【感想・ネタバレ】金環日蝕のレビュー

あらすじ

知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。犯人の落とし物に心当たりがあった春風は、ひとりで犯人捜しをしようとするが、錬に押し切られて二日間だけの探偵コンビを組むことに。かくして大学で犯人の正体を突き止め、ここですべては終わるはずだったが──いったい春風は何に巻き込まれたのか? 『パラ・スター』『カフネ』の俊英が、〈犯罪と私たち〉を切実に描き上げた、いま読まれるべき傑作長編。/解説=瀧井朝世

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

一瞬たりとも目が離せない展開。
全てに意味のある流れに、ずっと緊張感を持って読めた。目を離すことすら惜しいような、そんな読み心地になれる本はそうそう出会えない。(お昼になったのに気が付かなかった。良い意味で食欲も削がれてしまった)
犯罪は犯罪。そこに落ちる人の闇は確かにあるけど、だから誰かを傷つけていいのか、と。どうかその闇を照らすのは犯罪ではない救いの光であってほしい。
もっともっと読まれてほしい名作。すごいの一言。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第1章では、偶然居合わせた強盗現場をきっかけに二人がバディを組み、事件解決へと乗り出す――一見オーソドックスな探偵ものかと思いきや、第2章では一転、少女が犯罪に加担する場面が差し込まれ、物語は不穏な混沌へと踏み込んでいく。
現代社会で横行する詐欺犯罪がリアルに描かれ、人々の生活苦と絡み合うことで、物語に確かな深みと切実な共感が生まれている。
次々と謎が解き明かされていく目まぐるしいテンポの中に、ミステリならではの醍醐味があった。

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

叙述トリックが効いていて、あ、そうきたらか、と感じさせられるミステリ要素もあり。
悪いことだとわかっていることを、それが得意かもしれないし、なんなら快すら感じかねないと自覚したあと、どう生きていくか。
自律する気持ちと、闇に引きずり込まれないように繋いでいてくれる手があると信じられたのなら、そんな自分でも強く生きていけるかもしれない。


変に恋愛要素がなくてよかった。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直ひったくりからここまで面白い展開になるとは思わなかった。前半は海外小説のAI翻訳かと思うくらい臭いセリフのオンパレードでフェードアウトしようかと本気で思ったが、加賀谷と里緒の登場でガラッと雰囲気が変わる。登場人物全員、根が善人で真の悪人が登場しない点に少し物足りなさは感じたが。春風の強い覚悟と深い愛情を感じさせる三章最後「大丈夫。そんな顔を、しないで。」は珍しく震えた。句読点って大事な表現方法だね。

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2026年04月10日

Posted by ブクログ

本屋大賞受賞作のカフネよりこっちの方が好き

読み始めたときは、ひったくり犯とそれを追う無鉄砲な女子大生とはしっこい高校生男子のシンプルなお話かと思ってたけど、徐々に様相が、変わっていき

良い意味でだいぶ思っていたお話とは違う
え?そうなの?あれ?とラストあたりでなり、上手い作家さんだなと

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

あらすじを読む限りではあまり面白そうに感じなかったけど、実際に読んでみたら凄く面白かった。春風と理緒の物語はどう関係してるんだろうと思いながら読み進めていたら、繋がった瞬間から面白さが加速度的にアップしてそこからは一気に読んでしまった。
小説としての面白さはもちろんのこと、特殊詐欺の一例も物語には出てくるので、啓蒙の意味も含めていろんな人に読んでみてもらいたい。

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2026年03月31日

Posted by ブクログ

話題になっていたので手に取りましたが、納得です。
春風と錬コンビの第一章から一転、第二章は色んな事情で詐欺に加担してしまう理緒の話に。春風と錬の話が明るい探偵小説のような雰囲気もあってか、理緒サイドになるととても辛くて苦しい…。ミステリーなので、きっとどこかで繋がるんだろうなぁとは思っていましたが、予想外の展開に最後まで驚かされっぱなしでした!
誰しも皆、何かしらの事情があり、明るい部分もあれば暗い部分も併せ持っている。いつだって闇に堕ちることは簡単にできてしまう。だからこそ、自分を戒めながらも前を向いて歩き続ける。勇気づけてもらえる素敵な作品に出会えました。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

阿部暁子さんのお話しは『カフネ』しか読んでいませんでした。
全然予備知識無しで読み始めてしまったのでミステリだと思ってなくてビックリ!

