
と伝えたい。
そのままで愛されても大丈夫なんだと。
気持ち悪いかもしれないけど、それくらい感情移入をしてしまった。
最後の方はきっと冬で、
もう寒くなければいいなと思う。

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2026年07月03日

Posted by ブクログ

なかなか感想が書けなかった。消化不良というわけではないけど、表現が思考がまとまらないというか。それくらい衝撃的な作品だった。

「親ガチャ」という言葉。これを使う人間がどれくらいの意味、重みを持たせているかわからないけれど、玩具のガチャよりも可能性を定量化することは非現実的で。でも、確かに組み合わせの運みたいなものはあるとも思えて。
翻って親からすれば「子ガチャ」だってあるし、その親だって親ガチャを経験しているわけだから、その言葉で本気で良し悪しを表現してはいけないと感じた。

じゃあ祖父母の代から伝わる、時にありがたく時に忌まわしい運命というのか、自身を意味付けていく経験やそこから受ける感情とは何なのだろうか。

子に焦点を当てれば親に頼れない時、それも経済的とか関係性とか望まずに獲得してしまった状況において、何に縋ってどうなっていくことが「あるべき」なのか。
親に焦点を当てれば、親らしくなれない時、それは更に親から与えられた状況を恨みながら、反面教師的に振る舞うことも出来ない人間は、ただ「親なのに」と否定されるしかないのだろうか。

多様性という表現では整理がつかない事件。りりちゃんの被害を受けた方はとても辛く苦しい思いをしていることは間違いない。
というか苦しい人しか登場していない気がする。
ーー

京アニ事件の「自分は「底辺の人間」です」を読んだ時より響くものがあった。

こういう本を読みたくなる自分は傲慢なのでは、という疑念も生まれた。

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2026年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホストにはまる女の子、ホストの仕事、被害者を騙した手口、頂き女子のマニュアルの内容など興味深く読んだ。被害弁済プロジェクトが解散してしまった理由を読んで、まさに渇愛だと思った。

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

私は自分が理解できない事件が起こった時、その本を読むことにしています。今回は頂き女子りりちゃんについて。作家の朝井リョウさんがおすすめしていた本でもあり、読んでみようと思いました。
りりちゃんがやった事はもちろん悪で、裁かれるべきものですが、何故そこに至ったのか、何故それをしなければいけなかったのか、我々第三者が考えるべきでもあると考えます。

なぜ若い子は歌舞伎町に集まるのか、そしてホストにのめり込むのか、詐欺までして。到底自分では理解できない人達ですが、こういった本を読むと、少し、ほんの少し理解できる部分もあり、可哀想な人なのだと同情の気持ちも湧いてきます。

理解できなくてもこういう人達が世の中にはいるのだと思うだけでもかなり変わると思います。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ


事件のことはニュースやSNSで話題になっていので知っていましたが実際に書籍という形で取材した方のお話を読むと、事件に対する解像度が上がったのと、とても興味深かったです。

自分で調べることはあまりしませんでしたが、実際にりりちゃんが貢いだホストの方やファンアートがあることを知り、検索をしました。ここまで注目を浴びた事件でしたが知らないことが多かったです。

りりちゃんがどんな女の子でどのようなことを考えていたのか肌で感じることができる本でした。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず、これがノンフィクションであることにズーンと落ちてしまう。
多分女性は(というと主語が大きいが)、りりちゃんに対してのある程度の理解や同情をもっていると思う。
私もこの本を読むまではりりちゃんの罪があまりわかっていなかった。
なぜ懲役がこんなに長いのか。これまで搾取されてたんだからある程度はしかたないのでは。

はじめは『りりちゃん賛歌』の本なのかな、と思って読み始めた。だが、事件の概要や被害者の想いも描かれていて、少しはりりちゃんの罪をわかることができたと思う。
筆者もはじめは『りりちゃんの罪が分からない』とあり、名古屋に賃貸を借りたりなどの入れ込みようもすごかった。さらっと書かれているが、周囲からもとがめられている描写もあり、それは相当だったのだろう。
だからこそ、なぜ被害者に話を聞きに行こうと思えたのか?ということが気になった。

