あらすじ
愛した男に騙され仕事を失った美菜代は、凄腕の復讐屋がいるという噂を聞きつけ、その男、成海慶介の事務所を訪ねる。しかし提示された依頼料は高額で、とても払えない。追い返されても諦めきれない美菜代は成海のもとで働かせて欲しいと頼み込み、押しかけ秘書となるが――。どうしようもない人生の不条理に直面する人々の悲喜交々を描いた、ユーモアと優しさ溢れる復讐劇が新装版となって登場! 解説:奥田亜希子
※本作品は2018年7月に小社より刊行した文庫『復讐屋成海慶介の事件簿』を改題した新装版です。
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Posted by ブクログ
喫茶おじさんの後に読んだが、こっちのが全然好き。美菜代も成海も駄目な部分が人間らしくてかわいらしい。ドラマかしたら誰かなーとか考えちゃう。
30も越えた独身女やし、給料も安いけど、100万払いたくなるような復讐したい出来事がない今はとっても幸せな状況何やろな。
Posted by ブクログ
復讐屋のお話かぁ〜!
スカッと系かな?と思ったら、考えさせられるお話でした。
沢山の依頼人との出会い、復讐したくて現れる人達。そんな人達が復讐屋に出会って、前を向ける。
恨み、嫉み、生きていればありますよね。
わたしも酷い事をされた過去があります。
でも、復讐したいかと言われると、それは違います。
「あなたの復讐はもう成し遂げられたも同然です」
「復讐するは我にあり」
心に響く言葉です。
新しいタイプの復讐屋のお話で面白かったです。
Posted by ブクログ
原田ひ香さんは、はじめまして。
とっても読みやすい。
憎しみに心を支配されて起こした行動は、
その気持ちが強いものであるほど
後悔も大きいのだろう、と思う。
復讐したいくらい、憎らしい相手や出来事を
受け流すことも、忘れることも難しい。
それでも、一度立ち止まって、
相手を叩きのめした先にどんな未来が待っているのか
想像できる心の強さを持っていたい。
自分は復讐とまでは言わなくても、
日常で起こる周囲への小さな不満に対して
やり返してやろうとか、ちょっと邪魔してやろうとか
思ったり、態度に出したりしてしまうことがある。
でも、それは本当に自分のためになるのか?
嫌な相手に引っ張られて、
自分も同じ土俵に立つことはない。
幸も不幸も、その人の生き方に応じて
起こるべくして起こる。
ただ真っ直ぐ生きていこう、と決心させてくれた。
————
美奈代の恋人だったはずの男は、
同じ会社の後輩と突然婚約を発表した。
納得できずに何度も迫る美奈代は、
周りからストーカー扱いされ、結局退職することに。
偶然耳にした「復讐屋」成海のもとへ行き、
元恋人への復讐を依頼するがあっけなく断られる。
手付金が100万円、追加で成功報酬も請求される。
どうしても復讐をして欲しい美奈代は、
翌日から成海のもとで秘書として働き出した。
意外と強引な美奈代の行動に、
成海がだんだん振り回されていくのが可笑しかった。
最終話で明かされる成海の過去が、
「復讐屋」を名乗りながらも、実際には
復讐を嫌う理由につながっていくのも面白かった。
・「サルに負けた女」
全身を着飾ったセレブの女は、
相手が飼っているサルの病気が原因で
婚約を破棄された、とやってきた。
「サルのせいで家の中が臭い、
サルが死んだら結婚できるの?」
しまいには「相手もサルも一緒に殺してやりたい!」
とまで言い出した。依頼は引き受けたが、
「復讐するは我にあり」と、神様だよりで
成海自身はほぼ何もしない。だが、成海の言う通り
復讐という方法をとらずとも良い方向に収まっていく。
・「オーケストラの女」
コンサートマスターの座を、自分より実力がない女に
不当に奪われたと嘆く乙恵。
ここでは、乙恵にとっての本当の望みはなんなのか、
復讐する以外にやるべきことがあるんじゃないか、
と気付かせる展開に感心した。
コンサートマスターに拘らず、さらなる高みを目指し
海外へ行く決心をした彼女はとてもかっこいい。
・「なんで素敵な遺産争い」
七年前、義父の介護を押し付けられた挙句、
遺産ももらえなかった、強欲な義兄夫婦に復讐したい、
と成海のもとへ依頼に来た小百合。
成海は復讐より離婚を勧め、それを受け入れて
躊躇いつつも別れを決断したが、今になって
小百合の元夫が妻を連れ戻せと押しかけてきた。