でもグイグイ引き込まれて一気読みでした。
中盤あたりから
『え?そうなの?そういうこと?』
の連続で、もうやめられなかったです。

『詐欺』になんて絶対ひっかからないぞ!
と、思っていたのに急に不安に…。情けない。汗





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2026年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんで、こんなにリアルなの。
理緒が最初はムカつくやつなんだけど、次第に惹き込まれていきます。犯罪に巻き込まれていく様がリアルでした。
犯罪の一端に加担する感じ…紙一重のところにいるかもしれない自分。

『カフネ』に続いて泣かされました。
主人公はいい子ちゃんなので、私のイチオシは理緒ちゃん(と錬くん)。ドラマ化など、ぜひ!

以下はお気に入りの文の引用です。
「彼らは、励ますことはしても、実際に手をのばして何かしてくれることはないのだ。たぶん、世の中は、そういうものなのだ。」
「口を。閉じて。三分間。」
「事件とは無関係の可能性も同等にある。身近な人間の信頼を損なわせるようなことはできない。」
「彼の手に自分の指を絡めたい衝動がこみあげて、でも、できなかった。恋しすぎてふれるのとすらためらわれる、そんな気持ちがあるんだということを、彼に会って初めて知った。」
「この人といられるなら、地獄にだって堕ちていく。」
「世の中には、毎日を生きることに必死で、役所に行って手続きをすることがままならない人もいる。」
「きっと、親を一度も憎んだことのない子供も、子供を一度も疎んだことのない親も、この世にはいないと思う」
「命や人生というものは綱渡りのような偶然の上に成り立っている」
「私は、私も含めて、人間がわからない。私を誘拐した犯人がいる一方で、私を助けてくれた人がいる。」
「弱く脆い人間が、その弱さと脆さによって、立ち上がることができると私は信じる。」

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

2人の関係から目が離せない!と思っていたら、別の女の子の話が出てきて、どうやってつながっていくんだろうと最後まで目が離せない展開だった。
とにかく面白い。
レンは潔癖と言えるほどのまっすぐさと器用に何でもこなせてしまうところ、不安定さを持ち合わせていて、とにかく魅力的な人物だった。
でもハルカも後半負けないくらいキャラが濃くて、大好きな2人になった。
最初はハルカと母のやり取りに苦しさを感じたりもしたけど、後半は見え方が違ってくる。
カフカと同じく葛藤がある中にも希望もある感じの世界観がとても良かった。

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2026年03月02日

Posted by ブクログ

冒頭は少し退屈なストーリーでしたが、中盤から後半は展開が多く、楽しませてもらいました。
特殊詐欺の話で今時の話題で、ここがこう繋がるのか、あぁこういうことねって思うことが多くて最後まで飽きなかったです。中盤からは物語に引き込まれてしまいました。

知識がある人や用心している人でも詐欺に引っかかる時は引っかかると思いますが、
引っかからないような対策や色んな知識を得ることは大事ですね。こんな詐欺があるんだと思うことも。

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

カフネがあまりにも良かったので他の作品も読みたくなり手に取りました。
最初は私の苦手なジュブナイルものかな?と思い読むのをやめようか迷いましたが、途中から物語の景色がガラリと変わりどんどん惹き込まれていきました。
読み終わった今、世の中の価値観や倫理観について深く考察したい気分になっております…

冒頭は少年少女が謎解きのお遊びをしているような場面が続きます。
ティーン世代の青春ものや恋愛ものを読む趣味が無いので「今作はイマイチ刺さらないな…」と思いました。
それが急に!変わるんです!いきなり!犯罪の世界に!笑

本作のテーマは特殊詐欺です。
それに巻き込まれた人達を取り巻く環境や心理描写を丁寧に描かれいきます。
物事の善悪を決めるのは人の心なんですよね…
身近な人が詐欺事件の主犯であることを知った時、私ならどうするんだろう…
終盤で登場人物たちが語る価値観についていろいろ考えさせられました。
とても面白かったです。

