小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
圧倒されました。息つく間もないくらいの目まぐるしい展開に一気読み必至。うまく行きすぎでは、、と思える場面もありはしたけれど、ストーリーの勢い上不可欠。最後まで楽しめました。6作目にしてまだ新しい世界を見せてくれるダンブラウン氏の力量に感服せざるを得ません。この先何を見せてくれるのか、生きている限り見届けるべく元気で意識保って新作を待つ決意です。終活考える世代に近づきつつある年代としては、死に対する考え方が少し変わり肩の力がやや弱まりました。アカデミックな部分が読み飛ばせないほど充実していて、メモとりまくり。GABAというワードは決して忘れません。
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購入済み
これは拾い物
激安で購入したが、すばらしい拾い物でした。時は飛鳥時代、壬申の乱の後、鵜野讃良皇女が持統天皇になる前のころ、藤原不比等も登場する歴史絵巻を背景になんと夫たちのDVと戦い抜く山の民である女性の物語である。現代でもDV気質の男性は多々存在するが生物の本質なのか個体差の問題なのか深く考えさせる重厚なテーマに挑んだ作者の感性は見事である。これが処女作なのかネット上にはこの作者の情報がほとんど無い。名前が有名タレントと同じでユーモア感覚の作品かと思ったが全くの誤解でした。読後に生じる何とも言えない寂寥感がすばらしかった。映画にもできる小説です。
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Posted by ブクログ
ネタバレ西加奈子さんの本は初読み。西さんの感性、共感できる部分が非常に多くて心地よく読めました。読んで良かったです。同い年という事もあるからか?かなり感情移入して読みました。今度は小説を読んでみよう。
以下付箋貼ったとこ。
P46 カナダの看護師も、別の意味で最高なのだった。彼女たちは、私を決して甘やかさなかった。もちろん、何か困ったことがあれば助けてくれたし、相談にも乗ってくれた。でも、あくまで私たちは対等だった。つまり私は、王様などではなかった。
P49 「カナコ。がん患者やからって、喜びを奪われるべきやない。」
P51 バンクーバーに引っ越ししてから、自分がある種のストレスを感じて -
Posted by ブクログ
この作品は朝井リョウの小説の中で最も痛いほど自分に刺さるものだった。
人間誰しも、他人の行動や言動に対して、心の中で何かを思うところがある。頑張っている人に対して、「あんなのは時間の無駄だ」と一蹴する人もいる。最近話題の「冷笑」という言葉そのものをこの作品では感じられた。この言葉は最近話題になっているのにも関わらず、この本が書かれたのは2012年。朝井リョウはなぜこんなにも社会を理解できるのか改めて驚きだった。そして、この作品が自分に刺さった人は多いと思う。(私自身めちゃくちゃ痛感した)最初の方から一貫して、拓人の考えていることが共感しやすいように描かれていたが、(ギャルは除く)物語終盤で傍観 -
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ネタバレ神作。
ロッキーとの別れと再会。どちらも泣きそうになった。
この作品は騙し騙され的な要素がほぼない(グレースがミッションに参加させられた経緯は騙し討ちに近いが)のですごく爽やかに読めた。
グレースとロッキーの友情はとても純粋で、胸が温かくなる。相手を思いやり、自己犠牲を厭わず助け合う。平時には軽口を叩き合う。とても素敵なバディだった。
ロッキーと別れて地球への帰路につくあたりでまだページ数がかなり残ってたことに一番不安を感じた。ロッキーがいない状況でトラブルに対処できるのか。読んでいるうちにロッキーの存在がとても大きなものに感じられていたことに気づいた。
物語の着地の仕方も良かった。グレースは -
Posted by ブクログ
時は大正時代。
柳宗悦は、陶芸家の河井寛次郎、濱田庄司らと共に日常の生活品を「民藝」と名付けて、美術品に負けない美があると提唱する。そんな彼らの生活や交わりを、柳宗悦の家で女中をはじめた17歳のサチの目線で描かれた物語。
最初は、どうにも退屈な話しだなと思って渋々読み進めていた。それが半分を超えたあたりから途端におもしろくなって後は夢中。
民藝が好きなので、黒田辰秋や芹沢銈介などがちらっと登場したことにもテンションが上がった!
サチと、声楽家の奥様、ばあやの3人の作る料理がどれも美味しそうなのもいい。それらが柳宗悦の選んだ器に盛り付けられている様子は、想像しただけで豊かで美しい。
渋々
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