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Posted by ブクログ
P124 母と娘って背景によって異なるけど難しいな
彩子さんも千鶴もどちらも「捨てられた側」ではあるけど
母か娘で憎むか後悔するかが全然違う。
美保も母に捨てられたと思ってるかもしれない、歪むのも妊娠するような環境に居てしまうのもわかる
けどどちらが悪いわけではない気がする。
P138 千鶴にとって母と過した1ヶ月間の夏は心の拠り所で、辛くてもその思い出があれば頑張れたのだ
母に会った事でいい思い出から悪い思い出に変わってしまうのではないか。
P150 小さい頃の環境とかで形成された人格や物事って自身と一体化するから、変えることは中々できないし奥底にずっと埋まってる。
折り合いをつけて生きては行くけど中々変わらない。
それを10代で変えておくべきだ、30目前で変わってないのは幼稚だというのは第三者しか言えないと思う、私の性格が多少歪んでるから私は千鶴側だ。
P210 千鶴といる時は本当の聖子では無かった。
何でそうしたか。おかあちゃんが怒るから
→母は母で祖母に支配されていたのかな
P212の黒のベロア素材の靴をはこうとしたら「違うよね?」とピンクのキャラクター物の靴を履かせた、そしてほかの親と親が望んだものを履かないよねに共感をするために履かせた、怖すぎんか?
おかあちゃんが好きってより洗脳では。ほんで祖母が死んだから解き放たれて蒸発した、
星を掬うって認知症で思い出せない記憶の海から輝く星のようなものだけ掬えたらいいなってこと
過去の環境で大人になっても引きづることもあるけど、自分の人生なんだから引きづらずに生きていこうよっていうことが言いたかったのかな
「自分の人生は自分のもの。誰かの悪意を引きずって人生を疎かにしちゃいけない」
「自分の人生を誰かに責任を持たせてはだめ」
「成人してからの不幸は親のせいにしてはだめ」
「自分の人生は自分のとのよ、と。誰かのために消費してはダメ」
どこかで区切りを付けて頑張らなきゃ勿体ない
Posted by ブクログ
まず初めに記しておきたい。泣いた。笑ってしまうほど泣いた。
母と娘という関係を中心に展開される本作には、複雑な背景が絡み合いながらも少しづつ光を探ってゆくような暗い部分も多くあった。正直その場面でも涙ぐみそうになるが、ゆっくりと見えてくる光が感動の涙を呼んだ。
町田そのこさんの美しい文体で滑らかに読むことはできるものの、前半や途中に挟まる辛い描写には目を背けたくなるものがあった。前半にのめり込んで読むと、千鶴の他責にこちらまで縛られてしまいそうになるが、まとめて叱りつけて、縛り付けてくる重いものを取り払ってくれるような登場人物たちが本当に良かった。
やはり、母と娘という女親子だからこその苦悩や形容しがたい強い結び付きがあると思う。確かに親は子を育てなくてはならないけれど、育てられた子の不幸までをも親が責任を負う必要はないだろう。
けれども子は親のせいにしてしまいたくなるし、全て自分で背負い込むにはあまりに重い。
「わたしの人生はわたしのものだ」
当たり前のことのようで、強く意識できないこの言葉が深く刺さった。
母との付き合い方。どこまで甘えてどこまで背負うのかというのは非常に難しい。
Posted by ブクログ
久しぶりに町田そのこさんの本を読んだ。
私が思う町田そのこさんらしさが詰まった本。
途中、クジラ型のクッキーが登場する。
クッキーの種類は52種類。町田さんファンならクスッとするギミックだ。
人生は自分自身のものであって、他人に委ねるべきではないし、他人の人生に過干渉すべきではない。
さざなみハイツの住人を通して人と人との関わり方を綺麗に表現していて沁み入った。
加害者が救われようとしてはいけない。求められてもいないのに赦しを乞うのは暴力。
これも大事だなぁ。。
末尾の認知症に対する見解も非常に腑に落ちた。
自分の感情や記憶を海に沈めるのが認知症。その海から、ときたま感情や記憶の星を掬い上げる奇跡。
介護は綺麗事では語れないけれど、希望もあるんだね。
Posted by ブクログ
『星を掬う』を読んで、親と子の関係について改めて考えさせられた。
親から見えている世界と、子どもから見えている世界はきっと違う。同じ出来事を経験していても、そのときに何を感じ、どんな意味を持つのかはそれぞれ違うのだと思う。
親の不器用な愛情と、それを素直に受け取ることのできない子ども。育ってきた環境や親との関係が、その後の子どもの性格や生き方にまで影響していくこと。そして、親子だからこそ近すぎて分かり合えないこともあるのだと感じた。それでもやはり、母という存在は大きい。母は偉大だと改めて思った。
そして、若年性認知症という病気の恐ろしさも強く心に残った。
大切な人の中から、自分との思い出が少しずつ消えていく。自分のことを忘れてほしくない。親の記憶の中から自分という存在がだんだん消えていくことを想像すると、とても悲しく、怖いことだと思う。
そんな中で、残された記憶の海から、キラキラと輝くものを一つずつ掬い上げるように大切にしていく。そのように考えられることが、とても美しく、素晴らしいと思った。
大切な人と突然死別することと、相手は目の前にいるのに少しずつ自分との記憶を失い、離れていってしまうこと。どちらが悲しいのだろう、と考えた。でも、私には答えが出なかった。
親子でいられることも、お互いを覚えていられることも、決して当たり前ではない。だからこそ、一緒に過ごせる今の時間や、何気ない日々の記憶をもっと大切にしたいと思った。
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