小百合は新しい人生に満足しており、元夫のもとへ
戻る条件は「遺産を放棄すること」。元夫の答えは
「そんなバカなことするわけないだろう」。
小百合も一時は復讐心に駆られたが、成海の
「遺産をもらわない方が幸せになる」という助言を
魔法の言葉として生きてきて、過去に囚われず
充実した生活を送ることができている。
・「盗まれた原稿」
シナリオライターを目指すめぐみは、
同じスクールに通う友達に盗作をされた。
その作品はコンクールで大賞を取り、
それをきっかけにどんどん仕事をもらっていく彼女が
許せない、復讐したい、とやってくる。
成海が連れてきた有名シナリオライターの
「盗作するのは、才能がないから」との言葉を受け
相手への復讐をやめた。
嘘の栄光を手に入れた彼女は、
身の丈に合わない賞賛の声に、いずれ潰される。
わざわざ復讐せずとも、自滅するだろう。
・「神戸美奈代の復讐」
酷い扱いをされた元恋人に遭遇する美奈代。
成海のもとでさまざまな復讐心に触れてきたが
まだ彼女の憎しみは消えていなかった。
ついに行動を起こす美奈代だが、
ぎりぎりのところで成海が踏みとどまらせる。
どうにか復讐心を振り切った美奈代を「偉いぞ」と
抱きしめる成海が優しくてほっとした。
これからも復讐屋の秘書として働いて、いつか
本当に悔しさが吹っ切れるときが来れば良いな。
————
Posted by ブクログ
さらっと読めて、所長とみなよの遣り取りもケンカップルみたいになって微笑ましかった。重い恋愛ものとか読むの疲れるから丁度いい微笑ましさだった。
復讐などする必要はない。要は本人の考え方次第で、復讐に向いている全神経を毒舌で目を覚まさせてくれる復讐屋さんだった。いつもは殺人が起こるミステリーばかり読んでるからほのぼのしてて、こういう風に考えないとだなって学びもあって面白かった。ゲスいパンとか、文面も面白い。他の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
色々謎はあるけれど
スカッとしたり、どういうこと?と思ったり。
ひとまず読んでて面白かった。
復讐はしなくて良いから成海さんに話を聞いてもらいたい感じ。
匿名
とても面白く読めました。
復讐屋、思っていた復讐屋とは違ったが、これはこれで楽しかった。少し詐欺師っぽい気もするが、相手を幸せにしているので良いのかな。彼女はこの復讐屋に辿り着いたのが幸運の始まりです。
Posted by ブクログ
復讐屋というファンタジーみたいな職業に対して"ゲスいパン"のあまりにもリアルな表現で作中の描写が一気に現実味を帯びてくる。
いわゆるざまぁやスカッとみたいな復讐はされないのに読み終わると心がなんとなくスッキリとする。
成海はもっと飄々としたタイプだと思ってたのに何倍も感情が顔に出たり、いい意味で人間臭くて好きだった。
Posted by ブクログ
初めての作家さん。
短編とは知らずに借りました。
短編はそんなに好きじゃないけど面白かった。
「復讐するは我にあり」この言葉を覚えておきたい。
読後感も悪くなく、すぐに読めました。
Posted by ブクログ
復讐というとヘビーな内容かと思いきや、そんなことはなく、どの登場人物も最後は清々しく新たな一歩を踏み出す感じが読んでいて気持ちいい!
話は繋がってるけど、短編5話になっていて読みやすいのでとてもおすすめ!!
あと個人的にゲスなパンという表現が好き(笑)
あー表紙の絵はそういうことね、となりました(笑)
味や匂いがこちらまで伝わるような、文章だけでそこまで表現できるのはすごい!
ほかには結婚相手を「健康保険も年金も一緒で…」という表現のところも、そんなふうに意識したことなかったけど、確かに!みたいな、随所に面白くて、でも納得な表現で示すのが面白かった!
原田ひ香さんの本を読むのは2冊目だけど、今のところハズレなしです!
Posted by ブクログ
やっぱり原田ひ香さんの作品好きだなぁ。はじめは適当でお気楽なイメージの成海だったけど、どんどん「いいヤツじゃん..」と好きになっていく。最後はうるっとするほど、2人の関係性がよい!復讐というと、相手を懲らしめてスッキリ!なお話かと思いきや、この作品ではちょっと違った解決方法で面白い。美菜代は得意なことも魅力もたくさんあるし、いつか健康的なごはんを普通に食べられるようになってほしい。そしてぜひ映像化してほしい!
