ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 神様のカルテ2

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    病院屋上で古狐先生夫妻に贈った粋な計らい.
    24時間365日消えることのない明かりが途切れ、眼前には巨大な天の川.
    ほんの60秒は、何十年と病院のために働いてきた古狐先生へ最高のプレゼントになった.
    病院に限らず過酷な状況で働く人は五万といる.何を拠り所として人は働くのか、考えるきっかけになる.

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    2026年08月16日
  • 世界はきみが思うより

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    1 オムレツ、あるいは
    2 木曜日のサンデー
    3 プウンドケーキ
    4 恋とレモネード
    5 チョコレートサンドイッチと未来
    6 ピクニックバスケットの歌

     各章にはいずれも食べ物の名前(らしきものもあるけど)がついています。
     それぞれ登場人物のこれまでだったりこれからだったりに深い関係がある食べ物です。
     それは、この小説が食べ物を通して登場人物たちのトラウマとそこからの解放を描いているからです。

     ぜひとも、最終章の「6 ピクニックバスケットの歌」まで読んで欲しいと思います。
     そこには、登場人物(や作者)が心から言いたかったことが、まとまって語られているからです。
     読者はそこで人生で

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    2026年08月16日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    憧れの田舎暮らし。個性豊かで楽しい家族。同じようで違う毎日。そんな生活が羨ましくて山村留学を真剣に考えたりもした(笑)

    でも「しあわせって、たぶんいくつも形があるんだろう。大きかったり、丸かったり、ピカピカ光っていたり、いびつだったり、変わった色をしていたりするかもしれない。そういうのをそのまんまで楽しめるといいとつくづく思った」に、私は私の幸せの形を探さないとダメだとはっとさせられた。そして、それはきっと山村留学ではない。

    最近なんとなく惰性で生きちゃってるけど、それは自分が選択したことなんだと思い知らされた。変えるのはきっと自分。

    忘れたくない言葉がいっぱいのこの本は、手元に置いて、

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    2026年08月16日
  • ラッシュライフ

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    志奈子 画家
    黒澤 泥棒
    河原崎 父親が飛び降り自殺
    京子 カウンセラー
    豊田 無職

    それぞれのストーリーが絡み合い、展開していく。

    だけではなかった!
    様々なことが同時に起こっているだけでも目が離せないのに、時間軸が前後していたり、コレとアレが繋がってたり⋯。

    泥棒の黒澤が、金や外見やステータスという分かりやすいものが好きで、目に見えない愛情だとか、仲間意識だとかなんて胡散臭いとか言っている。
     
    だけど、
    物語の最後の方では、
    豊田は喉から手が出るほど欲しがってた仕事や金を選ぶのではなく、老いた犬を選んだ。

    金を選ぶ人もいる。金ではない目に見えない愛情を選ぶ人もいる。

    犬を選ぶエ

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    2026年08月16日
  • AX アックス

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    殺し屋シリーズで一番好きな作品かも!
    物騒だけど重くなくてポップで、読後感は非常に心温まるので、怖いの苦手な人も楽しく読めると思います!

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    2026年08月16日
  • 四畳半神話大系

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    哲学的.
    どのような道を選んでも、出会うべき人には
    出会っていたのだろうか、ということを
    実際に見せてくれる作品.

    ほんとうにそうか?
    いや、違うはず.
    でも、そうかも.
    だったら・・・を考えさせてくれる作品.

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    2026年08月16日
  • 傲慢と善良

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    エンタメやミステリーとして読もうとする人がいるかもしれないが、現代人(特に女性)の心理描写を非常に緻密に描写しており、人間心理を学ぶための本として読んだ方が良いかもしれない。

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    2026年08月16日
  • ボッコちゃん

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    スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群! 日本SFのパイオニア星新一のショートショート集。表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。
    「新潮社」内容紹介より

    2~3ページのショートショート.
    短い文章の中に人生に示唆を与えるエッセンス満載.
    中学・高校生くらいの時に読むと
    その後の人生に役に立つかも?

    結末を想像させるような結論をはっきり書かない書き方はかえ

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    2026年08月16日
  • 100万回生きたねこ

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    社会学の授業で読んだ.
    生きるということと死ぬということと
    今あるものと今あるものがなくなるということを通して
    ほんとうに大切なことは何かを考える本.

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    2026年08月16日
  • たいのおかしら

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    めちゃくちゃ面白かった。明日から連休が終わって仕事やだなと思ってたけど、さくらももこ先生読んだら元気でた笑
    さくら
    趣味は健康について研究することと、宝石の研究です。他には特にないですね。さっき言ったように、外出するのがだいたい嫌なんです。買い物もイヤ。やっぱり家にいて、ウロウロしたり、時々おならをしたりするのが楽しいですね。
    さくら
    あの頃は、毎日3時間くらいしか寝てなかったですからね。一本30枚くらいの原稿を3、4時間で書きました。

