【感想・ネタバレ】ぎょらん(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

人が死ぬ際に残す珠「ぎょらん」。噛み潰せば、死者の最期の願いがわかるのだという。地方都市の葬儀会社に勤める元引きこもり青年・朱鷺は、ある理由から都市伝説めいたこの珠の真相を調べ続けていた。「ぎょらん」をきっかけに交わり始める様々な生。死者への後悔を抱えた彼らに珠は何を告げるのか。傷ついた魂の再生を圧倒的筆力で描く7編の連作集。文庫書き下ろし「赤はこれからも」収録。(解説・壇蜜)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

「救い救われ生きていく」というフレーズが、人生の全てだと感じた。

死者に救われるのも、苦しめられるのも、自分の考え方や気の持ちよう次第。別離をテーマにした本なので、暗く悲しい気持ちを持ちながら読み進める時間が長くなると思うが、願わくば多くの人がこの本を「救い」と考えてほしい。

大切な人たちと生き分かれることがあれば、自分だけでなく、相手も救えるような生き方をしたいと感じさせられた。

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2026年01月30日

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ネタバレ

人の死をどう受け入れるか、
故人になにを想うか願うか。
自分の罪悪感を押し付けたら
まがまがしいぎょらんになり
苦しみ続ける。
一方、個人との楽しい思い出など、
思い返して幸せに整理できれば
前向きなぎょらんになる。
そんな話。
人の死を受け入れるのは簡単ではないけど、
いつか故人との思い出を振り返ることがあれば、思わず笑みが溢れるようなエピソードをたくさん記憶しておきたい。

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2026年01月27日

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150.160ページくらいまで読んで★増やしました。275ページまで読んで★MAXにしました。
ファンタジーではないのでファンタジー苦手な人も読んでみてほしい。
チョコレートグラミーは泣かなかった(ツンとはした)が、これは気を緩めたら嗚咽泣きしそうだ。
凄いぞ町田そのこ氏。

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2026年01月27日

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ネタバレ


死んだ人が最後に残した願いのが赤い珠になる。それが"ぎょらん"。

呼び名が変わったり、その人によって"ぎょらん"の解釈が変わったり。

ごく狭いコミュニティの中で、それぞれの"ぎょらん"にまつわるエピソードが短編のように、けれどちゃんとひとつながりとなっている素敵な話でした。

"ぎょらん"に囚われて苦しむ人。"ぎょらん"に救われて前を向く人。さまざまいる。
恨まれてるかも、とか憎まれているかもとか、暗いエピソードもたくさんあるけれど、"ぎょらん"を通してみんな前向きに死を受け入れられたり、死者とちゃんとお別れできるラストになるところが良いなぁ。
ビーズの話とか特に好きです。

死がテーマの本なのに、温かい気持ちで読めるのがとても良かったです。

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2026年01月20日

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普段連作集は手に取らないが、連作集ということを知らずにネットで見つけて購入してみた。
一つ一つの物語に繋がりがあり面白く、あっという間に読み終わった。
この本を読んでいる間、自分の大切な人の顔が思い浮かんだ。
本当に人間の命は儚くて、突然終わりが来た時後悔しないよう、素直に生きていこうと思った。

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2026年01月15日

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ネタバレ

人が死ぬ際に残すぎょらんという珠をめぐる連作短編。人が死ぬ際に思いをのこすと言われているが、残された人がその人の死をどう受け止めるのか。その人との関係に後悔があると残された人は後悔に引きづられてしまっている。
最初の短編で引きこもりだった朱鷺が、だんだんと成長していく様と親しい人の死にとらわれていた人たちが救われたり。ぎょらんには疑いの目で、兄の振る舞いにイラついている華子との関係も変わっていく。
不思議な話と感じた最初の短編の印象が、読んでいくにつれて変わっていくのがよかった。

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2026年01月10日

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全ての登場人物が物語に絡んでいて読んでいて飽きなかった。
読むときは一気読みしてほしい本。
感情移入してしまい、読み終わったあと『ぎょらん』を検索してしまいました