Posted by ブクログ
いい意味で思ってたのと違い、とても面白かった。必殺仕事人みたいに秘密裏に復讐代行する話かと思いきや...「復讐はいつか復讐した本人に悔恨を残す」ことを念頭に、ある時は何もせず復讐をやめたくなるのを待つ、復讐するのではなく自分が新たな人生を生き直す等、今一時気を晴らすのではなく、長い目で見て幸せになれるように導く。それが分かってからは次はどのように解決するのかワクワクしながら読み進めた。ラストの主人公の急な恋が始まったのか⁉️それは要らなかったかもな〜とちょっとだけ(笑)
Posted by ブクログ
読みやすい文章で話もこみいっていないのですぐに読める。主人公と復讐屋の成海の掛け合いが微笑ましく、物語が進むにつれて2人の心理的距離が縮まっていく。ラストはにおわせるだけにおわせて終わり。これは絶対に続編出(てい)るよねと思って調べたけどないみたい。
復讐屋の事件簿的に五話おさめられているが、全話で「復讐するは我にあり」という信念が語られる。「我」とは「神」。新約聖書の言葉で、報復を与えるのは神、人が復讐をするべきではないという意味らしい。
Posted by ブクログ
よく読んでいる原田ひ香さんの復讐屋?小説。
あらすじは...
恋人に裏切られ、職も失った美菜代が
復讐屋である成海に復讐を依頼するも断られるし、
依頼料も高額だったため、成海のもとで勝ってに働くことにする...
たぶん一般的に私たちが考える復讐ではまったくなくて
でも依頼者もすっきりできるそんなお話。
印象に残ったところは
「遺産は受け取らなかった人が幸せになる」
私もこれは常々、考えていることだったので
まさか、ここで出てくるとは!と驚きました。
成海のもとでいくつかの依頼をこなしたあとの
美菜代の復讐についても書かれてあって
面白かったです!
Posted by ブクログ
まだ読んだことのない作者の本を読もうと手に取った1冊。
とても読みやすい本でした。
物語に出てくる神戸さんが個人的に人間くさくて、読んでいて、「なんだこの人は」と思いながらも、現実にいる自分も、もしかしたら復讐したい人がいたらこうなるのかもしれない、と思いながら読んでいました。
『復讐するは、我にあり』
復讐したい人がいる方はこの本を読んでみてから復讐するもしないも決めてみてはいかがでしょう。
Posted by ブクログ
復讐屋の男性、成海。
そこへ復讐を頼みに来たOL美菜代。
この二人のドタバタ?!復讐劇の始まりか?
後半には成海の過去も話に出てきて、鳴海の復讐の考え方が見えてきます。
面白かったので、今回も一気読みでした。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
大東商事で5年間秘書として働いていた27歳の神戸美菜代は、付き合っていた29歳で営業部所属の陣内俊彦に騙され(後輩との婚約を発表する)仕事を失う。陣内に復讐しようと、凄腕の復讐屋がいると噂を聞きつけ成海慶介の事務所を訪れるが「僕の復讐は金持ちやセレブのものだ」と追い返される。美菜代は成海の復讐を学びたいから秘書として働かせてほしいと頼み込み、様々な依頼に立ち会っていく。
①サルに負けた女
婚約相手に婚約を破棄されたと復讐依頼に来た女性には何もせず、破棄した男性相手に親の病気や会社の不調を大袈裟に話させて解決。
②オーケストラの女
新関東フィルのコンサートマスターをしていた女性が、理事長が連れてきた指揮者男とTVにも出てるヴァイオリニスト女に復讐(オケから2人を追放して、自分が実力で負けたのではないことを証明したい)したいとやってくる。成海は理事長と女が食事デートしているところを見せて「あんな男と付き合ってまでもオケのコンマスは得る価値のある地位なのか」と問い、別の場所での再出発を促す。
③なんて素敵な遺産争い
成海のせいで8年前に妻が家を出ていったが呼び戻したいという男性+息子。妻は「自分1人に介護させて労いの言葉もかけられなかったし遺産も受け取れなかった。強欲な義兄夫婦に復讐したいし夫にもお灸をすえたい」とのことで成海は妻に離婚を勧めていた。8年ぶりに、夫が復縁したがっている旨を妻に伝えるも「今が幸せだから。遺産を放棄するなら戻ることも考える」と話し、男性と息子は遺産の放棄は選択しなかった。
④盗まれた原稿