りりちゃんの母親がずれている感じや、父親の暴力の話もあり(包丁を持ち出してくるとか)、本当に居場所がなかったんだ、受け皿がなかったんだと感じた。
一般論にはなってしまうが、やっぱり家庭環境が悪いと犯罪をしてしまう・巻き込まれてしまうのは多いのだろう。そしてずっと善悪が分からないままなのだ。

最後はりりちゃんの刑期も確定し、りりちゃんから支援者を拒むかたちで幕を閉じる。ただその後ろには獄中結婚をする相手の存在も感じるし、また搾取されてしまうのではないか、という思いにもなる。

りりちゃんはこれまでずっと流されてきたのだろう。
刑期を全うしているうちに、自分の意志を持てるといいなと思った。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

読みながら可哀想って思ったり自業自得って思ったり。こういう子にありがちなんだけど根本の自己愛がないから相手を思いやることもできなくて、どっかでぷっつり切れてしまったり自分の都合のいいことを言う相手へ逃げて行ったりしてしまう。言ってることがコロコロ変わるからまともに取り合わないのが吉。結局いいことを言い寄ってくる人と獄中結婚したのかな、教育の大切さを感じるけど、家庭環境としてはこれより酷いのもゴロゴロいるだろうに、こうならない子も多くいる。親ガチャとは言うけど結局情緒にしろ感性にしろ、本人の要素なところがあるから人生ガチャとしか言いようがないよなあ。
普通に生きている身としては、こんな女に騙されるモテないおじさんもホストに良いようにされて時間と金を上納し続ける女も同様のアホだと思うし、そういうアホ達から上手く税金を回収できるようになれば国益に繋がるなあなんて感じた。反社にいくよりはいいんじゃないかな。犯罪者の更生って望み薄なんだろうなあと感じた。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

センセーショナルに報道されていたりりちゃんの内面を真摯に見つめたルポで読み応えがあった。
正直な話、最後まで読んでも尚私は彼女の罪が今いちわからない。というか、彼女を断罪することはしたくないと思う。
それは彼女の孤独や苦しみに少しだが覚えがあるからで、彼女が渇望していた絶対的な愛情や承認と年上の男性への憎悪に近い感情は、程度の差はあるだろうが私の中にもある。
中学生という未熟で多感な時期の彼女を何か救えるものがあれば、燻り続けた母親や世界への不信感を癒してくれる何かが彼女にあればあるいは、と思わずにはいられない。

おぢの心の隙間に入り込んで大金を頂き、歌舞伎町で自分の居場所を作ろうとしたりりちゃん。
そして今度はそんな彼女の心の隙間に反社会的な第三者が入り込み、彼女を利用しようとしている現状に心が重くなる。

>>>メモ
ホストクラブって、コミュニケーションの〝省略〟ができる場所なんじゃないかと思うんですよね。褒めてもらえるとか持ち上げてもらえるとかって、本来はコミュニケーションを丁寧に重ねた上で得られる〝成果報酬〟だと思うんですけれども、ホストクラブではお金を出せばそれをすっ飛ばして〝成果〟がもらえる。被害者がりりちゃんに求めたものも、コミュニケーションの努力を飛ばして手に入る恋愛という成果です。

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2026年07月18日

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積読日記で興味を持ち、オーディブルで読み終えた。この本の著者も含めて、いろいろな人が、りりちゃんに興味を持ち、それぞれ異なる形でりりちゃんを消費していく姿がとても心に残った。りりちゃんが渇望しているであろう愛情は、りりちゃんというシステム(消費者と崇拝者しかいない)では絶対に得られないのも皮肉な話である。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

一気に読み進めた。読みながら、映画を観てるような、現実で起こってる話なのに違う世界の事のように思ってしまう。
正しい法律は彼女を救えるだろうか。
刑務所の中で、罪を理解できるだろうか。
人は本当に、周りの環境によって作られてしまうんだよな。
自分を大切にし、向き合うことがこの先できるだろうか。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

家庭環境が複雑で自分が搾取された側であるからといって、詐欺をしていい理由にはならない。そこに罰は必要。
でもそこで終わらせていいのか?
- ホストや推しに過剰にハマる人たちを生み出す仕組み
- 本来はコミュニケーションを丁寧に重ねた上で得られる達成感や承認欲求が、お金を支払うことで、コミュニケーション努力を飛ばして得られる仕組み
そういう社会の歪みがいろいろと絡まって、「りりちゃん」という存在が犯罪というかたちで表に出てしまったように思えてくる。

