ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ヴィクトリアン・ホテル

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    しっかりと騙された 笑
    "思いやりでさえ人を傷つける"
    "善意でとらえるか悪意でとらえるかで人の印象は変わる"
    "人間の見方は、本人が気がついていないだけで、自分の偏見をさらけ出しているのと同じ"

    印象に残った言葉たち

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    2025年12月13日
  • 成瀬は信じた道をいく

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    やっぱり成瀬いいわぁ。
    淡々としているように見えて、実は情熱的。
    行動力も素晴らしい。
    どんな人も受け入れる器がある。
    小学生だからといって子ども扱いしない。
    何しでかすか分からない感じもあるけど、成瀬のやることには筋が通ってるんだよなぁ。
    そのうち滋賀県知事とかになりそう!

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    2025年12月13日
  • 汝、星のごとく

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    めっちゃくちゃ良かった。
    どうしようもない親を持つ男女の高校生が、お互いひかれあうラブストーリー。序盤のラブラブの二人は心から応援したくなり、二人がすれ違ってるとき、苦しんでいるときは本気で苦しくなった。二人とも本当に義理堅くて、好感の持てるキャラだと思う。
    櫂の浮気については、ちょっとこの野郎と思うけど、話としては櫂が浮気くらいしていないとかわいそうすぎる気もする。(彼の人生の悲劇には、彼自身が原因のことがあまりにすくない。それこそ、暁海との別れくらいだろうと思う)
    「侮り」というものが物語の大きなテーマの一つで、厄介な問題だと思った。本人が意図して人をそう見るのではなく、ついついやってしま

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    2025年12月13日
  • それいけ! 平安部

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    ネタバレ

    やっぱり宮島未奈作品最高です!!
    宮島節が至る所に散りばめられていて、ほんっとに面白い。
    安以加をはじめ部員5人のキャラ設定が素晴らしい。

    平尾安以加が略して"平安"であることの説明が出てこなかった。
    冒頭に出てきた瑞希ちゃんは、その後登場しなかった。次回作への伏線?
    原涼子と戦う展開かと思ったらいい人であっさり終わってちょっと拍子抜け。

    <これこそ宮島節>
    P15
    今までの人生、こんなに強く求められたことなんてなかった。これが愛の告白だったらドラマチックだろうけど、行きつく先は得体のしれない平安部である。
    P66
    きっと、平安レベルが1ぐらいは上がっただろう。
    P74

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    2025年12月13日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    ついにゆとりシリーズ3部作目!
    朝井氏の身の回りってこんなにも面白い出来事起こっちゃってるのなんなの。
    排泄するたびにこんなに書けるなんて、お腹痛くなればなるほどネタが増えて困らないねえ。
    結構ミーハーでアクティブに動けるからホールケーキ5つも食べちゃうし余興に力入れちゃうし、けど服や家には全く興味がないって人間味おもしろい。

    わたしもゆとり世代。
    読んでいくにつれて、あぁ、ゆとりって通用しなくなってきてたなぁって気づいて寂しくもなるし、大人にならなきゃ明日も頑張ろうって何故か思えた。何故か。

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    2025年12月13日
  • パルティータを鳴らすまで

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    主人公の生みの母親の境遇が自分とかさなり、ぐっと物語りに入り込んでしましました。私の息子も主人公のような思いをしてたのかなと思い、涙が止まりませんでした。とても繊細で暖かい物語りでした。

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    2025年12月13日
  • 阪急電車

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    阪急箕面線から宝塚線に乗り換え
    河原町線で通学していた風景を
    重ねて読みました。
    あの臙脂色の車両も懐かしい。

    悔しい、腹立たしい事も嫌な気持ちも
    いつの間にか列車が運んで行ってくれる。

    そんな気持ちにさせてくれる
    素敵な物語の数々でした。
    映画化もされてるので
    そちらも観てみたくなります。

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    2025年12月13日
  • となりのナースエイド

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    となりのナースエイド 感想 資格を必要とせず、ナースの補助的な仕事をするナースエイド。外科医であったがトラウマにより医療行為をすることができなくなりナースエイドとなった主人公桜庭澪。トラウマの原因である姉の自殺が殺人であった可能性をしった澪は35歳という若さで天才的な手術の腕を持つ竜崎と協力し、姉の死の真相に迫っていく

    ちょっと思い込みが激しい澪と、自分の信念以外のことはダメ人間ながら澪にブレーキをかけられる竜崎とのコンビはなかなか良かったです。思想は正反対ですが患者さんを救いたいという点は一致しており、性格には呆れつつお互いを尊敬しあっていましたね

    本筋のミステリーの面白さもさることなが

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    2025年12月13日
  • 真夜中法律事務所