シナリオスクールに通う女性が、同じくスクールに通う友人に見せたシナリオを丸パクりされてそれが業界ナンバーワンのコンクールで受賞したのが悔しいから復讐したいとやってくる。成海の大学時代の先輩で有名シナリオライターの栗原麗奈を会わせ、「盗作する人は才能がないからすぐ消える。あなたはもっと作品を書きなさい。逆にあれ1つしか書けないならプロとしてやっていけない。」と激励され復讐を思いとどまる。
⑤神戸美菜代の復讐
新宿で陣内と再会した美菜代は、陣内から連絡が来ることを成海に相談するが無視しろと言われる。前の会社の同期女子会に参加した 美菜代は、陣内の妻が男児を妊娠していること、課長に昇進すること、陣内が美菜代の悪口を言っていることを聞いて復讐を決意する。陣内をホテルに呼び出しシャワーに入っている間に不倫の写真を撮っていると「復讐するな。お前は必ず後悔するから部屋から出てこい」と成海から電話が入り部屋のドアの外で待ってくれていた。成海は「復讐しなくてよかったと思える日が必ず来る。来なかったらなんでもお前の言うこと聞くよ」と美菜代に話し、美菜代はこの仕事をしながらその日を待つ人生も悪くないかもしれないと思う。
成海慶介:
母親は東北出身で才色兼備。上京してモデルをするも見切りをつけ工務店会社経営者と結婚し慶介を出産。夫の仕事が忙しくなると育児と家事のみの日々に不満を募らせ近所の病院に研修に来ていた東大の医学生と不倫。医学生には彼女がいて大学を卒業と同時に結婚。ストーカーになった母親は彼を包丁で刺し自分も自殺した。それを最初に見つけたのが小学2年生の慶介だった。ミッション系の名門私立小学校卒業…大学卒業後外資系資産運用会社に少し勤めてからこの事務所を開く。
【感想】
嫉妬や憎しみ、復讐心は誰しもが1度は持つ感情で登場人物達には共感がもてる。復讐したいなんて話は身近な人に出来る話ではなく、ましてや成海のような人がそばにいるわけではないから自分でアンガーマネジメント出来るようにならなくては。
Posted by ブクログ
復讐屋
これだけ聞くと恐ろしい職業のようだが、この本に出てくる復讐屋の成海は、誰もが思う復讐(いわゆる痛い目に合わせるなど)はしない。
依頼主が復讐心をなくし、スッキリと前を向いて生きることができるように仕事を遂行する。
面白い復讐屋だった。
成海と美菜代のその後も気になる。。。
もしかして、公園で出会った時から成海は。。。
Posted by ブクログ
復讐屋の成海慶介の事件簿。
依頼主のはずの神戸美奈代が自分の復讐の依頼を断られたことをきっかけに成海の秘書になる。
第一話 サルに負けた女
猿の病気をきっかけに結婚の延期を迫られた女の復讐の依頼。
ここで、成海の復讐のパターンが明かされる。
「復讐するは我にあり」
第二話 オーケストラの女
コンマスを外された女の復讐の話
第三話 なんて素敵な遺産争い
以前成海に依頼して、離婚した妻への復縁の依頼。
このエピソードは、なんだか最後が全くしっくりこなかった。
第四話 盗まれた原稿
盗作したシナリオライターへの復讐の依頼。
完全に筋が読めるストーリー
第五話 神戸美奈代の復讐
神戸美奈代の復讐を自分でやり遂げようとするストーリー。
最初のエピソードに繋がる、そして成海の過去に繋がる興味深いエピソード。
イケメンなのに性格が悪いという、使い古しされすぎたキャラにも関わらず、安易に美奈代と結ばれないところが良い。
どのエピソードもある程度筋が読めそうだし、だいたいパターン化されて、飽きてくるものだけれど、いろんな分岐点や、ツイストがあって面白い。
こういうの、ドラマになりそうだと思った。
Posted by ブクログ
愛した男に騙されて仕事も失った美菜代
復讐屋に復讐してもらう為に訪ねるが
高額で払いきれず秘書として働き始める
テンポよく読みやすい
「復讐するは我にあり」は聖書の言葉と
いうのを知りました
神様に任せておけばよい。
感情的には難しいけど、その通り
Posted by ブクログ
偶然原田ひ香さん2冊一緒に届きました(o^^o)
こちらは復讐屋のお話
男に騙され、仕事まで奪われた美奈代は復讐屋の成海を尋ねる
しかしセレブからの依頼しか受けないと断られてしまう。
どうしても諦めきれない美奈代は、成海のもとで働くことに、、、。
今回も読みやすく、あっという間に読めちゃいます!