著者は書いていた。彼女は、最後まで本当の意味で「被害者がどんなふうに傷ついたか」を理解していなかった、と。
終始ちぐはぐなりりちゃんの言動に、最後まで彼女がなにを考えているのか、なにが本音なのかはわからなかった。
でも、もしかするとこの社会も、彼女がどうしてそうなったのか、ちゃんと理解してないままなのではないだろうか。

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2026年06月22日

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世間を騒がせたいわゆる「頂き女子」を取材した一冊。まさに「渇愛」。コミュニケーションの中で熟成されていく愛情が歌舞伎町ではお金によって"簡単"に得られ(p230)、日本の教育にそれが足りないのではないかとの指摘が印象的で、考えさせられている。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

りりちゃんが何を考えていたのか、どのような環境にいたのかがわかった、と同時に、、被害者視点、協力者視点でのインタビュー章が始まり、りりちゃんの言っていることが信じられなくなってくる(というか騙されていた!?となる)という、詐欺師へのインタビューならではな独特な読後感があった。とはいえ、りりちゃん自体が騙そうと思っていたというよりは、詐欺行為を肯定する心理を内面化しているといった方が正しく、(“真の詐欺師は自分が詐欺師だと思っていない”を地でいっている) だからこそりりちゃんの内面まで入っている問題を解決する難しさよ。。

親との確執による承認欲求の歪み、お金により簡略化された承認を提供する歌舞伎町、セックスワークによるジェンダーへの偏屈した価値観の体得、など、心理的要素と社会的要素が化学反応して起きた事象として見ると、現代のアイデンティティ問題が溜まりに溜まった澱みのような事件だと思うこともできる。。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

やるせない気持ちになった。あくまで「おぢ」=中年男性は詐欺の標的にしてもよい。だって彼らの目当ては身体であり、自分たちを傷つける者だから悪いやつだ。悪いやつだから何をしたって許される。
まさに今、ネット上を漂っている悪意を具現化したような言い分である。売春をする少女たちを問題視する報道はあるが、買う側を問題視する報道はない。ただし、本件に関してはそれと別である。本人は周りを振り回すだけ振り回して反省は欠片も示していない。反省の仕方から教える云々の前に人としての部分が欠落してしまった、そしてその一人をヒロインとして広げてしまった。あえて言うのであれば皆が悪い。そういった人間を放置した、それに乗っかった一人一人もである。

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2026年06月04日

Posted by ブクログ

ニュースで何度も見た、「頂き女子りりちゃん」を取材した本。

私はりりちゃん側の話よりも、被害者側の話がとても胸に刺さった。
本来守られるべき被害者が、なぜ非難の矢面に立たなければならないのか。
とても胸が苦しくなる

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

 頂き女子りりちゃんこと渡邊真衣服役囚への聞き取り取材の本書、何に心を動かされたかというと、被害者の背景に言及されたところだ。

 数百万円、数千万円という、常識では考えられない金額を搾取される被害者は、単に色香に迷ったというのではなく、社会的に困難を抱えている人だという考えだ。頓挫することになったが、彼女の話を映画化する際の監督の言葉をそのまま引用すれば、『これは男女の問題ということではないと私は考えています。弱い立場にある、困難を抱えている人を型にはめる方法を流布したのであれば、それは悪だというのが私の目線です』という。

 男から金品を搾取する方法を、本人が実践するだけでなく、マニュアル化し販売・指南していることは、男社会で幅を利かせている『男』たちに一泡吹かせてやった、ではなく、弱い立場に置かれた被告のような女子たちが、さらに弱い立場の者を搾取する構造だ。

 認知能力の落ちた老人をターゲットにした特殊詐欺と同様の構図が浮かぶ。新たな気づきがあった本書だった。

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2026年05月19日

Posted by ブクログ

頂き女子りりちゃんこと渡邊真衣が逮捕されてから有罪が確定するまで、約2年間にわたり本人、母親、被害者、逮捕されたホストなどに面会し、彼等の性癖や欲望を深掘りしたルポ。作者自身が取材過程で受けた影響や戸惑いをも正直に書いている。

