【感想・ネタバレ】密室殺人ゲーム王手飛車取りのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年12月26日

すごい。圧巻。

こんな非常識的でクレイジーな設定ありなのか?!
とういうような設定の中キャラクターたちは当然のように探偵ごっこを繰り広げている。

キチガイな設定で繰り広げられる物語は本当に面白かった。非現実的なのだが、話は現実的なのだ。

オチも驚愕としか表現できない。

物語の視点の人に感情移...続きを読む入するため、登場人物の中でも普通の人という先入観があったが、結局頭狂人はもっとも人間離れした思考の持ち主であったのも、一泡食らった気持ちだ。

To Be Continued が気になって仕方ない。

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Posted by ブクログ 2023年06月17日

昔読んだ作品。

この本は、とある5人の人間達がビデオ通話をしながら、事件の謎を解決していくお話です。
しかし解決していく事件は、どれも実際にあった事件、というよりも、5人のうち1人が起こした殺人事件。
その事件を起こした犯人が出題者となり、残りの4人が事件の謎を解いていくお話です。

このお話は、...続きを読む普通のミステリー小説とな少し違い、あらかじめ犯人がわかった上で、密室やアリバイを崩していく、推理物語です。
あらかじめ犯人を知っているなら、あまり面白そうに感じないかもしれませんが、密室もアリバイもかなり考えられていて、犯人を事前に知っているからといって面白くないわけではないのです。
むしろ、犯人も犯人として話しているので、犯人からのヒントが聞けたりもし、読み進めつつ、自分でも謎を解き進めることができます。
そしてこのお話で、主人公が犯人になるばんがきて、殺人を犯すのですが、その殺した相手が実の兄。
そしてその実の兄は、実はビデオ通話で推理ごっこをしていた5人のうちの1人でした。
そのことに気付いた主人公は狂い、更に過激な殺人ゲーム、ではなく、自分の命をかけたデスゲームを始めようとしてしまうのです。
そして、ここら辺で5人の人間達の素顔がわかったり、序盤の伏線を回収したりなど、後半にかけてより面白くなっていきます。5人の掛け合いもクスッと笑えるような場面も多く、緩急があり面白いです。
またこの本は、何冊かシリーズで出ており、1冊目で500ページ以上あるので、長く楽しめるので、気になる方は是非読んでみてください。

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Posted by ブクログ 2023年02月04日

人間ってよくこんなこと思いつくなと思う。登場人物達に対して。読みながらパソコンのタイピング音も実地調査の足音も全部聞こえてくる。ずっと画面の中の世界だけど最後一気に現実世界に戻される瞬間が好き。ドッキリ仕掛けられた感覚。干支の殺人がすごく好き、というか凄すぎてもはや関心の域。でも実際捕まらないように...続きを読むあんな事を繰り返すのか可能なのかなとも思ったりする。本だからファンタジーなのか、で終わるけど。

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Posted by ブクログ 2023年01月02日

2023年一発目の読書本。
自分が既に起こした事件の謎を他のチャットメンバーに解いてもらうという「推理ゲーム」が日々行われている。
500ページ超えの厚い小説だがそれぞれに謎が用意されているためテンポが良く謎解きやチャットメンバーのキャラクター性も相まってとても面白い。やっていることは最低なのでまっ...続きを読むたくといって良いほど彼らに同情できないが、トリックはとても面白い。時刻表のトリックや八田邸のトリックは読んでいて「なるほど!」というトリックだった。
そしてこんな風に倫理観がほぼゼロな人々だったが最終章で見せたあの足掻きは彼らの人間性が残っていたのかが驚きだったがこの本の読者の感想にあった最後はとても切ない物になるという意味がよくわかりました。
まさかの頭狂人と044APDがリアルで兄弟だったとは思わなかった。彼を殺した後に正体に気づくというのかとても切ないし、読んでいるかぎりだと兄のことはそこまで嫌っている様子もないしなんなら今の人生を歩むきっかけのような感じなのも余計に切なさがあると感じました。そして最後のシーンはまさかの「To Be Continued」という続編付き。もう買ってあるので読んでいきます。

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Posted by ブクログ 2022年11月25日

星4.9

不定期的に読み返す大好きな作品。

抜群に面白い、ほぼ完璧だと思っている。


何の恨みも無く、あくまでゲームを愉しむためだけに平気で人殺しをする登場人物たち。
そんな感情移入できるわけのない人物たちなのに、会話がとんでもなく軽く、かつ推理する問題が面白くて、まるで自分も一緒になって参加...続きを読むしている気になり、挙げ句、彼らに愛着らしきものまで湧いてしまうからすごい。面白い。

