渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

1,683円 (税込)

8pt

「頂き女子」に迫った衝撃ノンフィクション!

複数の男性から総額約1億5千万円を騙し取った上、そのマニュアルを販売し逮捕された「頂き女子りりちゃん」に迫った本作に大絶賛の声続々!

◎町田そのこさん
彼女が奪う側に戻らない道を考える。読んでいるときも、読み終えたいまも。

◎橘玲さん
すべてウソで塗り固められた詐欺師
家族や社会から傷つけられた犠牲者
彼女はいったい何者なのか?


―選考委員激賞!第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作―

◎酒井順子さん
りりちゃんの孤独、そして騙された男性の孤独に迫るうちに、著者もりりちゃんに惹かれて行く様子がスリリング。都会の孤独や過剰な推し活、犯罪が持つ吸引力など、現代ならではの問題がテーマが浮かび上がって来る。
◎森健さん
今日的なテーマと高い熱量。とくに拘置所のある名古屋に部屋を借りてまで被告人への面会取材を重ねる熱量は異様。作品としての力がある。
◎河合香織さん
書き手の冷静な視点とパッションの両者がある。渡邊被告がなぜ“りりちゃん”になったかに迫るうちに著者自身もまた、“りりちゃん”という沼に陥り、客観的な視点を失っていく心の軌跡が描かれているのが興味深い。

(底本2025年7月発売作品)

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渇愛 ~頂き女子りりちゃん~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    事件に関しては、その人の性別や年齢、生活環境によって、それぞれ違う感情を抱くと思う。
    りりちゃん自身の、りりちゃんだけの気持ち、というのが最後まで誰にもわからず、なんなら本人もよくわかってないのだろうと思った。
    彼女の言動は毎回、誰かが求めた(求めていると思う)モノを、彼女なりに受け取り、体現してい

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    ページを進めるほどりりちゃんはつかみどころがなくなっていく。そんな感じがする。

    りりちゃんはめちゃくちゃ優秀な子だと思う。マニュアルは接客や営業の勘所をおさえていて詐欺ではなくビジネスに適用しても上手くいっただろうし、人の感情の機微を捉える天性の上手さもある。冒頭、不覚にも彼女を魅力的な人物と捉え

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    前に世間を騒がせた頂き女子・りりちゃん。逮捕までは知っていたものの、その後がどうなったのか気になって本書を手に取りました。

    読み進めていく中で強く感じたのは、りりちゃん自身に反省の色がほとんど見えないという点です。自分を義賊のような存在だと思い込み、都合よく正当化している姿は、まさに“詐欺師”その

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    凄い本だった。「面白かった」と言うのは不謹慎かもしれないが、全く飽きずに最後まで引き込まれた。
    こういう犯罪を取材したノンフィクションを初めて読んだからでもあるけれど、ずっと見たことがないものを見ている、読んだことがないものを読んでいるという感覚が鮮烈にあった。
    「事実は小説よりも奇なり」を地で行っ

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    著者が異様なまでに、「りりちゃん」に迫っていく姿にある種の熱狂性を感じた。(著者自身の中では)被害者の声を聞くまでは、彼女の味方でいたい、と思っていたのではないだろうか?

    彼女を崇拝するコミュニティが存在していたことに驚かされた。

    「りりちゃん」という創られた偶像の型から抜け出せず、渡邊被告自身

    0
    2025年12月22日

    Posted by ブクログ

    自分に振り向いてほしい、自分に執着してほしいという思いや、おぢたちへの処罰感情で罪が確定するまで、被害者への謝罪や罪の意識がなかったりりちゃん。

    前半はプロの記者、ノンフィクションライターとして、りりちゃんに取り込まれ、いつのまにか客観性を失っていく過程があり、被害者の取材を通して、俯瞰してこの事

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    おぢ=金出して若い女と性的関係になろうとする勘違いジジイ

    という偏見が私たちの中にある

    主語がでかかったですね!

    そういう偏見が私の中にはあった
    それは日本の性犯罪の高さやらSNSでの弱者男性の振る舞いにとか、男性自身が女性に形成させたもの、と言えばそれはそうなんだけど……
    とにかく、そういう

    0
    2025年12月20日

    Posted by ブクログ

    人は手に入らなかったもので出来ているとはまさにこの事では、と思ってしまう彼女の半生。そしてパーソナル・イズ・ポリティカルを実感する。
    作者は最初彼女に魅了されていくが、詐欺被害者と会う事でライターとしての本分に気がつく、心の揺れ動きが絶妙でした。本の構成としてもグッと転換してブーストかかって面白くな

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    りりちゃん寄りに熱が入ってしまっている自覚を含めて、詳細に書かれていてとても面白かった。
    犯罪者になってしまった彼女だけでなく、彼女に関わる人たちや被害者にもインタビューしており、それぞれの立場での考えが聞けてよかった。

    勝手な憶測ではあるが、愛着障害によってアイデンティティの欠如が生じているので

    0
    2025年12月08日

    Posted by ブクログ

    事件は知っていたが、日常のニュースに紛れて、「ホスト遊びがしたくて詐欺をした女の子の事件」というざっくりとした事だけ。
    こうした取材内容をどこまで信じるかにもよるけど、リリちゃんはちゃんといろいろ考えてる子なんだな。ただ、善悪がわからなかっただけ。そう捉えてしまった。今は何を考えているのかも気になる

    0
    2025年12月02日

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