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2026年01月10日

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初めての町田そのこさん。とっても好き。他にも読んでみたい。冬越しのさくら、あおい落葉、珠の向こう側がお気に入り。亡くなってしまったらもう会えないし伝えらない。もし後悔があるなら、その人に恩返しできるように感謝を伝えられるように生きていくしかない。お葬式は残された人達のためのもの、その通りだなあ、グリーフケアの一つだよなって。残された者同士で思い出を語って点を繋いで線にして、乗り越えていくんだ。

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2025年12月18日

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短編それぞれが繋がっていて、あれ、あの人が!、これはどこで出てきた人だったっけとなり、もう一回読みたくなる。
最後の見送るシーンは感動しました。
とても読みやすかった。
誰しもが見送る側になる隣り合わせの環境で、後悔なく生きていきたいと思える作品。

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2025年12月17日

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人が死ぬ際に残す珠「ぎょらん」噛み潰せば、死者の願いがわかるのだという。。
あらすじをここまで読んで、人の死を乗り越える、心温まる系の物語だと思ったら、そう簡単にはいかなかった。

心にずしんときたり、悲しくなったり、つらい場面もあるけど、最後に心が温かくなる作品。
ぎょらんとは亡くなった方への自分の思いなのかな。
後悔だったり、言えなかった言葉だったり、伝えたい事とか。。

ただ、私はぎょらんを見ても口にはしないなぁ。何となく怖い。。

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2025年12月11日

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今まで読んだ本の中で、泣いた本トップ3に入るくらい、ずっと泣きながら読んだ。今までに読んだ町田そのこさんの作品の中でも一番好き。
かつて親友を自死で亡くした朱鷺が軸となって、ひとつの街の中でそれぞれの身近な人の死にとらわれている人たちの人生が交差する。どの章にもぎゅっと胸を締めつけられるような別離の哀しみがあり、それでもその苦しみと向き合おうと行動したり、人との繋がりによって思いがけない事実を知る登場人物の姿を見ながら一緒になって泣いてしまう。
死者と繋がることは絶対にできないし、遺された者ができることは想像だけ。だからこそ葬儀は生者のためにある儀式だというのは本当にその通りだと思う。死ぬこと、生きること、罪を背負うこと、赦すこと、テーマは壮大だけど、人と繋がりながら精一杯に生きる登場人物たちには最後には希望があって、とても良い読後感だった。

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2025年12月03日

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当たり前のように感じてしまう日常も本当は全てが非日常で、生きていることの方が死んでることの方より特異的な状況で、そんなことを思い出させてくれる小説でした。人は抱えきれないことを体験すると、どうしてもその体験に意味を与えてしまうものですね。それが当人の足枷にならなければいいのですが、事実と解釈は分けて考えたいなと。これは物語なので美しくまとまっているけれども、現実はそうはいかないものね、なんて思ったり。身近な人が明日いなくなってしまったら、それが今の時点でわかっているから何をしたいか?意識しながら生きていきたいなと。諸々大反省。

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2025年11月18日

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最初はどうなる?と思っていたけれど、ただ読むだけで終わらない話だった。
想像を巡らせれば、人は他者に優しくなれる。
後悔しない人生なんてないけれど、後悔を小さくするために、【伝えること】を大切にしたいと思った。

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2025年11月15日

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人とどうやって接するべきか考えさせられる。後悔なく生きることはきっと難しいけれど、丁寧に人と向き合っていればいくらか胸を張って生きていけると思う。何度も泣いた心の奥に刺さる作品。

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2025年11月10日

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 身近な人の死に立ち止まっていた人達が、故人の思いを知り、再び歩き始める物語。
 登場する人達が、まあうまく繋がっていくこと。そして、人が何とまあ人を想って生きており、すれ違いからそれに気付かずに後悔してしまうこと。
 最近親しい人を失い、深い喪失感に苦しくて堪らなかった私だが、人の愛、想いの深さに敬服すると同時に、人の死を乗り越える登場人物達を追体験し、少し救われた、前に進める気がした作品だった。

