ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ぼくは満員電車で原爆を浴びた 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ

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    今年、広島に縁があり手に取った一冊。
    難しい漢字もないし、小学校高学年以上であれば難なく読めると思うが、内容がやはりディープ。繊細なお子さんなら怖がってしまうかも。
    でも、やはり忘れてはいけない出来事。
    語り部の方の、生の声を聞くことはどうしても年々難しくなってくるので、胸に刻んでおきたいと思う。

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    2026年07月19日
  • カフネ

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    本屋大賞で気になってた、初めての阿部暁子さん。
    謎を残す部分もありながら、薫子さんがだんだんと心を取り戻していく感じが非常によかった。そりゃあこの状況なら家荒れたりお酒に走りたくなるわ…みたいな描写が何かリアルに感じた。
    家事代行やダイバーシティなどの最近ならではの話題もありながら、新しい分野の本を読めた気がする。非常に面白かった。

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    2026年07月19日
  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

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    たくさんの人に読んでもらいたいと思わせる力作。
    著者もあとがきにで述べているように、2026年というタイミングで出版されたことの意義は大きい。
    あまたある、忘れてはならない負の歴史、負の遺産のひとつを改めて噛みしめる機会を与えてくれた著者への感謝は尽きない。

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    2026年07月19日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

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    西武っていうからプロ野球の話かと思ったけど全然違った。話が進むにつれていろんな角度の成瀬が見れて、どんどん彼女の一面が増えていく。最初は変わった女の子だったのにいつのまにか彼女のことをもっと知りたくなった

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    2026年07月19日
  • とんび

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    涙腺キラー、重松清の小説はどんなものかな…と

    ヤスさん、美佐子さん、アキラで海にピクニックに行く序盤から涙腺は崩壊してしまった…それからはポイント毎にとめどもなく涙が溢れててくる…
    自分の出身広島弁での会話だけで心和む感じで感動が助長される…ヤスさんの周り方々、照雲、幸子さん、たえ子さんらの優しさやアキラへの愛情に昔を懐かしむと共に昭和の良かった部分が見えてくる…
    美佐子さんが亡くなってヤスさん一人で悩みながら子育てしている姿に親の有り難さを痛感する…
    家族って素晴らしいな、ほんの些細な日常にも幸せを感じながら感謝の気持ち生きていきたいなと思える…
    出会えて良かった本。
    皮肉な事に伊坂幸太郎

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    2026年07月19日
  • はれのち、ブーケ

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    学生時代のゼミ仲間6人が結婚式を機に集まり、それぞれの目線で物語が綴られています。
    仕事、恋愛、結婚、出産。
    30歳って一番迷う時期かもしれないですね。
    「隣の芝生はあおい。でも自分の芝生はもっとあおいかも」
    という台詞が素敵だなと思いました^ ^

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    2026年07月19日
  • ロミオとジュリエット

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    初読み終わりシェイクスピア。
    思っていたより全然読みやすくて面白い。
    一回マクベスを手に取ったことはあるけれども、登場人物がうまく飲み込めず、読むのを諦めてしまい、そこからシェイクスピアとは一年ほど疎遠に。
    しかし、海外の近代古典にはシェイクスピアの元ネタが多く、知っていないとなーってことでまた手に取ってみた。
    始めは登場人物が誰かわからなかったけれども、とりあえずページを捲っていったら分かるようになったな。
    プロットが抜群に面白いから、リフレッシュ目的で読める。
    250ページ近くあるけど大体1.5時間ほどで読めた。

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    2026年07月19日
  • 舟を編む

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    登場人物の誰が欠けても大渡海は完成しなかったのかなと思いました。色んな人の視点で描かれているので挫折や苦労を沢山味わう事ができました。

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    2026年07月19日
  • P+D BOOKS 天の歌 ~小説 都はるみ~

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    都はるみのデビュー前と
    デビュー直後と、引退前夜辺りの話。
    そして後半は中上健次の都はるみ関連のエッセイも収録。

    私は「普通のおばさんになります」をギリ生で見てる世代だし
    歌も耳に残ってる、なので読みながら
    あのこぶしのイメージは蘇った。

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    2026年07月19日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    面白い。その一言に尽きる。表題作の「嫌いなら呼ぶなよ」も勿論とても良かったが、「老は害で若も輩」も一生忘れられそうにない衝撃を受けた。綿矢さんの作品は紛れもなく文学だが、エンタメ性にも富んでいるので、幅広い読者に愛されることだろう、と思った。

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    2026年07月19日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    凪良ゆうさんのお話を読むのはこれが3冊目。

    凪良ゆうさんのお話はどれも
    登場人物みんなが何かを抱えて生きていて
    世間体やあたりまえというのがいやというほど
    押し付けがましく存在していて、
    だけどそれぞれにちゃんと幸せの形があって。