Q1
早速、殺しすぎ。それが彼らのイカれ具合と軽さを手際よく示してくれている。
構成上、一問目、つかみとして最高。
じっくりページ数を使って、少しずつ真相に近づいていくから一緒に考えさせてくれて、イカれたメンバーに加わったような錯覚を起こした。

Q2
感想戦。面白い。
途中出てくる表現だけど、一人で愉しめるものを共有するのって、こういうやりとりがあるからだよなーって…また共感してしまってる。こんな頭のおかしな連中に。面白い。

Q3
インパクトのある殺人。
個人的にはトリックが一番面白かった。

Q4
もうこの段階で5人のキャラが完全に確立してる。
キャラ立ち、素晴らしい。
だから愛しくすらなってしまう…

Q5
出題者から出された情報から推理する、というルールに読者ものっかる形で構成されていて、そこも読書を没入させることに効果的だったわけだが、この章では「コロンボちゃんが小説を書いてヒントとして提供した」ことにより、その構成のルールを破らずに雰囲気をガラッと変えている。
ここだけ別作品、のような。
すごい。上手い。面白い。

Q6
究極の犯人当てはこのあとすぐ!
この題。これはたまらない。
ここまでのフリの効かせ方。そしてこの先へフリを効かせている。すごい。

Q7
5人の素性が遂に、の章。
驚き2段、いや3段構え。
中盤、序盤から仕掛けていたのかと。圧巻。
ここで読み進める手が止まる人はいない。はず。

Q8
どうしたって人として圧倒的に間違っている。
間違っている者たち。なのだが、一応、人間としての一面があって。ちゃんと実在していて。
彼らもきっとそんな感情、と同時に私もそんな感情になる結末。



一つ一つの殺人がきちんと立っている。
ショートショートのような。
それでいてフリを効かせた驚きを散りばめて終結へ向かう。完璧でしょう。

あと歌野作品は、無駄が無い。
だから止まらない。
完全エンタメ特化型だと思ってる。
だから好き。

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Posted by ブクログ 2022年11月07日

インターネット上の仲間たちとAVチャットでリアル殺人ゲーム行い、
リアルで殺人を行う人とその事件のトリックを暴く探偵として楽しんでいた。

読んでいて、奇怪な?恐ろしい?ゲームを楽しむ仲間の集まりに、
異常さを感じつつも、大胆なトリック等々引き込まれ、
500ページを超える作品で、
読むのが決して早...続きを読むくない自分にでも比較的早く読めたのが印象的でした。
騙される展開が来るのは薄々感じつつも騙されていました。

著者の中で一番人気?と思っている、
「葉桜の季節に君を想うこと」とは一線を画す、
猟奇的な感じは、苦手な人にはちょっと読むのが辛いかもしれません。

最後に、AVチャットのAVって何の略ですか?
Audio Visualってことかな。
作品発表当時だと、Windows Messengerや
Yahooメッセンジャーなんかでやり取りしてたのかな
なんて想像してみたり(笑)。

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Posted by ブクログ 2022年10月03日

作中では、5人が1人1題ずつ問題を出題。
おおむねどの事件も楽しんで読むことができた。いちばん好きだったのは謎解き要素の多いaXeのやつだったかな。

ただ、クライマックス手前の、出題者どうしの関係性については読めてしまった。
あと終始頭狂人視点で物語が進行してたから、頭狂人が終盤に何かやらかすんだ...続きを読むろうなという予想はできてしまった。

いちばん予想外だったのはラストシーン。終わり方が予想外すぎて「あ?」って声がでた。この後続編が2冊もあるのにどうやって続いていくんだろう。2.0も必ず読みます。

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Posted by ブクログ 2024年03月04日

2008年本格ミステリ大賞ノミネート作品。

初、歌野晶午作品。『葉桜の〜』でお馴染みの著者ですが、本作品が面白いと紹介して頂いたので読んでみました。
本作は五人のサイコパスな登場人物たちがネットを介して知り合い、『お互いが思考を凝らして実践した殺人事件』に対して、ある事件ではミッシングリンクを考え...続きを読むたり、ある事件では密室トリックの謎を解き明かしたりとした、推理ゲームを行う『リアル探偵ごっこ』がテーマ。
途中までは単調に感じる展開が続きましたが、終盤にかけての加速度感やどんでん返しは秀逸。
尚、本作には続編があるとのことで、そちらも今後読んでみたいなと思いました。





〈頭狂人〉〈044APD〉〈aXe〉〈ザンギャ君〉〈伴道全教授〉。
奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。
ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである……。
リアル殺人ゲームの行き着く先は!?
歌野本格の粋を心して堪能せよ!