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2025年11月08日

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ひさびさに本で泣いた
少し読むのを止めたので人物関係がわからなくなってしまった
通しで読みたかった
人々のつながりトキの成長どれもこれも素晴らしい
そして死が身近に感じ考えさせられた
少し先の未来に悲しさや恐ろしさを感じた
お別れがあるならば後悔の無いようにしたい

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2025年12月07日

私は好きでした。

友人を亡くしたことがある私にとって、すごく考えさせられる物語であり、すごくその人に会いたくなった物語でした。普段あんまり泣かないのですが、終わったら泣いてました。
人の死が自分の心にどのように影響するのかもしっかりと考えられていた小説でした。

#共感する

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2024年10月23日

購入済み

文庫化に際して書き下ろしが追加されています。
死者が残すというぎょらんをめぐるあたたかい連作短編集でした。
大切な人を失ったときに後悔しないように生きたいと思わされる物語でした。

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2023年11月18日

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とても素敵なお話だった。短編ではあるけどそれぞれに繋がりがあって、そしてどの死にもちゃんと感動的な物語があった。最後まで読んで、やはり本当に「ぎょらん」が存在しているのかは分からない。だけど亡くなった人のその周りの人にはかけがえのない思い出がたくさんあって、残された側の幻だとしてもそれが「ぎょらん」を形作ってるのだなと思った。恨まれているとか憎まれている、と残された側が思っていたとしても、その背後にはきっと必ず温かい思い出も存在していると思う。
大切な人が急すぎる死や予想外な死に襲われることもあるかもしれないから大切な人を亡くして「遅すぎた」と後悔する前に普段からたくさんお話ししておくことが大切なんだなと思わされる本だった。
町田そのこさんは重い話が多いけど、その分どれも深くて学びが多い。泣ける
朱鷺の立派に成長した姿を見てみたい!

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2026年01月25日

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ネタバレ

 町田そのこは、弱く小さな人間を許す優しい人だと感じた。辛いことがあったとき、どうしても自分を許せないとき、読んでほしい小説だった。

 本作は人の死をテーマとした小説。死んだ人のそばに、稀に「ぎょらん」と呼ばれる赤い球が現れる。過去、死んだ友人のぎょらんを食べたことで引きこもりになってしまった人が主人公。ぎょらんの謎を追い、友人の死を乗り越えようと奮闘する。
 本作はたくさんの死を描いている。そして、その死のそばにはいつも少しの弱さと罪がある。我々のそばにもいつもあるような小さな過ちが、タイミングや運が悪く「死」につながってしまう。誰もが蓋をして見て見ぬふりをして生きている罪をまっすぐ描いている。
 ここまで沢山の「死」を一冊に詰め込んだものは、初めて読んだ。大災害で大勢が死ぬというような死ではなく、一つ一つの人生を丁寧に描くたくさんの「死」。そして、いつも死んだ人ではなく遺された人がどう生きていくかに焦点をあてていた。
 人の弱さから目を背けず描いた話だったと思う。苦しさや辛さの中にも確かな温かさがある、町田そのこらしい小説だった。罪を正面から描き許してくれるから、読んだ後私たちも、また前を向いて歩いていける。

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2026年01月22日

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ネタバレ

親友のぎょらんによって人生が変わってしまった主人公。

最後結局あのような結末になってしまったのは、もう単純な知的好奇心ではなく、同じ苦しみの中にいる人たちの支えになりたいからなのか。
それとも、まだあの苦しみから解放される術を探し続けているからなのか。

人の死から学ぶことは多いという。
実際に体験すれば、もっとわかるのだろうな。

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2026年01月17日

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人の死を通して引きこもりが立ち直る短編連作。
テンポよくライトに都市伝説っぽく描かれてるけど重い。エピソードによっては苦しい。
けどこの本の考え方で楽になる人がいるはず。

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2025年12月27日

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人は、亡くなる前にその人に対してこうしていればという思いが亡くなった後で後悔という形で出てくる。
突然亡くなるということは往々にしてあるため、そのときそのときを後悔することのなく行動できるようにすることが自分にもできればいいなと感じた。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

