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人が死ぬ際に残す珠「ぎょらん」。噛み潰せば、死者の最期の願いがわかるのだという。地方都市の葬儀会社に勤める元引きこもり青年・朱鷺は、ある理由から都市伝説めいたこの珠の真相を調べ続けていた。「ぎょらん」をきっかけに交わり始める様々な生。死者への後悔を抱えた彼らに珠は何を告げるのか。傷ついた魂の再生を圧倒的筆力で描く7編の連作集。文庫書き下ろし「赤はこれからも」収録。(解説・壇蜜)
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Posted by ブクログ
涙が溢れて溢れて泣きまくった。 私はこれまで生きてきて、お葬式やお通夜といったものには一度しか出たことがなく、幸か不幸か、死と向き合ったことがほとんどない。 身近な大切な人を亡くした方々は、どう立ち直っているのか、故人への後悔やこれからの未来とどう向き合っているのか、この物語を自分ごとに置き換えるこ...続きを読むとで、少しだけ理解できたと思う。 大切な友人や家族が亡くなってしまった時、あの時こうしていれば良かったと後悔の念に押し潰されないよう、笑顔の思い出をたくさん思い返せるよう、大切に生きていきたいと思った。 コロナ禍当時の、感染して入院先で亡くなった方々のお見送りについては初めて知った。感染のリスクがあるとはいえ、遺族は最期のお別れもお見送りもできず、次に故人と会う時は火葬を終えたお骨だけだなんて…想像を絶する。 不慮の事故か、事件か、急な発病か、闘病の末か、人はいつ死ぬか分からない。大切な人が明日も変わらず元気に生きている保証はどこにも無いのだからこそ、感謝は伝えられる時にすぐに伝えたい。カッとなって酷いことを言ってしまったら、すぐに謝りたい。 後悔のない生き方をしよう。そう思えた。
冒頭な「朱鷺が暴れてた」とあったので、鳥を飼ってるのかと思っていたが、人の名前だとわかったあとは、なんだか朱鷺に夢中になった。 朱鷺がどんどん成長していく様も、時間がかかっても気持ちさえあれば前を向ける感じがして良かった。 芝子さんの話と、最後の話はボロボロ泣いた。 葬儀屋の話が出てくるので、どう...続きを読むしても自分や周りの「死」について考えさせられるが、父が亡くなってすぐの時は、この作品内の人達みたいにしっかりした思考回路にならなかったことを思い出した。 父親が亡くなる前後の時は、こういう本すら読めなかったが、自分の中でも何かしらの気持ちが落ち着いたんだなと思った。
あおい落葉 個人的にこれが1番良かった。。 小紅のなくした歯車を小紅が自主的に取り戻す過程に、人間らしい葛藤、自責、自問があって、背景が浮かんできた気がした‥ 何より、葉子!!!葉子の手紙、うるうるした。 本当の愛情は経験と時間を重ねないと分からないから、中学生の成熟してない人間性じゃまだ愛って何か...続きを読む分からなかったんだなあ。葉子は葉子なりに小紅を愛していて、小紅も葉子を特別な存在だと思って期待していたから、その分怒ったり泣いたりできたんだと思う。。 葉子の宝石は小紅だったんだねー、悲しい。 ぎょらんが本当にあっても、なくても、 生きてる人が死者を想う瞬間はかけがえのない時間だと思う。死者はもう話せないし、目の前に現れないけど、想い出す限り心に生きているんだなと実感したなあ。ワンピースでいうとドクターヒルルクみたいな。
本当に大事な人を大事にすべきだし、今あるこの時間を大切にしなきゃだなって思う。 いつ死んじゃうか分かんないんだもんね。 でも、本当にぎょらんみたいなものがあったら奇跡的な出来事なんだけど、本当に存在してたらいいなぁと思ったな スタバでポロポロ泣いてしまったら 人が亡くなる瞬間の話とか 亡くなった後の...続きを読むお話だから 泣けてくるよね 大事にしなきゃなぁとも思うし、大事に出来る時に大事にするべきだし 伝えたいことも伝えておくべきなんだろうなぁと何だか、思った本だなぁ こういう本に出会えると読んでよかったな って思うよね
人が死ぬ瞬間に残す赤い珠「ぎょらん」、そんな不思議なものを中心に色々な人の葛藤と向き合っていくお話です。人は生きている以上、自分を含めて誰かの死を避けては通れません。その死を前に、大小はさておき後悔をするかもしれません。そんな自分を責めてしまいそうになったら、この本を開いて、大切な記憶を思い出してく...続きを読むださい。
町田そのこさんの『ぎょらん』を読んだ。会社の休み時間に作中の『糸を渡す』を読んでいたら、不意に涙が溢れてきて大いに困った。社内で突然泣いていたら周囲に引かれるのは自明のため本を閉じようとしたけれど、ページを繰る手を止められなかった。続く『あおい落葉』もヤバくて、涙腺守れなかった…
数ヶ月前に、祖父を亡くした。 92歳。親戚は大往生だと口々に言っていた。 田舎で暮らしていた祖父は、体調を崩して都市部の病院に入院し、その後そのまま施設に入った。 施設に来てからは家に帰りたいと言っていたそうだ。 そして、その願いが叶うことなく亡くなった。 祖父は本当に幸せだったのだろうか。 ...続きを読む私自身、仕事も忙しく、幼い子供もいるため、なかなか見舞いに行くことができなかった。 両親と明日見舞いに行こうと約束をした。その朝に亡くなった。死に目には会えなかった。 祖父のために、自分にできたことがもっとあったんじゃないか。ずっと考えていた。 生きていると、日々後悔をする。 よく「やらずに後悔するより、やって後悔」なんて聞くが本当にその通りだと思う。 本書を読み、改めて日々自分の身近な人を大事にしたいし、時間は有限であることを感じた。 特に、もう若くない両親に対して、少しでも長生きしてほしいと思うと共に、感謝を伝え、日々自分にできることをしていきたい。そう思いました。
大切な人に気持ちを伝えることや、伝えられる状況がどんなに尊くて幸せなことなのかを実感させてくれるような小説だった。
死に触れて葛藤する様をそれぞれの視点で、時に苦しかったり恐ろしかったりホロリとしたり。でも最後には大きな営みを見守っているような暖かい気持ちになる事ができました。
私は好きでした。
友人を亡くしたことがある私にとって、すごく考えさせられる物語であり、すごくその人に会いたくなった物語でした。普段あんまり泣かないのですが、終わったら泣いてました。 人の死が自分の心にどのように影響するのかもしっかりと考えられていた小説でした。
#共感する
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ぎょらん(新潮文庫)
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