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    ネタバレ

     すごく面白かったです。設定がすごい。幽霊が見えるようになった検事の主人公を取り巻く魅力的な登場人物。地縛霊の定義。成仏の定義。何もかもが新鮮で物語にあっという間に引き込まれました。後半あたりで事件の関連性が見えた!気づいた!と思ってホクホクしましたが。見事にやられました。

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    2025年12月13日
  • 煌夜祭

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    また宝物が増えてしまった…。
    死の海、蒸気煙る十八の島、人を喰らう美しい魔物、冬至の夜に語り部たちによって開かれる煌夜祭——夢中で世界に浸ってしまった。幻想的な小話が、夜通し堆積するにつれて、歴史となり現実となる実感がよかった。作者の多崎さんは関係性の癖の者(確信)

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    2025年12月13日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    面白い設定!様々なトリックを一度に楽しめます。しかも、後半に明かされる真相にそのトリックも関わっており、うっすら予想できていても驚きました。新感覚ミステリーを味わうことかできました。

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    2025年12月13日
  • 星を編む

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    ネタバレ

    汝ほどの激しさは無くて、優しさがある話だな〜と思った。(一部ぴりっとする所はあるけれど)
    北原先生の掘り下げが多くて、すごく良かった。私的には、絶対北原先生が良いでしょって思ったけど、なんかそれだと私も島の人間っぽい…?
    私はどっちかと言うと周りの目を気にして、求められてる行動をとる人間だから、もっと自由に生きたいな〜と思った。自分の生きたいように生きてる登場人物たちが、すごくキラキラして見えた。
    汝よりも好きってレビューがあったけれど、私は汝がやっぱり好きかな。
    星を編むも文庫化待ってます!

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    2025年12月13日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    旅を続けないといけない人っていうのは、こういう人なんだと思った。
    いろんな分野の本を読みたくなった。読むだけで終わるんじゃなくて、実践することに価値があるとも思った。実践する人がいないと技術は失われてしまうから。知識があるだけの人にはならないようにしようと思う。

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    2025年12月13日
  • 風と共にゆとりぬ

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    ネタバレ

    前作より更にパワーアップした朝井さんのエッセイ。
    クスっとさせられるエピソードばかり。
    肛門に悩まされているのは切実すぎる。

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    2025年12月13日
  • 雫

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    「永遠」を不変のものではなく、形を変えながら受け継がれていく連なりとして描く物語。晴れの日も雨の日も人生の一部。終わりと始まりを抱えながら生きていくことを、静かに肯定してくれる一冊。

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    2025年12月13日
  • 空、はてしない青 下

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    上巻のつかみは良かったが、つかみと前奏が長い。
    本格的に面白くなってくるのは下巻でジョアンナの結婚生活が明らかになってくる過程だ。哀しい前半生。
    悲劇と悲劇のぶつかり合いになると思いきや、ジョアンナとエミルの新しい家族の話になってくる。若年性アルツハイマーのエミルと自閉症の息子を不慮の事故で亡くしたジョアンナ。
    哀しみを舐め合うのではなく、お互いに理解しながら2人の仲を深めていく。村から村へ旅する2人。そしてどんどん深まるお互いへの理解と愛情。2人のラストクリスマスには涙が出てしまいました。(通勤電車の中で)予想通りエミルは亡くなって葬儀の場面で小説は終わりますが、思いもよらぬ形で新しい家族の

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    2025年12月13日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    1作目は序章に過ぎなかったと痛感した。こらは革命の話なんだと、胸に刻まれた。そのうえで、ここから先は覚悟を持って、呪われた地と言われるレーエンデ国と、その国を愛するひとたちの行く末を見守りたい。

    登場人物それぞれが、誰かにとっての月であり、太陽だった。その愛の大きさに胸を焦がされたよ…。

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    2025年12月13日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

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    自分らしくというのがとても良かった。
    自分もそうだが、色んな人にどう思われるかが気になる人にとっては、とても印象深い小説のように思う。
    大人になっていくにつれてこういう感情も覚えていくものだが、誰しも小さい時は自分らしく振る舞っていたことを思い出させてくれる、そんな本であった。

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    2025年12月13日
  • 硝子の塔の殺人

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    大どんでん返しの繰り返しで面白かったです。
    久しぶりにミステリの中のミステリ作品に触れたような気がしました。
    文庫本でも550ページほどあったので挫折するかなとか思いましたが、先が気になって挫折することなく読めました。

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    2025年12月13日
  • さいはての彼女

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    ハーレーには全く関心のない私でもハーレー乗って旅に出てみたい!と感じた1冊。この話の主人公凪の「線」のエピソードはエールを送ってくれます。「本日はお日柄もよく」に次ぐ傑作。

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    2025年12月13日