願うことって、状況とその時の思いに大きく左右されている気がする。あいたい、と思ったら、素直に伝えるのが、1番いい。それができなかった自分の若い頃に思いを馳せた物語だった。

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

ぎょらん、死者の最後の想いが詰まった小さな赤い玉になって稀現れるという。その想いは、恨み、怒り、感謝、人それぞれ。親友の死を経験して引きこもりになった主人公が10年の時を経て、徐々に硬い殻をやぶり、社会との関わりを再開し、様々な人々や死と関わる中で物語は展開されます。
ぎょらんの謎、大切な人の死を受け止める人々の魂、そして、そんな方々との邂逅の中で主人公も辿々しく前に歩んでいきます。

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2025年11月30日

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別れは突然に訪れることもある。
大切な人たちとの時間を、いつでも後悔がないように過ごしたいと思った。

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

亡くなった人が遺す「ぎょらん」
読んでいて胸が苦しくなるような場面もありましたが
残された人ってどうしたって「ああすればよかった」「こうすればよかった」って、考えてしまうものなのかも。
ただ一つ
ぎょらんにまつわる世界狭すぎんか
そこに大量発生しとるんかと
ちょーーっとだけ思ってしまいました。
(最後の一編は違いますね)

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

切り離された短編集かと思ったら全て繋がっていて、ぎょらんとはなんなのか。ぎょらんの捉え方が人それぞれ違ったり…
人の死からの影響は計り知れないが、死後その人と繋がる機会があるならば大きな影響となると思う。
しかしその不確かなものより、日頃のコミュニケーションの大切さも同時に考えさせられた、
いつ突然、自分が死んでしまうかもしれないし、家族恋人友人が亡くなってしまうかもしれない、なるべく後悔の残らないように過ごしたい。
最後はときの成長乗り越えようとする姿に涙が出そうになりました

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2025年11月28日

匿名

購入済み

ぎょらん、本当にありそうな気がしてきます。
ひとの最後の時に思いを馳せた物語なので読んでいて苦しくなったりもしました。身近にある事なのに怖くてあまり考えないようにしていたました。まだ怖くて深く考えられないですが、後悔しないよう人を大事にしていきたいと思いました。

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2024年04月07日

Posted by ブクログ

山道を歩いていたら金色の玉が落ちていた。拾ろおうと追っかけると、コロコロ転がって縁側で寝ていた祖父の鼻に飛び込んだ。目を覚ました祖父は「ああ~~恐ろしかった、踏まれて死ぬところだった」といったという。
私が子供の頃何度も聞いた話。

幼い頃寝る前にお話をせがむと、叔父たちがかわるがわるお話をしてくれた、みんなもう居ないけれど。こんな話の種が私の中で芽吹いて思い出すたびに少しずつ育っている。
こうして里で生まれた話はさまざまに形を変えて民話に育っていくのだろうか。



死者は体のどこかに最後の願いを伝えるためにイクラのような赤い「ぎょらん」を残すという。気づいて拾い上げて口にいれたり手のひらに乗せると思いが伝わってくる。
という話のマンガが雑誌に連載されていた。
それを読んでから兄の朱鷺は、大学もやめてしまって引きこもり「ぎょらん」の研究を始めた。

華子が男の告別式から帰ると朱鷺が荒れていた。母が大切なマンガ本を処分してしまったと叫んで泣き喚いた。荒れた兄は華子だけには優しく、お互いの想いが届いていた。

華子は家庭のある男を愛して信じていたが男はトラックにはねられて即死だった。事故現場はすぐ近くでバイク事故だった。朱鷺は妹への男の想いを知るために華子と現場に行き、あたりを探してみたが何も残っていなかった、もちろん「ぎょらん」も。

朱鷺は葬儀社に就職した。バイトからはじめて勝手がわからない新人時代も無事勤め、見かけの良さ聡明さもあって次第に馴染んでくる。

しかし葬儀社とは思い切った就職先だ。一人の人間が亡くなるということはこうも面倒なものか。残された人たちの重く沈んだ中で働かなくてはならない葬儀社というところ。まして厳かな死のはずが生前のあれこれがあらわになることもあり基本になる決まり事もある。死の形も様々ある。