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Posted by ブクログ 2024年02月03日

素顔も住所も知らない5人が実際に、事件を起こしその事件の真相を当てるという探偵ごっこをするという、奇抜な設定が面白いです。
この設定と言うだけでも読む価値ありですが、終盤の展開に驚いてしまいました。
頭狂人にだけフォーカスするシーンが多々あった為、身内を殺害するのではと予想していましたが、まさか...続きを読む兄が…
どんでん返し好きのあたしにとってはたまらない物語でしたね。

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Posted by ブクログ 2024年01月17日

モラルもへったくれもあったもんじゃない。
ここまで小説に感情移入したくないと思ったのは初めて。
被害者のことを考えたらこっちの負け。
ここまでミステリーエンタメに特化していると逆に清々しい。

と、ここまでネガティブっぽい意見ですが、実際はこの小説中々面白い。
実際に殺人事件を起こしての推理ゲームと...続きを読むいう発想だけの勝負なのかと思いきや、終盤にかけて怒涛の展開。
この作者、やはりタダでは終わってくれない。
推理の根幹とは別の、ちょっとした違和感みたいな物がちゃんと納得できるような設定もあり。

そしてまさかのto be continue…

しっかりと続き読みたくなってます。

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Posted by ブクログ 2023年11月08日

頭狂人の性別、コロンボの正体、教授の正体にはびっくり!
ラストの結果が解らない、というのは演出なのか。女かトラか、的な。
それとも次巻にそのまま続くのか。
殺人クイズの部分はちょっとダレるけど、あの部分がないとラストや、正体の驚きには繋がらないし難しいところですねw

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Posted by ブクログ 2023年12月31日

面白かった!
口調が好みすぎたから勝手にイケメンで想像してたaxeが中年ハゲおじだったけど私は元気です。

ごめんなさい、無理です。信じられるのはザンギャ君だけだよ。君ほんとそのままだね。

だって、一人称ワタクシで慇懃な口調な割に子供っぽいところもあるカッコつけしゃらくさ紳士とかそんなの興奮します...続きを読むやんか。無精ヒゲの時点でちょっと嫌な予感はしてたけど。

博士と頭狂人仲良しカワイイ〜と思ってたので、そこが女子二人だったのは「やったね」と思った。
axeとザンギャ君の犬猿の仲カワイイ〜と思ってたので、片方が中年ハゲおじだったのは「やれやれ」と思った。

彼らが女子の可能性もあるよな〜と(今年すでに他の叙述トリック作品にやられたので)思ったり、この鶴巻くんって人なんだか怪しいな〜とか思ってたので、それほどおったまげはしなかった。
でもコロンボくんの正体にはびっくりした。

なんにせよ、口調と一人称の差だけでロクに顔はおろか個人情報も出ないようなキャラたちを書き分けた作者にお疲れ様。
続きもあるそうなのでチェックしたい。

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Posted by ブクログ 2023年10月21日

読んだ!タイトルが好きすぎる
最初はあまり面白くないと感じてたけど段々主人公に愛着が湧いてきて面白くなってきた!最後ここで終わるのは無くない??にはなった.
ところで何とは言わないけど麻耶雄嵩のそれと少し似てるなぁと思ってしまった.あと、〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件が如何に間延びしていたかがよく分かった...続きを読む笑(同レベルのトリックの小話が20ページくらいで終わっているので)

関係ないけど、某が言っている「ジブン」という呼びかけに不穏な空気をかなり感じた.怖いオタク界隈の解像度が高い...