傷つけられた相手に成敗を!!!って感じのスッキリした物語をイメージしてましたが、ちょっと違ってます
『復讐するは我にあり』です
これはこれで面白いけど
題名のパンチ力がある分
ちょっと物足りなさを感じるかも?
あとちょっとキャラが濃いというか、古いノリというか、軽い感じがして星3かなぁ
台所〜よりはこっちの方が好きだから3.5ってことで!
・サルに負けた女
・オーケストラの女
・なんて素敵な遺産争い
・盗まれた原稿
・神戸美奈代の復讐
にしてもこんなに復讐したい!!!って思ったことないかもしれない。
嫌なことあってもすぐ忘れちゃうし(^^;)ずっと恨み続けるのもすごく疲れるし
でもそれって幸運なことなのかも。
どうしてもそのことばっか考えちゃうくらい酷い目にあってしまったら
復讐したくなるかもしれないな
Posted by ブクログ
またまた、原田ひ香さん。ハマると続けて読みたくなるタイプです。
復讐しないことが復讐。その考え方はよくわかるし、年齢を重ねてより一層そう感じるようになった。憎む気持ちよりも、穏やかな気持ちで過ごせたらいいなと。
スカッとする展開ではないけれど、静かに心に響いて、好きなストーリーでした。
Posted by ブクログ
短編5つ、初めての作者さんでした。
どれも軽く読めました。
復讐しなくてよかった、と思える日が必ず来る。
あたしは今復讐がしたいんだよ(怒りがおさまってない)
Posted by ブクログ
この身も蓋もない話(母の近所の噂話)が、気まずい朝食の席の時間つぶしになるだけでなく、不思議な安心感を美菜代に与えるのだ。これが必要なのかもしれない。
人生は流れる。すごい速さで。それをほかの人たちの噂話で実感することが。
女親と娘は習慣が、男親と息子は考え方が似てくるのだと祖母は言っていた。
「だけど、人はすべてのことは選べない。人生で大きな選択をしたら、反対側の道には決して行けないのよ。いくら、夫たちにひどい目に遭わされたとはいえ、わたくしは家族を捨てて家を出た。でも、それで自由を得たの。そしたら、多少のさびしさに耐えるのは仕方ない」
「遺産相続でもめ事が起きた時、後で必ず幸せになるのは遺産を放棄したほうだって。不思議なことに、遺産を手に入れた方はなぜか人生がうまくいかなくなるんだって。それが人生の真理なの」
Posted by ブクログ
クズが不幸になるとは限らない。そうだよねぇ。
でも、復讐するより自分の幸せを探した方がきっと良き未来がくる、とも思う。
1話目はなかなかスッとしたけど、そこから先の話は地味目だったかなぁ
2026.7.4
104
Posted by ブクログ
一つ一つの物語も長くなく、様々な描写も頭の中に思い描きやすくスッと入ってくる為読みやすかった。
美菜代と成海の関係性も話が進むにつれ少しずつ変わっていくのが笑
Posted by ブクログ
☆3.4
表紙が可愛くて買ったのもある
復讐屋っていう割にはそんなにしっかり復讐したのはあんまりなくて、ただ結局悪い子とした人は悪い方に向くよねっていうのを遠回しに教えられたような気がした
神様からの『復讐するは我にあり』っていう言葉、これからなんか嫌なこと理不尽なこと、気に入らないことがあったら、思い出そうかな
Posted by ブクログ
成海さんあまり好きじゃない。依頼人を煙に巻くようなやり方がなんだかなあ。
結果的に依頼人は納得してるけどスカっとする展開の復讐は無し。大金払ってるのに??あ、だから「お預かりします」なのか。★2~2.5でした。
Posted by ブクログ
復讐を生業にしている復讐屋には色んな復讐心を持つ顧客がくる。
復讐をしたいと成海事務所にやって来た美奈代は金持ち以外受け付けないと成海に復讐を断られてしまい成瀬事務所で働く事になる。
復讐屋の話で重い話かと思いきや復讐しない事こそが復讐になり幸せの近道だとそう言う復讐のやり方を成海から美奈代は教わる。成海と美奈代のやり取りが軽快で面白い作品。
復讐屋の成海は復讐するどころか、復讐するに我にあり、と復讐しない方法で顧客を満足させていく。その理由が最後に明かされた時納得する。
復讐しても幸せにはなれないことがわかる作品。
一度でも復讐を考えた事がある人に是非読んで欲しい作品。最後は納得!
シリーズ化してほしい。