    櫂と暁海は産まれながらに抱えたものが重たかった。
    それでも精一杯に向き合って生きて、
    生々しくて、2人の姿は読んでいて苦しかった。

    北原先生の存在はわたしにとっても救いだった。

    正しさや優しさの方向が少し変で
    その辺の大人たちとはちがって
    振りかざすわけでもなく
    そっと置いておいてくれるような人だった。

    北原先生がいるとどこまでも安心できて
    何も考えず委

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    2026年07月19日
  • まだいない君に星の舟を

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    一作目の「どこよりも遠い場所にいる君へ」から始まったこのシリーズ。10月のアニメ映画公開が待ち遠しい。
    今回は高津が中学生の頃の話。あと何作かスピンオフが収録されてます。カバー表紙が綺麗で気に入ってます。気になってた人たちの大人になったその後が知れてよかった。

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    2026年07月19日
  • バウムガートナー

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    いや、最後まで心地良いな。。いつでも、人生捨てたものではないかもと希望を持たせてくれる。そんなことないはずなのに。優しい人。

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    2026年07月19日
  • 多類婚姻譚

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    こういうショートショートみたいな本は読みやすくて肩肘張らずに読めるから好き。それぞれの結婚観とその登場人物が大手食品会社で繋がっていたり、数珠繋ぎみたいで読みやすかった。こういうのを年末の特番ドラマで映像化して欲しい。
    期待せず読んだが、また読みたくなる逸品

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    2026年07月19日
  • ふりがな版 僕には鳥の言葉がわかる

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    丁寧な観察によって得た仮説を、科学的にしっかり証明することを実直にやる。身近なところから、いくらでも新しい世界は広がるのだ、人間には見えていないものが沢山あるのだと思い知らされます。
    手法を広く伝えれば、世界中で研究が進むのではと扉と世界を広げていく姿が圧巻です。そのゴールが、人間を井の中から救うためという点に見定められているところが本当に素晴らしい。
    研究者が研究対象に似るのは何故か、船に出来た巣のシジュウカラのヒナたちを救うエピソード、実家の巣箱を守るご両親の姿など、楽しいエピソードも満載でした。
    小3の子供に読ませたいですが、来年くらいがちょうど良いかな〜

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    2026年07月19日
  • カラー版 西洋絵画のお約束 謎を解く50のキーワード

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    ネタバレ

    今までは、絵を見て「きれい」「好き」「ちょっと怖い」くらいで終わることも多かった。

    でも、この本を読むと、絵の中にある細部をもっと見たくなる。

    これからもっと美術館に行くのが楽しみになった。

    この花は何を意味しているのか。

    この人物はなぜこの道具を持っているのか。

    背景の動物や果物に意味はあるのか。

    明るい場面に見えて、本当は何か不穏なことが描かれているのではないか。

    そう考えながら見ると、美術館での時間がもっと豊かになりそう。

    西洋絵画は、ただ眺めるだけでも楽しい。

    でも、少し「お約束」を知っていると、絵の中に隠された物語やメッセージが見えてくる。
    一見きれいで明るい絵でも

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    2026年07月19日
  • 犬のしっぽを撫でながら

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    小川洋子さんの文章を読んでいると自分がきれいな人間になったような気がしてくる(例えそれが阪神を激烈に応援する文章であっても!)。小川さんの文章そのものが持つ清廉さみたいなものが私を一時的に浄化してくれるんだよな。そのひとときだけでもきれいな人間になりたくて読んでるみたいなとこある。

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    2026年07月19日
  • ハウスメイド

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    ネタバレ

    雇用主の夫は、最初から、なんとなく怪しかった。ミリーは、これまで、理不尽な人生を送ってきたが、今後は、不幸な家庭を救える家政婦として活躍できるかもしれない。

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    2026年07月19日
  • 恐竜まみれ―発掘現場は今日も命がけ―(新潮文庫)

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    大学院を修了してから丸一年が経過したが、どうしても自然科学から完全に離れることはできない。化石採取は私が人生でやってみたいことの一つ。小林先生の本を読んでいると、研究者の楽しさがありありと伝わってくる。もちろんしんどい時間の方が多いのかもしれないが、サンプリングや頭の中でシナリオが組み上がっていくときのわくわくは、たった3年ほどしかなかった私の研究人生の中でも少なからずあり、私の生き甲斐となっていた。好きだけではやっていけない職業だと思うが、好きじゃないとやっていけない職業だと思う。大学時代、彼の講義を一度だけ受けたことがあったが、もっと講義を取ればよかったと後悔している。彼の書籍や論文をもっ

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    2026年07月19日
  • 星々の舟

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    初めての村山さんの作品。
    入口から出口に向かって、どんどん人の業や欲求を掘り下げられるとは思わなかった。シンプルな恋愛の話のメインかと思えば、生き方を世代に分けて描くことで様々な発想をもたらしてくれる。パッと目に浮かぶ明るさではないが、じわじわと自分の方向性を見失わないようにする。明るさが見えてくる。

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    2026年07月19日