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    2026年08月16日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    14歳のとき両親殺害の罪に問われ、外界との交流を拒んで孤島の研究施設に閉じこもった天才工学博士、真賀田四季。教え子の西之園萌絵とともに、島を訪ねたN大学工学部助教授、犀川創平は一週間、外部との交信を断っていた博士の部屋に入ろうとした。その瞬間、進み出てきたのはウェディングドレスを着た女の死体。そして、部屋に残されていたコンピュータのディスプレイに記されていたのは「すべてがFになる」という意味不明の言葉だった。
    「BOOKデータベース」より

    最後までドキドキしながら読んだ.トリックはそうくるかーという感じ.少し恋愛要素も入っていて,面白い.
    事件の実際は、犯人以外のそれを追う人間にとって、解決

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    2026年08月16日
  • 錦繍

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    書簡形式の小説.最初から最後まですべて書簡で綴られている.
    書簡の形なのに、すごくリアルに想像ができる.
    心の機微に触れる箇所がいくつもある作品.
    自分にとっての愛情とは何ぞや?そんなことを改めて考えさせてくれる.

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    2026年08月16日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    時間と語り手が次々と入れ替わり、徐々にその全貌が明らかになっていく立てこもり事件。正しいと思っていたものが、時間と視点のトリックによって変わっていく。とても面白かった。

    泥棒史上もっとも魅力的な男黒澤がまた登場した!序盤に出てきたから、ちょっと絡むくらいだと思っていたら、めちゃくちゃ重要な立ち位置だった。今回も黒澤大活躍でうれしい。

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    2026年08月16日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    「夜は短し、歩けよ乙女」

    古風な文体と登場人物によるユーモア溢れる言動の組み合わせが癖になった。伊坂さんが好きな人におすすめと聞いて読んでみたけど、魅力的なキャラクターたちとテンポよく進んでいく物語が確かに似ているかも。あとは何気ない会話やなんでもないような描写が後の伏線となって回収され、意味のあるものになっていくのが気持ちいい。ここも共通点で好きなところ。他の著作も読んでみたい作家さんになった。

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    2026年08月16日
  • 本屋さんのある街で

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    人気の女流作家(坂木さんもおそらく)による本屋に関するアンソロジー。かなり豪華なメンツ。

    凪良ゆうさんの小鳥たちが一番好きだった。この人の書く恋愛は苦しいけれど美しい。本屋の常連さんたちが粋な計らいをしてくれるシーンで涙が出てきた。

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    2026年08月16日
  • おべんとうの時間 その5

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    阿部さんが出演されていたサラリーマンのランチ紹介番組が終わってしまい、こちらの続編が出るのをずっと待ってました。こちらにでてくるお弁当たちはずっと生活になじんでる。インタビューされる側の方々のコメントの最後にオチがあるのも楽しい。

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    2026年08月16日
  • 格闘する者に○

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    これからどうやって生きていこう?マイペースに過ごす女子大生可南子にしのびよる苛酷な就職戦線。漫画大好き→漫画雑誌の編集者になれたら…。いざ、活動を始めてみると思いもよらぬ世間の荒波が次々と襲いかかってくる。連戦連敗、いまだ内定ゼロ。呑気な友人たち、ワケありの家族、年の離れた書道家との恋。格闘する青春の日々を妄想力全開で描く、才気あふれる小説デビュー作。
    「BOOK」データベース より

    嫌味のない文章がとても気持ちよい.しをんさんの小説は芯が通っていていつも気持ちよく腑に落ちる感じがする.

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    2026年08月16日
  • 悪い夏

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    生活保護受給者の女性に肉体関係を迫るケースワーカー。不正受給をする受給者。東京に戻りたいヤクザ。その日暮らしの貧困シングルマザーetc...
    登場人物が多くて、ラストにそれぞれの問題が重なる時、かなりの悲劇。
    なのに滑稽。

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    2026年08月16日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    中森リリーは、自分への評価が低く、バイトを転々としている26歳。料理を作るのが好きで、料理コンテストにも応募し、生活費のために賞金稼ぎをしている。リリーが作るのは、相手を思いやる優しい料理。愛嬌がないと自分では思い込んでいるが、人の気持ちがわかり、相手にさりげなく寄り添うことのできるリリー。タウン誌の編集者の下里、閉店間際の店主夫妻、その娘の恵実、口の悪いへそ曲がりの大家のおばあさんとその孫と、次々に登場する人たちにも少し個性的ではあるが悪人はいない。「おいしい」が明日の私を連れてくるというこの物語の紹介コピーが、ストンと胸に落ちる、美味しくて温かくて優しい物語。

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    2026年08月16日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    遠ざかってしまった時間の中で感じたことを、こんなに瑞々しく綴ることができるなんて、とくどうさんのエッセイを読むと毎回感嘆している。

    今回の収録作で軽く衝撃を受けたのは「鬼の初恋」。
    苦手な人を自覚した最初の体験を、ここまで赤裸々に語るのは、勇気がいるだろう。思い返して当時の自分の感情と向き合うことも気まずいだろうし。
    その過程を読者には感じさせず、鬼に絡めた最後の一文で締める。そこがなんだか、エッセイを書くために生まれてきた人みたいだ、と凄みを感じた。

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    2026年08月16日