【感想・ネタバレ】その復讐、お預かりしますのレビュー

あらすじ

愛した男に騙され仕事を失った美菜代は、凄腕の復讐屋がいるという噂を聞きつけ、その男、成海慶介の事務所を訪ねる。しかし提示された依頼料は高額で、とても払えない。追い返されても諦めきれない美菜代は成海のもとで働かせて欲しいと頼み込み、押しかけ秘書となるが――。どうしようもない人生の不条理に直面する人々の悲喜交々を描いた、ユーモアと優しさ溢れる復讐劇が新装版となって登場! 解説:奥田亜希子

※本作品は2018年7月に小社より刊行した文庫『復讐屋成海慶介の事件簿』を改題した新装版です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

満足度100%の復讐屋の話。
序盤を軽く読んで、ドラマにも向いていそうでスカッとしそうだと思った。
しかし、スカッとするような復讐をする話ではなく、依頼人がどうしたら報われるかが考え抜かれている。
復讐するは我にあり。この言葉がずっと鍵になっている。
結構序盤から神戸が積極的に絡む話が多く、成海だけだったらどういう動きをするのか、なにもしないのか、違う話を気になってしまう。

仕事的にはなさそうなのに、出てくる話はよくありそうで、現実味がある。そして法的にどうにもならないことってたくさんあるなーと考えさせられる。

表現が分かりやすく、キャラクターも良い。神戸の気持ちが少しづつ晴れていくようだけど、ずっと悩んでいるのも感じとれる。短編で読みやすくてかなり楽しいながらもサクッと読める本でした。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いい意味で思ってたのと違い、とても面白かった。必殺仕事人みたいに秘密裏に復讐代行する話かと思いきや...「復讐はいつか復讐した本人に悔恨を残す」ことを念頭に、ある時は何もせず復讐をやめたくなるのを待つ、復讐するのではなく自分が新たな人生を生き直す等、今一時気を晴らすのではなく、長い目で見て幸せになれるように導く。それが分かってからは次はどのように解決するのかワクワクしながら読み進めた。ラストの主人公の急な恋が始まったのか⁉️それは要らなかったかもな〜とちょっとだけ(笑)

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすい文章で話もこみいっていないのですぐに読める。主人公と復讐屋の成海の掛け合いが微笑ましく、物語が進むにつれて2人の心理的距離が縮まっていく。ラストはにおわせるだけにおわせて終わり。これは絶対に続編出(てい)るよねと思って調べたけどないみたい。

復讐屋の事件簿的に五話おさめられているが、全話で「復讐するは我にあり」という信念が語られる。「我」とは「神」。新約聖書の言葉で、報復を与えるのは神、人が復讐をするべきではないという意味らしい。

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2026年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだ読んだことのない作者の本を読もうと手に取った1冊。

とても読みやすい本でした。
物語に出てくる神戸さんが個人的に人間くさくて、読んでいて、「なんだこの人は」と思いながらも、現実にいる自分も、もしかしたら復讐したい人がいたらこうなるのかもしれない、と思いながら読んでいました。

『復讐するは、我にあり』
復讐したい人がいる方はこの本を読んでみてから復讐するもしないも決めてみてはいかがでしょう。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編5つ、初めての作者さんでした。
どれも軽く読めました。
復讐しなくてよかった、と思える日が必ず来る。
あたしは今復讐がしたいんだよ(怒りがおさまってない)

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2026年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この身も蓋もない話(母の近所の噂話)が、気まずい朝食の席の時間つぶしになるだけでなく、不思議な安心感を美菜代に与えるのだ。これが必要なのかもしれない。
人生は流れる。すごい速さで。それをほかの人たちの噂話で実感することが。

女親と娘は習慣が、男親と息子は考え方が似てくるのだと祖母は言っていた。

「だけど、人はすべてのことは選べない。人生で大きな選択をしたら、反対側の道には決して行けないのよ。いくら、夫たちにひどい目に遭わされたとはいえ、わたくしは家族を捨てて家を出た。でも、それで自由を得たの。そしたら、多少のさびしさに耐えるのは仕方ない」

「遺産相続でもめ事が起きた時、後で必ず幸せになるのは遺産を放棄したほうだって。不思議なことに、遺産を手に入れた方はなぜか人生がうまくいかなくなるんだって。それが人生の真理なの」



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2026年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

☆3.4
表紙が可愛くて買ったのもある

復讐屋っていう割にはそんなにしっかり復讐したのはあんまりなくて、ただ結局悪い子とした人は悪い方に向くよねっていうのを遠回しに教えられたような気がした

神様からの『復讐するは我にあり』っていう言葉、これからなんか嫌なこと理不尽なこと、気に入らないことがあったら、思い出そうかな

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の美菜代にはあまり共感もできないし好きにはなれなかったけど、そんな彼女が少し成長した様子が伝わる、たくさんの復讐にまつわるお話。成海がいい加減なようでいて、実は真理をついていたり、復讐はすべきではないと強い信念があるのにも関わらず、ほんの少し復讐への流れを手助けすることもあり、非常に人間らしく、リアリティがある。綺麗事だけで終わらないところが、このお話の面白さの一つだと思う。

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『事務所の中には貴美子の呪詛のつぶやきがしばらくこもっていた。「窓を開けましょうか」美菜代は思わず言った。(p55)』

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2026年06月26日

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