華子には優しかった死者も別の彼女に会いに行くところだった。悲しみは深いが少々間抜けに見える。この兄妹の純朴さ暖かさが救い。

「ぎょらん」にこだわる朱鷺の過去には親友の死があった。彼が縊死した姿で見つけた時は遅かった。「ぎょらん」を見つけて食べてから衝撃の後ニート生活が始まった。

幼い時父が亡くなり、二人を育ててきた母まで倒れて亡くなってしまった。

いくら「ぎょらん」で望んでいても、生者の思いはもう死者には伝わらない、繋がれない、心は別の世界に行っているよ。と先輩が華子に言う。

私は死んでしまうとただ心身ともに消滅するだけだと思っている。だから「ぎょらん」などというたわごとは読みたくないけれど、それでも死んだこともないので強くは言えない。

私の身近な人たちがほとんど亡くなっていても夢にも滅多にでてこない。
転生があるにしても前世のことなど何も覚えていないし、死んだあと生まれ変わりなど望んでもどうなるかなんて知るすべはない。

ただ自分と他人について同時代に生きてきたというだけで生き方を突き詰めて考え、一途に生まれた原点の貧富や身分の差などに迫り心のありかたを求めて、自身の迷いから悟りを開こうとした人々や、無為に生きるだけでなく身近に手段を求めて、それを極めようとする人の生き方はいつか究極の何かを掴めるのではないかと憧れながら思っている、それは後世の人たちに何か大きな思いを残す。
そこには「ぎょらん」があったとしても人の想いはいくら強くても記憶と共に消えていく。
消滅して何もかもなくしてしまう寂しさや思いで、残された人たちは苦しむのではないだろうか。そしていつか逸話を作り物語を創る。

だからこの話を読んでも登場人物たちの喜怒哀楽や生きていく術や、過去のあれこれもあまり実感がわかない。

もしこういった都市伝説が生まれていても、死者の想いが「ぎょらん」に託されていたとしてもそれはお話の世界でしか成立はしないのではないかというのは何かに毒されているのだろうか。

兄の朱鷺と妹の華子、亡くなった父母や周りの人たちとの喜怒哀楽を素直に感じる年齢を過ぎていることをしみじみ感じた。

「ぎょらん」を思いついた作者は、それを生み出した哀しい運命をうまく描いているし、登場人物も優しい。世代や思いがあえば感じるところもあるのだろうと思う。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

⭐️3.7
亡くなった人からのメッセージをどう受け取めるか、受け止め方次第で残された人の人生が変わる。みんな、きちんと伝えたいことを伝えたいひとに伝えてから人生を閉じてほしいなと思った。葬儀屋さんのすごさも感じた。お姉ちゃんが亡くなる話と、トキや華子のお母さんがら亡くなる話は泣けた。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

私はお葬式で泣いたことがない。

いまいち理解ができていなかったのかもしれない。
誰かと会えなくなることと亡くなってしまうことの感覚の違いが分からず実感がいつもない。

ぎょらんのように何か目に見える形で最後を見れたら分かりやすいのにと読んでて思ってしまった。

いい思い出も嫌な思い出も、私は最後がいつも曖昧だからこそ、何となく薄れてしまう。

そんな私ですら、人と人のお別れや最後の瞬間を文で読むと、お葬式で泣いていた人達を思いだし泣きそうになった。
少し現実離れしている話の中にリアルがあるからこそ際立つ切なさ。
人の心情が痛いほど上手く表現された1冊なきがする。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死んだ人が残す「ぎょらん」に関する話。
最後まで結局ぎょらんが死んだ人が残したものなのか、自身で生み出しているものなのかは分からなかった。
自分にとって大切な人が生きている、ということは当たり前になってしまっているけど
ある日突然プツリといなくなってしまったら、私もぎょらんに縋りたくなってしまうだろうな…
後悔なく大切な人の死を迎えられる事って、なかなかないと思うから、最期はその人との幸せな思い出を辿って見送りたいよね。

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2025年12月02日

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