小説・文芸の高評価レビュー
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浜松駅のリアル書店にて。
本書では、テキストを無料でいくらでも読める、という価値観が社会に蔓延してしまっていることを過大視し、執筆・出版・書店業界の観点から考察している。
さらに、長い文章を読むこと自体は特殊能力になりつつあり、書店で本を選ぶことは時間的経済的余裕のある一部の人にのみ許された特権階級の趣味という考え方が紹介されていた。
実際、私個人の感覚としても、英語などの言語学習やプログラミング同様、情報を収集する目的においてはもっと効率的な方法が多数あるなかで、読書(本)にこだわるのは違和感があるし、本が読める時期・書店巡りできる時期は間違いなく余裕がある時期だ。
その意味で、市場規模とし -
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化学物質過敏症を発症してから、改めて日本の公害の歴史についてあれこれ本を読むようになった。この本は児童書で一人の医師の伝記でありながら、非常に幅広い分野を網羅している。戦争や公害などによって苦しめられるのは、いつも弱い立場の人々で、その人たちは貧困から脱するために働き、働く中で体を蝕まれ病に苦しむ。そして差し伸べられる手がないまま苦しむうちに一生を終える人もいる。
人生の晩年に発された言葉を引用する「ほとんどの人間は公害病と付き合っていくしかないと思っとるところもあるんです。みんな何らかの形で、文明ー便利なものを使い、便利な体験をしとるからね。でも胎児性水俣病の子たちだけは、何も文明のいいこ -
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これよ、これ。こういう骨太な警察ミステリーが読みたかったのよ。
地味なのに超かっこいい、ハードボイルドな警察小説。情熱と執念で、未解決の殺人事件の真相を、昭和、平成、令和と時代をまたいで追い続ける刑事さんたちが、とにかくかっこよかった。
この物語はフィクションだけれど、昭和から平成にかけて実際に起こった戦争や大事件、経済の変化、暴力団勢力の弱体化、公訴時効の廃止、そして時代ごとの文化の流れまでが物語の背景として描かれていて、ミステリーを読みながら近代史を勉強しているような面白さもあった。
それにしても、よくもこんな壮大な物語を書けたなと、作者にはただただ驚かされる。雰囲気としては、松本清 -
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今までバレエに興味が無かったがこれを読んでちゃんと動画を観てバレエの理解を深めたいと思った。
日本のバレエの歴史も知らなかったが、勿論どんな分野のものも、歴史を語るには戦争という存在は否が応でも存在する。
過去を語る振付師の語りと、同時に描かれる戦時中の描写。とても痛ましく苦しい現実である。どんな人にも戦争の傷が生々しく残っている。
90年代の設定の作品だが、それが戦争体験を聞ける最後の年代だったのだと思う。
聞き手(狂言回し)の主人公がやけに軽い(チャラい)のは戦争を体験した人との乖離を描くためか(読者の代弁者という役割もあるかもしれない)
体験した人々は語りたくないかもしれない人も多かろう -
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ネタバレ自分が想像した結末から二転三転と展開していって、最初の「こんなことありえないでしょ」というメタ的な思考を考えさせられなくなるほど読み込めた。
月の裏側には多くのクレーターがあるように、人にも見えない部分がある。しかし、その一部分だけでその人の全てを決めつけてはいけない。
私は最近、人の良し悪しを見極めることこそが正しいことのように感じていた。この作品を読んで、その人の良くないと感じる部分はいつもその人と関わっている内の少ない部分であり、良いと感じる部分の方が多いと言うことに気づいた。
終盤にかけて少し綺麗事過ぎないかなと感じていた手前、最後の主人公の滑稽な封筒が出てきた時にすごくリアルで良 -
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「四つ子ぐらし」ファンの『知りたい』『読みたい』を
ぎゅっとつめこんだファンブックが登場!
内容は…
★超キュートなカラーイラストギャラリー
★新情報いっぱい、キャラクタープロフィール
★ひのさん&佐倉さんインタビュー
★読者アンケート結果発表! …などなど!
さらに、ここでしか読めない、スペシャルな短編
「四つ子が同じ小学校に通っていたら?」のもしも小説、
「四つ子がアイドルになっちゃう!?」お話も読める!
読めば読むほど、四つ子ぐらしが好きになる1冊だよ!
こんな人にオススメ( ◠‿◠ )/
☆四つ子ぐらしが好きな人
☆プロフィール帳などが好きな人 -
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三風です! 蘭子おばあさんや麗さんと、四ツ橋家の別荘に行くことになったの!