追記
詐欺に手を染める人達の背景には様々な理由があるとはおもいますが、性犯罪者はどんな言い訳も許されません。
地獄に堕ちて当然かと…

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2026年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直冒頭はかなりなめてて、「あ〜男女がただ謎解いてく感じね」と思っていたら、途端にひっくり返った。
まさにオセロの白が黒に塗り替えられていくような体験だった!
詐欺だけじゃなくて、犯罪って加害者も被害者みたいだよな〜と思った。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

冒頭はあまり動きがなく、読むのをやめようかと考えた時もありましたが、後半一気に物語が動きます。
あまりの面白さに、続きが気になって少しでも時間ができると聴いていました。
次々と伏線が回収されると同時に、それぞれの登場人物から見える景色が様々であることに気づかされました。自分が見えている景色はあくまで「私が見ている景色」であって、真実ではないのだと感じました。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

知らずにとった本が続けて「詐欺」がテーマだった。時代だなと思う。
ミステリー好きの私は、殺人事件が発端になるものをたくさん読んできているけど、そちらは犯人の動機や事件の背景と共に警察がそれらを捜査解決していく爽快感がある。
でも「詐欺」の話は読んでいて重く苦しい。
お金を必要とする若者に魔の手は伸びていく。
そして私が読んだ2つの話はどちらも警察が出てくるものではない。
それこそが現実に起きてる近年の詐欺事件の特徴で、まさに「闇」。
それでもこの小説は重くなりすぎず、登場人物たちのキャラクターに救われる。
守るべきものがあるからこそ、危険な世界へ足を踏み入れてしまう登場人物たちだけど、そんな自分を救ってくれるのも守りたいと思った人たちで。安心した。
今の世の中身近なところにいくらでも潜んでいるんだろうな…

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2026年02月15日

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読みやすいのに、色々な要素が含まれた満足感の大きい本だった。
登場人物も丁寧に描かれていて親近感を感じて応援したくなった。
今後の彼らがとう生きていくのか気になる。

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

audible⭐︎
あぁ〜面白かった‼︎
カフネとはまた違った分野だったけど、人の奥底にある心情がたくさん描かれていた。
レンの心情に触れるたび抱きしめたくなる。
春風ちゃんの男前なところはハラハラした。
家族に言葉にして伝える大切さ♡愛してる!イィ‼︎

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2026年01月31日

購入済み

カフネから

入ってきました
本屋さん大賞はホントにいい企画だと思います。

登場人物はダークなのに全員にそう思わせない
フォローの文面が入り著者さんの優しさが
溢れています

巻末の解説の方も書かれている様に
決して読者を裏切らない安心して読める作品

なのでは?

#エモい

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

引ったくり犯を捕まえるだけの日常系ライトミステリかと思って読み始めたが、犯罪の規模も家族の話も大きくなって驚いた。一番驚いたのはフジサキの正体かな。叙述トリックが随所に仕込まれていて種明かしの頻度が高く、終始おもしろかった。金環日蝕の比喩も秀逸。カガヤと錬が実写で見たい。カフネも読みたくなった。

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2026年04月21日

Posted by ブクログ

カフネがとても刺さったのでもう一冊。

やっぱり会話の掛け合いのリズム感がとっても良く春風と錬、陽と翠がぽんぽん進むのが本当に心地よい。
重めの題材なのにその会話に合わせてスラスラ読めた。

決め台詞は北海道万歳!

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

地元が舞台ということもあり、情景を鮮明に思い描きながら読めた。探偵パートではラノベみたいな大学生がどんどん出てきて、こんな作風なのか…?と思ったら詐欺パートからどんどん話が転がっていくので引き込まれた。二人の背景が重すぎる。
人類で最初の仕事は詐欺師って、あながち間違ってなさそうでこわい。この時代でもどんどん手法を変えて永遠になくならない。

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2026年04月10日

Posted by ブクログ

阿部暁子さんの文章は綺麗でスッと入ってきます。物語の展開も秀逸。終盤の伏線回収がテンポよく、小気味よく、飽きません。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤から伏線が散りばめられていて楽しい

金環日食の意味が平面的に見るとわかる
人間の矛盾について精緻に描写されている
どうしようもない悪意に晒されてその被害者になることは往々にしてあることだけどその逆もあるという矛盾が面白いという観点に気づかせられる

登場人物が生き生きしてていい
映像化に向く作品なのではと思う!