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

頂き女子りりちゃんについてのルポ。

彼女のバックボーンと、それを取り巻く状況について知ることができた。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

コレコレさんの動画で頂き女子りりちゃんを知った。
りりちゃんは、巧妙に嘘を重ね、人を騙す詐欺師ではあるが、私には純粋な女の子に見えた。
人への期待や希望を捨てきれず、服役後もまた道に彷徨い続けるのだと思う。それが頂き女子りりちゃんの人生なのかな。
良い方向に進んで欲しいと心の底から感じた。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

何かに盲目的になれる時期を「青春」と呼ぶのかもしれない。「ホス狂い」も、ある種、盲目的な状態といえるだろう。その価値観を仲間と共有し、グループが先鋭化していく様子は、たとえアルコール臭が漂うものであったとしても、本質的には青春のあり方と大きくズレてはいないのではないか。

良くも悪くも、人間は他者との関係性の中に自分を定義するものだ。しかし、その距離感は相手によって異なる。ある人の前では素に近い自分を出せても、別の人との間では相手に強く寄せた自分になることもあるだろう。本文にもある通り、彼女は相手に対してかなり忖度をする。距離感の軸を極端に相手側に置くことで、自分を定義していたのではないだろうか。相手によってキャラクターを使い分けていたからこそ、多くの信奉者の受け皿になり得た。そして、他者への過度な忖度と巧妙な自己演出ができてしまったからこそ、結果として一線を越え、捕まることになったとも言える。

もちろん彼女に同情すべき点がないわけではないが、それと犯罪の是非は切り分けて考えるべきだ。

こうした話に触れて「分かった気になる」のは心地よいし、他人の定義を聞いて納得することもある。けれど、分からないものは分からないままにしておける「余裕」を、常に持ち合わせていたいものである。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

いただき女子りりちゃんを取材した記者のノンフィクション。
一時期の報道で言われてるようなイメージとは少し違った見方が見えた気がする。

被害者の男性が言った「これが『パパ活』という前提で始まって、金銭を渡して、その対価として体の関係を結んでということなら全く問題ないと思うんですよ。」という言葉にモヤモヤした。
そういう行為に全く問題ないと平然と言えるのってどうなんだろう...

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

途中まではりりちゃん側に感情移入して読んでいたけれど、獄中結婚のところから本当に反省しているとは思えない発言や行動が目立ち感情移入はできなかった。元々の家庭環境にプラスして、歌舞伎町でのホストとの繋がりによって彼女は本当に壊れてしまったんだなと思った。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

懲役8年6ヶ月が長いのか、短いのか、妥当なのか、、、
刑事裁判はちゃんと勉強したことないので私には判断ができないけど、りりちゃんにとって必要な刑期なのかなとは思った。
罪の意識はなく、被害者に対しても心からの反省はない。たしかにりりちゃんの育った環境は悪かったかもしれないし、最初は被害者だったのだろうけど、それでも加害者になってしまったことは認めなきゃいけない。
刑務所を出たら、持ち前のカリスマ性を活かしてビジネスを始めるなりして、しっかり稼いで被害者へ返済するべきだと思う。
そのためには歌舞伎町や利用してくる輩などから物理的に距離をおいて、自分を見つめ直さなきゃいけない。甘い覚悟で社会に出てしまうと、りりちゃんの自立を阻害する者たちにまとわりつかれる気がする。
ある意味りりちゃんを守るための刑期なのかなとも思った。
支援者への裏切りもそうだけど、多分今は色々と迷走してるんだと思う。
反省までの過程の一部なのだと思いたい。

それにしても、“頂き”、“おぢ”のような言葉を生み出すセンスがすごいな。
絶対に世の中にプラスをもたらす能力だってあるはず。
被害者のために、頑張ってほしい。

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2026年07月29日

Posted by ブクログ

結局りりちゃんは
最後まで被害者に対して
申し訳ないとは微塵も思ってないし
反省もしてないし
なんならなんで捕まった?
くらいに思ってるのでは?

母親との関係性が肝かもしれんけど
だから何?て感じ。

こんなやからに騙されないように
世のお父さん達気を付けて!