別荘には、私たちのお母さん・雅さんも、子どものころよく来ていたんだって。
雅さんのいた部屋に残されていたのは、お気に入りの本やドールハウスと…「宝さがしゲーム」のヒントの手紙!?
暗号を解いたら、雅さんのひみつのメッセージが読めるんだって。ぜったい見つけて、読みたいよ!
さっそく、私たち姉妹と、蘭子さん&麗さんで別荘の探検を始めたんだけど、意外な展開になってしまって…。
お母さんとのナゾ解き勝負のゆくえ、どうなるの!?
こんな人にオススメ( ◠‿◠ )/
☆宝探しが好きな人
☆暗号が好きな人 -
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ネタバレ
息子と再会のシチュエーションは、幼稚園でのともだちの言葉から予め分かっていた。
ただ、これほど後半にまでなる事は予見出来なかった。
主人公の女性は折に触れ、迂闊に選択を誤まる(轢き逃げの以前から)。 それこそが二人の再会を阻害していた要因だった。
とはいえ、
その全てを責めることは私には出来ない。
その幾多かは親として、抑えきれない愛情の発露ゆえの行動であった。
私自身も読みながら「止めろ、絶対ダメだよ」と思いつつも、しかし何とかならないのかと肯定したい気持ちもあった。
救いの手、また手酷い他人からの仕打ち、更には裏切りの末、渇望する人間にとっては途轍もなく長い年月の果てに、ようやく…そ -
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上巻に引き続き、期待通り非常に良かった。
少年兵たちの出自回想シーン、そしてイエーガーたちとの戦闘シーンが壮絶すぎて強烈で、ずっと後味の悪さが残る。
ヌースは複雑系を瞬時に理解するという特性を持つ。
が、一応現実としては、変数が多いカオスは、時間の経過とともに指数的に可能性の空間が広がるため、この世では情報を保持しきれなくなる制約がある。
そのため、直前までは予測できても、遠い未来になるとどんなに高性能な計算機であろうとお手上げだ。ここの部分は創作作品ならではの疑似科学だろう。
本作だと海流の計算が当てはまる。タンパク質合成の部分も変数が多すぎる。
その点、政治的駆け引きはまだ変数が少ないため -
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ネタバレ本屋大賞2026ノミネート作品『殺し屋の営業術』の続編が早くも登場! あのサイコ営業マンにまた会えるなんて感動です! おもしろかった!
持ち前の営業スキルを駆使し、極道組織の下部団体で輝かしい?実績を上げる主人公に「組織内での出世」という新たなミッションが与えられる。与えられるというかせざるを得なくなるというか。兎にも角にも自身が所属する団体の社長になることが求められ、そのために手練手管を張り巡らせるというお話。
前作の経緯もあるから主人公がどんな窮地に追い込まれても「どうせこれも織込み済みなんでしょ?」とその解決手段はわからないまでも、絶対的な安心感を抱いていたので、その部分に驚きを受ける -
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ネタバレ同作者の過去作『方舟』『十戒』のネタバレも含みます。
『方舟』『十戒』においては、麻衣が災難に巻き込まれるが生存の為驚異的な機転と行動力、殺人への躊躇いの無さで切り抜けるという流れで今作もそういう感じなのかと思いきやがっつり加害者だった。
序盤はシリーズお馴染み不穏な場所に踏み入るシーンで、そんな場所に行かなければ平穏に過ごせていたのに…という未来が分かっている視点だからこその理不尽な憂いがありつつ。
彼女も付き添っていたから尚の事引き返せ引き返せと思いながら読んでた。
引き返したら物語にならないんですが。
意外と指名手配犯達に話が通じるわ立場的に色々配慮してくれるわ主人公側が殺 -
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素晴らしかった。
アメフト部の高校生男子、学校の先生からはよく思われてないし、友達も少ないし、成績も良くないし、自分も少し不良っぽくあろうともしているけど中途半端で、でも、不良ぶってるやつが皆似たような格好して、自由なふりして周りのルールに縛られてるのには気付いてて気に食わなくて、強い奴とそれ以外が飼い主と飼い犬みたいな関係になってるのも気持ち悪くて、、。
そんなモヤモヤしてる高校生が、モヤモヤを色々吹っ飛ばしてくれる小説でした。
唯一アメフトについて熱く語れる同級生、唯一慕ってくれる後輩。
倫理の先生と深い話をしてしまうとこもいいですね。
著者の若林氏が学生時代にアメフト部に所属していて、若
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