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Posted by ブクログ 2023年07月10日

めちゃくちゃおもしろかった。
伏線回収というか、真相が二重にも三重にも隠されている作品の最高傑作だと思う。

最後にオチをつけずに次回作に続く感じになってたのだけ、ちょっとモヤモヤ。続編ありきで出版したのかなと思ったので、2作目もすぐ買いに行く笑

歌野さんの作品を読むと先入観って恐ろしいなと毎度思...続きを読むわされる。
勝手に読者が勘違いして騙されていく作品が多いような気がしていて、伏線を張られているわけではないのに、伏線が回収されていくような感覚になって読み返したくなる。
こんなに小説にハマったのは久しぶり。

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Posted by ブクログ 2023年06月04日

実際に起こった殺人を狂人達が推理し合う、それだけなら短編集になってしまうようだがその裏に・・・

ゲーム感覚で殺人を行う方々だけあって非常に癖が強い、度を越えた厭世的、享楽的な登場人物の言動に不快感を示す人は多いかもしれない。歌野氏の作品はあまり人には薦められないかな。
一方、その特異な舞台と語られ...続きを読むるトリックはなかなか出会えない大胆さを持ち、読んで然るべきといった感じです。

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Posted by ブクログ 2023年05月24日

 様々なミステリーを読み進め、より衝撃的で、当時ハマっていた完全犯罪を題材にした作品を探していた所、この作品に出会った。
僕の最初の感想は、歌野 晶午の頭の中はどうなっているのか。というものだ。
今作以外にもサイコパスの様な、異質な、狂気的な犯人のミステリーは読んだ事があるが、今作はそれぞれの殺人者...続きを読むがネット上で実際に人を殺し、そのトリックを検証しあうという、作中に人間の体温を一切感じない、まるでゲームの様な、冷酷な作品だ。(イヤミスとも味が違う)
ミステリー好きならなら完全犯罪について考えるだろうし、題材としてアイディアを(実行はしないが(笑))少なからず持っているだろうが、これだけ多種多様な事件を羅列してしまうと一見幼稚な印象になってしまいがちっが、決して馬鹿馬鹿しいものではなくそれぞれミステリーとして楽しめるものを提供している。
 締め方も上手く、まさかこの後続編が出るとは当時全く思っても見なかった。

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Posted by ブクログ 2023年04月11日

えー!?面白かった!賛否両論あるよう?だけどこの結末は大好き。

頭狂人の独白が章ごとに挟まるので頭狂人が殺したのは兄では?までは予想できたけど妹=頭狂人だとは想像できなくて、兄もチャットに参加していたというのは最高のびっくり展開。
それぞれの事件がテンポ良く解決されていくのも楽しかったし、いろんな...続きを読む伏線が生きてくるのも凄くやられた感があって良い。うーん、すごくいい!続編も読みます。

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Posted by ブクログ 2023年01月18日

いやーおもしろかった☆
これ一歩間違えば結構なイヤミスですよわたしとしては。
連続殺人を「ゲーム」として捉え、淡々と人を殺し、その謎を解くって。狂気の世界。でもみんなあっけらかんとしてて、なんならちょっと好きなキャラだったりする不思議な作品。
最後に殺されたのが主人公の兄で、チャット仲間だったとはま...続きを読むた意外で驚きましたが、「続く」ってマジか!とそれも驚きましたわ。
ぜひとも読みたい!
この作者さんは読みやすくて好き☆

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Posted by ブクログ 2023年01月11日

はい、面白かったです。
ワクワクしながら良いテンポで読む事が出来ました。
個性的な登場人物達に楽しませてもらいました。
そして最後は…。

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Posted by ブクログ 2022年12月17日

ん〜おもしろい
個性豊かな殺人マニアが、AVチャット越しに各人が犯人となった事件を推理する物語。犯人はわかった上でトリックを話し合う。だが、最後にはオフ会よろしく、みんなが集まることになるが…。

歌野さんの読み物は「葉桜〜」しかないが、仕掛けが良くできており、最後に何かある感じの印象がある。

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ネタバレ購入済み

ちょうど良い難易度

2022年04月22日

ハウダニット重視の読者への挑戦状としては非常に良い難易度で──一部は分かるけど全部は分からないという塩梅──この手の趣向のミステリーの理想を体現しています。
ただ、主人公に関する叙述トリックは最初のエピソード時点から容易に予測できてしまうため、そこだけは減点ポイントです。
しかし、全体としては本当に...続きを読むよくできているので本心からお薦めできます。ゲーム感覚で推理を楽しみたい方には特に。

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Posted by ブクログ 2023年11月12日

歌野晶午らしい作品。
どんでん返し方も歌野晶午やなあ〜て感じ。
完全にトリックを重視した作品なので、中身があるかと言われれば無いです笑
最初のaxeの事件が1番好きかも。途中からややだれます。
短編集にちょこちょこ繋がりがあるみたいな感じでした。
ラストは終わらせて欲しかったなあ。

