ぎょらん(新潮文庫)

ぎょらん(新潮文庫)

935円 (税込)

4pt

人が死ぬ際に残す珠「ぎょらん」。噛み潰せば、死者の最期の願いがわかるのだという。地方都市の葬儀会社に勤める元引きこもり青年・朱鷺は、ある理由から都市伝説めいたこの珠の真相を調べ続けていた。「ぎょらん」をきっかけに交わり始める様々な生。死者への後悔を抱えた彼らに珠は何を告げるのか。傷ついた魂の再生を圧倒的筆力で描く7編の連作集。文庫書き下ろし「赤はこれからも」収録。(解説・壇蜜)

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ぎょらん(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    死とはなにか。
    償いとはなにか。

    どのように乗り越えるのか。
    死者は最後に何を想うのか。

    すごく良かった。
    作者の言葉選びや登場人物がそれぞれの話で繋がっていくところ、読み応えがあった。

    0
    2024年12月01日

    Posted by ブクログ

    大切な人の死を通してそれぞれの心が亡くなった人の想いを誤解して、そして信じて信じて心が成長していく姿に号泣しました。
    今年7月の終わりにに大切な父親を亡くしました。『ぎょらん』は見えなかったけど、父親の同窓に死を伝えた時、私の自慢話を楽しそうにしていたことをきき、嬉しくて悲しくて切なくなりました。

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    一章を読み終わった時点で「あれ?これって短編集だっけ?えらくあっさりおわったな…」と思ってたら、読み進めると少しずつ全てが繋がっていって、さすが!という感じでした。
    朱鷺くんが、一時ひきこもりだったうちの兄と重なって妹としてのモヤモヤする気持ちもすごくわかって苦しかった。
    でも引きこもりになる人って

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    人が死ぬときに強い想いを残すという珠「ぎょらん」に関する話で、様々なひとがこのぎょらんに関わり、一つの話として繋がっていく。
    最後の話ででてくる、遅すぎたんだよという言葉にはぐっときた。まさにこの話を一言で表していると思う。
    久しぶりにいい本を読んだ。
    今年読んだ中で2番目にいい本だった。

    0
    2024年11月14日

    Posted by ブクログ

    人が死ぬ間際に残すというぎょらんのテーマが興味深かったけれど、残された人の云々はちょっと納得いかず。期待しすぎか。一つのストーリーにキャストがつながっているのが意外で良かった。

    0
    2024年11月06日

    Posted by ブクログ

    糸を渡す、珠の向こう側、赤はこれからも の3章が好きだった。
    終盤は涙がポロポロ溢れた。故人に対して残る思いが穏やかでも後悔だらけでも、残された人の人生は進んでいく。救いもある。
    その人が存在しなくなっても、その人を思う気持ちは不滅だ。

    0
    2024年11月05日

    Posted by ブクログ

    号泣なり。さすが町田先生っす。死んだ人への様々な想いは、残された人のその後の人生に影響があることを教えてくれる作品。生きているうちに相手に想いを伝えておかないといけないな。私的に「糸を渡す」「あおい落葉」が好きです。

    0
    2024年11月02日

    私は好きでした。

    友人を亡くしたことがある私にとって、すごく考えさせられる物語であり、すごくその人に会いたくなった物語でした。普段あんまり泣かないのですが、終わったら泣いてました。
    人の死が自分の心にどのように影響するのかもしっかりと考えられていた小説でした。

    #共感する

    0
    2024年10月23日

    Posted by ブクログ

    死者の最期の想いを教えてくれるという謎の赤い珠「ぎょらん」。
    それは「救い」なのか「呪い」なのか…
    生と対極であり、強い意味を持つ死。縋って向き合ってそれを乗り越えた時のあたたかな気持ちは、きっとずっと一緒に生きていくということに気づいた時なのかなあと思いました。
    「糸を渡す」は涙が止まりませんでし

    0
    2024年10月21日

    Posted by ブクログ

    登場人物全員、人の気持ちをよく考える愛情深い人物だと思った。人の中には人にあまり思い入れない人も多く存在していて、そういう人はぎょらんが見えないだろうし、身内が亡くなってもあまり精神的な影響を受けないと思う。だから、ぎょらんが見えて、ぎょらんに影響される人ほど、人の気持ちをよく考える愛情深い人物だと

    0
    2024年10月13日

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