イケメンは得だなと思った

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

正しさだけでは、人は救えない――。

2025年本屋大賞受賞作『カフネ』の作者、
阿部暁子さんの作品。

自分には何の落ち度がなくても、
事件に巻き込まれてしまうこともある…。

それって決して人ごとじゃなくて、
いつ自分に起きてもおかしくないんだなと、
改めて“普通の日常”のありがたさを感じました

「そうくるか…!」ってなる伏線回収もあって、
読み応えのある一冊でした。

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

魅力ある登場人物。いろんな面を見せる錬。
ひったくり犯探しから、今どきの闇バイトに話が発展していく。どんどん変わっていく登場人物の印象。闇バイトとか、どこで引きずり込まれるか分からないなと、ちょっと怖いなと思った。
カフネとはジャンルが違うが、人物描写が面白かった。
自分を信じて生きようと思わせてくれた。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

オーディブル
途中までかなり気に入ってた。
最後がちょっと微妙だった。
れんの家族はいいなあと思う。
はるかはなぜかっこいいのかわかった。
素敵な話ではあった

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どんな事情があれ、犯罪は犯罪だと思う。
たしかに、自分自身が同じ境遇にあれば、同様の行動をしてしまうかもしれない。他人の幸不幸を考えられず、生きるために、家族を救うために行動してしまうと思う。ただ、理緒は認められたいために犯罪に加担していた。これはいかがなものかと思う。最後までお咎めなしで終わった。確実に被害にあった人はいたはず。なんか、モヤモヤは溜まった。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

大学での人探し編、レンの家にお邪魔編では記号的なキャラクターが賑々しく、おまけにレンが品行方正でイケメンで人望い人格者と持ち上げられ過ぎており、作者の偏愛と寵愛を感じるようで、更にオーディブルの効果も相まって、キャラクター小説が読みたかったわけじゃないんだけどな、正直失敗したかなと思った。リオ編との温度差にも風邪引くわとも思った。
たが目的が変わってからレンへの印象が変わった。捻くれた生意気さも年相応の危うさもちゃんと持ち合わせていた。しっかり手綱を握ってくれたハルカが頼もしくて好感が持てた。
ストーリーはトクリュウを思わせる電話詐欺を軸に指令役に迫る運びになっており、この指令役の冷徹になりきれない人間らしさが味になっている。それが生来のものか過去か憧れの影響かは知れない。善とも悪とも断じることが出来ずリオには苦しいだろうが乗り越えて欲しいなと思った。そしてリオもレンもうまく人を騙せること、それに喜びを感じることは必ずしも悪行に結びつくわけではないことにいつか気付いてくれたら良いと思う。奇術や創作、あるいは日常の小さなことにだって悪行にならない嘘はたくさんあるから。

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

老人が家から出てきてすぐ、若者に手にした荷物を引ったくられ突き倒された。
たまたまその瞬間を目にした、近所の大学生がすかさずその男の後を追いかける。
そんなありふれたひったくり事件から始まる。
2025年本屋大賞受賞作「カフネ」の作者が物した犯罪小説。

カフネの優しい雰囲気とは全く異なる、現実の特殊詐欺の姿をリアルに描く。犯罪小説ではあるが、犯罪は本書の主題ではない。
全ての登場人物の背景を克明に描き、なぜそのストーリーが書かれ、紡がれていくかという理由が明確に綴られていく。

いくつかに別れて描かれていくストーリーが、織りこまれ、結末に向かって伏線が丹念に回収されていく。
カフネとは全く違う世界だが、本書もまた面白い。この作家さんの作品はフォローしていきたい。


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2026年04月03日

Posted by ブクログ

最初のひったくり犯を追う展開から、最後まで何度も反転され、何度も驚かされ、あっという間。
わかっていながらお金が欲しいからと詐欺の片棒を担ぐ若者たち。
こういうのが特殊詐欺がなくならない要因なのかなとか色々と考えさせられる。
自分もいつどんな犯罪に巻き込まれるかわからないから、一層と身を引き締めて生きていこうと思った。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

ジャンルは何になるのかな?嫌いじゃないなって感じです。サスペンスのような人間ドラマのような。悪くないです。主人公の女の子の負けたくないって、必死に強くあろうとするところが良かった。

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2026年01月29日

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