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Posted by ブクログ 2023年09月24日

webで知らないモノ同士が知らずに関係者を殺害してしまったという流れ。多分そこがメインだがそこから面白くなってくるのにそのまま終了。序盤の推理ゲームは微妙に退屈さはあるし可もなく不可もない作品

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Posted by ブクログ 2023年05月15日

悪くはないけれど、わざとミスリードするような会話が延々と続くのは少し辛かった。
終わり方もイマイチ。もう少し。

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Posted by ブクログ 2023年05月13日

自分の起こした殺人事件を推理ゲームとして披露しあう、狂気に満ちた5人組。

やることが全体的にぶっ飛んでて、全体的に再現できそうで、できなそうな絶妙な犯行。
ただ、躊躇なく殺人できるのはやっぱりぶっ飛んでるな。

ハンドルネームで呼び合ったり、見た目で呼んだりと誰が誰なのかイマイチイメージしづらかっ...続きを読むた。
☆3.3

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Posted by ブクログ 2023年03月11日

「現実の殺人を行う探偵ゲーム」と設定はぶっ飛んでいるけど、一つ一つの謎解きは予測可能な範囲かなぁ。まぁ、最後の殺人の被害者は予想外だったけど。
最後、素顔をさらしてオフラインで会う部分の展開がちょっと雑な印象がある上に尻切れトンボのまま「To be Continued」で締めている。次作で回収するの...続きを読むかもしれんから、とりあえず次作も読まないとだな。

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Posted by ブクログ 2023年01月02日

ネットで知り合った5人が、推理ゲームを出し合う。
出題されるのは、実際にメンバーが行った殺人事件。
殺人の犯人は自明。動機は推理ゲームのため。と、なるとハウダニットに特化した謎解き小説かと思いきや…。
そこは歌野晶午先生。しっかりと一筋縄ではいかない驚きが用意されている。

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Posted by ブクログ 2022年12月23日

最初の方は退屈だったけど、途中から先が気になって読むスピードが上がった。それだけに、続くとなったのが残念。完結して欲しかったな。

1冊の本の中にこれだけ色んな殺人方法を盛り込んで、ネタ切れにならないのかなーとか変な心配するぐらい人が殺される。けど、すごく客観的に見てるからか不思議と怖い感じはなかっ...続きを読むた。

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Posted by ブクログ 2022年09月28日

起こる事件は本格とはかけ離れたもので、あまり好みではなかった(首切りの話はやや面白かったが)。
意外性という意味では驚かされるものが多く、軽い文体で読みやすかったこともありサクサク読み進められた。
設定は好きなので続編にも期待したい。

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Posted by ブクログ 2022年08月30日

お互い素性の知れないネットで知り合った5人が殺人事件を推理する
ただこれだけ聞くと普通の推理小説だが他と一線画しているのは5人のうち一人がリアルで殺人を犯し、他の四人がその殺人をどうやって成し遂げたかを推理し順番で犯人と探偵役を回していくというもの
なので犯人は既に分かっている
もといハウダニットも...続きを読む

殺人を平然とやってのけるモラルの欠片も無いのは小説というフィクションだから置いておくとして、そういう犯行の仕方も確かにあるなと変な話感心した

そしてラスト近くなった辺りからのそれぞれの人物の真相にも驚き
一部嗜虐的な表現があったりで刺激的な部分もある
スゴい面白いかと言われればそこまでな気がするが続編は読んでみたい

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Posted by ブクログ 2022年04月10日

ネット上で知り合った、趣味が良いとはいえない5人が出題者と解答者に分かれて推理ゲームをするという話
500ページ以上あるが、100ページちょっとの一つ一つの問題(事件)の集合で構成されているため、間延びすることなく読みやすい。
しかし、それらの話の中には最終的に伏線となるような出来事などがあり、例え...続きを読むて言うなら一話完結型だが少しずつ真相に迫っていくタイプの連続ドラマのようだった。
また、歌野晶午先生の作品は堅苦しい表現はなくサラサラと、それこそドラマを見ているかのように読み進められるのも良い点である。

最後の方はさすが歌野晶午先生といったトリック満載
しかし、同著者の『葉桜の季節に君を想うということ』に比べると、ネット上で顔も名前も知らないという特殊な設定が、ある意味「何でもアリ」を強引に可能としている感が否めない。
たしかに本作でも語られた通り、宝くじの一等が当たるのはありえないけど理論上ありうることは起こりうるということか。

ちなみに本作はこれだけでは完結しません。
違う作品読んで少し休憩したら、続編である2.0も読んでみたいと思います。

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