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2026年07月28日

Posted by ブクログ

『私は、”彼女は命あるまま戦場から脱出できたんだ“
と思った。収監されてしまえば、歌舞伎町からは強制的に引きはがされる。警察施設の中では看守の目もあり、そうそう簡単に命を落とすことはないだろう。つまり、彼女は「保護された」のだ。逮捕、そして収監という形ではあるがこのコは助かった、とさえ思った。』
(本文より)



この本は著者が「頂き女子りりちゃん」として世間を騒がせた事件(本名:渡邊真衣さん)を追ったノンフィクションだ


私も 当時、事件が取り上げられるニュースを何度もも見た記憶がある


しかし 事件というのは世の中で次から次に起こる
ひととき大騒ぎになっても 新しい事件が起これば
たちまちそれがフォーカスされる
その繰り返しで いつの間にか 取り上げられなくなった事件は記憶の奥まったところに追いやられることがしばしばだ

この本を手に取り 記憶の奥まったところから事件を思い出した
そして事件をさまざまな角度で見つめることが重要だと感じた
著者のように 事件の当事者に会って話を聞き、それを世に伝えることで
テレビやネットニュースでは知り得なかった部分があからさまにされることは 視野狭窄にならないためにも重要だと思う


この本を読み 自分を振り返る
まず 母である私はどうだったんだろう
それは 私にはわからない
それは 私の育てた子どもが感じること


では 私は子としてどうだったんだろう
白髪の出る年になっても 親の前ではいつまでも子なんだと今でも思う

大きくなった子の私は 今こそ 感謝の気持ちを大切に親孝行したいと思う

しかし 何をどうするのが親孝行なのだろう
そこからか‥
考えながら 進んでいきたい


受刑者の彼女が刑務所で過ごす人生と
私が生まれ育ったた町でゆったり過ごす人生は
遠く違うようで
そうでもない気持ちもする


人は間違いを犯すし
それを悔いる気持ちも芽生える
ある‥というより芽生える
芽生えるためには必要なものがたくさんあって
それが揃う環境にあるかどうかで
人生の岐路ができるんじゃないかな‥と感じた

自分を見つめる機会を与えてくれる本だった


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2026年07月27日

Posted by ブクログ

オジからお金を頂いきまたその手法を売るという詐欺行為をした頂き女子リリちゃんの取材から描かれる内容。
もちろん詐欺行為は悪ではあるがその境遇に陥った家族関係、ホストへの貢ぎ、お金に対して性を売るといういろんな要因が絡んでいて複雑なんだなと。最後まで被告人は罪の意識みたなのは欠如していたけど教育とか発達の問題なのだろうか。
作者が段々と被告人に思い入れが入っていき傾倒していく感じが「butter」の内容みたいだった。
あって数回の人に数百万を貸すのは理解できないがそうさせてしまう魅力とかテクニックがすごいんだろうな。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

渇愛というタイトル、読んでみてなるほどと思った。
人からの愛情を求める一方で、愛情を求めてくるターゲットから搾取する悪循環になっている印象。
筆者のフィルターを通したりりちゃん像だと思うので、被害者側からみたらどうなのかが気になった。

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2026年07月10日

Posted by ブクログ

他者との距離感がちゃんと取れなさすぎると最悪犯罪にもつながる。社会スキルの身につけ方って考えたことなかったけどどうするんだろう。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

いただき女子りりちゃんに迫った一冊。
りりちゃんが搾取した「おぢ」たちの視点にも立つことができる。
巧妙に相手の心理を操り、「頂く」行為により、多くの被害者が出たのだが、りりちゃんの強烈なキャラクター、カリスマ性によって、りりちゃんを信奉する人も多い。やったことを糾弾するよりも、キャラクターが支持される。宗教みたい。
取材する宇都宮さんまで、りりちゃんに飲み込まれそうになる。彼女のためにしてあげられることは…と。他人の同情を引きだすのが上手い。こうやっていろいろな人の善意を引き出して取り込んで生きてきたのだろう。
読み進めていると、りりちゃんへの同情心も芽生えてくるのだけど、二転三転する発言で、この人は本当はどんな人なのか、掴みにくいと感じた。そのとき、その場の状況から出てくる感情も変わるからなのだろう。
本当のところはわからないが、りりちゃんは父親、その他の男性へのある復讐みたいなところもあったのかもしれない。

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2026年04月18日

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