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手に掬い取れるものが、星のようにうつくしく輝きを放つものであればいい。 そのひとつに、わたしとの記憶もあったら、嬉しいな。 千鶴が夫から逃げるために向かった「さざめきハイツ」には、かつて自分を捨てた母・聖子がいた。他の同居人は、家事を完璧に担う彩子と、聖子を理想の「母」と呼び慕う恵真。 「普通」の家族関係を築けなかった者たちの奇妙な共同生活は、途中、うまくいきかけたものの、聖子の病で終わりを告げ――。 すれ違う母と娘の感動長篇。 〈解説〉夏目浩光
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Posted by ブクログ
オーディオブックで いつもよりゆっくり目の2倍速でも6時間くらい。 オーディオブックは 裁縫をしているときにうってつけ。 声優さんたちが臨場感たっぷりに語ってくれるので ラジオドラマを聴いているよう。 1月にはおばあちゃんと呼ばれる人になる私 娘との確執 人間として、母として、の生き方 自分の母親...続きを読むとの関係 諸々 かさなってくる。 それでも 最後はみんな落ち着いて 優しい気持ちで生きていくのだ。 (ワンピース3着のサイズ直しを自分でやって これで2万弱ういたわ)
想いや考えを、口に出しすぎても出さなすぎても勘違いやすれ違いにつながると思った。 子どもの頃の親に対するどうして?を、大人になっても引きずって、人生がうまく行ってないのは辛すぎる。単に弱さや怠惰で切り捨てられるか、這い上がれるかは本人の気づき次第。 この元夫や同僚のようにヤバい奴って、実在するからと...続きを読むんでもない事件が後を絶たないのだろう。逃げる、関わらないことも大事。
親子関係、介護問題、答えのない正解を探す旅。 自分の人生を、生きなさい。 ありきたりな言葉かもしれないけど、 物語を通して語られる台詞にぐっとくる。 町田さんの、辛さとか悲しさだけじゃなくって、 「空虚」の表現がすごく好きだなと思った。
わたしたちが見ている相手は、相手の1つの側面でしかない。それぞれが過去を抱えながら生きているということの描き方がとても上手で引き込まれた。人間関係を構築する上で、若い頃から読みたかったとも思う。 客観的にみているから感情移入できないところも多々あったけど、「家族」の中にいる当事者になると、自分中心...続きを読むになってしまうこともあるのだろうな。だからこそ、終盤の母の言葉には心に残るものがあった。タイトルの由来も良かった。
泣いた。 母親との関係は誰にとっても自分の根源であるし、それに執着して卑屈になったり、自分の今を自分で苦しめてしまうということは大人にっても結構心当たって、結城の言葉にドキリとする人は多いのではないかと思う。 でも今も未来も自分の人生っては自分のもの。辛いことの多い思い出も掬い上げれば、一片の救われ...続きを読むる穏やかな出来事だってあるはず。そういうことを胸に抱いて生きていきたい。
星を掬うは、本当の意味での「救い」を描いた作品である。読み進める中で印象に残るのは、相手に安心を与えることだけが思いやりではない、という視点だ。 本作では、あえて距離を取ったり、相手を突き放すような関わり方が描かれる。それは冷たさではなく、相手の抱える問題や依存に正面から向き合わせるための選択だと思...続きを読むった。 相手の痛みに共感し、理解したつもりになることは、本当の「救い」にはならない。その意味で、過剰な寄り添いは暴力性を帯びうるという示唆が、本作には含まれている。 本作における「救い」とは、状況を穏やかに解決することではなく、不完全なままでも他者とどう関わり続けるかという選択の中に見出されるものだと感じた。
介護のリアルな描写とか、感情のぶつかり合いのシーンが多くて結構読んでて苦しいというかしんどち気持ちになっちゃったかも でもだからこそ、最後まで読んだ時にジーンとくるものがあった 親子ってお互いの人生にとってすごく大きな影響があって、強く結ばれているのって割と当たり前なことだと思ってたけど、それぞれの...続きを読む歩むべき人生があって選択権があるということに気付かされたし、それを忘れてはならないと思った
生き別れた母と娘の再会の物語。 それぞれの抱える事情が理不尽で苦しくて読み進めるのに心を削る場面が多かった。その分、再生や和解の描写が深く胸に残る。タイトルの背景が語られるくだりはぐっときた。「星を掬う」って良い言葉。詩的な美しさと、物語の中で意味を持っているところで文章の魅力が際立つ。やっぱり町田...続きを読むそのこさん好きだなぁ。
なんとも言えない気持ちになった。 親子関係、あと何度自分の親に会えるか分からない選択をしてるんだから、1回1回大事にしないとな、と思った。 どう大切にすればいいかも分からないけど、突っぱねるのはやめよう。
途中は胸を抉られるような場面も多く、こんなことが本当にあるのだろうかと苦しくなりました。 それでも読み終わった後は、ほっとした気持ちになりました。辛い過去を抱えながらも、それぞれが前を向いて歩き始める姿に救われた気がします。 認知症になっても大切な人を思う気持ちは変わらず、「生きなさい」という母...続きを読む親の言葉がとても印象に残りました。 過去に縛られるのではなく、自分の人生を生きること。人との出会いや支えによって、人は生き直すことができるのかもしれないと感じた一冊でした。
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